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「がんばろう!岩手」意見交換会(平成28年7月11日 県南地区)

ID番号 N48815 更新日 平成28年9月23日

日時
平成28年7月11日(月曜日)10時30分から11時45分まで

場所
花巻市博物館

懇談テーマ
「岩手ファン拡大のための『おもてなし』」

参加者(敬称略)
・ 参加者(敬称略)
清水 隆太郎(株式会社 新鉛温泉 結びの宿 愛隣館 代表取締役社長) 
薄 衣 忠 孝(町井サイカチとカブト虫の里管理組合 組合長)
岡 島 親 吾(有限会社 枕流亭 代表取締役)
藤 本 忠 則(特定非営利活動法人 あすの黒岩を築く会 理事長) 
佐々木 尚子(一般社団法人 遠野市観光協会 チーフ) 
岩 渕 洋 子(一般社団法人 古都ひらいずみガイドの会 理事) 
・ 県 側
  知事、県南広域振興局長、秘書広報室長
 

開会

保室長
 それでは、皆さんおはようございます。今日はお集まりくださいまして、どうもありがとうございます。定刻にはまだ少し早いのでございますけれども、皆様おそろいですので、ただいまから県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会を開催させていただきたいと思います。
 本日は「岩手ファン拡大のための『おもてなし』」をテーマにこの県南地区におきまして、観光あるいは地域づくり、人の交流というようなことでさまざま御活動されています皆様方にお集まりをいただきました。お忙しいところ、誠にありがとうございます。
 今日は、私、県庁の秘書広報室長の保と申しますが、司会進行役を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 

知事あいさつ

懇談会の様子1

保室長
 早速ではございますが、開会に当たりまして知事から御挨拶を申し上げます。

達増知事
 皆さん、おはようございます。お忙しい中、この県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会、御参加をいただきましてありがとうございます。また、県議会議員の皆さんもお疲れさまでございます。
 「岩手ファン拡大のための『おもてなし』」というテーマでございますが、この「おもてなし」は普段から地域振興において大変大事なキーワードでありますけれども、一つは東日本大震災からの復興の中でも、特に今年度は観光の力を復興の力にということで、国の復興庁、また観光庁とも連携をしながら、特に「おもてなし」に力を入れているところです。そして、その復興の流れに並行し、人口減少対策としてのふるさと振興、この流れにおいても「おもてなし」が大事でありまして、観光、またさらに定住、交流といったところも含めて岩手ファンを拡大していくということが今非常に大事になっています。今日は、その「おもてなし」の最前線でそれぞれの地域、またそれぞれの分野で活躍している皆さんのお話を伺い、県政に取り入れていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

保室長
 続きまして、私の方から今日の出席者の皆様を御紹介していきたいと思います。
 それでは、こちらの方から御紹介いたします。株式会社 新鉛温泉 結びの宿 愛隣館の代表取締役社長でございます清水 隆太郎さんでございます。

清水隆太郎
 清水です。よろしくお願いします。

保室長
 花巻市東和町の町井サイカチとカブト虫の里管理組合の組合長でございます薄衣 忠孝さんでございます。

薄衣忠孝
 よろしくどうぞお願いします。

保室長
 次は、北上市の展勝地の有限会社 枕流亭 代表取締役の岡島 親吾さんでございます。

岡島親吾
 岡島です。よろしくお願いいたします。

保室長
 同じく北上市からということで、特定非営利活動法人 あすの黒岩を築く会の理事長でございます藤本 忠則さんでございます。

藤本忠則
 藤本です。よろしくお願いします。

保室長
 次は、遠野市からお越しでございます一般社団法人 遠野市観光協会のチーフをなさっていらっしゃいます佐々木 尚子さんでございます。

佐々木尚子
 佐々木でございます。よろしくお願いします。

保室長
 そして、平泉町からお越しくださいました一般社団法人 古都ひらいずみガイドの会の理事でございます岩渕 洋子さんでございます。

岩渕洋子
 よろしくお願いします。

保室長
 なお、本日は、県南エリアの選挙区から選出になっています県議会議員の皆様にも御出席をいただいています。大変恐縮ですが、私から順番にお名前を御紹介してまいります。
 川村 伸浩 議員、千葉 進 議員、佐藤 ケイ子 議員、木村 幸弘 議員、関根 敏伸 議員、名須川 晋 議員でございます。

保室長
 では、今日はこのメンバーでよろしくお願いします。
 それから、私の隣、県南広域振興局の堀江局長でございます。

堀江局長
 堀江でございます。よろしくお願いします。

保室長
 以上でございます。どうぞよろしくお願いします。
 それでは、皆様のお手元に今ちょうど配られていますお菓子とお茶がございますので、地元のPRということで、堀江局長の方からお菓子の紹介をお願いします。

堀江局長
 それでは、お菓子の紹介をさせていただきます。
 まずこちらのお菓子でございますが、これは地元花巻市宮野目の産地直売所案山子の焼きプリン大福でございます。見た目は大福でございますが、これは実はホイップクリームと焼きプリンが中に入っていまして、これを大福で包むという斬新なアイデアでございますが、これがまた絶妙な組み合わせでして、和と洋が見事に融合した一品でございます。この産地直売所の案山子だけで販売しているということもございまして、なかなか手に入らないということで、メディアにも多く取り上げられて、すぐに売り切れてしまうという人気商品でございます。冷蔵庫で冷やしていましたので、ぜひお召し上がりいただければと思っています。
 それから、飲み物の方でございますが、これも地元のプロ農夢さんの方で生産販売しています地元のハト麦100%のハト麦茶でございますので、こちらの方もあわせて御賞味いただければと思っております。ぜひお召し上がりながら、楽しく懇談させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

保室長
 今お一方、県議会議員が到着されましたので、御紹介いたします。
 高橋 孝眞 議員でございます。 

懇談

懇談会の様子2

保室長
 それでは、懇談に入りたいと思います。
 最初に、お一方ずつ2分ぐらいで自己紹介をお願いしたいと思います。
 それでは、青いはっぴがすばらしい清水さんの方からお願いします。

清水隆太郎
 皆さん、おはようございます。花巻市の花巻温泉郷の中で新鉛温泉結びの宿愛隣館という旅館を経営しています清水と申します。私どもの宿は、今年でちょうど56周年を迎えまして、昨年4月に社長に就任しまして3代目の若旦那ということになります。花巻で生まれ、その後、大学、専門学校、東京へ行った後に、石川県の和倉温泉 加賀屋という旅館で2年間研修してまいりまして、加賀屋さんは、いわゆる旅行新聞でプロが選ぶホテル・旅館100選に、連続1位を受賞されている宿で2年間研修して戻ってきて、はや14年ということになります。
 戻ったばかりの頃は団体旅行が多かったのですけれども、そこから個人旅行に変わっていく中で、インターネットを中心とした集客を早めに取り組みまして、今個人旅行、グループ旅行、団体旅行と幅広く集客をしているというところでございます。少し表現が悪いのですが、自分の採用活動では、うちは肉食旅館だよというような表現をしています。インバウンドも毎年毎年いろいろ取組をしていただいたり、宿でも取組をして、少しずつ今後も増やしていきたいと思っていますし、また今年、国体もある中で、より一層、旅館が元気になれば、やはり地域が元気になると思っています。
 「おもてなし」については、またこの後回ってきたときにお話したいと思いますが、自分ではやはり「思いを伝えるということが『おもてなし』だ」と思っています。
 本日はどうぞよろしくお願いします。

保室長
 ありがとうございます。よろしくお願いします。
 それでは、薄衣さん、お願いします。

薄衣忠孝
 私は、東和町でカブト虫ふれあい童夢を運営している町井サイカチとカブトムシの里管理組合の薄衣と申します。私の本業は農業ですけれども、昨年から集落営農を法人化しまして、現在、組合の運営に携わっています。また、平成21年から6次産業化をしまして、米、大豆等の加工事業を行っています。その他に農業、農家生活体験等の受け入れ等、都市農村交流事業にも携わっています。今日は、岩手ファンの拡大と、いわゆる「おもてなし」をどうするかということだと思いますので、そのことにつきまして少し意見を述べさせていただきたいと思っています。
 まだ時間が少しありますので、カブトムシの事業を御案内といいますか、お知らせしたいというように思っています。今年は7月の3日から童夢をオープンさせていただきまして、親御さんや子どもたちで大変にぎわっています。営業期間も1カ月足らずで、平日は営業しておらず、土日、祝日だけですので、10日、11日ぐらいでしょうか。大体1シーズンで8,000人ぐらいですから、結構おいでいただいていると思います。詳しいことは、また後で述べますけれども、そういうことで今本当にいっぱいの人に来ていただいていまして、今度の海の日には3日間の休みがありますが、そこが最大(の入れ込み)ではないのか。残念ながら子どもたちが夏休みに入る頃には少なくなってくるのかという心配もしていますけれども、そういう状況でございまして、ひとつよろしくお願いします。

保室長
 昨日、NHKの番組で紹介されたということだそうです。よろしくお願いします。
 それでは、岡島さん、お願いします。

岡島親吾
 おはようございます。有限会社 枕流亭 代表取締役、岡島 親吾と申します。有限会社といいまして、すごく小さな飲食店でございまして、展勝地の桜並木の真向かいにあります和食店でございます。創業が明治32年、今年で117年になるという老舗の部類に入るかと思うのですが、私は18歳で高校を卒業しまして、すぐ和食の修業の道に入りまして、東京に行って5年で戻ってきましてから父親の後を継ぎまして、私で今5代目ということになります。
 現在、北上調理師会、こちらの方も前年度から会長の方を務めさせていただいていまして、それから御当地グルメでまちおこしということで、北上コロッケまるっとLabという任意団体を立ち上げて北上の魅力を発信しようと日々奔走しています。
 また、地域への貢献としまして消防団にも入りまして、日々防災のことなどについて、うちの前が北上川という大河が流れていますので、昔から少しでも雨が降ると水が出るということで、今年は猛暑がとても心配されていますし、集中豪雨ということで、突然水が増えるところを目の当たりにしていますので、そういうことでいろいろと地域貢献も考えて日々生活しています。
 今日はどうぞよろしくお願いします。

保室長
 それでは、藤本さん、お願いします。

藤本忠則
 NPO法人あすの黒岩を築く会の藤本でございます。あすの黒岩を築く会は、皆さん多分御存じだと思いますけれども、北上川の東側、河東地区にございます。北上には大きな地域として16の地域がございますけれども、その中で小さい方から2番目ということで、小さい地域で一応頑張っている場所でございます。皆さんあそこの県道を通っていろいろ見ていると思いますけれども、主な大きな仕事としては産地直売所を立ち上げまして8年になります。それからNPO法人として5年。あそこの広場は、ちょうど地域の中心ということで、私どもは「まんなか広場」と呼ばせていただいています。いずれにしろ、私も一応サラリーマン時代を終えて12、3年になりますけれども、帰ってきたら黒岩自治振興会の役員となり、だんだん地域の人も少なくなるし、老人も多くなるということで、どうしたらいいかとそんな話から、「では地域の活性化に向かってとりあえず市内には大きい産地直売所があるけれども、地域に小さくても何か魅力のある産地直売所をつくっていったらいいのではないか。」というように考えて黒岩自治振興会の皆さんと話ながら産地直売所等をやらせていただいて、一応代表という座についていますけれども、一生懸命頑張っています。よろしくお願いします。

保室長
 ありがとうございます。
 それでは次に、佐々木さん、お願いします。

佐々木尚子
 一般社団法人 遠野市観光協会でチーフをさせていただいています佐々木 尚子と申します。遠野市の観光案内所、駅前の観光案内所で働いていますが、実は震災があった年に建設途中でございまして、震災の翌年にオープンしまして、今年で4年目ぐらいです。前の観光案内所に比べて広さも建物の雰囲気も全く変わったので、来るお客様は震災の関係で少なくはなりましたが、お客様へのサービスとして、休んでいただくところもできましたし、飲食店も入っていますし、あとは広い売店スペースも設けさせていただいています。事務所も観光案内所のカウンターの奥にありますので、オープンオフィスとして日々お客様が来るところで事務仕事をしながら、観光案内をする、そういう形で働かせていただいています。
 あとは、昨年度から営業の方に回って、岩手県内の温泉さんや、観光協会さん、市役所の方たちと協力し、営業させていただいているということで、よろしくお願いします。

保室長
 ありがとうございます。大分、遠野の駅前もきれいになって、立派になった感じですね。

佐々木尚子
 そうですね。

保室長
 ありがとうございました。
 それでは、最後に岩渕さん、よろしくお願いします。

岩渕洋子
 古都ひらいずみガイド会の岩渕洋子と申します。よろしくお願いします。私どもの会は、平成15年の8月に平泉の文化遺産が世界遺産に登録になりそうだという時期にガイドを養成しようということで、町と県のシルバー人材センターの事業として始められたものです。9名で始まった会で、私はその2期生ですが、シルバーを対象にしたガイドの会なもので、辞めたり入ったりと出入りがありますが、22名で始めています。このような会議に出席させていただいたり、あとは釜石のボランティアガイドの立ち上げに携わったり、住田町のガイドの立ち上げや、秋田県の教育委員会でこういうボランティアガイドをつくるときの研修会のお話をしに行ったりと、仕事が多岐にわたってきています。
 そして、今までの任意団体ではとても対応し切れなくなったといっては語弊がありますけれども、きちっとガイド組織に法人格を持たせようということで、この4月に一般社団法人化しています。そして、昨年までは私のように立ち上げのころから携わった者が係をやっていましたけれども、この5月からは若いといってもシルバーですが、50代後半とか60代の前半の方々が携わっています。
 岩手県でおもてなしマイスターという制度をつくりました。私たちの会には、その時の講習を受けた者が5名います。継続会員でおもてなしマイスターとして自分のガイドを指導する他に、秋田県に行ったり、よその会に行ったりして指導しています。私どもは、平泉の文化遺産を最前線でお客様に紹介するという自覚を持っています。ですから、第一印象をとても大切にしています。言葉遣いや身のこなし、あるいは服装に至るまでお互いに第一印象の大切さを心がけてガイドしています。
 以上です。

保室長
 ありがとうございました。
 様々な御活動をされている皆様で、これからが楽しみでございます。それでは早速ですけれども、今日のテーマでございます「おもてなし」ということを中心にいたしまして、今度はお一人大体4分ぐらいでお願いしたいと思います。
 この回りにつきましては、お二方ずつ終わった後、知事の方からそれぞれコメント等を入れさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、また、最初からで恐縮ですが、清水さん、お願いします。

清水隆太郎
 それでは、よろしくお願いします。今回のテーマを考えたときに、うちでやっている取組、思いというのをお話しできたらと思いまして、1枚だけ資料を用意してきました。うちの宿は、1泊2食で、いわゆる料理がよくてお部屋がいい、風呂がいいとかというだけではなくて、これからは思いをお客様に伝えていきたいと思っています。
 そのうちで取組をしているのを御紹介できたらと思うのですけれども、1つはウェルカムベビーのお宿というのを認定いただいています。ウェルカムベビーのお宿というのは、全国のホテル、旅館を認定している制度で、当館は2011年の7月に認定いただいて、あと今年になりましてつなぎ温泉の4館さんでも認定いただいた制度なのですけれども、震災前から当社では赤ちゃんプランを販売していました。赤ちゃんプランとは、赤ちゃん連れで旅行へ行くときに荷物が多くて大変だとか、急に赤ちゃんが発熱したらどうしようとかというようなところの不安とか不満を解消したプランになっていまして、うちに泊まると例えば、「紙おむつが換え放題で用意しています。」とか、「急な発熱でキャンセルしなくてはいけなくなっても当日の朝8時までの連絡だったらキャンセル料は要りません。」とか、赤ちゃん、うんちして紙おむつを換えたときにごみ箱にふたがないと困ってしまうから、ふたつきのごみ箱を用意しているとか、大浴場貸し切り風呂に赤ちゃん用のシャンプー、ボディーソープがある、ベビーバスがある、湯温計があるとか、細かい配慮をした施設が認定いただくような制度なのですけれども、ちょうど私も40歳になって、遅ればせながら、4月16日に長男が生まれまして、より実感しているのですけれども、紙おむつもお父さん、お母さんから「助かるよ。」という言葉もいただいていて、ちょうど先月からはグレードアップして新発売となった紙おむつ商品になって、より好評いただいているというところでございます。これは一つの事例で、宿屋がお客様に喜んでもらうためにという切り口で、これは赤ちゃんプランというのをやっています。
 もう一つ目がピンクリボンのお宿ネットワークという会に入って取組をしていまして、いわゆるピンクリボン活動というのを宿屋としてやっています。残念ながら日本人の女性のうち12人に1人が乳がんになると言われていまして、将来的には8人に1人というくらいに、女性のがんランキング1位が乳がんという中で、みんな誰でも病気にはなりたくないのだけれども、なってしまうのが病気で、検診というのが大事になってきます。けれども、岩手県でも去年の岩手日報さんの記事だと34%ぐらいしか検診を受けていないということで、残念ながら日本人の方が検診を受けていないので、気付いたときに手遅れで5年後、半分ぐらいの人が亡くなってしまうという話も聞いたことがあるのですけれども、うちとしてはそういう検診の啓蒙活動であったり、手術をされた方が5年間治療されて、いつ再発するかどうかと心配しながら治療を終えて、5年間で1,000万円ぐらい治療費がかかるそうなのですけれども、ふと旅行に行こうかと思ったとき、大浴場へ行って片胸がない状態を女性同士でも見られたくないというお話もあるそうでございます。そういうときに今、入浴着という、いわゆる水着ではないけれども、胸を隠すようなサポーターを着てお風呂に入れるなんていうものも売っているのですけれども、他のお客様の理解がないと、「何じゃこれ。」というように見られるという中で、自社ではオリジナルのポスターをつくって脱衣場に張って理解をいただいたり、あと新潟県や長野県ではそういうポスターを県でつくっていただいていたので、岩手でもつくってほしいということで、2年前に担当へお願いして、今年できまして、うちも県で作成いただいたものを脱衣場に張っているというところでございます。この乳がんに限らず、手術された方や、体調が悪い方、そういう方でも気兼ねなく旅行して楽しんで帰ってもらいたいという思いでこういう活動をしています。
 もう一つは、恋人の聖地サテライトというのがありまして、全国にカップルのデートスポットみたいなものがあって、岩手県内でも3カ所か4カ所ある中で、恋人の聖地サテライトという、それを応援する一般企業に当社は認定いただいていまして、花巻温泉さんも先日認定いただいたのですけれども、少子高齢化の中で、今、一人でいいという人が多い中で、カップル旅行を応援しようというのがこの恋人の聖地サテライトの活動です。具体的にはカップル旅行のための記念日のプランをつくったり、サプライズプロポーズのお手伝いをしたりしています。
 あと、地域で取り組んでいる「はなまき朝ごはんプロジェクト」という取組で、昔は温泉旅館というとお互い外から明かりを見て、「ああ、客がこっちへ入っているな。」と、少しけんかし合っていた時代もあったのですけれども、息子世代になり少し状況も変わりまして、これからは地域で花巻や岩手の魅力をつくって伝えていくということが大事だと思って、地元の愛隣館と志戸平さんと藤三旅館さんの3館の若旦那が集まって農家さんと一緒に野菜を仕入れて朝食で提供するというような取組をしています。この取組のいいところは、地産地消といって、ただ単に地元の野菜を仕入れるという八百屋さんにお願いするとできるのだけれども、そうではなくてやはり旅館の経営者が自ら農家さんのところに出向いて生産現場を見たり、思いを聞いて、調理長も一緒に行って聞いて、それを調理した形でお客様に出して、お客様の感想を農家さんにフィードバックするということをいわて希望ファンドの農商工連携の補助金を頂戴しながら取り組んでいるのですけれども、やはり、昔と違って地域でまとまって取り組むということがすごく大事だし、それがおもてなしになるのではないかと思っています。
 最後にISOについて、ごみの焼却費も今度上がるということですが、温泉旅館はやはり温泉という地球の資源の恩恵をいただいて商売しているので、企業としても省エネやごみの削減ということに引き続き取り組んでいきたいと思っています。
 少し自社のPRばかりになりましたけれども、おもてなしはその地域に住んでいる人や、地域の宿屋の経営者だったり、社員の思いをお客様に伝えていくということが一番大事なのではないかと思っていまして、そういう思いを持ちつつ、国体、インバウンドなどの取組に今後つなげていきたいと思っています。以上でございます。

保室長
 ありがとうございました。
 それでは、薄衣さん、お願いします。

薄衣忠孝
 私たちがカブトムシの事業に取り組んだのは平成6年でございました。記憶にあると思いますけれども、平成5年は大冷害の年でした。平成6年にまちでは、元気をなくしている地域、農家、全てそうだったのですけれども、「100万円を集落に出すので、知恵比べをやって元気を出してください。」と、「何か事業をやってください。」というような知恵比べ事業が始まったのです。その時に我が地域も100万円をいただいて、何をやろうかといろんな話をしました。若い人たちが考えてくれというようなことで、若い人たちでいろいろと話をした結果、実は当地域に昔から、サイカチの木がいっぱいあり、天然記念物の巨木もありまして、そこにカブトムシがたくさんいたのです。実は、サイカチの木というのは、カブトムシの大好きな樹液を出す木なのです。これがいっぱいあったものですから、私ら子どもの頃はもう遊びといえば、そのサイカチの木に行って専らカブトムシ取りでした。そういうことで、誰かが「カブトムシの養殖をやってみないか。」という話が出ました。これは、技術も何も、子どもの頃から全部知っていますので、「それはいいことだ。」となり、すぐ取り組めたということでした。取り組んだ年からたくさん生まれるわけです。それをどうしようもないので、子どもたちに分けてあげても次々と生まれるものですから、これはビジネスにつなげるべきだという話になりまして、販売も兼ね、子どもたちと触れ合いができるような「童夢」の建設へと移っていったというところです。「童夢」の建設は平成8年でしたけれども、そういうことで事業が拡大をしていったということでございます。22年ほど経過しましたので、今ではまちの夏の風物詩と言ってもいいかと思っています。
 「童夢」運営の事業を立ち上げた時に目的は二つあったのです。一つは、地域を活性化させたいという大きな目的がありました。これにはいろんな方法があるのだろうと思います。人が集まる場所を何かつくらなければいけないということです。これもいろんなことがあるわけですけれども、幸いにして私たちはカブトムシに着眼しましたので、これを仕掛けにして人を呼べないのかということを考えまして、これに力を入れたということでございました。ですから、何もこれだけではないのですけれども、これを起爆剤にしていろんなものを仕掛けていこうというようなことを考えたわけです。
 当時、今から20年ほど前ですから転作、いわゆる水田の転作をどうしようかと地域、地域で困っていた時期がありました。さまざまな作物に取り組んだのですけれども、なかなか定着しないという問題もありました。当地域でも全くそのとおりで、奨励作物にさまざま取り組んだのですが、転作田を活用できないかということで、カブトムシの養殖に転作田を活用したのです。作物以外の活用だということで当時は話題を集めた事業です。そういうことで、中山間の転作田を作物以外で活用した事業展開という事例を立派な言葉で言えば示したということでございます。人が集まれば、またそれを見て何かやっているのかと思ってまた人が集まるという、これが相乗効果なのだろうというように思います。
 私たちの集落というのは、たった45戸の集落なので、本当に小さい集落なのですけれども、地域の人たちは、1シーズンに7,000人から8,000人も来るものですから、これを黙って帰していいのかということになりまして、何か地域の特産品を作って売らないかというような話になりまして、ふれあい産直東和を童夢のそばのテントで展開したということでございます。当然、おいでになる方々は県内外から来ているものですから、地域の特産品だということで買い求めていくということで、そうすると地域の人たちも、「いや、よかった、よかった。」と、非常に活気のある地域になってきたということでした。
 せっかくおいでになる方々のために、何か地域に来て心に残るような、一口でいうとおもてなしということなのだろうと思いますが、よかったというようなそういう心に残るようなことをさせたいと思って、花火を上げたりして祭りも期間中にやったのです。それも結構よかったです。また、それに人がどんどん集まるという、地域、地区になりまして、目的の一つは達成されたと思います。
 また、やがて将来の地区を背負って立つ子どもたちに夢を与えたいというのがもう一つ大きなテーマとしてありました。私たちの子どものころとは違いまして、今、カブトムシは、残念ながら屋外ではほとんど見られません。ですから、子どもたちを見て、より自然に近い形で、自然やカブトムシと触れ合っていただきたいということ、これが情操教育の面で子どもたちに夢を与える事業になるのではないかということで、これに私たちは思いを託しました。
 また後で話しますが、実は去年、私たちの集落の農業は法人化をしたのです。これも言ってみれば地域の農業がこのままではだめだというようなことから法人化をしたのですが、法人化をしただけでは一向に何ともならないので、やはりそこでとれる地場産の素材を生かした特産品開発をしなければ、特に中山間の地域は平場と違って土地利用型というのはやりづらいのです。ですから、中山間の特性を生かした何か工夫をしないと、集落営農を起こしたとしても、なかなかこれは前に進めないということがありました。それで、地域の素材を生産して、それを加工して販売するというような6次産業化を目指すべきだというのが一つ大きなテーマとしてありました。ですので、当時また着眼したのは、米の消費拡大ということもありまして、米粉のパンをつくることにしました。
 いずれ集落に対して何か人が集まれるような魅力のあるいろいろな仕掛けをつくらないと人が集まってこないというのが、私たちが一番気にしているところでございまして、そういうものは農業と、1つはカブトムシの事業のような観光的なものをプラスしながら、そしてお客様方を呼び入れて地域の活性化につなげていきたいというようなことが今私たちのこれからの方向として考えていることでございます。

保室長
 それでは、今お二方からお話ございましたので、知事の方からお願いします。

達増知事
 清水さんのところは、ウェルカムベビーやピンクリボン、恋人の聖地サテライトなど、人口減少対策にもつながるようなことを観光の枠組の中で取り組まれていて大変すばらしいと思います。そして、旅館同士で連携しながら、農家と一緒にやって消費の現場と生産の現場をしっかりつなぐというのも、岩手の農業の在り方としても、農業サイドから見ても大変ありがたいことだと思います。ぜひその調子でやっていただきたいと思います。

清水隆太郎
 はい、ありがとうございます。

達増知事
 薄衣さんのところは、カブトムシの養殖を夏休みの宿題で育てるのは確かにできますけれども、あれを大規模にやって、そこに大勢の人を招くというのは、やはりそう簡単なことではないと思うのですけれども、アイデアと実行力がきちっと合わさって成功させたというのは本当にすばらしいことだと思います。
 また、産地直売所と組み合わせて時代に合った形に農業の方も発展させていくということで地域振興になっているというところが大変すばらしいので、こちらもその調子でぜひ頑張っていただきたいと思います。

保室長
 ありがとうございました。
 それでは次に、岡島さんの方からお願いします。

岡島親吾
 私は飲食店というものを営む傍ら、様々な活動に参加しているのですけれども、その中で今回、北上コロッケという部分が「おもてなし」につながるものかなと思いまして、こちらをお話しさせていただきたいと思うのですが、そもそも北上コロッケを始めたのが10年前になります。その時は、飲食店のメンバーが集まるたびにお客様から「北上の名物は何。」と聞かれると「何だっけ。」となかなか答えられなかったのです。季節では、秋になると二子の里芋の芋の子汁などがあるのですけれども、年間通して食べられるものというのはなかなか見つけることができない。大体、どの地域でもそういう昔から食べられているものというのは眠っているものでして、それを掘り起こすことによってお客様を呼び込むというような展開の方法というのもあるのですけれども、北上市の場合は探しても探してもなかったのです。後からわかったのですけれども、北上市というのは物流の拠点で、伊達藩と南部藩の境ということもありますし、北上川を使って船で江戸との行き来もしていましたので、陸路よりも早く海運によって江戸の文化というのは北上に流れてきていると、そういう流れが実は最近見えてきました。その当時というのは、そういうことが全くわからない状態でしたから、「名物がなければ、作ろう。」という安易な発想でスタートしたのですけれども、北上コロッケというのを当時の北上調理師会青年部の若手メンバーが考案して発表させていただいて、各お店で展開したという流れなのですけれども、大体こういう御当地グルメとして新しいものをつくっても数年経つと大体消えてしまうというのがパターンなので、これをいかにして残していくかということを同時に考えてやったのが、調理師会ですから、料理教室の講師ということもできるので、お母さん方を呼んで里芋のコロッケを作って、「これが北上のコロッケですから、子どもたちにも食べさせてください。」というように食文化として定着させようという考え、これらをずっと広めていったわけです。
 それをやっているうちに出会ったのがB―1グランプリというものです。このB―1グランプリというのがかなり特殊な考えのイベントでございまして、「御当地グルメを売ってはいけません。」と言うのです。御当地グルメがなければ成り立たないイベントなのですけれども、「御当地グルメではなくて、あなた方が住んでいるまちを売ってください。」というイベントです。これについて話し始めると1時間ぐらいかかってしまうので、割愛させていただきますけれども、つまり御当地グルメというのは一つのツールであって、そのまちを自分たちが「すばらしい街ですよ。」というPRをしながら、その御当地グルメを勧めて、まちに興味を持ってもらって、実際に来てもらってまちを回るという考えがそのB―1グランプリなのです。
 そこで、大分勉強しまして、そういう方法でお客さんなど人が来るようになるのかということをいろいろ研究したところなのですけれども、実際にやり始めてから気がついたのが、自分たちの住んでいるまち自体を我々が知らなかったのです。今、車文化なので、車で取り過ぎているところに実はいろんなものが眠っていたりするというのを後から気づきまして、この北上コロッケを使ったまちおこしの活動の一環としまして、「北上コロッケまるっと探検隊」というのを結成しまして、実際に我々でまちを歩いて、普段、見落としがちな場所を再発見して、これをフェイスブックやツイッターなどのSNSを活用して全国に発信するようにしています。つい最近も北上線、これを活用しようということで、北上線に乗って西和賀町まで行って、そこでお弁当としてコロッケを食べて、途中下車しながら帰ってくるということをメンバーでやりました。すごくいい場所ばかり紹介したくなるのですけれども、実際見えてきたのは荒廃した家だったり、廃墟だったり、そういう部分が目についてしまいまして、でもこういうものも発信していかなければいけないのかということも考えましたけれども、事実は事実でありますので、いいところと合わせて、「実はこういうところもありますよ。」という情報発信もしています。
 つい先日やったのが旧奥州街道を歩いてみようということで、北上の伊達藩と南部藩の境から成田一里塚というのがあります。ここまでの大体14キロの区間を3時間弱かけてみんなで歩いてみたわけですが、実際、自分たちが思っていた奥州街道とは全く違うところに旧奥州街道が眠っていたというようなこともありました。こういう活動をしていきますと、既存の北上市のガイドマップには載っていない、北上の奥深い部分を再認識して、いずれその北上のマップと我々が探検して歩いたというマップを組み合わせることによって、よりディープな情報発信ができるようにと取り組んでいます。いずれこれが県外からお客様がいらした時に、自分たちが「ああいうところに行ってみてください。」、「こういうところ行ってみてください。」、「すごくおもしろいですよ。」というように語れるのが「おもてなし」ではないかということで活動しています。以上です。

保室長
 どうもありがとうございます。
 それでは、続きまして藤本さん、お願いいたします。

藤本忠則
 私どもとしては、先ほどお話ししましたが、まず取組としては産地直売所がメーンでございます。産地直売所につきましては、会員が約80人おります。その会員に話しているのは、まず品質と安全ということで、「品質はとにかく朝どりだよ。」と、それから「安全は薬を余り使うな。」と、「最低限の薬だけ使いなさい。」という指導をしながら一応、産地直売所で毎日、朝どりしたものを出していただきます。地域には若い人はいませんので、生産しているのは、高齢者の方々です。ですから、運転もできない方々もいますので、私ども職員などが回収に行く。それで、朝9時までに持ってきて並べる。それがまず一つの取組内容ということで、産地直売所におきましては今言ったような方法でやっています。
 それから、地域の魅力づくりということで、それは年に2回の水車まつりと芸・農・まつり。この芸・農の「農」は農業の「農」でございまして、水車まつりと芸・農・まつり、水車まつりはこの間終わりましたけれども、6月、芸・農・まつりは10月ということでやっています。産地直売所については、地域がお米と昔はリンゴしかなかったのですけれども、そこに今現在はリンゴもジュース、あるいはジャム等に加工して売る。それから、たまたま黒岩地区に約5,000頭以上いる豚舎がございますので、そのお肉を活用しまして、「黒岩豚太君」というネーミングで今、売り出しています。地域の魅力づくりということで、これは北上市のふるさと納税の部分に一応一緒に出させていただいて、昨年度は5,000円のものを3,000セット発送しています。大分、リピーターが多くて、最近では直接、買いに来るようになっています。
 それと、NPOの仕事としては、高齢者が地域で30%以上に増え、ひとり暮らしが結構いますので、やはり1人でいるのもあれですので、月に1回はまんなか広場の夢工房の中に来ていただく、あるいは来られない時にはこちらから行ってお茶っこ飲み会ということで、何も別にテーマは設けませんけれども、雑談するような会を月1回はやらせていただきます。
 それから、魅力ある地域というのですか、里山再生も含めましてNPOとしては薪の駅という部分もやらせていただいております。
 それと、グリーンツーリズムを受け入れしています。つい6月には学習院の初等科を受け入れまして、農家体験等をやらせていただいています。
 活動する上での課題といったらやはり集客です。地域の方は、みんな農家ですので、そうそう買いに来ませんので、北上市内以外の集客をどうしたらいいのかというような問題に今、我々は取り組んでいます。周りには大きい産地直売所がございますから、大きい産地直売所に負けないもの、お米だったら黒岩めでた米、豚だったら黒岩豚太君というようなネーミングをつけまして、いろいろとやっています。例えば、東京の銀河プラザや江東区まつりなど、その辺にも毎年出店しています。大分好評を得まして、リンゴ等も箱で随分出るようになりましたし、お米も出るようになりました。そのような活動をしながら今やっていますけれども、集客ということで、おもてなしも含めると、先ほど岩渕さんが冒頭でお話ししていましたけれども、来たお客さんにいい印象、第一印象をどういうようにして与えるのかと。農家の会員さんは汚れた格好で店には入らないで事務所や裏の方できちんと持ってきた品物を整理したり、パートさんを3人雇っていますけれども、パートさんにはきちっとした服装と笑顔ですね、「挨拶と笑顔は絶対忘れるな。」と、私は、裏でよく見ていますけれども、笑顔がなかったらすぐ朝から怒ります。「ここの職場に来たら笑顔だよ。」と、「お客様には笑顔で、言葉遣いは地域の言葉の方言で結構。」ということで、その辺をやりながら、今この産地直売所運営と、それからNPOの活動をやっている次第でございます。
 以上です。

保室長
 ありがとうございました。
 それでは、ここで知事の方からお二方にお願いします。

達増知事
 北上コロッケというのは、大変成功しているのだと思うのですけれども、なるほど、そういえば調理師会青年部で作ったということで、おいしいですから、料理としてのクオリティーが高いということがやっぱり大きいと思います。二子芋のクリーミーな感じが何かクリームコロッケみたいな風味で、肉もしっかり入っているし、あと食べてお得感もあり、食べてよかったという感じのコロッケになっていて、なるほど、B―1グランプリというのはその後だったのですね。うまくそういう企画にも乗って地域おこし効果を発揮しているのだと思います。
 それから、まるっと探検隊で地域をディープに深めていくというのは大事だと思います。私も東日本大震災からの国の復興構想会議やその復興推進委員会で報告書をまとめる際に、「ローカルダイバー」というのを提唱しまして、それが報告書にも言葉が入っているのですけれども、地域に潜るという意味でローカルダイバー、地域の魅力を潜って発掘するというか、潜ってとってくるというか、それはドラマ「あまちゃん」の海女さんのイメージ、また琥珀を掘るイメージを重ねているのですけれども、そういうのがやはり地域振興の中で非常に大事だと思います。
 そして、黒岩でありますけれども、私もおそばでしたか、いろいろごちそうになったのを思い出します。

藤本忠則
 平成24年の9月でございまして、ありがとうございます。

達増知事
 大変いいものを生産されている、そういう地域の特産品を生かして人が集まる場を作られていると思います。県の「元気なコミュニティー100選」にも早い段階で選ばれているところで、全県に対して先進地域としてアピールできるところでもありますので、ぜひこの調子で進んでいっていただきたいと思います。

藤本忠則
 ありがとうございました。

保室長
 それでは次に、佐々木さん、お願いいたします。

佐々木尚子
 遠野市観光協会の役割として、やはり遠野にある観光資源をどうやってPRしていくかということが私たちの仕事だと思っています。今一押ししているものと、これから押していきたいものを少しお話しさせていただきたいのですが、遠野市はホップの生産がすごく多くて、キリンビール株式会社さんと提携しまして、毎年秋に遠野産ホップを使ったビールということで限定発売させていただいています。遠野に高校が二つあるのですが、農業高校の遠野緑峰高校でそのホップを獲った後のホップのつるを使って何かできないかということで、緑峰高校の生徒さんがホップから和紙をつくっているのです。今国体に向けてカウントダウンをしている、そのカウントダウン表示の紙を全てホップ和紙を使っていたり、販売する商品も今ホップのしおりやはがきも緑峰高校さんの方で作成しているのですが、問題がありまして、普通の和紙をつくるよりはホップから和紙をつくるという段階に至るまでの工程がすごく大変で、生徒さんが2時間かけてA4の紙1枚できるかできないかというくらいの材料しかとれないということで、市役所と伝承園という観光施設があるのですが、そこの方たちと計画を立てて、伝承園の中で体験としてホップ和紙をつくれないかという話を今進めているところです。和紙をつくる工程の問題がクリアになれば、緑峰高校の高校生が考えたホップ和紙、これはコンテストで賞をいただいていますが、これを観光施設で体験できるというPRに使えるかなということです。緑峰高校さんがつくっているホップを使って、冬に「遠野町家のひなまつり」というイベントを開催しているのですけれども、そちらの主催団体が遠野商工会女性部さんなのですが、商工会女性部さんの皆さんが材料を加工する工程を手伝いましょうということで、冬の時期にお手伝いに行って、できたホップの和紙を、遠野町家のひなまつりに来場していただいたお客様に抽選でプレゼントをするというような形で使っていたりしています。これは、本当に伝承園で実現できるようになればいいなということで、実現できたらこれからPRを頑張っていきたいと思っていることです。
 今、遠野市に観光客が年間200万人に届かないぐらいなのです。200万人を目指そうということで、目指し始めて5、6年が経っているのですけれども、本当にぎりぎり届かないぐらいなので、どうしたらお客様が来てくれるのだろうということで、遠野にはカッパ淵という観光名所があり、近くに伝承園もありますし、カッパ淵のカッパおじさんって御存じですか。あの方2代目なのですが、2代目になられたときにカッパ淵にいて、初代の方の話をして、カッパ淵の説明をして、でもお客様にお見せする何かが欲しいということで、当時の遠野市役所の観光課に相談されたそうなのです。その際に、「ではカッパを釣っていいですよ。」というカッパ捕獲許可証を、運萬さんというおじさんなのですが、その方にだけ発行したのです。それを見せながらお客様に御案内をしていて、とても評判がよかったので、平成16年に試しにカードタイプにして売ってみるかと、その当時の事務局長が言い出しまして、100枚ぐらい売れればいいかということでつくって、新聞に取り上げていただいたのです。何月何日から発売ですと。初日で100枚がすぐなくなってしまいまして、その後は、今は印刷会社に頼んでいるのですが、当時は100枚ぐらいだったので手づくりしていたのです。それもやはり話題に使えるので、これをもう少しPRに使えるようにというように思ってつくったのが、この私の名刺で、カッパ捕獲許可証になっています。すみません。何でもカッパで押してしまっているのですが。

保室長
 この裏の方ですね。

佐々木尚子
 そうですね。名刺交換させていただいた方限定で、お会いしてから1年ぐらいカッパが獲れますよという明記と、あと許可番号が書いているのですけれども、ここの番号がトオノニイクイクになっているのです。営業に行った際とか、名刺の裏面の話を、カッパ捕獲許可証の話を取っかかりにしてお話をして営業させていただいていて、やっと12年目ぐらいになりますかね。
 「少し話が小さいよ。」と言われたことがあるのですけれども、このカッパ捕獲許可証、実は本人の写真と名前と住所が入るものがあるのです。それは、観光案内所に来ていただいた方限定で販売しているので、絶対遠野に来ていただかないとつくれないというもので、最初の年は何十枚売れたかなぐらいなのですが、昨年度は1,400枚ぐらい売れました。その中で、更新型なので、毎年毎年更新に来てくれる方がいらっしゃるので、たとえ千何人であってもリピーターにつながっているのではないかということで、年々続けています。もう10年を超えましたので、「この後どうするの。」とお客様に心配されているところはございます。
 先ほどお話ししたカッパ淵と伝承園を、私今一押ししているのですが、カッパおじさんがどちらの施設も案内をするのです。それがすごく評判がよくて、何がいいかというと、やはりまた私も名前を出してしまいますが、岩渕さんがおっしゃっていたように、来ていただいたお客様に対する笑顔や気持ちなど、そういうものがお客様に伝わっていることだと思うのです。ただ、そういうようにしていただくためには、私の仕事としてどうすれば遠野にお客様が来ていただけるかということを考えていかなければならない、PRをどうするかという。十何年前からか、花巻・遠野・平泉観光推進協議会という組織がございまして、クラシック街道ということで、一緒に営業活動させていただいたり、パンフレット等を作成させていただいたり、本当に遠野というだけでお客様が来ているというようにもしかしたら遠野市の人は感じているかもしれないのですけれども、実際遠野という名前だけ知っていても、どこにあるか、岩手県の中にあるのかどうかさえわからないお客様もいらっしゃるので、「遠野といったら、あっ、これだよね。」という何か一つ大きな印象を持てるような、そういうPRができていけばいいと考えています。以上です。

保室長
 ありがとうございました。
 それでは、最後に、岩渕さん、お願いします。

岩渕洋子
 よろしくお願いいたします。私の方からは、平泉の観光の現状と、それから今後に向けてということでお話し申し上げたいと思います。
 まず、おかげさまで平泉が世界遺産に登録になりまして5年目になりますが、登録になった平成23年、24年、25年は怒濤のごとくお客様にいらしていただいて、非常にありがたかったと思います。ただ、怒濤のごとく来るというのは、非常にお客様もいろいろで大変な状況でした。私どもガイドも毎日毎日つつがなくお客様との予定のとおりにガイドをこなすということが精いっぱいでした。その後、平成26年度からは大分落ちついてきまして、前年度比80%ぐらいになっています。今年度は、今のところ昨年度と同じです。減ってきていないということですから、高どまりということになります。
 私どものガイド件数からいうと、世界遺産になる前の平成21年、22年はガイド件数900件前後、1,000件に及ばなかったのです。現在、最高のときは4,000件ありましたけれども、その後ずっと減ってきまして、昨年度は2,179件、今年度は世界遺産登録5周年ということと、あと県の方で希望郷いわての宣伝をしていただいていますから、それとタイアップして、大体昨年度と同じで98%ぐらいで現状進んでいます。秋に向けて国体が入ってくると、去年よりは少し多くなるかなというように、現在、平泉観光としては高どまりで進んでいるところです。
 ただ、お客様の傾向は、最初の頃はエージェントさんがバス何台かでどんと連れて来るお客様でしたが、今は、個人客に変わってきています。それから、外国のお客様が増えてきています。その個人客のお客様も、私どもホームページを持っているのですが、そのホームページを新幹線で見てとか、前の日、東北の旅行に出てきて、宿で見て、その次の日の朝の旅行など、とっさに頼まれる状況になってきています。一番は、テレビで放映された次の日はものすごいということです。例えばテレ朝の「ぶっちゃけ寺」なんていうので放送されると……

達増知事
 ありましたね。

岩渕洋子
 ええ。その次の週の土日はものすごく増えるということで、やっぱりテレビの影響は一番大きいのですが、ただ口コミもかなりあります。「ガイドさんがこうだったよ。」とか、「あそこはよかったよ。」という口コミが意外と世の中では多いのかなというように思っています。
 こんなに来ているお客様をさらに岩手県中に行っていただくようにはどうすればいいかということになるのだと思うのですが、ただ残念なことは、私どもに来ていただいているお客さんが全部岩手県を回っているかというと、そうでもないというのが実情で、それは私どもが乗るバスでわかります。お客様が乗って来てくれるバスが岩手県交通や県北バスではないのです。秋田県や仙台ですね。それから福島、あるいは東京の方のバスに私たちが乗って平泉を御案内するのですが、終わった後は花巻温泉や新鉛温泉に行くお客さんもいらっしゃいますが、平泉から南へ帰るというお客様が多いのです。このお客様方を平泉を核としながら岩手県内をめぐっていただくにはどうしたらいいかということで、二つ提案を申し上げたいと思って来ました。私どもがやっているというわけではないですが、御提案ということで聞いていただければありがたいと思います。
 実は、こちらに四寺廻廊という、これ御朱印帳です。円仁慈覚大師様が開いた四つのお寺、中尊寺、毛越寺、松島の瑞巌寺、それから立石寺とあります。宮城県と岩手県のお寺です。それをめぐるクラブツーリズムの商品なのですが、こういう御朱印帳を買っていただいて、4カ所に御朱印をついていただくと、四つのお寺を回ったという旅の記録が残るわけですね。私は、平泉に来たお客様を2泊3日、あるいは3泊4日で岩手県内をめぐっていただき、その時にスタンプラリーというような紙ではなくて、やはり御朱印帳のような何か旅の記録が残るもの、それを岩手県に行った、遠野に行った、愛隣館に泊まった、中尊寺に行ったよねという、旅の記録が残るようなものとセットにして売り出していただければいいのかな。これは、私どもだけでできることでないですので、一番はエージェントさん、旅行会社との組みようになります。実はこのツアーは10年以上続いている人気の商品です。これは、春、夏、秋、冬とあるのです。春は桜を中心に中尊寺にいらして、夏はお祭り、お祭りのときは青森県まで行くということになります。秋は紅葉で、これは十和田と八甲田が入ります。鳴子が入ります。そのような商品を作っていただいて、ネットワーク化して、岩手県内をめぐって、宮沢賢治も入れて、それから石川啄木も入れて、愛隣館も入れて、カブトムシも入れて、遠野も入れて、そうして岩手県中を2泊3日あるいは3泊4日、そしてそれをシーズン4つ作ればいいですね、春、夏、秋、冬とめぐっていただく。そうすると、お客様にはこういうのが4冊残るとか、5冊残るとかというようにしたらいい。それが1年間で回るのではなくて、今年は中尊寺まで行ったら、来年は玉山まで行こうとかというように、ここに旅の記録が残るようにして、それを埋めるような企画があればいいのでないか。ネットワーク化というのでしょうかね。そういうことをしていただければ、中尊寺に来たお客様も全て県内をめぐれるようになる。すごく岩手県にいい名前がありますよね、「黄金の國、いわて。」とか、「希望郷いわて」とか。だからそれをここのところに、希望郷いわてを回りましょうとか、希望郷いわて、どこどこ、どこどこと入って、それが1年間または、2年かけても。
 実は、私、こういうガイドをしていまして、四国のお遍路をやったのです。3年かけて88カ所回ったし、あとは別格遍路というのも回ったのです。そうすると、あちらではお遍路さんは1回でなく何回もおいでくださいというシステムなのです。そうすると、1回行ったときの御朱印帳は緑とか、2回目行くと水色とかというように変わってくるので、岩手においでのお客様も1回目は水色ですよ、2回目は緑ですよというように何度もおいでいただいて、それこそ先ほど達増知事さんがおっしゃったように、ローカルダイバーのようなのをつけて一緒にやったら、とってもいいのでないかなという希望ですけれども、そんなお話が一つです。
 もう一つは、震災の後は外国のお客様がぴたっと来なくなりました。ただ、知事さんが一生懸命、台湾に行ってくださっていますので、おかげさまで平泉も新鉛温泉もそうでしょうが、台湾のお客様がたくさん増えています。大変うれしいことだと思っています。そのお客様に混じって、このごろは英語圏のお客様がいらっしゃいます。私のようなのは、愛嬌と度胸と心臓と手振りで、簡単な英語で聞かれたときはやります。今おかげさまで県で通訳ガイドの講習会を開いていますから通訳ガイドさんがいらっしゃいますが、ガイド料金が高いのです。2時間で私ども3,500円ですが、通訳ガイドさんは1万円に交通費が入る。そうすると、一般の旅行のお客様はなかなか頼みにくいのです。例えば、どぶろく特区があるように、岩手県と釜石がこれからグローバルになると思うので、釜石と、あるいは途中をつなぐ花巻とか遠野では通訳の資格試験に合格しなくても、簡単な英語が話せる程度でお客様を特区でもって御案内できるというような制度があったら、外国のお客様もいいかなと思います。今、レストハウスの駐車場には、大型のバスで台湾人だけではなくて、ヨーロッパ系のお客様がいらしていますし、レストハウスはタックスフリーになっていますから、大分変わってきてはいるのですが、そのようにしたら外国のお客様にもいいのかなと。ただ、英語の特区というか、通訳の特区をつくると、既成のガイドさんたちには、ライバルになるので、それが非常に困難な問題だと思うのですけれども、そういうのもクリアしながらやっていただければグローバルに対応できるのかなというように思っております。
 私が今やっていることというよりは、提案で終わらせていただきます。ありがとうございました。

保室長
 それでは、知事の方からお願いします。

達増知事
 カッパ捕獲許可証は、僕も何枚か持っていますけれども、グッドアイデアだと思います。
 佐々木尚子さんがおっしゃったことで、「笑顔が大事だ。」ということは藤本さんもおっしゃって、そして自己紹介のとき岩渕さんもおっしゃったのですけれども、やはり都会の人たちの言っていることを聞くと、地方に旅行したときに接客のクオリティーが低く、第一印象で「うへえ。」という感じになることがあるということを時々聞きますから、そこで岩手は全然違うみたいな印象を持ってもらうと、そこはすごく差別化を図れるというように思います。
 ホップの話は、キリンビールの人からもその話は聞いていまして、非常に広がりのある連携だと思うので、ぜひその調子でうまく展開してもらえればと思います。
 そして、岩渕さんのお話からは、御朱印帳作戦がありましたが、東日本大震災直後に国の観光庁が東北観光博というのをやってくれて、何かあのときスタンプ帳みたいなものをつくったのです。「東北をあちこち回ってください。」というような。だから、やはりそれは一つ基本戦略としてありなのだと思います。いろいろ工夫して、魅力的なコース、また魅力的なパッケージを工夫するといいのだと思います。
 それから、英語の問題は、通訳案内士はやはりレベルが高く、受かるのも大変で、実際数も少ないので、これは国の方でもそれはそれで残しつつ、そういう資格を持った人はそういう資格を持った人としての仕事をしっかりやっていただき、ただ外国人の観光客が増えていく中で、もう少し簡単に外国語ガイドをしていいような制度も作らなければならないのではないかという議論は国の方でもやっていますので、県もその辺を工夫しながら、県独自の通訳案内士コースがありますよね。

保室長
 エリア限定のものです。

岩渕洋子
 平泉にも通訳ガイドの会がありますので。

達増知事
 個人的には、もっと簡単な訓練もありだと思いますね。日本でいう外務省に当たるアメリカ国務省の研修所で英語のテキストを出しているのですけれども、それは世界中のアメリカ大使館や総領事館で働く現地スタッフがとりあえず働けるための英語を身につけるという実用的な本を出していて、僕もそれを読んで参考にしているのですけれども、普通の英語をやろうという人たちでも参考になるのですが、ただそれは事務の仕事が主ですから、観光に特化したような、観光の現場で使うような言い回しを100あるいは50ぐらいの文章であれば結構集中してやれば覚えられると思うのです。そのくらいに特化したテキストを作ったり、そういう研修コースを作ったりすればいいのではないかと思っていて、今そういうのを探していて、いざとなったら僕が作ろうかとひそかに考えていたりもするのですけれども。

保室長
 知事は作れるかもしれないですね。

達増知事
 今の話をきっかけに、県もそこを本気で、インバウンド対策でもあるし、ILC対策でもありますからね。

岩渕洋子
 この間、日光に行ったら、日光では、その場所だけを英語で説明するのです。次に行くと次の方がまた英語でやって、その英語は私の英語とほとんど同じで余り滑らかではなく、ジャパニーズ化した英語で説明して、普通の外国のお客様と一緒に日本人と歩いていらっしゃるので、いいなと思って見てきたのです。

達増知事
 発音が日本人の発音だということについては、全然気にしなくていいというのがまず大原則です。日本に行って、日本の人たちはそういう英語を話すというのはすぐわかってもらって、ハロー、ハローでいいですから、ヘロウとか一々やらなくても、全然発音の正確さに気を使わなくていいので、これぞという大事な単語をきちっ、きちっと伝え、日本語発音でいいので話せれば、コミュニケーションできますので、そういうのを岩手にもどんどん広めていきましょう。

岩渕洋子
 よろしくお願いいたします。

保室長
 ありがとうございました。
 私の進行もよくなくて、時間も過ぎてしまっていますけれども、皆様方のお話を一通り伺って、やはり外からお客様をお迎えするためには地域としてどういうような魅力をつくっていくかというようなことに様々工夫されたり、御苦労されたりしているというようなところだったと思いますけれども、せっかくですからあとお一方かお二方ぐらい、何かこの際、例えばこれからの「おもてなし」という観点での課題ですとか、それから県あるいは地方行政等に対してこういうことをやったらいいのではないかというようなお話もしございましたら、どうでしょうか。

岩渕洋子
 少し宣伝になりますが、文化庁の事業として、ガイド養成講座をやることになっています。

保室長
 そうですか。皆様はいかがでしょうか。

藤本忠則
 では、一つ。できる、できないは別にして、例えばおもてなしという、さっきいただいたのも一つのおもてなしだと思うのですけれども、岩手に来たお客様に対して全部これ出すわけにいきませんので、例えばせっかくミスさんさや農協でも「ミス〇〇」という人が県内におりますが、それを合わせると二、三十人はいますよね。観光客はほとんど駅で降りられると思いますので、観光の時期だけでも駅で、その方々の笑顔でお迎えするなんていうのも一ついいのかかなと思うのです。何かの行事の時にはそういうことを行っていますよね。そうではなくて、常駐で、1人ずつ交代でやっていても、先ほど言った第一印象と笑顔でお迎えできたら、来たお客さんはほっとするのかなとそのようにに思ったりします。

達増知事
 あれは、かなり喜ばれているようで、写真撮って、ツイッターやるなんていうのをよく見ますね。

藤本忠則
 各自治体で、北上だと鬼剣舞でお迎えしたりしていますけれども、やはりそれが何かのイベントのためにではなくて、常駐するような形でいればおもしろいかと思います。「ミス○○」という人が、盛岡駅でお迎えをした方が良いかと思います。また、1人に対して負担かけるのではなくて、みんなで交代しながらやればおもしろいのではないかと思うときもございました。ぜひできればやってほしいと思います。

保室長
 なるほど。ありがとうございます。
 どうぞ、はい。

岡島親吾
 最近、思うのが少し目線を変えてみようということでして、世の中のいろいろなものにこだわっている方が多いのですけれども、言いかえればマニア目線という言い方でして、私が北上市内をくるっと回ったところでいくと、ちょっとした橋とか昔の橋というのは鉄骨を組んでいますので、その美しさに共鳴する人というのが必ずいまして、そういうものを案内してみるとか、あとダムが好きな方とか、それこそ岩手県には秘境駅も多いので、そういうマニア目線で情報発信するというのもおもしろいかなと最近感じています。

保室長
 ありがとうございます。
 はい、どうぞ。

薄衣忠孝
 私たちの地域では、魅力ある地域づくりのため、地域の将来構想を作っています。魅力ある地域をつくるためには、前提としてその地域の夢のあるビジョンを皆で作ることが大事だと思います。

 

知事所感

保室長
 では、最後に知事の方からまとめということでお願いします。

達増知事
 他の切り口で県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会を今までやってきていたのですけれども、今一番勢いのある分野だからか、発言が量的にも質的にも豊かだった今日の「がんばろう!岩手」意見交換会だと思います。県としても、やはりこの分野は力を入れて、その決め手は現場でお客様に接するところでうまくいっているかどうかですから、そこを現場の皆さん、そして市町村、あと関係の団体など、みんなで一緒になって、県もしっかり役割を果たしながら、岩手全体として「おもてなし」で未来を切り拓いていけるように頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。

 

閉会

保室長
 時間を超過してしまいまして、大変申し訳ございませんでしたが、これで今日の県政懇談会を終了させていただきたいと思います。
 皆様からのお話につきましては、私どもも担当部局に持ち帰らせていただいて、検討したいと思います。ありがとうございました。
 

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