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「がんばろう!岩手」意見交換会(平成28年5月17日 宮古地区)

ID番号 N47921 更新日 平成28年6月16日

日時
平成28年5月17日(火曜日)10時30分から11時45分

場所
岩泉町小本津波防災センター

懇談テーマ
「三陸ジオパークを活用した地域振興」

出席者(敬称略)

・ 参加者(敬称略)
  佐藤 辰男(特定非営利活動法人 体験村・たのはたネットワーク 副理事長)
  竹花 敏明(岩泉町三陸ジオパーク推進協議会 副会長)
  千葉 佳奈絵(岩泉観光ガイド協会)
  佐々木 洋介(浄土ヶ浜ビジターセンター)
  畑山  譲(森・かわい・海ネット 事務局長)
  道又  純(一般社団法人 山田町観光協会)

・ 県 側
  知事、沿岸広域振興局副局長、理事兼政策地域部副部長兼地域振興室長、秘書広報室長
  
 

開会

保室長

 皆さん、おはようございます。少し時間は早いのですが、お集まりいただきましたので、ただいまから県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会を始めさせていただきます。
 本日は非常に足元の悪い中、お集まりいただきまして、誠にどうもありがとうございます。今日は「三陸ジオパークを活用した地域振興」をテーマにいたしまして、この小本におきまして沿岸それぞれの地域で様々な活動をされています皆様にお集まりをいただいたところでございます。
 今日は私、秘書広報室の保が司会進行させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
 

知事あいさつ

懇談会の様子1

保室長

 それでは、開会に当たりまして、知事から御挨拶をお願いします。

達増知事

 皆さん、おはようございます。県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会は様々な地域、様々な分野で活躍している県民の皆さんの生の声を伺うことで県政に役立てていこうという事業であります。東日本大震災からの復興と、そしていわゆる地方創生、ふるさと振興、そういうことが大きなテーマとなっている岩手県政でありますが、このジオパークの取組が復興からふるさと振興へと進んでいく岩手の沿岸、ひいては岩手全体を引っ張っていく大きな役割を果たすのではないかというように期待されていると思います。ジオパークについて取り組んでいる皆さんの声を伺って、さらにこれを政策に役立てていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

保室長

 それでは、これからの進め方でございますが、まず最初に私から皆様方の御所属とお名前を一通り御紹介させていただきたいと思います。その後、お一方2分ぐらいずつで自己紹介をお願いしたいと思います。その後、お二方ずつ区切って最近の取組、それから課題あるいはこれから取り組みたいこと、要望等でも結構ですので、それらにつきましておおむね3分、4分ぐらいでまたお話をいただきたいと思っています。
 それでは、私の方から御紹介いたします。
 特定非営利活動法人体験村・たのはたネットワーク副理事長の佐藤辰男様でございます。

佐藤辰男

 よろしくお願いします。

保室長

 岩泉町三陸ジオパーク推進協議会の副会長の竹花敏明様でございます。

竹花敏明

 竹花です。よろしくお願いいたします。

保室長

 岩泉観光ガイド協会の千葉佳奈絵様でございます。

千葉佳奈絵

 千葉と申します。よろしくお願いいたします。

保室長

 浄土ヶ浜ビジターセンターの佐々木洋介さんでございます。

佐々木洋介

 佐々木と申します。よろしくお願いします。

保室長

 森・かわい・海ネットの事務局長の畑山譲様でございます。

畑山譲

 畑山と申します。よろしくお願いいたします。

保室長

 一般社団法人山田町観光協会の職員、道又純様でございます。

道又純

 道又です。よろしくお願いいたします。

保室長

 県からは達増知事、それから鈴木沿岸広域振興局副局長、理事兼政策地域部副部長で地域振興室長でございます宮野も同席しています。よろしくお願いいたします。
 それでは、場を和やかにということで、早速ですが、皆様のお手元にお菓子が出ていますので、地元の方から御紹介をお願いします。

鈴木副局長

 鈴木でございます。私から準備させていただいた飲み物とお菓子の説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 まず、お菓子でございますが、これは岩泉町で創業し、今年で84年となります老舗の中松屋さんで製造したものですので、お手にとり、食べながらということでお願いします。「ご縁よろしく」というお菓子でございまして、この最中の中には小豆のあんとバタークリームが入っています。和と洋がお互いに「ご縁よろしく」というように混ざり合うというような趣旨でつくられているものです。今日、皆様方とこういうようにお会いしましたので、ぜひこれも御縁よろしくということでお願いしたいと思います。
 また、お茶でございますが、これも有名ですので、皆様御存じだと思いますが、岩泉産業開発さんで製造販売しています「龍泉洞のじっ茶ばっ茶」というお茶でございます。昔は麦を炒ってお湯を注いで飲んだものだというおばあさんの話から商品化されたものでございまして、麦茶に少し似たような味、優しい味でございますけれども、お子様から大人、高齢者の方までどなたでも安心してお飲みいただけるということで地域の皆様をはじめ大変親しまれているものでございます。どうぞ召し上がりながらお話しをしていただければと思います。

保室長

 お話ししますと、のども渇きますので、飲みながらお願いします。
 

懇談

懇談会の様子2

保室長

 それでは、皆様お召し上がりながらで結構でございます。懇談に進みたいと思います。
 最初に2分くらいで自己紹介をお願います。
 佐藤様からお願いします。

佐藤辰男

 体験村・たのはたは平成15年に設立しまして、その当時、田野畑には観光協会がなかったので、田野畑の観光振興を後押しする団体として生まれました。平成16年から本格的な活動に入りまして、平成20年にNPOの資格を得て現在に至っていますが、ジオ関係についてはかなり難しいことで、22年から始まって24年、25年、26年、27年と4年間実際に活動をしていますけれども、問題がいっぱい、課題がいっぱいある事業だと思っています。昭和15年生まれ、辰年生まれの佐藤辰男です。よろしくお願いします。

保室長

 それでは、竹花様お願いいたします。

竹花敏明

 岩泉町の竹花敏明でございます。私、ジオパークとは平成23年11月に盛岡市でいわて三陸ジオパークのシンポジウムがありまして、それが初めての出会いでありました。
 私が岩泉町役場を退職した平成17年4月に小本地域振興協議会が設立されました。その2年後、当時私は副会長、そして今現在会長ですが、実はここにおられます佐藤さんには大変お世話になりました。小本地域の人たちを対象に地域づくりの取組をぜひ講演していただきたいというお話をしたのですが、その際に久慈市の貫牛さんを紹介していただきました。そのきっかけが今日に至ってございます。そのことによって、モシ竜ロマン・クルーズを立ち上げ、そして三陸海岸探訪ハイキングコース、これはJR東日本盛岡支社の企画「駅からハイキング」に応募しましたが、残念ながら不採択でありまして、それでその後に震災がありまして、そういう心境でもないということで約1年ほど中止しました。その後、平成23年12月に関東方面から被災地の支援ツアーを受け入れてほしいということで、それに限定して受け入れ、その後に復興も進んできまして、被災地限定のガイドから三陸海岸探訪ハイキングコースへシフトしたというようなことで取り組んでいます。まだまだ勉強不足ですが、これから先進地に習って頑張っていきたいと思っています。よろしくお願いします。

保室長

 よろしくお願いします。 それでは、千葉様お願いします。

千葉佳奈絵

 岩泉観光ガイド協会の千葉と申します。本日は出席させていただきまして、誠にありがとうございます。
 お手元に岩泉町から2種類の資料を配付させていただいております。1冊は「大地創造」というタイトルの冊子で、これは岩泉町のジオパークのガイドブックでございます。

保室長

 これですか。

千葉佳奈絵

 はい。もう一冊「達人」というパンフレットに岩泉町のガイドについて掲載しています。岩泉観光ガイド協会は、平成24年に岩泉町内のガイド活動を一元化することを目的に設立いたしました。現在は茂師海岸、龍泉洞のジオサイトを含めまして、パンフレットにありますように5種類のフィールドでガイドが活動しています。私は、その事務局としてガイドの受付、調整と現地でのサポート、あとガイド研修会の企画など事業の運営に従事しています。よろしくお願いします。

保室長

 よろしくお願いします。 それでは、佐々木様お願いします

佐々木洋介

 浄土ヶ浜ビジターセンターの佐々木洋介と申します。よろしくお願いします。
 私も千葉さんと一緒で、お持ちしたものがあります。私たちの浄土ヶ浜ビジターセンターのリーフレットでこういう形のものがございます。あと浄土ヶ浜周辺の動植物の自然情報や、浄土ヶ浜に携わる近隣施設の情報等を載せましたフィールドガイドという、開きますと浄土ヶ浜のエリアの地図が載っています。
 私たちの浄土ヶ浜ビジターセンターでは、三陸復興国立公園内の各市町村の観光や自然情報の収集、そしてそれを来館されたお客様に発信するという役割を持っています。それと同時にジオパーク、浄土ヶ浜に関するジオガイド、あとは東日本大震災以降、どうしても震災に関する質問等をたくさん受けますが、それに対する、震災に関するガイド、自然系の観察ガイド、ビジターセンターで自然に関するイベントなどのガイド業務を中心に行っています。よろしくお願いします。

保室長

 ありがとうございます。
 次に、畑山様お願いします。

畑山譲

 森・かわい・海ネットの畑山と申します。普段は宮古市にあります株式会社川井産業振興公社の職員として赤紫蘇の生産に努めています。
 私がジオパークと出会ったのが3年前で、実は私の会社が道の駅を2カ所、道の駅区界高原、やまびこ館を運営していることもありまして、震災以降、何とか宮古市の川井地域に、さらにお客様をという思いがありまして、その中で川井の魅力を発信するためにはどのようなことがいいのか、どういった活動をしたらいいのかということで、仕事とは別にプライベートを利用しまして地域の有志と活動団体をつくり、活性化に向けた活動の一助となるようなことをしています。
 その中で、私も資料やマップをお持ちしたのですけれども、私たち宮古市のジオポイント17カ所をメンバーで回った他に川井地域にも皆様に発信できる地域があるのではないかと……

保室長

 これですね。

畑山譲

 はい、そうです。そういう思いもありまして、私たちで自ら製作してみました。これを主として仕事をしているわけではないので、なかなか思うようにお客様に発信はできないのですけれども、何とか宮古市で交流人口を生めればというように思って活動していますので、本日はいろいろ勉強させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

保室長

 それでは、最後になりますが、道又様お願いします。

道又純

 山田町観光協会の道又と申します。
 当協会は2011年から、「鯨と海の科学館」の指定管理を町から受託する立場になりました。私は、科学館の専門指導員という形で活動する予定でしたが、あの日から、被災して、そうした資料のレスキューの活動などを続けてきました。同時に、町内の史跡や文化、それから歴史なども観光の資源になるのではないかという考えがありまして、特に先輩たちが記録した資料などを基に現状を加筆したり、写真をつけ加えて将来に残すということも重要ではないかと考えました。また、御存じのとおりトレイルやエコツーリズムの推進もかなり郷土に共通する財産になるのではないかという思いがありまして、二足のわらじをはくといった感じで、まだまだ時間はかかると思いますが、皆様の知恵を借りて努力していきたいと思います。
 以上です。

保室長

 皆さんありがとうございました。
 それでは、一通り御紹介を終えたところで、改めましてお一人様から3分、4分程度でジオパークが本日のテーマでございますので、お話を伺いたいと思います。順番は、先ほどの順番でまいりたいと思いますが、いろいろ問題や課題もあるというようなお話もございました。佐藤様からお願いいたします。

佐藤辰男

 実際にジオパークという活動をやってみて、まず一番感じることは認知度が低い、そんな気がします。ジオとはという話も、それからジオのポイントも地域ではある一部の人しかわからないのが今の状況だと思っていますので、何とか認知度を高める対策として、お客さんが来たときにはジオのポイントがどこにある、ジオとは何ぞやというような話ができるような接客ができる環境が必要だと思っています。
 あとはこれらに関しては学校の授業の中にも取り入れてもらったり、接客業のタクシーの運転手やホテル、旅館、お土産屋さんなど、観光客が寄るお店の人たちに講習会、勉強会のようなものが開かれて、その人たちだけでも認知度が高まればいいと、そのようなところから始めないとという気がします。
 それから、ジオだけのプログラムではとてもお客さんを呼びつけるわけにはいかないと思います。この間、高知県の室戸の世界ジオを見てきました。やはりすばらしい場所だと思ってきましたけれども、ガイドの人たちが女の人たちで、とてもわかりやすく、そして楽しい、おもしろくやってくれていいなと思ってきましたけれども、あそこは世界ジオになった当初はきっとメディアの放送もかなりあったと思っています。そばにはお客さんが入るコーヒーショップ、食堂、それからセンターのようなものがありましたけれども、繁盛しているような気配がなかったので、ジオだけではなく、複合的に何かと組み合わせた取組が必要だと思ってきました。
 あとは三陸のジオの範囲はかなり広いので、各市町村ではそれなりに取り組んでいるわけですけれども、一本につなぐパンフレットのようなものが必ず必要だなと。つくってもらったのもあるので、こういうものも継続してほしいと思いますし、ポイントに解説つきの看板というのがあればいいと思ってきました。高知県の室戸は足元の道路に書いてあるのです。そういうこともいい。
 あとは一般観光客相手だと、ここはやはり冬に人が来ない、そういうことから冬用のプログラムなりを開発していかなくてはならないと思っています。いろいろなものと組み合わせたプログラムができればいいと頭をひねりながら考えてはいますけれども、なかなか思うようにいっていない状況でございます。

保室長

 それでは、引き続き竹花さんからもお願いします。

竹花敏明

 冒頭で知事さんにお礼を申し上げるのを忘れて申し訳ございません。昨年の4月、普代村で懇談会がありまして、うちの佐々木会長が安家と岩泉の中心地にある黒森山の県有林の一部伐採をお願いしたようですが、即対応していただきまして、このように太平洋が一望できるようになって。

達増知事

 ちゃんと海が写っていますね。

竹花敏明

 はい、これをぜひお礼をしたいと思っていました。

達増知事

 よかった、よかった。

竹花敏明

 木があって見えませんでしたが、このように西側には早池峰山から岩手山、それから東側にはずっと太平洋を一望できます。ありがとうございました。

達増知事

 はい。

竹花敏明

 それでは、私からは、実は千葉の方からも観光ガイド協会、ジオパーク推進協議会という組織があるということで話されましたが、実はさらに観光協会や龍泉洞事務所もあるというような状況でございます。
 私は、機会があるごとにお話をしているのですが、三陸ジオパークとみちのく潮風トレイル、これは一体的に取り組むべきだと主張しています。トレイルは土の道、小道など未舗装の道が基本でありまして、生態系を損なわないように心して歩き、自然の大切さを知り、自然を守る意識が芽生えるという哲学があります。さきほど、佐藤さんもおっしゃったとおり八戸から気仙沼市、相馬市までというようなすごい長いエリアになりますが、これを今後北部、中部、南部と分けて取り組んでいった方がいいのか、これから議論されるところでございますが、かなり広いエリアということでございます。
 実は、この前、旅行読売という雑誌がありまして、それを見たら、「見て、触れて、体感する旅、ジオパークで地球を学ぶ。」という見出しがありました。その中で、三陸ジオパークも掲載されていましたが、残念ながら特集の「歩きたくなる道」に選ばれていたのは、東北は奥入瀬だけでございました。まだまだPRが足りないという感じがしています。
 東洋大学の島川先生という方の、三陸鉄道さんが主催で開催された三陸観光プラットフォーム事業講演会が今年の2月29日にありました。先生は愛媛県の松山市の生まれなようでございます。その先生は、クラブツーリズムの603名を対象とした調査結果をお話しされました。被災地への関心について、何年かにわたって調査したようです。そうしたら被災1年後、今も引き続き関心がある86.4%、2年後81.3%、3年後75.3%、そして5年後の今でも関心がある71.6%、以前は関心があった27.2%と意識が低下しているというような話でした。その中で、NHKのテレビ「あまちゃん」に関する調査結果の話があり、何かの機会があれば訪問したい約40%、それは20代から30代の女性が多いということでした。そして、消費金額は1人当たり1万8,630円、全国平均は8,372円という話でしたが、これは大した相乗効果があるなという感じを受けました。
 松山市の人ですから、NHKの朝の連続テレビ小説「おはなはん」の話もされたのですが、50年たった今でも「おはなはん」による観光まちづくりに取り組んでいる。もっと前向きに三陸の沿岸の人たちも取り組んでいく必要があるよというお話をされました。何となく皆さん「あまちゃん」ブームは終わったという話をされますが、久慈市さんでは本気でこれを何とか頑張ろうというような意気込みで取り組んでいるのも承知しています。いずれこれを我々が三陸鉄道を応援する意味でも頑張っていかなければならないなという感じがしています。
 それから、先日、環境省東北地方環境事務所が実施した「平成27年度三陸復興国立公園宮古地区ジオパーク連携業務」の報告書をいただきました。その中で、小本地区を会場とした体験勉強会に基づく観光コースの提言をはじめ、いろいろ貴重な御意見をいただきました。まず、「案内解説板がない」、「モシ竜ロマン・クルーズは何だか意味がわからない」、「地形、地質に関する説明が多かった」、「もっと花や鳥などに関しても説明が必要だ」、「雨の対策」、「駅で降りて1時間あるときどうするのか、そのときのルートや対応をどうするのか」など貴重な御意見、提言をいただきました。今後、行政のアドバイスもいただき、財政的な支援もいただいて頑張っていきたいのですが、正直、地域振興協議会の組織としては限界があると感じています。
冒頭お話しした岩泉観光ガイド協会、それから町の三陸ジオパーク推進協議会あるいは観光協会、龍泉洞事務所含めまして、今後は組織ばかり立ち上げるのではなく、何とかしてそこの傘下になって、その中でそれぞれ実践行動していくというようなことが必要だなと感じています。そういった意味では、やはり何といっても観光ガイドの資質の向上であります。私は、観光ガイドは健康で、暇で、うちで粗大ごみ扱いされているような俺のような者でなければだめだと言っているのですが、なかなかそういう人はおりませんが、観光ガイドをぜひ育成していかなければならないと思っております。
 いずれ今後、ジオパークをどうしたらいいかというのは、まさに田野畑村さんが先進地だと思っています。旅行業法やインストラクターのいろいろな資格を持って教育プログラムをつくってやっているということで、今後の課題として、一年を通して修学旅行を誘致するには、体験できるもの、学ぶもの、野外学習、いろいろそういったものを含めての教育プログラム商品というものが必要だと。そういう意味では、さっきおっしゃるこの広いエリアでやるべきなのか、北部、中部、南部の中で、旅行業法の資格を持った組織をつくって、そしてあとはそれぞれの市町村の中でガイドたちが頑張っていくような体制に持っていければいいのかなという感じがしています。併せて、地元の住民の方々にも講演会を開いたり、地元の小中学生たちにもこういうガイドを通じてふるさとの大切さ、自然環境の問題など含めて伝えることが必要だということで、私は小本中学校の子どもたちと3年に1回は必ず、校歌にある明神山という山に登り、森、川、海、雨などの自然循環によりいろいろ恵みがあるというようなことをお話ししたりしています。これは何もジオパークに限ったわけではありませんので、それ以前から取り組んでいます。
 今後も微力ながら頑張っていきたいと思っています。以上です。

保室長

 それでは、一旦ここで知事の方からコメントお願いしたいと思います。

達増知事

 佐藤さん、竹花さんからそれぞれ課題を指摘いただきまして、認知度の低さや、また旅行雑誌でもいま一つということ、あとは案内、解説の必要性、そしてツアーのあり方ですね、ジオだけではなくいろいろ他と組み合わせるとか、あと茂師竜などをテーマとした旅行のあり方につなげていくというようなところが課題であるということで、なるほどそういうところで御苦労されているのだなということがよくわかりました。
 あと一方で、授業など子どもたちに教えていくことや、観光、接客業などで働いている人たち、またガイドの資質向上ということで、地元の皆さんが理解を深めることの大切さということが大事だというのはなるほどなと思いました。

保室長

 ありがとうございます。
 それでは、次に千葉様からもお願いします。

千葉佳奈絵

 ジオパークガイドとは、先ほど2人の話にも出ましたが、観光客だけではなくて地元の人にジオパークや地域の魅力を伝えるという役割もあると思います。小本地区には、震災をきっかけにしまして、町内の小中学校から校外学習でのガイドの依頼を多くいただくようになりまして、この2年ほどはどちらかというと防災より復興をメーンとしていたり、ジオパークについても学習したいという学校もあります。ジオパークとは地形、地質的に価値があることが基本になるとは思いますが、こんな貴重な化石があるからすごいというだけではなくて、地形や化石を見て何がわかるかというのが大切で、私個人的には地球は動いていて、今までの地球の移り変わりがあって、それが全てもとになって今の風景や生活があるということを実感できるところがジオサイトとして意味がある場所なのだということをジオパークに取り組むうちに考えるようになってきました。
 地元の子どもたちにもジオパークのことを自分なりに解釈して、地元を好きになったり、興味を持って自分で勉強してみたりすることのきっかけになればいいと思いますので、そのような学習の場としても活用できるようなガイドプログラムを充実させたいです。このようなジオパークのガイドを乗船体験と併せて体験していただくとすごく喜びますし、あと恐竜が好きな子も多いと思うので、海があることと、茂師竜発見の地という地域の特性を生かして、あと後ろに展示してあります茂師竜の化石のレプリカ、これらを有効的に活用して楽しみながら学んでいただくための工夫をしながら、それを町内の他のフィールドにも広げたいと考えています。龍泉洞やP―T境界層、ジオサイトがありますけれども、それらと関連させて、岩泉でしかできない体験やガイドプログラムをつくって発信することを目標としています。
 また、最近の観光に関する話題では、外国人観光客のことが欠かすことができなくなっていまして、岩泉町ではそれほど急激に外国のお客様が増えたというようには感じられませんが、恐らく外国の方は日本人とは違う視点や観点で見ることがあると思いますので、もし外国からいらっしゃったお客様のお話を伺う機会を持てましたら、岩手県や三陸についてどのような視点で見て感じたのか、あと何か来て困ったことはないかなどお伺いいたしまして、これからの情報発信や体制づくりに役立てたいと考えています。
 あと普段のガイドでも受入体制がまだまだ万全でないことは課題でありまして、現在は原則として事前に予約をお願いしていますが、お客様のお話を伺いますと、例えば小本に来て乗船体験があるということを知って、乗ってみたいと思ったり、あと龍泉洞に来て、ガイドがいるなら案内してほしいと考える方も多いように感じます。そのような要望に応えることで地域にいらっしゃったお客様の満足度を上げることができると期待できますので、ガイドの人数を増やして各ポイントで常に誰かが待機して自信を持ってガイドをしていますと発信できる体制をつくることを将来的にはできるように努力していきたいと考えています。
 最後にですが、みちのく潮風トレイルの開通がこの宮古周辺で進んできまして、ガイドの予約や問い合わせをお受けするときに広域的な情報を問われることも多くなってきました。お客様にとっては問い合わせをするときに一回である程度の情報を聞くことができた方が便利だと思いますし、周辺の市町村の観光情報や、どのようなガイドなどの取り組みをしているかという情報を集めて御案内して、そういうことを各市町村お互いにできるようになれば、三陸全体の情報発信にもなると思いますし、三陸の中での情報共有や連携につながっていくのではないかと考えていますので、これからも三陸ジオパークや岩手県全体のことをもっともっと勉強して案内できるように努力したいと考えています。
 以上です。

保室長

 ありがとうございました。
 それでは、佐々木さんお願いします。

佐々木洋介

 浄土ヶ浜エリアでのジオガイドは、年々増えています。ジオに関することを聞きたいということで、市外の内陸からの学校の生徒さんや、来月に内陸の中学校1年生の団体が来るのですけれども、その方々に説明するということがございます。
 ただ、ジオガイドにプラスして震災に関することが含まれていますので、全てがジオガイドというところではなくて、複合的な震災、あとは自然関係とか複合的なガイドをすることが年々多くなっています。
 ただ、常日頃、ガイドをしながら思うのですけれども、ガイドの対象となる年代層がとても広いです。先日は小学校未満の保育所とか幼稚園の年齢の子どもたちにジオガイドを説明するのですけれども、どう説明していいか、しばらく悩みました。ジオ自体を説明することは、大人の方に対する場合でもかみ砕きながら説明することが非常に大事だとジオガイドをしながら思うようになっています。自分がよく言うのですが、通訳者としてジオという言葉をかみ砕くとか、浄土ヶ浜の岩が「流紋岩」という言葉なのですけれども、「これ流紋岩ですよ」と言っても、皆さん「ふん」という感じで、この流紋岩が何ですごいのかということを御説明したり、「浄土ヶ浜の流紋岩はすごく白いのですけれども、白いことがすごい貴重なのですよ。」とか、「これは白い成分があるのではなくて、実は、白く見えるための成分が入っているのです。」ということを、例えたり、砕きながら説明をすることを心がけています。
 あとはガイドで今後重要視されるのが、先ほども言っていましたけれども、海外から来たお客様に対しては、今私も解決策が全く見えないところです。浄土ヶ浜のジオの説明を日本語で、当然日本人の方でしたらいいのですけれども、海外の方にそもそも「浄土ヶ浜」というのはそもそも何ていうのだろうとか、「流紋岩」というのは何ていうのだろうというところから勉強して、どうわかりやすく伝えるかというのが今後の課題になっていると思います。
 ジオガイドエリアにしても、先ほどから出ているみちのく潮風トレイルのエリア、あと私たちが主に情報発信している三陸復興国立公園というエリアが、実は非常にどのエリアも似ていまして、共通しているのは沿岸地域で、見どころを説明するということで近隣の市町村との関係を深くするために年間通していろいろなところでガイドを育成するための勉強会を定期的にもっと開いて、各エリアの皆さんと交流を深めればよりよく沿岸地域の発展につながっていくというようには感じています。
 あと私の今後の課題なのですけれども、ビジターセンターでやっているガイド業務が自分たちの業務量を含めますとどうしても容量を超えてしまって、岩泉町さんと一緒で私個人のプライベートな活動ですけれども、ガイド協会みたいなものをつくろうと思っていました。地元の方でいろいろノウハウを持っている方がたくさんいらっしゃいまして、そういう方々と一緒に結束してNPO法人を立ち上げまして、活動を今から始めようとしているところです。そういうところでジオガイドや、みちのく潮風トレイルの宮古エリアの紹介等、今後頑張っていきたいと思います。
 以上になります。

保室長

 ありがとうございました。
 それでは、ここで一旦、知事の方からお願いします。

達増知事

 ジオパークやジオを説明するのが大変だということはあるのだと思うのですよね。特に日本語に翻訳しようとすると、うまく翻訳が決まらなかったりすることもあり、マニュアルにはそれなりに日本語の説明が書いているのですけれども、もともとの起こりを考えますと外国というか、欧米でユネスコの世界遺産などに携わっている人たち、特に自然遺産などを研究している人たちの中から「ジオパーク」ということをやるといいのではないかという話が出てきて、それを最初に提唱した学者さんに会って話を聞いたことがあるのですけれども、その人は実は岩手の釜石に何度も来ていて、その釜石に鉄鉱山やら古い地質的ないいものがあって、また風光明媚な海岸線の景色があって、またそこでいろいろ漁業をやったり、鉄鋼業に従事したり、また虎舞を踊ったり、そういう生活や文化が発達している、そういう全体を地元の人が理解して、またよそから来た人にも楽しんでもらうというようなこととしてジオパークという構想を練っていって、世界ジオパークや、国毎のジオパークという制度化につなげて、去年、ユネスコとして正式にジオパークに取り組むということが決まったのですよね。
 それで、ジオにまつわるアプローチとして「ジオロジー」、これは地学、地質学ですね。あと「ジオグラフィー」、これは地理学あるいは地理があるのですけれども、日本語にしてしまうと地学というのは理系の大学の理学部で教えるような話で、地理というのは、これは文系の社会科の科目の一つになっていって、全然違うものなのですけれども、欧米人の頭の中では「ジオロジー」と「ジオグラフィー」というのは同じジオのことで結構混然一体となっていて、「ジオロジー」の「ロジー」というのは、言葉で説明するというのがもともとの意味なので、そこの土地の特徴がなぜこうなっているのか、どういう特徴があるのか、言葉で説明するのが「ジオロジー」で、「ジオグラフィー」の「グラフ」、「グラフィック」は、絵にするとか、典型的には地図にするとか、それが地理、「ジオグラフィー」の世界で、言葉で説明するか、ビジュアルに説明するか、いずれジオについて理解を深めて説明していこうというのが「ジオロジー」であり、「ジオグラフィー」でありますから、余り区別せずに、そういうイメージで捉えているといいのではないかと思うのです。
 あと大事なのは、どこがすごいのかということを佐々木洋介さんがおっしゃっていましたけれども、何がすごいのか、流紋岩の何がすごいのかというそのすごさということがポイントだと思いますね。
 私はアメリカのワシントンD.C.に2年ほど住んでいて、その間住んでいたアパートの近くにナショナルジオグラフィック社の本社があって、そこはナショナルジオグラフィックという雑誌を毎月出していて、アメリカで出して世界中、欧米中心に読まれているまさにジオの雑誌なのですけれども、写真と図表と言葉で世界のいろいろなすごい自然や、すごい文化を紹介する雑誌なわけです。ですから、岩手のこの三陸のそれぞれのジオサイトや、ジオポイントがいかにすごいかということを言葉やビジュアルで説明して、すごさを伝えるというそこが核心部分なのだと思いますね。すごさを伝えるためにあるときは言葉で伝え、あるときはビジュアルで伝え、あと来てもらっているわけだから、実際に見てもらったり、触ってもらったり、体験してもらうことで伝えるなどして、そのすごさが伝わりさえすればいいのだと思います。
 ですから、ジオパークという言葉の説明から入るよりは、まさに流紋岩や茂師竜とか、そういうすごいものの説明から入っていくような方がわかりやすいのではないかと思います。そういうすごさを伝えていくことが実はジオパークの取組ですというように、後からジオパークの説明をしてもいいのかもしれないと思いました。すごさを説明、すごさを伝えるということで、まず地元の人たちがそのすごさを深く理解することが大事でしょうし、そうするとどんどん伝えられる。そういう発想に立てば、外国人相手でも、そのすごさというのは伝わるし、特に欧米人はもともとそういう感覚が豊かなので、すごさを伝えるという発想でアプローチしていけばうまくいくのではないかということを思いました。

保室長

 ありがとうございます。
 それでは、畑山さんお願いします。

畑山譲

 では、よろしくお願いします。
 私たち森・かわい・海ネットは、先ほども御挨拶させていただきましたが、これを主として活動している団体ではなく、通常の仕事をしながら、プライベートを活用して、地域でどういう交流を生めるかということを模索しながら活動している団体です。
 実は、そもそも私たちがジオパーク活動する一つの理由というのが道の駅に何とかお客様を呼ぶために、交流人口を生むために地域でよいところはたくさんあるのだけれども、なかなか皆様に発信できない。その中で、宮古市の17ジオポイントを活用して、それに併せて川井地域の私たちが見どころとなると思われるところをお客様に発信したいと思いまして、メンバーで宮古市17ポイント全てを回りまして、私たちで写真を撮り、そして道の駅のやまびこ館から、道の駅区界高原から何キロで、車で何分ぐらいかかるかという調査をしてみました。というのは、道の駅にせっかく寄っていただいて、その中で次の沿岸の目的地にジオパークを選んでいただきたい、長くその地域に滞在していただきたい、そのためにはどれぐらい時間がかかるかということをお知らせしたかったということと、そこを見た後に、また帰路に発ったときにやまびこ館、区界までどれぐらいの時間を要すれば行けるのかということもお知らせしたいというように思いまして、実はそういう調査をした後、私たちが手づくりで、本当に簡素なものなのですけれども、宮古市の17ポイントと川井のジオポイントと思われるところを載せたマップ、掲示物を道の駅やまびこ館と道の駅区界高原、そして横沢冷泉の静峰苑という旅館に掲示させていただいています。それと同じものを、少し改良したものですけれども、今日、簡素ですけれども、皆様にマップとしてお渡ししてあります。こちらはまだ最終校正の段階で、正式にまだ印刷をしていないのですが、今日この県政懇談会に出席させていただけるということだったので、まだ未完だったのですけれども、皆様にぜひ発信したいと思いまして、昨日印刷会社さんにお願いして持ってまいりました。こちらを先ほどの道の駅と静峰苑さん、あと宮古市内の観光関連の案内所等に設置いただけるように、後から御案内しようと思っていました。
 実は、私たちが交流人口を生みたいと思った一番の理由が、先ほども御挨拶でお話させていただきましたけれども、震災以降流動人口が少し少なくなっているように感じまして、実際に私たち道の駅、道に携わる仕事をしている中で、何とか岩手県、沿岸にお客様に来ていただきたい、そのためには通常の活動以外でも何か活動できないのかというように思いまして、こういう団体を立ち上げました。それで、ジオパークのことを勉強するに当たって、地域の営みや歴史、文化、地域活動などもジオパークなのですよというようなことを学びました。私たち地形等については詳しく説明できません。でも、ジオパークを活用して、そしてジオパークを体験した喜びということはお客様に伝えられるかなと思っています。その中で、できるだけプライベートを使ってジオパークや三陸トレイルなどに足を運んで、自分の子どもも連れて体験させているところです。体験をすることによって相手にもより伝えることもできるし、歩くことによって道はまた続くわけですね。三陸トレイルは道なき道をつくっている最中ですけれども、そこを歩く人が多くなれば本当に道になりまして、道は続いていって交流が生まれて、その交流が地域活性化につながるのではないかと思いまして、勉強するだけではなくて、実際に自分も体験しようかと思って、健康づくりも含めて今歩くということを一生懸命やっています。
 歩くという文化が、四国のお遍路さんと同じように、もし三陸ジオパーク、三陸に歩くという文化が根づけばガイドの方々はもちろんのことですが、旅行客の方々が自分たちで歩き出すのではないかと思うのです。そのためには当然、周知させることは必要なのですけれども、何とか歩くという活動、そういうものをいろいろな形で立ち上げていただきたいというように思います。三陸に歩くという文化が新しく根付くことによって、その文化も三陸ジオパークになってもらえたらと思って活動していますので、機会がありましたらばいろいろな活動に行きたいと思いますので、いろいろな情報をいただきたいと思います。
 今日はこの県政懇談会に参加させていただいて本当にありがとうございました。いろいろ勉強して帰りたいと思います

保室長

 ありがとうございます。
 では、お待たせしました。道又様お願いします。どうぞ。

道又純

 今、洋介さんと畑山さんも触れましたけれども、山田町では御存知のとおりマリンツーリズムがやっと復活して活動が始まりました。山田の漁業の資源を船に乗って解説したり、あるいは少し沖合に行って海食崖や有名な赤平金剛を案内して説明するという、その説明書を私がつくってあげたのですけれども、そういうように特に畑山さんが今おっしゃったようにガイドが行かなくても、あるいはガイドを実際養成して何人もつくってガイドさんがなりわいとしていけるのであればすごく理想的なのですけれども、恐らくかなり難しいと思います。畑山さんもおっしゃったように、できれば岩手県を訪れた方が一人でも、二人でも自ら歩く、探索して歩くということで、そういう発想のもとに、お手元にA3のパンフレットを持ってきましたけれども、山田町内の豊間根のジオサイトです。今県内で公的につくったパンフレットに豊間根のサイトが載っていますけれども、さて、それをどうやってたどるかというのがまだないわけです。
 私はピンときて、つくってみました。1ページと2ページになっていますけれども、安いプリンターでやったので、ちょっと見づらいですけれども、1ページは45号が右肩の方に南北にありまして、こういったガイドルートマップというか、トイレはありませんよとか、トイレは使うのであればこういうところがありますと、あるいは奥に入ると携帯電話がつながらない場合もあります。あと関連して江戸時代、南部時代からの道標がこんなところにありますよとか。1つは宮古に「右は宮古道、左は甲子道」とかまだ残っています。山田町には、文の読めない方でも理解できる絵入道標という有名なものがあります。被災を受けて、今とあるところに保管していますけれども、それ以外にも絵ではないのですけれども、文字で表した道標が結構、地域にありましたので、これも載せるとか。2ページの右肩にありますけれども、行ける方、自ら訪ねる方のリスクを避けるために、「この間の農道、電気牧柵につき注意」、今は熊や鹿の被害がかなりひどいものですから、この地域でも対策を打っています。したがって、私はずっと歩いてみて、やはり訪れる方にこういう注意を払っていただくため、訪れた方のリスクを軽減するということも重要ではないかと思っています。
 簡単でございますが、今私が動いている状況というか、現状を紹介させていただきました。以上です。

保室長

 ありがとうございました。
 それでは、知事からお願いいたします。

達増知事

 畑山さんも道又さんも歩くということを重視して、歩くための地図をそれぞれ持ってきてくださったということで、体験によってそれぞれのサイトやポイントのすごさを体験で伝えるということが大事で、その中でも歩く、ウオーキングというのがいいのだと思いますね。外国人観光客、特に欧米の人たちは歩くのが大好きで、世界遺産の話ですけれども、熊野古道は欧米から来る人たちがたくさん歩いていて、周りの旅館も繁盛していると聞いています。そういうジオの取組を観光の発展に結びつけていくために道の駅とジオポイントがどう関係しているか地図にするというのはグッドアイデアだと思いますし、ジオの取組を発展させながらうまく観光の成果に結びつけていくということが大事だなと改めて思いました。

保室長

 ありがとうございました。
 ここまで皆様方から一通りお話を伺ったところでございますけれども、それぞれの皆さんのお話を伺ってみて、また改めて懇談の中で特に何かお話ししたいこと、このジオだけということに限らずとも結構でございますので、まだお時間もございますので、御自由に皆様方の方から何かお話しいただければと思いますけれども、いかがでしょうか。
 先ほど複数の皆様からガイドの取組に当たって、ガイドになる方自身がいろいろな勉強をしなくてはけないということもあって、そういうことをやりたい、あるいはそういう機会が欲しいとお話もありましたが、そういうことについては今こういう部分が足らないのではないかとか、そういうことがございましたら、お感じになっていることがございましたらどうでしょうか。
 どうぞ。

竹花敏明

 三陸鉄道株式会社さんで三陸プラットフォーム事業をやっておられたのですが、これは恐らく県からの支援もあってやっていたと思うのですが、これはお互いが悩みを話し合ったり、うちではこういう取組をしているよというように、ガイドたちの情報交換にはなっていると感じています。さらに、県の主催でいろいろ講演会を開いたりしているのですが、実践に向けたガイドの資質を上げる部分も大事ですが、この前の洞爺湖を見ても感じたのですが、ビジターセンターがあったり、インフォメーションセンターがあったり、行けば本当にすごいものだと、すごいという言葉を使ったのですが、そういうように感じました。この三陸ジオパークにはまだまだそれがないわけですが、そういうミュージアム、展示施設、インフォメーションセンターなり、そういう案内所、これからその辺が課題ではないかと感じています。けれども、やはり語れるガイド、すごさを語れるような、ストーリー性豊かに語れるようになれればいいのですけれども。
 参考までに。

保室長

 ありがとうございます。

宮野理事

 ガイドの量と質の向上というのは、常にこれが課題にはなっています。今県内では、うちの方で把握しているところでジオガイドだけではなくて、いわゆる観光ガイド、あるいは震災語り部などを含めて、三陸沿岸に485人ぐらいいらっしゃるということです。その数が多いか少ないかというのは一概には言えないのですが、質の向上は図っていかなければならないと思っていまして、これまでも広域ジオガイドの研修会、青森の八戸から宮城の気仙沼までの16市町村に参加いただいて、三陸ジオパーク推進協議会を中心にやっていますけれども、各地域の研修会に講師を送るというようなこともやってきていますし、それから今年度は認定ガイドという形で一定の基準を設定してガイドさんを認定していくとか、そういう形で質の向上、確保を図ることも今年度の事業としてやろうとしています。さらに、若干質の向上と絡むのですけれども、先ほど一般の方の関心がまだまだというような話もあって、楽しく学んでいただけるというような取組の一環ということで、ジオ検定みたいなものも今年度取り組んでいきたいと思っています。
 併せてガイドさんの質の向上といったときに、いわゆるインバウンド、外国からのお客様がだんだん増えてくるのだろうと。まだまだ岩手県は少ないですけれども、そういう方々が来たときにどういう対応をするのかというようなことも課題であり、そのガイドの質の向上のツールとして、タブレットなどいろいろなものの活用も含めて、対応していこうと考えています。

保室長

 ありがとうございました。
 あとこの際、まだ一言言い足りないことがあったら。

佐藤辰男

 ジオに関しては、もともとこのジオでお客さんを呼ぶという発想が私にはほとんどなかったのですが、今の状態はまだ認知されていない状態で、今宮野さんが言ったようにそういう講習会なり、認定なり、早くやるようにして少しでも基準が上がるようなことができればいいと思っていますし、高知に行ったときの世界ジオのガイドの人たちは、ガイドをやる中で自分たちが住んでいるところがすばらしいという地域愛を感じ、とてもよい印象を受けましたので、そんなふうにやれればいいなと思っています。

保室長

 ありがとうございます。

宮野理事

 若干私からも、ジオの認知度が低いという話もあったのですけれども、私も確かにジオパークというのはどういうように説明すればいいのかとよく考えて、今でもなかなか適切に表現できない部分があるのですけれども、ジオだけを縦割りで考えるのではなくて、ジオということを理解するとより深く地域のことがわかってくる、楽しみや驚き、感動とか、そういうものを付加するような取組なのではないかなと。ジオだけを縦割りで取り上げなくても、今までも観光で一生懸命やってきましたし、いろいろな地域振興もやってきたという中で、一つジオというものを加味することによって、より豊かなものになるというように捉えてやっていますので、参考にしていただければと思います。

保室長

 お時間もまいったようでございます。
 

知事所感

保室長

 最後に、それでは知事から全体的なまとめをお願いいたします。

達増知事

 ジオパークの取組は地域振興でありますので、地域が盛り上がるようにジオパークの取組も工夫していただければいいと思います。そして、地域振興から観光振興、ひいては経済、産業の振興にもつながっていくということで、地域振興、観光振興、経済、産業の振興ということでこの地域の暮らしも豊かになっていくということにつなげていきたいと思いますので、頑張ってまいりましょう。今日はありがとうございました。

 

閉会

保室長

 これをもちまして本日の県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会を終了とさせていただきます。
  皆様、どうもありがとうございました。

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