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「がんばろう!岩手」意見交換会(平成27年12月17日 奥州・一関地区)

ID番号 N43554 更新日 平成28年4月6日

日時
平成27年12月17日(木曜日) 13時45分から15時00分

場所
奥州地区合同庁舎 1階 1-B会議室

懇談テーマ
「若者の地元定着と活躍できる環境づくり」

出席者(敬称略)

 ・ 参加者(敬称略)
   小山 亜希子(農業経営)
   佐藤 悠佳(「美女旅」メンバー)
   吉田 恵理香(東京エレクトロン東北株式会社 社員)
   高村 晃夫(NECネットワークプロダクツ株式会社 社員)
   浅間 光将(株式会社浅間建設 常務取締役)
   箱崎 陽介(ハコショウ食品工業株式会社 代表取締役)

 ・ 県 側
   知事、県南広域振興局長、秘書広報室長
 

開会

木村室長


 皆さん、こんにちは。ただいまから県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会を開催いたします。
 本日御出席いただきました皆様方は、お忙しい中、出席いただきまして誠にありがとうございます。今日は、「若者の地元定着と活躍できる環境づくり」をテーマに、奥州、一関地域にお住まいの若い方々にお集まりをいただいております。
 私は、本日の進行役を務めさせていただきます、県庁秘書広報室長の木村と申します。よろしくお願いいたします。
 

知事あいさつ

懇談会の様子1

木村室長
 

 それでは、開会に当たりまして達増知事から御挨拶を申し上げます。

達増知事
 

 皆さん、こんにちは。今日は、お忙しい中、お集まりをいただきまして、ありがとうございます。県議会議員の皆さんも今日はありがとうございます。
 12月も後半に入って、今年ももうすぐ終わりですけれども、来年は1月のスケート国体に始まって、国体、障害者スポーツ大会の年ということで、岩手にとっては特別な年となります。東日本大震災からの復興も後半戦に入り、ゴールに向かっていく段階に進んでいきます。そして、いわゆる地方創生、ふるさと振興も県の総合戦略ができているところでありますけれども、各市町村の総合戦略も年度内には出そろって、いよいよ軌道に乗せていくような段階に入っていきます。
 また、岩手県の10年計画、県の総合計画、希望郷いわて県民計画が最後の4年間を迎えておりまして、この4年間の間に次の10年計画をつくるということもあります。復興とふるさと振興に取り組みながら岩手の今までの歴史を振り返り、これからのあるべき姿を考えるというような段階で国体と全国障害者スポーツ大会を迎えて、県民の皆さんも普段以上に県というもの、岩手ということに関心を高めて、その中で復興やふるさと振興を進め、そして新しい計画をつくっていくような、今そういう時期を迎えております。
 そして、今日は、「若者の地元定着と活躍できる環境づくり」ということで、岩手の未来をつくり上げていくに当たって、若者という存在が決定的に重要でありますので、今日はそれぞれの分野、それぞれの地域で最前線で活躍する皆さんの意見を伺って、県の政策の参考にしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

木村室長
 

 本日の懇談会の進め方についてでございますが、この後、私の方から出席者の皆様方の所属とお名前を御紹介いたします。その後、御意見、御提言をいただき、最後に、自由懇談の時間も設けたいと思っております。よろしくお願いいたします。
 それでは、御出席の皆様を御紹介いたします。まず、農業経営、小山亜希子様です。

小山亜希子
 

 よろしくお願いします。

木村室長

 お願いいたします。
 では、「美女旅」メンバーの佐藤悠佳様です。

佐藤悠佳
 

 よろしくお願いします。

木村室長
 

 お願いいたします。
 それから、東京エレクトロン東北株式会社社員の吉田恵理香様です。

吉田恵理香
 

 よろしくお願いいたします。

木村室長
 

 それから、NECネットワークプロダクツ株式会社社員の高村晃夫様です。

高村晃夫
 

 よろしくお願いします。

木村室長
 

 よろしくお願いいたします。
 株式会社浅間建設常務取締役の浅間光将様です。

浅間光将
 

 よろしくお願いします。

木村室長
 

 よろしくお願いいたします。
 それから、ハコショウ食品工業株式会社代表取締役、箱崎陽介様です。

箱崎陽介
 

 よろしくお願いします。

木村室長
 

 よろしくお願いいたします。
 県からは達増知事、それから県南広域振興局の堀江局長でございます。

堀江局長
 

 よろしくお願いします。

木村室長
 

 なお、本日は県議会から一関選挙区選出の佐々木朋和議員、飯澤匡議員、千葉進議員、奥州選挙区選出の佐々木努議員、郷右近浩議員にお越しいただいております。どうぞよろしくお願いいたします。
 それから、皆様のお手元に今、お菓子が配られておりますが、適宜お召し上がりいただきながら懇談いただければというふうに思います。お菓子について、若干説明いただきます。
 

堀江局長
 

 それでは、若干PRと御説明を。
 いずれこの後、お茶も出させていただきますが、いずれもこの地元のお菓子でございまして、お菓子は高千代さんで作っております、「こめんしぇ」というお菓子でございます。水沢商業高校の生徒さんのアイデアで商品化されたコラボ商品です。名前のとおり、この奥州市内の米粉100%でできているお菓子です。ぜひ味わっていただければと思います。
 この後、お出しするお茶は、これは岩手ふるさと農協さんでお作りになっている鳩麦茶で、これまた奥州市衣川産の鳩麦100%のお茶でございます。皆様、御賞味いただきなら御懇談をしていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 

懇談

懇談会の様子2

木村室長
 

 それでは、懇談に入らせていただきます。
 まず、最初に1、2分程度で自己紹介をお願いいたします。お話しいただく順番は、先ほど御紹介いたしましたとおり、小山様から順番でお願いいたします。
 それではまず、小山様、お願いします。

小山亜希子
 

 一関市川崎町でトマトを作っております、小山亜希子と申します。今日はよろしくお願いいたします。
 自己紹介と言われて、1、2分で済まない感じになりそうですので、全然大丈夫、抑えます。私は、2011年3月に花巻温泉株式会社を退社いたしまして、祖父母が続けていたトマトを引き継ぐという形でUターンしてきました。今は、1人でとりあえず10アールのトマト栽培の他に、地域活動としては一関川崎町のまちづくり協議会とか、地元農協さんの青年部等々、活動をしております。簡単にまとめました。

木村室長
 

 もうよろしいですか。

小山亜希子
 

 大丈夫です。

木村室長
 

 ありがとうございました。

小山亜希子
 

 よろしくお願いします。

木村室長
 

 それでは、佐藤悠佳様、お願いします。

佐藤悠佳
 

 私は、「美女旅×いわて」を代表してまいりました佐藤悠佳と申します。一関市の東山町の出身で、地元の高校を卒業した後、宮城の専門学校に行って、その後に羽田空港に少しだけ勤めました。その後戻ってきて、今は「美女旅」のメンバーとして今年の6月から各地域のイベントですとか、パンフレットで観光地のPRをさせていただいております。以上です。

木村室長
 

 それでは、吉田様、お願いします。

吉田恵理香
 

 東京エレクトロン東北の吉田恵理香と申します。私は、出身が金ケ崎町で、県内の高校、大学を卒業しまして、就職活動は県内中心に行って、そのまま地元に就職した形になります。
 会社は、江刺区にありまして、半導体を作るための装置を作る会社で働いております。そこに入社しまして、現在4年目で、仕事としては経理の仕事をしております。よろしくお願いいたします。

木村室長
 

 ありがとうございます。
 それでは、高村様、お願いします。

高村晃夫
 

 私は、一関にありますNECネットワークプロダクツから来ました高村晃夫と申します。本日はよろしくお願いします。
 私は、二戸市の出身でございまして、高校まで二戸で生活しておりまして、その後、大学進学で盛岡の岩手大学に通って、大学卒業後、今の勤め先であります一関のNECネットワークプロダクツに就職しております。私が就職した当時は、東北日本電気という会社名でして、2011年4月に、震災後だったのですけれども、福島にあります工場と、栃木県にあります那須の那須塩原工場と、一関にある工場、この3社が統合して、今、NECネットワークプロダクツとして発足しています。
 私どもの会社では、スイッチですとか、ルーターと呼ばれます情報通信機器の設計から製造までを一貫して行っております。その会社の中でも私が所属しておりますのが製品技術部と申しまして、主に製品の設計を担当しています。私が会社に勤めて、もう8年目になるのですけれども、ちょっとまだわからないことも多くて、非常に苦労しながらやっておる状況ではあるのですけれども、自分が設計した製品が情報通信社会を実現する、その役割を担っているというふうに捉えると、非常にやりがいのある仕事なのかなというふうに考えています。本日はよろしくお願いします。

木村室長
 

 ありがとうございます。
 それでは、浅間様、お願いします。

浅間光将
 

 私は、浅間建設の浅間と申します。本日、岩手県建設業協会奥州支部の青年部代表として参加させていただきます。
 また、達増知事さん、先日、青年会議所のブロック主催の県知事懇談会に参加させていただきました。ありがとうございます。
 本日は、また似たような話になるかもしれませんが、奥州市、そして県南地域という枠を考えまして、我々ができること、いろいろ皆さんとお話したいなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

木村室長
 

 ありがとうございました。
 それでは、箱崎様、お願いします。

箱崎陽介
 

 花巻市から参りましたハコショウ食品工業の箱崎陽介と申します。よろしくお願いいたします。私は、花巻出身でして、地元の高校、そして大学は東京だったのですが、東京から就職をしてこちらに戻ってきて、金融機関に勤めまして、実家であるハコショウ食品に戻ってきて、平成18年に戻ってきましたので、間もなく10年というところでございます。
 先日、いわて特産品コンクールで、ありがたく県知事賞を頂戴した商品がございます。国体も兼ねて、お土産部門ということでありがたく頂戴しておりまして、来年は、それを頑張っていきたいというふうに思っております。
 また、食産業サムライという、今、活動がございまして、そちらにも参加させていただいております。
 また、県南広域振興局の地域協働委員にも参加させていただいておりまして、本日参加している次第でございます。どうぞよろしくお願いします。

木村室長
 

 ありがとうございました。
 それでは、具体的な懇談に入ってまいりたいと思います。お一人様3、4分程度で、ただ今、自己紹介、若干皆さん短めでありましたので、長くて大丈夫です。遠慮なさらずにやっていただければと思いますが、本日のテーマでございます「若者の地元定着と活躍できる環境づくり」ということで、御自身の体験ですとか、課題ですとか、それから今後期待すること、抱負など含めてお話いただければというふうに思います。
 先ほどの順番でお二人ずつお話をいただいた後に、お聞きしたいこと等、コメントを知事から行うというような形で進めてまいります。
 あと、具体的な県の取組等につきましては、堀江局長や私の方から御説明を申し上げることもございますので、御了解をお願いします。
 それでは、まず小山様、お願いいたします。

小山亜希子
 

 私からですね。いつも一番最初なのですね。皆さんのお話が終わった後に私なんて、こうイメージがあったのですけれども。このような場、とても貴重な場にお呼びいただき、本日はありがとうございます。いろいろ考えて、今日という日を迎えたのですけれども、難しいお話等、多分、皆様がこの後、私の後にいっぱい話してくださると思って、私はあまり、堅苦しい場が得意ではないので、どちらかといえば普段思っていることをお伝えできればと思って、本日は来ました。
 意見、提言と言われると、本当に言葉を選んでという感じで来なければいけないのかなという感じになるのですけれども、一応、テーマで若者と女性というキーワードがありましたので、今日、運転しながら、どんなことを話そうかと思ってまいりました。
 1つは、ぜひこのような場を増やしてほしいというのが、今日は一番お伝えしたいと思ったことで、最終的にまとめてきました。というのもこのような場は地域にもいっぱいありまして、そのたびにいろいろお声をいただくのですけれども、どうしても決まった方々というのが若者ででも選ばれてしまって、実際いろんなお声があるのですけれども、やはりそれを満遍なく酌み取る場というのがあれば、一番女性の声も酌み取れるのかなというふうに、日々いろんな場にお呼ばれする立場で、よくそう思うことがあります。ぜひ、達増知事も一関市に来ていただきまして、このような場を開いていただけると、若者も知事に興味を持っていただいているという、自分の地域に誇りを持てる場があると思っております。
 というのも、結構、若者で意見を交わす機会もあるのですけれども、どんな取組がされているかとか、どういうふうに自分たちはフォローされているかというのが、実際若者はすごくひしひし感じていますし、見ております。なので、よりそれを具体的に肌で感じられるという意味も込めて、このような場の数も増えて、それで今後若者との打ち解けたお話し合いができればというふうに思っております。そういう感じです。
 今日は、一応、ふるさと女子会代表という形で来たのですけれども、実際そちらにはあまり顔を出せずにおりまして、ちょっと申し訳ない感じがあるのですけれども、一関市では一関市総合計画審議会という立場で総合計画の審議にも携わっておりまして、勉強しているという感じです。

木村室長
 

 よろしいですか。

小山亜希子
 

 大丈夫です。

木村室長
 

 ありがとうございました。

小山亜希子
 

 以上です。

木村室長
 

 続きまして、佐藤様、よろしくお願いします。

佐藤悠佳
 

  私は、先ほどお話したとおり、高校を卒業した後、羽田空港で約2年間勤めたのですけれども、会社の都合で辞めざるを得ない状況になって、いざ、その後どうしようと考えたときに、せっかく学校にも行きましたし、お金をかけて親にもすごく迷惑をかけたので、それを生かせるものがしたい。そして、空港で働いていたときに、東北の人と接する機会というのはなかなかないのですけれども、接することができたときに、すごく安心感というのがあったので、やっぱり岩手に戻ってきたいなというのがあって、けれども学んだものを生かせない、けれども帰りたいという、すごく自分の中で悩みがありました。結局、帰ってきてからもそういった自分の中でいろいろ葛藤しながら求人とか求職活動とかしていたのですけれども、情報を得る手段とか、自分が学んだものを生かすことができる仕事を見つけるというのがなかなか難しくて、今は運良くそういった生かせる仕事に、旅行関係の仕事に就けているのですけれども、実際、周りの友人たちの話を聞くと、せっかく大学まで送ってもらったのに、それをできなくなることが、やっぱり帰ってきたいけれども、できなくなるのがちょっと抵抗があるという声を結構聞いたりとかします。
 今は、「美女旅×いわて」のメンバーとして活動させていただいていて、岩手に戻ってきたときに2、3年は漠然とただ毎日を過ごしていたのですけれども、やっぱりいろいろ今ですと、国体だったりILCだったり、そういった周りが盛り上がっているなというのは生活をしている中でもすごく感じていて、地元に猊鼻渓というのがあったから余計に思うのかもわからないのですけれども、そういった魅力を発信したりとか、そういったものに関わっていきたいというのは、私自身もすごく思っていたので、「美女旅」の話があったときには、もう絶対やってみたいというものがあって、実際、この6月から活動をして、国体のPRの動画に出させていただいたりとか、あとは、パンフレットももちろんそうですし、そういったPRを県民の一人として地元を発信できたり、そういった取組に参加できることがすごくうれしいですし、帰ってきて良かったなと思うことの一つとして、イベントのときに声をかけてもらえたりとか、今まで顔は知っていたけれども、特に話したりすることがなかった人たちも「悠佳ちゃん、この間、出ていたね」とかと話しかけてもらえるのがすごくうれしくて、そういう、ちっちゃいつながりというのがやっぱり田舎の魅力というか、岩手に帰ってきて一番良かったなと思うことで、そういったつながりがあるというのが、やっぱり帰ってきてから実感したことなので、帰ることをちゅうちょしている人たちとか、そういった人も私自身も帰ってきたらこういうことができるよ、みたいなことを教えてあげることができたらというふうにも思っています。
 あとは実際、小山さんもそうですし、若い方でいろいろ自分で何かを立ち上げたりとかというふうにして活躍している人もたくさんいるのですけれども、実際何かやってみたいけれども、どうしたらいいかわからないという声も結構耳にしたりするので、何かやっているという情報だけではなくて、そのためにどういうプロセスを歩んできたのか、どうやったらその活動を始めることができるのかとか、活動の手前の部分も、もっといろんな媒体とか通じて発信していけたら、自分自身ももしかしたらできるのかもしれないなというふうに、身近に感じていくことができるのかなというふうに感じました。
 すみません、ちょっとまとまらなくなってきたので、以上です。

木村室長
 

 ありがとうございました。
 それでは、知事の方からお願いします。

達増知事
 

 小山さんは、川崎町だけでもこういう場をつくると、結構いろんな人が集まってきて、深いお話ができそうな感じがしますよね。

小山亜希子
 

 川崎はそうです。多分一関市の中でもそうです。

達増知事
 

 一関の西と東をつなぐ大事な場所にあり、農業もトマトとか、そういう園芸作物が発達していて、いいですよね。やっぱり、園芸とか商品作物とかが盛んになってくると、女子の役割が高まってくるのではないですか。

小山亜希子
 

 一応、川崎町は道の駅かわさきがやはり北上大橋ができた後は、一番大きく変わったところなのですけれども、もちろんその価値というのは地元の人にはすごく大きく、多くて、ただ農業をやっている人でないと、その価値というのは実際あまりわからないのですけれども、私も農作物を作って、もちろん大きな農協さんという受け皿があるというのは漠然とわかるのですけれども、自分の車で、このたった何分かで物を販売できる場所があるというのは、すごく実は貴重なことで、ただそこに気付かずに普通にちょっと市町村から離れたところに土地をとって、農協さんに全量出荷という形でされている農家さんが、大規模になってしまうと、どうしても多いのですけれども、実際はそういう地元に密着した道の駅とか産直という売り先があるというのはすごく強みではあるので……。

達増知事
 

 消費の現場と接する機会があるというのがいいですよね。

小山亜希子
 

 そうです。とても私にとっては魅力の部分なので、ぜひ川崎町にもそういう、もちろん農業にかかわらず、若者が来てくれれば、何もないところからのスタートよりは全然いいのかなというふうには、日々、川崎町内でピーチクパーチク騒いでおります。

達増知事
 

 佐藤悠佳さんは、「美女旅」のメンバーになってもらって、どうもありがとうございました。いろいろ県の仕事もやってもらっていて。岩手に、一関に戻ってきて、なかなか情報を得る手段がないということで、しばらく住んでいれば、いろいろ、国体、ILCで盛り上がっているとか、岩手は全体的にそうなのですけれども、住めばいろいろ良さもわかるし、わかってくるのだけれども、あらかじめ知る情報のつてがないとか、来てすぐ、ぱっとわかるのは難しいというところがやっぱり言われているので、それはそのとおりなのだと思います。そういうところをもっと工夫して、来たことがない人でもわかるような仕組み、あるいは、来てすぐわかるような情報が伝わる仕組みを工夫しなければならないと思いました。

木村室長
 

 ありがとうございます。
 それでは次に、吉田様、お願いいたします。

吉田恵理香
 

 私は、先ほどもお話させていただいたのですけれども、地元が出身で県内の高校、大学を卒業して、就職という流れではあるのですけれども、私自身、長く働きたいという思いがありまして、県内中心に就職活動を行っておりました。私自身は、地元で働くという環境が整いましたので、そのまま地元に残ることができたわけではあるのですけれども、若い人となりますとなかなか身動きも取りやすいですし、地元にいなければならないという人もそんなに多くはないと思います。ですので、就職というタイミングで地元を選ぶかどうかというのは、もう、その人個人の選択になってしまうので、若者を地元に定着させるというのは、なかなか難しい問題なのではないかなという思いはあるのですけれども、そういった中でも地元で生活しやすい環境をつくることで、定着を促すことはできるのではないかと思っております。
 会社員という立場からお話させていただきますと、まずは安定した雇用があること、そして生活するのに十分な収入が得られる場というのが、たくさんあることが重要なのではないかと思っております。地元など、地域を限定しての就職活動となりますと、やはり求人数も少なくなってしまいますし、その中で自分の希望に合う仕事を探すというのも、なかなか難しくなってきてしまいますので、そういう面で雇用というのは大事な面なのではないかと思っております。
 そして、もう一つ挙げたいのが、仕事と家庭を両立できる環境があるといいのではないかと思っております。定着という面で考えますと、結婚や子育てというのも出てくると思うのですけれども、そういった場合に保育所の充実であったり、仕事を続けながらも生活していけるような環境が整っていることが大切なのではないかと思っております。以上です。

達増知事
 

 今住んでいる場所は金ケ崎でしたか。

吉田恵理香
 

 今は奥州市に。

達増知事
 

 奥州市に住んでいる。

吉田恵理香
 

 はい。

木村室長
 

 ありがとうございます。
 それでは、高村様、お願いします。

高村晃夫
 

 本日、若者の地元定着というテーマで、いろいろ考えたのですけれども、大きく2つお話しさせていただければと思います。
 私どもの会社では、地域の雇用確保の一環としまして、毎年、一関市内の中学校、高校、それから高専の学生さんたちを対象に、インターンシップで受入対応を行っております。例えば、私の所属する部門、製品技術部に来ていただいた学生さんには、設計の業務実習をやっていただいておりますし、あとは、製造部に来ていただいた学生さんには、実際にものづくりの実習をやっていただいております。インターンシップという活動は、私が中学とか高校の頃はなくて、大学のときに初めてインターンシップという活動で職場体験に行ったのですけれども、その当時に比べたら今の学生さんたちは、中学校からインターンシップに行っているという話も聞いていますので、すごく将来を考える上で非常に有意義な場があるのだなというふうに思っています。そういったところで、県の活動とかでインターンシップ、実際に学生さんたちがインターンシップに行くのですけれども、多分、学生さんたちもこういったところに行きたいとか、いろいろなニーズがあると思うのです。私のイメージでは、インターンシップの受入先というのは、製造業が結構多いというイメージがあるのですけれども、例えば、医療系のところだったり、サービス業だったり、あるいは農業をやってみたいとかという学生さんたちも多分いると思いますので、そういった学生さんたちの生の声というものを吸い上げていただいて、インターンシップの受入先の拡大とか、そういった活動につなげていっていただければ良いのかなというふうに思っております。
 それから、もう一つが、私が先ほど二戸出身というお話をさせていただいたのですけれども、中学、高校を二戸で過ごして、その後、大学で盛岡、そして就職で一関というふうに、岩手を北から南までどんどん渡って南下してきたわけなのですけれども、岩手を盛岡を境にして県北と県南で見たときに、やはり製造業とかは県南の方が圧倒的に多いのかなと。逆に、県北の方が農業とか畜産業とか、そういったのが多いのかなと、地元の特徴みたいなものもあると思うのですけれども、そういった印象があります。二戸にも工業高校があるのですけれども、私の友人たちも通っていたりして、工業高校を卒業しても、なかなかやはり二戸の周辺の地域で工業系の就職先がないというところで、県外に就職しに行ったり、そういう友人もたくさんいたのですけれども、なかなか働きたくても地元に働ける場がないというのが、ちょっと課題としてあるのかなというのが思いとしてあります。そんな内容でございます。

木村室長
 

 ありがとうございました。
 それでは、知事の方からお願いします。

達増知事
 

 吉田さんも高村さんも大変立派な会社に就職をされていて、いいと思うのですけれども、吉田さんは東京エレクトロンに入るというのを決めていくに当たっては、最初はリクナビとかエントリーシートとか、そういう感じですか。

吉田恵理香
 

 そういう感じで就職活動は行っていたのですけれども、最終的には、大学に今の会社の採用担当の方が来てくださって、採用合同説明会みたいな形でありましたので、そこでの出会いでした。

達増知事
 

 合同説明会だと、何月頃、就職する前の年の終わり頃ですか。それとも、夏とか春とか。

吉田恵理香
 

 冬頃、私の時代は冬頃。

達増知事
 

 冬というのは、もう卒業間近な冬。

吉田恵理香
 

 その前の年の。

達増知事
 

 そこから1年前になるのですね。

吉田恵理香
 

 はい。

達増知事
 

 なるほど、なるほど。

吉田恵理香
 

 今は、時期が変わったりしていると思うのですけれども。

達増知事
 

 やっぱりさすが東京エレクトロンさんは、そのくらい早い段階で、学校の方にちゃんと行って、説明会をしているのですね。

堀江局長
 

 はい。

達増知事
 

 NECさんは、もうインターンシップをばんばんやっているということで。

高村晃夫
 

 そうです。受け入れ、やっております。毎年定期的に何名か、中学校、高校、高専の方中心にやっております。

達増知事
 

 これから地元の企業にやっぱり早目早目の、大学はもちろん、高校、中学とか、場合によっては小学校とかへのアプローチを早目早目にやってもらうことですね。

堀江局長
 

 そうですね。動いていただいておりました。やはり東京エレクトロンさんもそうですし、NECさんもそうですが、就職という意味では本当に地元の方を採用したいという思いも結構ございまして、早目のそういう企業としての求人に動いております。課題になるのは、もうちょっと小さい地場企業の求人活動をいかに支援していくかというのが、我々のやっぱり一つの大きな課題でもあります。

達増知事
 

 いい会社は結構いっぱいありますから。

堀江局長
 

 はい、たくさんあります。

達増知事
 

 早い段階から生徒さんたちに情報が伝わるような工夫をしていくことは、やっぱり大事ですね。
 仕事と家庭の両立という話がありましたけれども、そこはやっぱり地元就職のメリットの大きいところだと思いますし、金ケ崎町というのは結構子育て支援とか力入れている町だし、奥州市もそうですけれども、自治体も仕事と家庭が両立できるようなことをやって、企業の努力と相まって、一緒に地元就職が増えるようにやっていきましょう。
 あと、二戸のあたりの働く場所については、八戸に行けば、またいろいろ工業は盛んで、最近は、高速道路に近ければ工場は立地しますから、だから本当に二戸エリアも、もう一息だと思うのですけれども、新しい企業立地の働きかけは全然諦めていなくて、二戸エリアに関しても東京とか大阪とか愛知県の方とか、アピールは県としてもやっているところでありまして、新幹線も通っているし、高速道路もあるし、真面目で一生懸命な働く人材もいるしということをアピールしていきたいと思います。

高村晃夫
 

 ぜひよろしくお願いします。

木村室長
 

 ありがとうございます。
 それでは次に、浅間様、よろしくお願いします。

浅間光将
 

 私、先ほど自己紹介で触れておりませんでしたが、高校卒業しまして、6年ほど東京に行っておりました。自分の家を継ぐためと言ったら語弊がありますけれども、地元に帰ってきまして建設業という一つの職を選んだわけですが、当時の建設業はバブルが崩壊してからどんどん、どんどん景気が悪くなり、仕事も悪くなりということで、若者が定着する環境をつくる以前に、会社として、一つの企業としてつくる方が難しかった時代。それから約10年、15年経ちまして、今でこそ人材育成を考えまして、新年度になりまして高校生1人就職していただくことになりました。

達増知事
 

 それはそれは。

堀江局長
 

 ありがとうございます。

浅間光将
 

 この背景には、それがありますし、また、先ほどお話ありましたインターンシップ、ここ数年弊社でも請け負っているところでありまして、やはり自分の目で見て、現場を体感していただくことによって、我が社のPRもできるのかなと。また、建設業協会としましては、何年になりますか、20年ぐらいになるのでしょうか、ふれあい事業としまして、各中学校にバックホーであったり、ロードローラーであったり、堀江局長にお世話になっておりますけれども、持っていきまして、まず、業界のPRをさせていただいています。PRといいますか、実際我々が作るもの、道路であったり、そういう部分の必要性を問う前に、まず触れてもらうということが一番大事なのかなと思っております。
 また、そちらは建設業、仕事柄だと思うのですけれども、あとは1つ環境づくりの部分では青年会議所活動と言ったら先輩がいらっしゃいますけれども、まちづくり団体であります。奥州市をもっと良くしようという奥州地域の人たちを集めた活動を行っておりまして、こちらも来年もまちづくり、社会開発系と青少年系、人づくり系の事業、2本立てで考えて、活動しております。
 先日おもしろいなと思ったのが、胆江日日様に記載されておりました、奥州市の社協のアンケートの結果がありまして、これからも市内に住み続けますかという問いかけに約18%、20代から40代、自分と同世代、働き盛りの人、18%の人がいつか他の場所へ移りたい、もしくは住み続けるかわからないとありました。また、奥州市に望むものは、という問いかけには、福祉、医療サービスの充実であったり、教育文化の充実等々を半数の人が答えてあったという結果がありまして、まちづくり団体、青年会議所を主として話させてもらうのですが、この地域というのはそんなに魅力がないのかなと思うときがあるのです。先日も知事との懇談会でお話させてもらいましたが、特にも、この岩手県の中でも奥州地域、県南地域はそれぞれ魅力、伝統文化であったり、歴史的建造物であったり、様々な魅力発信ができる中で、またILC等、新しい可能性もある中で、そんなに先を悲嘆しなくてもいいのかなと。ただ、我々の活動がまだまだ皆様に発信ができていない、伝わっていないからこそ、そういうふうに悲嘆してしまうのかなと。
 1つだけ、これは県の方々にお願いしたい部分があるのです。やっぱり皆さんいろんな団体に属してまして、みんなが、市が、町が、県が良くなるように活動されておられると思うのですけれども、ひとつそれらが一目でわかるようなネットワークの構築をされていただいたらと思います。
 すみません、何か最後はとりとめもなくなりましたけれども、以上とさせていただきます。よろしくお願いします。

木村室長
 

 ありがとうございました。では、最後になります。箱崎様お願いします。

箱崎陽介
 

 まず、若者ということでございまして、私、大きく2つの面からということで、会社の面と、あと地域の面からということで、ちょっと考えてまいりました。
 まず、会社の面なのですが、先ほどから出ていらっしゃいますインターンシップというのは、我々もぜひやってみたいなと思うのですが、なかなかそこに至るまでの手法がわからないので、その辺というのは積極的に取り入れながら、高校生なり大学生なりという方たちとともに仕事について考えてみたいということは、ぜひやってみたいというふうには考えております。
 また、そうやって若い子どもたちを採用した際に、やっぱり経営者として採用した子供たちに対してどのくらい責任を我々世代がとっていけるのかというのが、非常に重要なのではないかなというふうに考えておりまして、その部分、受け入れたからにはやはり働いてくれるみんなにも夢を持って稼いでもらえるような会社づくりというのが、まず大事なのではないのかと思っています。まず、経営者として魅力的になってくるということころも非常に重要だと思いますし、それにはどんどん取り組んでいきたいなと思っています。
 また、先ほども申し上げました食産業サムライの話ですが、こちらもやはり文化というか、食の文化というか、こちらの新しい価値を創造していくような事業を地元の企業で取り組むことで、いろいろなことがやっていけるのかなと思っていますので、どんどん積極的にやっていきたいと思います。
 あとまた、食産業サムライというのが「モノづくりなでしこ」の皆様とも連携をしながら、名古屋圏に物を売り出していこうということもやっておりますし、そういったところで若者が興味を引いてくれるようなことにもなってくればいいのかなというふうにも考えておりました。
 あと、地域の面ということで、先ほど浅間さんからも出ましたが、私も青年会議所に所属しておりまして、本年度は花巻青年会議所の専務理事を務めさせていただいております。その中で、今年の事業の中で非常に良かったと思うのが、歴史を学ぶ事業でした。これが地元の歴史を我々どうしても知らない部分が多過ぎまして、その辺が浸透することで、もっともっと地元に対する愛着だったりというものが出てくるのではないかなというふうに単純に思っておりまして、その辺は今後も取り組んでいかなくてはならないのではないかというふうに思っています。以上でございます。

木村室長
 

 ありがとうございました。それでは、知事の方からお願いします。

達増知事
 

 浅間さん、箱崎さんには、地域を代表する会社の経営者として業界全体のことや、また、地域全体のことも考えてもらって、大変心強く思います。
 20歳から24歳のアンケートで思い出すのは、沿岸の12市町村、岩手の沿岸の12市町村は東日本大震災の被災地なのですが、去年、一昨年の2年間で、全体で20歳から24歳の層が8%増えているのです。東日本大震災で大きく減ったところからの回復で、まだ、元の水準には戻っていないのだけれども、首都圏をはじめ全国の人たちが東日本大震災で減った人口はそこからさらに減ると予測している中で、それが回復していくというのはほとんど予測されていなかったので、いい意味で期待を裏切る地元の底力なのです。
 20歳から24歳以外の年齢層は、減ったところからさらに減っているのだけれども、陸前高田市などは40%も増えていて、そこにはやっぱりパワーがあるなというふうに思って、県にとっては非常にありがたいことで、やっぱりそういった20歳から24歳の人たちのパワーが実を結ぶような地域づくりをしていく必要があるなと思っています。
 いろいろな団体が一目でわかるようなネットワークの構築というのは、実は僕もそれを求めているというか、模索しているところがあり、知事からしてもなかなか県内のいろいろな団体の動きとか、地域の動きとかの全貌を捉えるのは難しくて、これは復興ということだけ捉えても難しくて、いかにして地域の壁を越え、分野の壁を越え、全貌が把握できるかとか、工夫していたのですけれども、今度地元に就職する若者を増やしていくため、仮称、仮の名前ではありますが、「いわてで働こう推進協議会」というのを立ち上げ、県内の様々な団体の代表に集まってもらって、それは若者を中心とした地元就職を増やすというテーマで集まるのですけれども、一つのテーマを通じて様々な地域、そしていろいろな分野が今どう動いているかとか、そういう情報を共有しながら目標に向かって動いていくというのが一つ効果的かもしれないと今思っています。
 食産業サムライiwateで、なでしことともに名古屋にも乗り込んでいるということで、これも心強く思います。これも一種テーマを決めて、いろんな異業種が集まったり、地域や分野を超えてやっていくということで、何かいろいろなアクション志向、何か行動に移していくためのネットワークづくりというのが、情報の共有とかで、それを通じて参加している人たちがそれぞれ判断して行動していくのに効果的なのではないかと思います。
 それから、歴史を学ぶ事業の重要性は、私もそう思います。最近だと、釜石の橋野鉄鉱山が世界遺産登録されて、改めて、岩手の意外な先進性に私も気付かされて、あれはもともとは九州・山口の近代化遺産という名前で、釜石は入っていなかったのです。それが明治維新、明治日本の産業革命遺産という名前になって、そこに釜石も入ってくるのですけれども、外国人研究者の人たちが視察して歩いている中で、釜石を入れないとストーリーが完成しないとアドバイスをしたのだそうです。九州・山口だけでは日本の近代化のストーリーは完成しない。アメリカでは、1980年代に既に釜石の橋野高炉跡を何か鉄鋼関係の業界が表彰していて、アメリカ、ヨーロッパでは、実は日本の近代製鉄の元祖は岩手釜石だというのは広く知られていて、それを入れなければだめではないかとアドバイスされたのだそうです。
 鉄は、水沢の南部鉄器ともつながるのですが、さらにさかのぼると江戸時代から岩手は鉄が盛んで、さらにさかのぼると奥州平泉時代から舞草刀とか独特の刀が作られていて、それが源氏や平氏の武士の刀のルーツになっているとか、岩手は、歴史は学べば学ぶほど自信と誇りが湧いてくるようないい歴史がありますので、特に県南にはそういう歴史が密度高く存在しているので。二戸にもあるのですけれども、いい歴史は、岩手全体としてやっぱり歴史の宝庫で、それはすごい地域振興にはいいことだし、特に若い世代がその辺で自信と誇りを持つというのが大事だと思うので、頑張ってまいりましょう。

木村室長
 

 それでは、皆様から一巡というか、一通り御意見をお伺いしたところであります。
 それでは、これからは自由懇談ということで、今日の懇談テーマについて、まだ言い足りなかったということでも結構ですし、今日のテーマに限らず、何か日頃、県に対していろいろ言いたいとかということ、何でも結構でございますので、自由に御発言いただければと思います。どうぞ、皆さん、何でも結構でございますが、何かございませんか。どうぞ。

高村晃夫
 

 ちょっとお聞きしたいなと思うところがありまして、ILCなのですけれども、ILCは非常にビッグプロジェクトで、岩手県民とか地元の企業とか非常に期待を寄せているのですけれども、そのILCの誘致の状況というのは、今どんな状況なのかというのをお聞きしたいというところがございます。やっぱり、ILCが岩手に来れば、地元の製造業だったり、建設業だったり潤っていくと思いますし、それが潤うことによって生活の場が必要になって、御飯食べるところだったり、スーパーだったり、あと宿泊施設だったり、そういったものが増えて、あとは、それが地元の雇用の拡大とかにつながっていくのかなというふうに考えているので、ILCの今の状況というのをお聞かせいただければと思います。

達増知事
 

 では、かいつまんで。まず、研究者の人たち、素粒子物理とか加速器科学とかやっている世界の研究者の人たちは、次世代の加速器は、アメリカはちょっとそういう雰囲気になく、ヨーロッパには今、円形の大きいものがCERNという国際機関のところにあるので、今度作る次世代型は日本にどうぞお作りくださいという流れが国際的にはできています。
 日本の中でどこがいいかということについては、これは日本人研究者の皆さんが会議を重ねて、岩手県の北上高地、南半分の所がベストだというふうに決めていて、アメリカ、ヨーロッパの研究者たちも、ああ、そうですかということで、それでどんどんこの辺に視察に来て、北上高地の地質も調査すれば、周辺のまちの生活状況の調査もしているという段階です。ただ、いざトンネルを掘って、そこに機械を据えつけるというお金をかけてやる事業の部分は、政府間協力で国際事業としてやることが想定されていて、政府はまだやるとは正式に決めていないと。その政府としてどう決めていくかということも、既に何かそういうILC実行委員会とか運営委員会は存在しているわけでもないので、そういうのを作っていく作業もこれからなのです。
 日本政府は、様子を見ていると、あまり早い段階でやります、やりますと鼻息荒いところを示すと、アメリカやヨーロッパの政府が、ではどうぞ、どうぞ、おやりください、お金も全部日本で自己負担してくださいねと。ヨーロッパにある円形の今の最先端のものは、アメリカや日本もお金を出して作っているのです、ヨーロッパだけではなくて。日本政府は、相場観としては、半分は日本が出すけれども、もう半分の予算はアメリカやヨーロッパなどから頂きたいということもあって、その辺の様子を見ながら意思決定をしなければならない。一方、日本が正式に決めないと、アメリカやヨーロッパも本格的な政府としての検討はできないみたいなところもあるから、日本がいつまでもぐずぐずしているわけにもいかず、それで去年から文部科学省の下に委員会をつくって、実現に向けた検討は政府として正式にやっています。そこに時間はかかっているのだけれども、着実に実行に移すというところに向かって進んではいるので、地元としては国際的に見てベストな環境、そういう地盤である所の良さをきちんと守り、また、その情報を発信し、あと、地元でも盛り上がっていますよという、そういう前向きな方向性をつくっていく動きを地元から示していく。あとは、日本政府が決定するには、日本国民がそれだけのお金をかけていいよと。国際宇宙ステーションに「きぼう」という日本の実験カプセルがくっついて、そこに日本人宇宙飛行士が行ったり来たりして、いろいろ実験をするのだけれども、そこがここ10年だかで8,000億円ぐらい、4,000億円だったかな、いずれILCに必要だという予算は、既に宇宙ステーションの「きぼう」棟での実験に既に使った実績があり、決して日本国として法外な予算、とんでもない予算というわけでもなく、宇宙開発という分野では既にやった実績があるくらいの予算なので、宇宙開発は国民的には何か盛り上がって、テレビで放送されると人気もあるではないですか。だから、ILCとかそういう加速器でニュートリノの謎を解くとか、ヒッグス粒子の謎を解くみたいなことが、いいことだと国民的な盛り上がりも生まれるような働きかけを地元からもやっていくというのがポイントだと思っています。
 今年、ノーベル物理学賞を梶田さんがニュートリノ、素粒子研究でノーベル賞をとったので、これは結構日本、国民世論としても、日本はやっぱり素粒子物理学には力を入れてもいいのではないかという雰囲気が高まっているので、チャンスだと思っています。

木村室長
 

 その他。ILCの関係でも結構ですけれども、何かございませんでしょうか。どうぞ。

佐藤悠佳
 

 先ほど歴史を学ぶというお話があったのですけれども、「美女旅」のメンバーは他にあと5人いるのですけれども、6月からラジオもやらせていただいていて、平泉とか世界遺産について私自身が学んでいくというものなのですけれども、共通の認識として、もっと、こういうものを授業とかで勉強しておきたかったという話が毎回上がります。私自身、東山町には宮沢賢治という方が数日だというふうに覚えていますけれども、滞在されて、それを小学校とか中学校とか、すごく勉強させられ、させられたと言ったらあれですけれども、勉強しました。そういうこともあって、すごく大人になってからも、今でも身近に感じていますし、そういった平泉とか橋野鉄高炉もそうですけれども、そういった岩手の魅力的なものを小さなときからずっと勉強、授業としても身近に感じるようにいろいろやっていくことができたら、もっと地元を好きになってくれる、今の小さな子供たちとかが増えるのではないかなと私は考えています。

達増知事
 

 そうですね。平泉が世界遺産登録される頃から、平泉授業と称して、ふるさとの歴史を学ぶというのを強化しているのですけれども、もっといろいろその地域ごとの歴史を深掘りするとか、岩手全体として盛り上げるというのはこれから工夫していきたいと思います。
 歴女という言葉もありますよね。歴史好き女子で、女優の杏さんがその代表格みたいな感じで、やっぱり岩手にそういう人が増えるようにしていきたいと思います。

木村室長
 

 ありがとうございます。他に何かございませんでしょうか。せっかくの機会でございますが、よろしいですか。

小山亜希子
 

 いろいろ農業もやっています。私は岩手大学教育学部卒なのですけれども、今、小さい頃の教育のお話が出たので、ふと思ったのは、いろいろなお話を聞いていて、インターンシップとか、働く場が云々とか、子育てが云々というキーワードが必ず多分出てくる問題だとは思うのですけれども、私はどちらかというと働く場はあると思っているのです。あるけれども、それが若者もしくは女性が望む仕事ではないというミスマッチが起きたときに、そうするとより良いところに行ってしまうという選択があるのですけれども、やはりそこを考えないとどうしても難しく、職ばかり増やしたとしても、それが若者、女性が望むものでなければ、そこには定住という形にはつながらないというふうに考えるところがいつもあるのですけれども、そうした場合に、それさえも乗り越えて留まってもらえる心づくりをするのか、もしくは例え、外に出たとしても戻ってきてもらうという地域づくりをするのか、様々な見方というのがやっぱりこの問題にはあると思っているのです。なので、一概に今回答えをここに求めることなく来たのですけれども。
 そういう心づくりというところで、教育の勉強もしてしまったので、教育の立場で考えてみると、では、学校現場に子供たちの心づくりの時間をどういうふうにつくっていくのかとなったときに、今の学校の先生たちというのは本当に時間が制限されていて、ほとんど生徒指導という部分に時間を割けずに、どんどん授業をひたすらこなすという生活をしているわけなのですけれども、そういったときにどうしてもカウンセラーさんに頼るとか、そういうふうな感じで教育の現場が多分今あるのですけれども、そういったときにそういった心の時間というのが、今後、もしかしたら教育現場には必要なのかなというのは大学当時からずっと思っていたことで、ずっと思い描いてはいたのです。人生設計というところをどうしても学ばずに外に出てしまうという子供たちというのが多くて、私も大学卒業してから、ああ、大学でこんなことを学んでおきたかった、もっと楽しめたのではないかとか、卒業してからどうしても気付いてしまうというのがあるので、それであれば、もうちょっと大学の先の人生を小中高なり、どこかで考えられる時間というのが余裕的にあればいいのかなと、そのためにやっぱり教育現場には人がほしいなというふうに漠然と思っておりましたし、結果的に県内の移住率、定住率、就職率というのが上がっていけばいいなというふうには、大まかに思っているのです。
 あとは、農業的な立場からもよく意見を求められるのですけれども、私は新規就農で担い手という手順は踏んではいないのです。普通にUターンして、普通に祖父母を手伝うという形で経営を継いでおりまして、一切の支援等を受けずに何とかやっているのですけれども、というのもいろいろな……

達増知事
 

 新規就農支援。

小山亜希子
 

 はい、そうです。支援のものは、一応もちろん地域振興課さんから産経課さん、いろいろ皆さん来ていただいて、こういうのもあるぞ、こういうのもあるぞ、農協さんも来たのですけれども、私の条件として、やはり、祖父母を看取りたかったというのが一番Uターンしたきっかけでありまして、そこで例えば、何か別な職を探すという選択肢は持たずにUターンしました。
 ということで、結果的にトマトを作るという覚悟をしてからUターンしたのですけれども、祖父母プラス私の3人での生活のスタートでしたので、基本、家事とか病院の送りとか、一日で使える時間というのは、一応、祖父母中心で回っておりまして、そこに例えばこういう支援があります、例えば別なほ場に出て、別な農家さんで8時から5時まで勉強して、そして3年間でこういうふうな資格を取ってください、そういう条件とか、やはりどうしても自分の農地で勉強して、もちろんお金をお借りしたり頂戴するものなので、難しいという感じもあるのですけれども、どうしてもやはりそういったときに女性の面から見れば、私においてですけれども、難しい支援策というのが、今でもそうなのですけれども、150万円の給付金も条件として規模拡大というのと、もしくは新品種を導入という、ちょっと女性経営者からすると、やはり結婚とか子育てという面で一瞬でも、2、3年でも辞めざるを得ない期間があっての5か年計画とか、10か年計画を出されてしまうと、ちょっと難しいかなというのがあるのです。そういったときに、女性目線での農業者を酌み取るという意味では、この間、議員さんとの懇談会もあったのですけれども、例えば、農機具のレンタルとか、新しい人を地域に入れて農業を、担い手をつくっていくといったときに、私たち最初から地元に根付いた人たちは、知り合いとかの農家さんから農機、何百万とする物を大体借りて、何とか回しているというのが実際現状なのです。でも、新しい人が来たときに、それを実際にはできないという問題があったときに、そういうのを乗り越えるために、女性でも、あとは新規の方でも、例えば、農機具、高額な農機具を簡単にレンタルできる組織づくりとかがあればいいなというのは、農協さんとかいろいろなところでは言っているのですけれども、そういう小さな支援からしていくことで、実際には農業という職も続けていく職業に、ようやくスタートラインに立てるのかなという気はしております。

達増知事
 

 岩手県は、なまじ新規就農で、本格的な専業農家として大規模にやれる広い土地があったりとか、それだけの基盤があるので、西日本の方はもう土地も狭いし、農業だけでは食べていけるような環境にないがゆえに、Iターン、Uターン支援でもお手伝い程度の農業でもいいから来てください、やってくださいみたいな、そういう農業だけで食べていくわけではなく、お手伝いでやるとか、あるいは他の職と組み合わせて食べていく、3分の1ぐらい農業で、みたいなのにも結構丁寧な支援をするような仕組みが西日本では発達しているので、岩手もやっぱりそういう西日本型も取り入れて、専業でばりばりやる人向けの支援は、それはそれで大事なのですけれども、特にふるさと振興的には、きめ細やかなUターン、Iターン支援が大事ですね。特に女性目線ものが。

小山亜希子
 

 中小なり、小さい規模の農家さんもやっぱり、道の駅とかを支えているのは、どちらかと言えば、そっちの地元を支えているのは小規模農家さんなので。

達増知事
 

 そうしましょう。

小山亜希子
 

 よろしくお願いします。

木村室長
 

 ありがとうございました。そろそろ予定の時刻も近づいてまいりました。その他、ぜひにというお話があれば、あと1件ぐらい受けたいと思いますが、よろしいですか。
 

知事所感

木村室長

 それでは、最後に知事からお願いいたします。

達増知事

 貴重な話を聞くことができまして、また貴重な意見いただきましてありがとうございました。県政に反映させていきたいと思います。
 岩手県の人口流出、人口の社会減という、東京に出ていくとか、県外に出ていく、あと、帰ってくる、入ってくる人の差は、一番少ないのが1995年で329人だったことがあるのです。90年代の中頃は、その前後も1,000人ぐらいしか差し引き、出て行っていなくて、バブルの頃は、年間1万人近く出ていたし、あと2000年代に入って、毎年1,000人ぐらいだったのが2,000、3,000、4,000、5,000と7,000近くまで増え、その後、4,000ぐらいに戻り、2、3年前は、年間2,000人ぐらいの水準まで人口流出は減り、ただ去年、今年と3,000、4,000とまたちょっと増えぎみになって、これは岩手だけではなく、全国的に今、地方経済が総体的に弱っていて、都会の経済の成長の方が早くなっているので、その差で都会に人が引かれていくというのが、ここ2年間は強くなっているのですが、やっぱり仕事があれば残りたいとか、戻ってきたいとかというのがあるなというのは、そういう歴史というか、統計を見ても感じられるので、そういう意味では、やっぱり働く場というのはつくっていかなければならないなと思っています。
 若者、女性に合わないような仕事があるということについては、それをやっぱり若者、女性に合うようにしていかないとだめですから、例えば、伝統的には女性は働かない、働けないとされていたような分野でも働けるとか、土木女子、ドボジョというのが何かはやっているみたいでありますけれども、またそれは無理をさせる、無茶をさせるではだめなので、ちゃんと機械も発達しているし、安全で健康的に、人間的にちゃんと女性でもやれるような形にして就職機会に変えていく、そういうことが必要だと思います。これは、事務の仕事でもそうで、ブラック企業的な、そういう残業に次ぐ残業で、労働力としてすり減らすような働かせ方はしないというような、それは女性に優しいだけではなく、男にとっても人間的な職場環境になるわけですけれども、そういうところも今大事だなと思っていて、そういう働き方改革というのも含めて、岩手で働く、岩手で暮らす、岩手で育っていく、子供も育てるというような流れをつくっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 今日は、ありがとうございました。
 

閉会

木村室長

 本日は本当に貴重なお話をありがとうございました。これをもちまして県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会を終了いたします。

 

(注) 氏名については、一部機種依存文字等があるため、正式な表記でない箇所があります。
 

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