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「がんばろう!岩手」意見交換会(平成28年1月8日 盛岡地区)

ID番号 N43350 更新日 平成28年4月6日

日時
平成28年1月8日(金曜日) 10時30分から11時45分

場所
岩手県議会棟 1階 大会議室

懇談テーマ
「国際リニアコライダー(ILC)と岩手の国際化」

出席者(敬称略)

 ・ 参加者(敬称略)
   松岡 洋子(岩手大学 教育推進機構 グローバル教育センター 教授)
   ウヴェ リヒタ(岩手県立大学 高等教育推進センター 教授)
   ルツラー ディーン(ILCサポート委員会 委員)
   トマス アンナ  (  〃         〔奥州市ILC国際化推進員〕)
   皆川 幸穂(岩手県立盛岡第一高等学校2年)
   佐藤 達哉(  〃           )

 ・ 県 側
   知事、盛岡広域振興局長、秘書広報室長、政策地域部科学ILC推進室長
 

開会

木村室長

 おはようございます。ただいまから県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会を開催いたします。
 本日御出席いただきました皆様には、お忙しいところ、参加いただきまして大変ありがとうございます。
 今日は、「国際リニアコライダー(ILC)と岩手の国際化」をテーマに、ILCの実現、それからそれを契機とする岩手県の国際化に向けて取り組んでおられる方々にお集まりをいただいております。
 私は、本日の進行役を務めさせていただきます県の秘書広報室長の木村と申します。よろしくお願いいたします。
 

知事あいさつ

懇談会の様子1

木村室長

 それでは、開会に当たりまして達増知事から御挨拶を申し上げます。

達増知事

 皆さん、おはようございます。今日の県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会は、「国際リニアコライダー(ILC)と国際化」というテーマで開催します。国際リニアコライダーと国際化について関心を持っていただき、また様々御協力をいただいている皆さんにこのように集まっていただきまして、本当にありがとうございます。また、県議会議員の皆さんにもおいでいただいてどうもありがとうございます。
 国際リニアコライダーについては、既に関係する研究者の皆さんが世界中からこの岩手県にやってきて、建設に適した場所とされたところの視察や、その周辺のまちの視察をしていますし、リニアコライダーコラボレーション(LCC)という研究者の皆さんのホームページには、既に「ライフイン北上」という北上高地とその周辺での生活についての特集記事がもう何度かにわたって英語で掲載されています。岩手県での国際リニアコライダーの建設の準備が着々と進んでいるところで、今年の終わりには研究者の皆さんによる国際会議がここ盛岡で開かれる予定にもなっています。岩手県民の皆さんや、また日本国民全体が日本に国際リニアコライダーをつくるという方向にどんどん向かっていく一年になることを期待しています。
 政府として、正式に建設を決めていくに当たっては、まず日本政府の決定に関しては日本全体での関心の高まりが、そして国民的な民意の高まりが必要なのですけれども、去年ノーベル物理学賞を梶田さんが受賞し、ニュートリノという素粒子がだいぶ日本中で有名になり、素粒子物理研究、大型の実験施設を使っての素粒子物理研究というのが日本としてやはり得意でもあるし、これからも大事にしていかなければならないという、雰囲気が広まったと思います。宇宙に関しても日本人宇宙飛行士が国際宇宙ステーションの実験に参加して、そういう国際的な大型科学研究というのが大事、また宇宙の謎を解き明かすような基礎研究も大事というような流れも去年できたと思っていますので、今年ますますそれを岩手県における国際リニアコライダー建設の具体化に向けて前進できればと思っています。
 その一方では、岩手県において世界中からの研究者の皆さんやその家族がやってきて、生活することがよりやりやすくなっていくような取組が必要であります。それはイコール異文化共生という言葉がありますけれども、国籍など多様な違いのある人たちが力を合わせて生活していく、一緒に仕事をしていく、そういういわゆる国際化ということを岩手においてさらに進めていくことでもありまして、国際リニアコライダー実現のためというところもありますけれども、そもそもそういう異文化共生ができる地域というのはもともと住んでいた人たちにとってもよりよい地域にしていくことになりますし、また世界中からどんどんいろんな人に来てもらえる地域というのはますますいい地域になっていくということでもありますので、そういうことにも向けて頑張っていきたいと思いますので、今日は皆さんの御意見を県政の参考にすることができるよう期待をしていますので、よろしくお願いいたします。
 ありがとうございます。

木村室長

 それでは、本日の懇談会の進め方について簡単に御説明いたします。
 この後、私から皆様方の所属、お名前を御紹介させていただきます。その後に、皆様方から自己紹介をしていただいて、その後、御意見、御提言をいただきます。最後に、自由に御発言をいただく時間も設けたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 それでは、本日御出席の皆様を御紹介いたします。
 岩手大学教育推進機構グローバル教育センターの教授、松岡洋子様です。

松岡 洋子

 松岡です。よろしくお願いいたします。

木村室長

 岩手県立大学高等教育推進センター教授のウヴェ リヒタ様です。

ウヴェ リヒタ

 よろしくお願いいたします。

木村室長

 ILCサポート委員会委員のルツラー ディーン様です。

ルツラー ディーン

 よろしくお願いします。

木村室長

 同じくトマス アンナ様です。

トマス アンナ

 よろしくお願いいたします。

木村室長

 それから、県立盛岡第一高等学校2年生、皆川幸穂さんです。

皆川 幸穂

 よろしくお願いします。

木村室長

 同じく佐藤達哉さんです。

佐藤 達哉

 よろしくお願いします。

木村室長

 県からは達増知事のほか、浅沼盛岡広域振興局長、それから佐々木科学ILC推進室長が参加をいたします。よろしくお願いいたします。

浅沼局長

 よろしくお願いします。

佐々木科学ILC推進室長

 よろしくお願いします。

木村室長

 それから、本日は岩手県議会から盛岡選挙区、千葉絢子議員、軽石義則議員、阿部盛重議員、滝沢選挙区のハクセル美穂子議員、紫波選挙区の臼澤勉議員にもお越しをいただいております。よろしくお願いをいたします。
 皆様方のお手元にコーヒーとお菓子を配らせていただきました。適宜召し上がりながら懇談いただければと思います。若干説明をさせていただきます。お願いします。

浅沼局長

 私からお手元にお配りしたお菓子について説明させていただきます。ちょっと雰囲気が堅いですかね。リラックスしていただくために少しだけお時間をいただきたいと思います。
 商品名は書いてありますが、「岩手発めんけぇサブレさくさく焼きっち」というサブレです。障がい者の方々を支援する県内の15の事業所が、希望郷いわて国体と希望郷いわて大会に合わせて合同で新しく開発した商品です。コンセプトは、復興支援に対する感謝の気持ち、国体等へのおもてなしの気持ち、福祉を支援する気持ち、いろいろあるということです。料理研究家の小野寺惠先生のプロデュースで新たにつくったものです。新商品で11月に出たばかりなので、これから売り出していくというものです。店頭に並ぶときはこういうパッケージに6個入りという形で売っていくものです。これから希望郷いわて国体、希望郷いわて大会でも販売していきたいと思っています。
 なお、先ほどコーヒーも配られましたけれども、その福祉、障がい者の支援サービス事業所のファーム仁王という事業所がございまして、そこの方々にセットで出していただいたものです。
 この商品は県産のワカメが入っています。沿岸のワカメは、震災直後、放射能の風評被害が立って販売が苦戦しました。そういう応援するメッセージも込めておりますので、コンセプトとして県産品の愛用、ワカメという意味で復興支援への感謝、復興というキーワード、さらに福祉というキーワード、そしてさらに希望郷いわて国体、希望郷いわて大会という4つのキーワードを盛り込んだ商品であり、これからどんどん売っていきたいと思っておりますので、皆さんも目にすることがありましたらぜひお手にとっていただければと思います。
 以上です。

木村室長

 ありがとうございました。
 

懇談

懇談会の様子2

木村室長

 それでは、懇談に入らせていただきます。
 最初に自己紹介をお願いいたします。お話しいただく順番は松岡先生から順番にということでお願いします。
 では、最初に松岡先生からお願いします。

松岡 洋子

 岩手大学の松岡です。よろしくお願いします。私が今所属しているのは教育推進機構のグローバル教育センターというところですが、去年からこの名前になりました。最初は留学生センターだったのですけれども、それがだんだん日本人の学生も国際化をするということでグローバル教育センターというようになっています。
 私の専門は日本語教育なのですけれども、大学では留学生に日本語を教えつつも日本人の学生と留学生をできるだけまぜて、お互いの文化の違いに気がついて、文化が接触したときに今までと違うやり方でコミュニケーションができるようにしようという教育を進めています。
 これと同時に、私の個人的な研究は移民の言語政策について研究をしておりまして、実はリヒタ先生ともさっきお話ししたのですけれども、ドイツが私たちにとってとてもお手本になるところで、多分本音はドイツの方というのはすごい同化主義だと思うのです。実際に行くと、外国人が嫌いだという方にお目にかかるのですけれども、実際にはもう多くの移民が入っていて、去年からは特にシリアからも難民が大量に押し寄せて、今ちょっと混沌としている状況なのですが、そことお隣の韓国は日本と同じで労働力、それからお嫁さんなどを外国に頼っていてかなり大量に入れているのですけれども、法制化が進んでいるのです。
 翻って日本は、韓国より先にそういう状況が起きているのですけれども、何もやっていない。ボランティアが日本語を頑張っているだけという状況が岩手でもありますので、そのあたりについていろいろ研究をしながら提言をしているところです。よろしくお願いいたします。

木村 室長

 ありがとうございます。
 では、リヒタ先生お願いします。

ウヴェ リヒタ

 リヒタです。雫石では、むしろウヴェさんですけれども、ウヴェ リヒタが名前です。
 ドイツで26歳まで暮らして、その後4年間北京大学で勉強して、その後に日本に来たので、ドイツの生活より日本の生活が長い。雫石町民で、最初の16年間は岩手医科大学教養部でドイツ語を教えて、その後県立大学ができてから、岩手県立大学でドイツコース、そして中国、韓国、日本の比較文化を担当しています。今年3月で定年退職になるのですけれども、4月1日から鈴木学長のリニアコライダーのアシスタントになる予定で、ドイツ語も非常勤講師として続ける予定です。
 僕はずっと県民のおかげで安定した仕事ができたので、今日は「県民に仕事場ができるのではないですか。」というプロジェクトを提案したいと思います。よろしくお願いします。

木村室長

 ありがとうございます。
 それではルツラーさんお願いします。

ルツラー ディーン

 よろしくお願いします。私の下手な日本語で済みません。
 盛岡白百合学園で働いているルツラー ディーンと申します。ILCサポート委員会も2年から3年間ぐらいボランティアをしていました。
 私は、岩手に17年間住んでいます。私は48歳だから、私の寿命の中の3分の1以上です。だから、私は、ある程度岩手の人だと思います。
 さあ、岩手の将来は私にとっても大切です。だから、ILCは岩手と東北の復興と振興がたくさんのポテンシャル、チーム力があると思います。私は、ILCの実現のために一生懸命したいと思います。よろしくお願いします。

木村室長

 ありがとうございます。
 それでは、トマスさんお願いします。

トマス アンナ

 奥州市ILC推進室のトマス アンナと申します。貴重な機会をくださってありがとうございます。
 自己紹介としては、岩手に来たのが2010年で英会話の先生や岩手大学で松岡先生にもお世話になったのですけれども、在学もして、今の仕事場は2014年から大体1年間になっています。仕事は海外情報発信、動画やYouTubeやSNSの活用、ILCに関する出前授業などがあります。
 最近、英語での生活ガイドを初めて奥州市のホームページに載せることができまして、これからやっていくのは市役所の手続の申請書や届出を英語化していきます。それもできればウエブサイトに載せて住民の参考にして、あと他の市町村の参考になればいいなと思っております。
 ボランティア活動としては、ILCサポートコミッティにも入っていますし、岩手県国際交流協会の企画推進専門委員会にも入っていまして、あと「動物いのちの会いわて」と、関係ないかもしれないのですけれども、みちのく潮風トレイルの地図の英語化にも環境省と連携して作成しています。八戸の地図はもう間もなく完成します。その後、多分すぐ久慈まで作成が進むと思います。よろしくお願いいたします。

木村室長

 ありがとうございます。
 では、皆川さんお願いします。

皆川 幸穂

 盛岡第一高校2年の皆川幸穂です。私は、宇宙に興味があって、1年生のときに高校生向けのサイエンスキャンプに参加して高エネルギー加速器研究機構や、東京大学の国際的な研究機関のカブリ数物連携宇宙研究機構などに行って見学をしたり、実習をさせていただいたり、あと外国人研究者の方と交流をしたりしたことがあって、将来は素粒子物理学などの研究者になって宇宙に携わる職業につきたいと思っています。なので、岩手にILCができるということですごく楽しみにしています。
 今日はILCやグローバル化についてさまざまなお話を聞けるということでとても楽しみにしています。よろしくお願いします。

木村室長

 ありがとうございます。
 では、佐藤さんお願いします。

佐藤 達哉

 まず僕は文系で、理系の皆川さんと違って、ILCについて難しいと思うところがあるのですけれども、今回のILCというのは文系、理系の枠組を越えて、岩手全体で取り組まなければならない問題だと思いました。そのために文系としては何ができるのか、そういうのを調べたいと思って、本日来たところです。
 本日は、県知事や、外国人の方々の視点など、お話を聞いて、さらに高校に発信していければと思います。よろしくお願いします。

木村室長

 どうもありがとうございました。
 それでは、具体的な懇談に入らせていただきます。お一人、三、四分で今日のテーマでございます「国際リニアコライダー(ILC)と岩手の国際化」ということで、現在取り組まれていることや課題、これからの方向、期待などにつきまして御自身の今の経験なども踏まえながらお話をいただければというように思います。
 先ほどの順番でお二人ずつお話をいただいた後、知事からコメントをするというような形で進めさせていただきます。その際、具体的な中身については浅沼局長、それから佐々木室長あるいは私からも御説明を申し上げることもありますので、あらかじめ御了解いただければと思います。
 それでは、まず松岡先生からお願いいたします。

松岡 洋子

 私、はっきり言ってILCアンチなのですね。のっけから済みません。なぜアンチかというと二つ理由がありまして、一つは研究者として文系の研究費が削られるのが目に見えている。それはちょっと危機感があるのです。実際に今、もうそういう状況になっているので、ILCが来たらますます大変だなという危機感です。でも、それは置いておいて。
 もう一方の危機感が、岩手の国際化がどうなるのかというのが少しわからない。国際交流がもう20年、30年とやられているのですけれども、私たち「きらきら系の国際交流」とよく言うのですけれども、「外国人としゃべりたい。」「きらびやかにやりたい。」という国際交流が主流で、ILCはどちらかというとそちらに近いのかなと。
 一方で地元に地道に入ってきて、この人たちは見えないけれども、いなくなったら岩手の生活は成り立たないという外国の方たちもたくさんいます。例えばお嫁さん、それから連れてこられた子供たち、そして今復興のために被災地に入っていますけれども、建設労働や水産加工場に入っている技能実習の方たち、そういう方たちが岩手についてどう思っているのかなというと、余り明るい気持ちにはなれないですね。
 例えば、地域の日本語のボランティアの方たちは、ボランティアでやっています。全部手弁当です。何も出していただいていない状態です。私は文化庁の日本語教育小委員会にも参加しているのですが、そちらでもボランティアに任せればいいのではないかという議論になっています。言語を学ぶ、文化を学ぶ、それでお互いに理解するというのが出発点だと思うのですけれども、そういうことについて何もしないで、ただ「外国の人を受け入れましょう。」、「お客様としてお呼びしましょう。」というのでは困ると思うのです。
 だから、ただ「日本語を勉強してください。」ではなく、どういう日本語が必要なのか、または県民側がどうやって日本語をスイッチしなければいけないのか、わかりやすい日本語を使わなければいけない、どうやったらそういう多文化の人たちが接触をしてコミュニケーションができるのかということをお互い勉強する機会というのをつくっていく、また、交流の機会ももちろん必要ですし、問題解決する仕組みも必要です。こういうことをぜひ県にはこのILCの導入に先駆けて率先して岩手から始めていただきたいというように思います。
 そのためにもちろん私ども大学としてもいろいろなことを協力していきたいと思いますし、学生にもそういう教育をしたいというように考えています。まずは外国人が住むということが一体どういうことなのかという実情を見ていただくこと、そしてILCの方たちが入った段階でどういうようになるのかと予想をして、まちづくりをどういうようにするかということをお互いにやっていくというのが大事だと考えています。
 具体的には、例えばILCの方たちだと北上山系の周りに住むのか、もしかして宮城に行ってしまうかもしれないですけれども、教育の問題が一つありますね。もちろんそれは今県でも考えていらっしゃると思うのですけれども、岩手の公立学校に行きたいというお子さんがいた場合にどういう受入れができるのかということを今から準備が必要だと思います。今でも日本語指導が必要な児童生徒が五十数名岩手にはいます。それ以上の数が実際にはいるのですけれども、そこがやはりボランティアベースの支援に頼っているところが随分あるので、そこの解決をまず教育委員会ベースでやることが大事だと思います。そこが整備できればILC関係のお子さんたちも受け入れが進むと思うのです。
 それからもう一つがまちづくりです。震災を経験して、防災について岩手県は先進地域になっていくと思うのです。震災のとき、外国の方が日本語がわからないと逃げられないという状況が実際に起きました。それでは困るので、言葉がわからなくても命が助かる地域にしていただきたい。そのためには、今陸前高田市で「ノーマライゼーションという言葉が要らないまちづくり」ということを市長さんが目指していらっしゃるのですけれども、その中に言葉、文化が違っても大丈夫というコンセプトもぜひ入れていただいて、それが県全体の取組として進んでいけばうれしいと思います。それについて教育できることはぜひしたいというように考えています。
 以上です。

木村室長

 ありがとうございました。
 リヒタ先生お願いします。

ウヴェ リヒタ

 僕は学校の物理は全然だめだったので、ILCについて語る資格はありません。そして、講演者の後ろに座っている議員の皆さんに一番魅力のないここのところをお見せするのは(指で自分の頭を指しながら)、失礼ですけれども、しようがない、勘弁してください。
 ドイツで列車から窓の外の風景を見るとあちこちで馬に乗る人が見えます。私の南ドイツ、ハイデルベルクとシュトゥットガルトの間の故郷では半径25キロで六つの馬のレジャーというサービスを提供する農場があり、この30年で、それは大きな産業になりました。
 オーストリアでは、(オーストリアは面積と人口はウイーンという大都会を別にすると大体日本の東北に当たります)この馬の産業は、二万二千人に職場を提供しています。1950年代には、テニスがドイツで盛んになりました。最初はお金と余裕を持つ人、お医者さんなどがやってきたのですけど、その後、普通の収入を持つ人にも可能になりました。ゴルフも同じでした。馬も同じで、最初は少しお金がかかったけれど、今はごく普通の人が馬に乗るようになりました。岩手は、馬やレジャー、観光に理想的な条件を持っています。まず、きれいな山岳地帯や道路があまりない地域が多い。北上山地や、奥羽山脈の豊かな自然、そして古くから馬の生産地という伝統があります。つまり、名前どおりに鞍掛山と馬返しは、馬のレジャーのセンターになるのはありうることだと思います。
 今のところ馬の乗り方を教える馬場は結構できました。八幡平ではクラリー牧場、滝沢では八丸牧場、馬っこパークのポニースクール、雫石の鱒沢では柴田さんの乗馬クラブ、それはいずれも主にグラウンドで馬に乗ることを教えたり、園内を回ったりするけれど、これからはそういう場所をつないで、長距離のホーストレッキングというアドベンチャーを可能にするのが課題です。
 このオーストリアの観光と馬というパンフレットの五ページの写真(アルプスのホーストレッキングの写真)を御覧になってください。例えば八幡平から水沢まで三日、四日かかっても人の食べ物もあるし、馬の餌もあるし、泊まる場所があります。あるいはまた雫石から宮古、雫石から秋田新幹線沿いはとってもきれいな林道があってすばらしい。
 または最後のページ(少女が馬に乗り川を渡って、腰まで水に浸かっている写真)、チャーチルの発言、”馬の鞍の上で過ごす一刻一刻は貴重な体験になる”、そういうような(スリリングな体験をする)女の子の笑顔を岩手でも見たい。皆さん、そういうような夢を実現するようにがんばりましょう。
 だから、今実在する馬場、それらがつながって、そして増やしてネットワークをつくる。そしてハイキングとトレッキングコース、人間のためのハイキングと馬のためのトレッキングコースを作る。東京、仙台、盛岡、滝沢などには自分の馬を持ちたいけど、置く場所がない人は結構いると思います。だから、その馬を農家に置いて、自分の馬なら、良く分からないけどドイツなら月に七万円ぐらい払って、それは農家の収入になる。セカンドカーの値段くらいにはなるでしょう。でもそれまででなくても、借りるだけでも何千円か払って1日遊べるとか。または中国の観光客も岩手の景色、温泉、ゴルフ場、スキー場、または鞍の上から岩手の自然を楽しみたくて岩手に来てくれる。
 このコンセプトを県民に紹介する、理解を深める、そして協力を得ることが今の課題です。まず古くから馬を飼う伝統を持つ滝沢市と雫石町を中心として、このコンセプトの具体化を進めていただきたい。馬場の営業者、経済界と役場の関係者の視察団をつくってドイツの施設を今年中に見学しましょう。
 安比高原ホテルの社長は(まだ会ってないけれども)聞いたところでは、馬の愛好者だそうです。安比では馬は結構使われている。県内の競馬にとって、馬の愛好者が増えることは喜ばしいことではないでしょうか。
 ドイツ、オーストリア、スイス、フランスでは、特に若い女性の間で馬が人気です。18年前から、毎年雫石の国際交流協会の主催で10人ぐらいの中学生がドイツに行って、ホームステイしたり、ホームステイ先の子どもと一緒に授業参加しています。数年前のことですけど、そのホームステイ先の14歳の女の子は、毎朝5時半に起きて自転車で5キロ走って馬の世話をして、一度、帰って学校に行っていて、そういう様子を見て、馬の教育の意義とレジャーの価値を感じました。
 これからの課題、問題点を調べる。県立大の学生が卒業論文のテーマに馬を取り上げればいい。例えば昔の道路、秋田と岩手、盛岡と宮古をつなぐ道路、それをハイキング、トレッキングコースのために復活させることができるかどうかを調べる。あるいは馬が道路を越えると車がクラクションをならせば事故になる。そのとき法律上どうかというような問題を調べる。または、ホースセラピー等、身体に障がいを持つ子供たちに身体のバランスを取り戻させるための馬の使い方について調べる。つまり、今年中にいろいろな人にこのコンセプトを紹介して理解と協力を得るために努力が必要です。そして、このコンセプトを県に提案して支援を求める。例えば伝統的な道をどのくらい復活させることができるかを検討してもらいたい。そういうハイキングコース作りは三陸海岸で結構進んでいる。奥羽山脈でもそういうような努力をすればいい。馬とレジャーというコンセプトをリニアコライダーのコンセプトの一部として進めれば、リニアコライダーの外国人の研究者と家族も県民も、南部駒の鞍から岩手の自然を楽しみ、岩手のホテル、民宿、旅館で、わんこそば、南部美人(純米吟醸)を楽しむことができる。どうぞよろしくお願いいたします。

木村室長

 ありがとうございました。
 それでは、知事からお願いします。

達増知事

 松岡洋子先生のお話を聞いて思いましたのは、やはり国際交流というのも基本は必要に迫られてやるというところが大きいので、きちっと必要性の部分を大事にして、今どういうものが求められているのか、何が課題なのかということですね。そういう中で、日本語教育が非常に大事だということで、県としても改めてそこは実態を把握して工夫をしていかなければならないと思いました。
 それから、ウヴェ リヒタ先生のお話は大変いい案をいただいたと思います。高橋温さんという岩手県出身で住友信託銀行の社長さん、会長さんになった方も岩手で馬を大々的に活用した観光振興をすればいいということを言っていて、大変いいポイントだと思います。これは、盛岡広域振興局で受けて、まず県立大学を軸にしつつ、雫石町のように既に動こうとしているところなどと協力しつつ、盛岡広域的な広がりと分野横断的に馬事振興という観点から全体をまとめていろいろとやっていく余地があると思うので、工夫したいと思います。

浅沼局長

 少しだけ私からも。安比高原や八幡平市の農家の方で、サラブレッドなど馬を使って観光振興を図ろうとか、いろいろな動きが最近出てきています。遠野ではもう既にあるわけですけれども、そういう方々を応援して拠点をまずきちっとつくって、その上でネットワークをつくりながら盛り上げていくという流れになるのではないかなと、お話を伺っていてそんな気がしました。馬をお好きな方々がたくさん出てきており、動きが見えてきていますので、今後、相談しながらになるかと思いますけれども、応援していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

達増知事

 あとそうですね、松岡洋子先生のお話の中でまちづくりの点については、例えば防災の津波が来たときにどっちに逃げればいいかみたいなことで、字が書いてなくて、絵を見ただけでぱっとわかるような工夫など、そういうところからまず始めていかなければならないということですよね。

松岡 洋子

 実はこの二月に大学の授業で海外の協定校から学生を呼んで、うちの学生も集めて高田に行って避難訓練をしようかと思っているのです。そのときにあの絵がわかるのかどうか、津波が想定できるのかどうかというところも検証しながら少し高田にも提案していきたいなと思っていますので、それはお返ししていきたいと思います。

木村室長

 ルツラーさんお願いします。

ルツラー ディーン

 私は、五つのポイントぐらいを話します。
 最初は、他のサポート委員会の人もある程度賛成していますが、国際学校、インターナショナルスクールが大切だと思います。多分、岩手の中につくるのは難しいことはわかります。
 仙台に国際学校があるので、その研究者の子供を仙台までバスで行かせるとか、新幹線で行かせる計画を検討してください。それが大切。他には、存在している学校を国際学校にする、例えば不来方高校など岩手県の学校を国際学校に変えるという可能性があると思います。でも、何をしても国際学校、または、それに近い学校が大切だと思います。
 ほかの大切なものは、県の中に英語の教育をつくることだと思います。研究者が来て、岩手の人はもっと英語の能力があればよかったなと思います。私の子供もどこへ行ってもペラペラ英語ということは無理で、それは夢です。でも、できればある程度通じるような英語ができれば、それは研究者にいいと思います。例えば私は大通のCoCo壱番屋など大好きなレストランに行って、初めて入ったときにお店の人が、どうぞ英語のメニューと言っても、漢字が読めるので私は要らないけれども、「オウ、プリーズ、ヒアザ、メニュー」、その程度の英語の能力が必要だと思います。だから、県内の学校で英語の強化が大切だと思います。
 他には、できれば行政や民間などの大切な場所に英語の能力が高い人がいればいいと思います。例えば、県庁に英語ができる人、バイリンガルの人が少しいればいいと思います。奥州市の役場で三人、四人ぐらい英語ができる人がいればいいと思います。
 例えば安比にはたくさんの外国人のお客様がよく行きます。安比のリフト乗り場の係りの人は英語がわからなくても、大切な場所、例えばフロントに行けばいつもその三人、四人の中に一人の英語ができる人がいる。時々、アンナみたいに外国人を雇っているみたいなこと。安比は外国人のお客様を引くために、みんなが英語ができるわけではないけれども、大切な場所に英語ができる人がいる。例えば県立や国立の病院、ほかはJR、できればJRはどこでも英語の人が余りいないです。それが、初めて来たときに問題です。JRは多分日本語だけの看板が多いと思うが、できればローマ字もあればいいと思います。
 要するに、私の考えは、県はILCのために今東北にいるたくさんの外国人に応じている場所とか、街などをよく見てください。よいところ、悪いところをよく考えてください。例えばビジネス、商売、例えば安比で見て、ほかには青森に六ヶ所村もある。三沢は50年以上外国人が住んでいるため、まちづくりをしました。よいところもあるし、よくないところもあるので、それを見てよく考えてください。よろしくお願いします。

木村室長

 ありがとうございます。
 それでは、トマスさんお願いいたします。

トマス アンナ

 国際化について考えるときに何が大切なのか、やっぱり情報の多言語化で、上手な発信がありまして、その情報の中では優先順位があって、三角形にすれば一番下に防災と医療関係があって、一番上に餅つきなどがあるのですけれども、どうしても外国人と思えば「餅つきについて教えましょう。」みたいな話になる傾向があるのですけれども、やっぱり一番下の防災情報などを先に考えていきたいなと思います。
 松岡先生の言ったような、そういう情報を誰でも、ILCの研究者だけではなく、お嫁さんや、労働者に届くような情報発信の方法がベストで、アメリカでは逆119番という制度「リバース911」がありますが、例えばある地域で洪水になったら自動的に全部の電話をかけるシステムで、つまり自分で検索してこの情報を探さなくてもちゃんと届くような制度があって、そういうのは意識がなくても、情報の手に入れ方がわからなくても届くような方法がすごく大切だなと思いました。
 他には、防災ガイドが各世帯に何かの組織から届いて、日本語でこの地域の避難ルートなどが説明してあるものらしいのですけれども、北上に住んでいる外国人の友達たちにもその立派な防災ガイドが届いたのですが、残念ながら日本語が読めないということでしたので、多言語防災ガイドを郵送するなど、誰にでも届くような情報発信の方法があればいいと思います。
 あともう一つは、ディーンさんが少し話した公共交通、バスやJRなどについてなのですが、せっかくある岩手で魅力的な場所がたくさんあるのですけれども、そのための足はバスや電車だったりでして、時刻表の多言語表記がなければ使い方がわからず、そこに行くことができないので、多言語表記が重要だと思います。
 ILCについては、まず研究者に岩手に住んでほしいです。思い切って、岩手、東北を満喫していただきたいです、遊んでいただきたいです。
 もう一つは、構成員として社会に参加していただきたいです。社会に参加するのにはボランティアですとか、あとイベントに参加したりですとか、岩手に住んでいただくための絶好のチャンスだと思うのは、12月のLCCの会議だと思います。「岩手はこういう住みやすい魅力的なところです。」とアピールするチャンスになりますから、「岩手に来るついでに、足を伸ばしてみてください。」みたいな観光の提案ルートがあればいいなと思いますし、何か岩手フェアや、ワンワールドフェスタみたいな岩手を紹介する企業や、市民が参加するようなイベントがあれば交流や、アピールの場にもなりますし、あと地元の人を盛り上げる機会にもなるのではないかと思いました。
 以上です。

木村室長

 ありがとうございました。
 では、知事お願いいたします。

達増知事

 ルツラー ディーンさんのお話の中で、まずインターナショナルスクールについて、これは岩手県の中につくる、あるいは今あるものをそういうようにしていく、どういうやり方があるかということをいろいろと関係者が研究しているところですので、仙台に行かなければならないという以外に岩手の中でもインターナショナルスクールのような教育を受けられる工夫を検討しているところです。
 それから、岩手の中の多くの人たちが一定の英語を話せるようになるとよく、そして大事なところには英語がよくできる人が何人かいるようにというのは、本当にそのとおりだと思います。基本的な英語であれば文章の数にして、例えば私が最近買って読んでいる英語の本でアメリカの国務省がつくったもので、全体が900の文を覚えればまず一通り、これは仕事をするのにも困らないというので900を覚えればよく、最初の300を覚えれば、まず基本的な英会話はできると。その中で、さらに基本的なのということでやれば100ぐらいの文章が話せるようになればかなりいいですからね。そういう工夫をしていかなかればならないと思います。あとは英語がよくできる人が大事なところにいるようにするというのもしていかなければならないと思います、特に観光の関係。それはトマス アンナさんのお話にもありましたが、情報の多言語化、これは決定的に大事だと思います。そのときにやはり松岡洋子先生の話にもありましたが、必要な順番ということですよね、まず生活、仕事、最初は防災でありましょうけれども、そういう必要度の高いことが、優先順位が高いということだと思いますので、そういうところからきちんと多言語化していくということだと思います。
 日本全体として、東京オリンピックをやるからおもてなしということで英語をやりましょうという中で、やはり「おせち料理とは」と、そういうものを説明する英語が最初に出てきてしまうのですけれども、まずもっと必要なものを先にということですね。これは、ILCのための将来の課題というよりも国際化全体として、やはり今、目の前の課題なのだという意識で岩手県として国際化、今困っている外国人の人たちにその問題を解決するように、今、していかなければならないということ、そして観光や仕事で来てくれる人たちにとって今もっと便利にしていかなければならないという、今目の前の課題だということを改めて感じたところです。

木村室長

 ありがとうございます。
 それでは、次に皆川さんお願いします。

皆川 幸穂

 まず、グローバル化について私が取り組んでいることについてお話しします。
 今、私の学校は、スーパーグローバルハイスクールに指定されていて、その活動として、私は「ILCを活用した県民向けのサイエンス、英語教育の探求」というテーマで研究を進めています。なぜ、このテーマにしたのかというと、岩手にILCができ、実現されて、それに伴って国際的な学術都市ができたときに研究者の方だけでなく、岩手に住んでいる人もILCでどういう研究がされているのかなどILCについて知っておくべきだと思ったのと、また、たくさんの外国人研究者の方が来るということで、外国人研究者の方とサイエンスに興味がある学生など、県民が交流をしてサイエンスについての知識を深めたり、またそれだけでなくて外国の方と交流することでグローバルな知識などを得られると思ったからです。そのために先ほどディーンさんがおっしゃっていた中にもあるように、県の学校でインターナショナルスクールのような教育をしたりして、その中で外国人と交流をして、岩手の学生などがグローバルな視点を持つ仕組みをつくったり、あと今私の学校でも先日ILCの講演があったのですけれども、そういう講演をILCに来ている外国人研究者の方を呼んで講演をしたりして、サイエンスの教育もしたらいいのではないかと思っています。
 次に、将来ILCが実現したときの夢や希望についてですが、今、私の学校では「世界で活躍する人材になれ。」などとよく言われるのですけれども、確かに世界で活躍できたらいいのですけれども、そのために岩手を離れる若者が多いと岩手は衰退してしまいます。
 それに私の将来の職業について、よく親から「離れて暮らすのは寂しいな。」みたいなことを言われるのですけれども、私は宇宙物理に興味があって、将来は最先端の研究に携わる仕事がしたいと思っていて、でも親にそういうことを言われて、自分が産まれた岩手も離れたくないという気持ちもあって困っているのです。でも、岩手にILCができると岩手にいても私みたいな若者が岩手にいたままそういう最先端の技術に携わることもできるし、あと世界で活躍できる人材になれというのもグローバルな中で岩手で活躍できると思います。またグローバルとかに興味がないというか、そういう人でもILCの関連産業で職業の幅も広がると思うので、ILCの実現は学生や若い人にとってもすごくうれしいことだと思います。
 以上です。

木村室長

 ありがとうございます。
 最後に佐藤さんお願いします。

佐藤 達哉

 僕たちは同じグループとしてILCについて調べているのですけれども、その中で英語力と理科の力が今の岩手には足りないのではないかと思います。
 まず英語力なのですけれども、外国人の方と話すときに日本人は奥ゆかしいとか静かだと言われるのですけれども、それは外国人とのコミュニケーションが足りないから、日本人が臆してしまって話せないのではないかと思うのです。英語の力が足りないというのは、英語を話したり、いい点数をとるということではなくて、外国人の方ともっとたくさん会話をしたり、自分の考えを伝えたり、そういう機会が少ないまま大人になってしまうからではないかなと思います。また、理科などをやって大学まで行ったとしても、それを外国人に発表しないままというのはもったいない。だから、さっき皆川さんも話したように、小学校の時点から英語教育、特に外国人の教師の方とか、そういう人をお招きして、どんどん交流を活発にしていくべきなのではないかと思いました。
 二つ目の理科の力は、ILCは岩手県に設置されるものだから、岩手県の人からどんどん科学者などをILCに輩出していかなければならないと思うのですが、昨日、インターネットで岩手県の学力調査を調べたのですけれども、30番、40番で、まだまだ日本を引っ張っていけるような人材というのは岩手から出すのが難しい現状があるので、理科の力とか、理科に興味を示せるようなことなどをもっと小学校、中学校でどんどんつけていけば、高校生になったときに、理科についてもっとこうしてみたいとかという勉強の意欲にもつながるのではないかと僕は考えました。
 最後に、ILCについて期待することは、まず産業は技術が得られるということで、産業が活発になり、地域経済の活性化につながるということです。これは、やっぱり三陸の震災を経て、そこから5年ほどたっているのですが、まだ完全に復興しているとは僕は考えにくくて、今も家がなかったり、仕事がなかったりという人が多いと思うので、そこで雇用の拡大とか、将来岩手を背負っていけるような将来の人材の育成とか、そういうのがILCを通して得られればいいと思いました。
 以上です。

木村室長

 ありがとうございました。
 それでは、知事お願いいたします。

達増知事

 その前に、トマス アンナさんが先ほど、12月のLCWS2016に向けていろいろ盛り上げていくと言っていて、あとワンワールドフェスタみたいなものをやるといいということでしたけれども、それは本当にそのとおりだと思うので、ワンワールドフェスタというのは大体毎年12月頃にやっているのだと……

松岡 洋子

 今年は、11月20日です。

達増知事

 もう決まっているのですね。

松岡 洋子

 はい。決まってしまったそうです。ワンワールドフェスタは、どちらかというと県民に海外のことを発信している方なので、コンセプトが逆かなと。

達増知事

でも、何か工夫するといいですよね。

松岡 洋子

はい。

達増知事

 そうですね、岩手においてそういう国際的な催しがあり、県民向けにもこうやっているというのを外国の人に見てもらうのも意義があると思いますが、より外国向けだと岩手のことを多言語で説明するようなイベントがあると、なおよい。

松岡 洋子

 まだ企画が全然決まってないようなので、この際、もし場所の確保ができるのであればそういうコンセプトで県のことも発信し、海外のことも得るというように少し拡大してやっていかれたらいいのではないのでしょうか。

達増知事

 そうですね、少し工夫をしましょう。
 ということで、皆川さん、佐藤さんの方に戻りますけれども、私も文系だったのですけれども、でも科学にも興味、関心はあって、それで当時は文系だったのだけれども、今で言うセンター試験で物理と地学を選択し、地学は宇宙が好きだから地学を選択し、また量子力学とか、素粒子とエネルギー、波動の交わるあたりに関心があったから物理も選択し、苦労しました。数学が苦手だったので、物理はセンター試験の成績がすごく低くてすごく苦労したのですけれども。ただ、今基本的に文系人間ではあるのですけれども、科学の読み物を結構抵抗なくすらすら読むことができて、また文系から科学ジャーナリズムや科学の入門書を書いたり、編集したりする仕事、それはすごく大事で、高度な理科教育を受けていない普通の人に最先端の科学のことを伝えるような役割というのは文系の人たちが活躍できるいい場所だと思っていて、私も時々「ニュートン」とか、そういう科学雑誌を買って読むのですけれども、ああいう科学を全ての人たちのものにしていくようなところに文系が活躍できるところはあるのだと思います。
 あと私が高校生のころに、今スターウォーズの新しい映画が上映されているのですけれども、最初の三部作は私が中高校生の頃にやっていて、私は高校生のときにアメリカに本部があるスターウォーズファンクラブ、ルーカスフィルムの公式スターウォーズファンクラブに入って、盛岡市内の銀行に行ってドルの為替をつくって、それで英語で申込書を書いて送り、それで会員証と、あと英語のニューズレターを送ってもらって、それを読むというようなことをしていて、皆川幸穂さんが交流という切り口で科学と英語と交流していくような構想を話してくれましたけれども、これもやはり必要に迫られれば学校で教えてくれないようなことを、自分で開拓してやるようになりますからね。そこは伝えたい相手がいるとか、あとその相手が言っていること、考えていることを知りたいという、いずれにせよ相手がいるところに交流を通じての英語力の発展、また科学に関する知識も深めていくということがあると思いますので、そういう学校で習うことをきちっと勉強していくということも大事なのですけれども、やはりそういう発展的な学習のためにいろいろ必要に迫られる場をつくっていくということが大事だと思いますね。
 科学というのは、かなり英語で発達してきているところがあり、特にコンピューターは基本的に英語を話すといいますか、コンピューター用語というのは英語ですからね、だからそういうことをやっていればおのずと英語にも強くなるというところがあると思いますので、そういう必要に迫られていろいろ自分の力を伸ばしていくというようなことがあると思うので、この調子で頑張ってほしいと思います。

木村室長

 それでは、皆様方から一通り御意見お伺いをいたしました。非常に活発な御意見大変ありがとうございました。
 だんだん残り時間も少なくなってまいりましたが、全体を通して言い足りなかったことや、今日のテーマでありますILCに関わらずでも結構でございますので、せっかくの機会ですから何かございましたら何でも結構でもございますから、どうぞ。

ウヴェ リヒタ

 2つの点。英語の勉強、多分これから四月、五月から県立大で週末英語会話集中講座を開きます。それはとても易しい、多くの県立大の学生、職員、そしてリニアコライダーの関係者が、映画を観たり、その内容について会話したりする、そして世界的な英語のロックヒット曲を聴いたり、その内容を覚えたりする。それが一つ。
 もう一つ、先ほど言った馬のプロジェクトは、女の人に人気だから、そういうような馬の会社の経営者と結婚したり、あるいは自分で会社をつくることが期待できる。つまり、地域活性化になる。
 最後に、もし県庁がそのコンセプトの実現を後押ししてくれれば、10年後、オーストリアのような馬のレジャー産業の職場づくりが期待できると思います。
 以上です。

木村室長

 ありがとうございます。
 そのほか何かございますでしょうか。
 どうぞ。

松岡 洋子

 宣伝です。1月19日にアイーナで午後5時半から語り場を企画をしております。それは県が今推進している「かけはしクラブ」も絡んでいるのですけれども、みんなに集まっていただいて、岩手をどうやって世界に発信しようかということをまずは妄想から始めましょうということで会を開きます。県立大の学生さんにも来ていただくことになっていますけれども、いろいろな方に来ていただいて、産業界の方も交えて異種の交流はよくあると思うのですけれども、異世代の交流はなかなかないので、それも大学のほうで仕掛けていきたいなと思って、これがキックオフになります。これから定期的にこういった会を開いて、ぜひ行政の方にも参加をしていただきたいと思いますので、お時間がありましたらお越しください。

木村室長

 ありがとうございます。
 その他何かございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
 

知事所感

木村室長

 それでは、最後に知事からお願いいたします。

達増知事

 参考になる御意見をたくさんいただきました。ありがとうございます。
 さきほども話しましたけれども、やはり国際化というのは今目の前の課題であるという発想で、今様々な課題に直面している人たち、困っている人たちがより困らないで岩手で幸せに暮らしていくことができるようにという観点からどんどんやるべきことをやっていかなければならないなというように思いました。
 また、英語と科学を2つの軸にして勉強を進めている高校生2人の話は岩手の将来に大変希望が持てることで、世界で活躍する人材ということですけれども、この岩手も世界でありまして、世界の中のかなり重要な部分を岩手は占めていますしね。岩手県の人口が130万人ぐらいなのですけれども、日本の人口の大体100分の1、日本の人口が大ざっぱに言って世界の50分の1ぐらいかな。そうしますと、世界人類の5,000人に1人は岩手県人でありますので、5万人のスタジアムに地球人が全員集まればそこに10人ぐらいは岩手の人が入っているというぐらい岩手は世界の重要な部分を占めていますので、そこで活躍するということはかなり世界で活躍することにもなりますから。またILCができれば、さらにやりがいというのは高まりますので、頑張って実現するようにしていきたいと思いますし、それから英語を中心とした多言語化ということをやはり岩手でどんどんやっていきたいと思いますね。ドイツ語も非常に大事で、去年は私もミラノ万博に行く前、ラインラント=プファルツ州に寄る機会があって久しぶりにドイツに行って、「グーテンターク」とか、挨拶ぐらいはドイツ語で話していたのですけれども、岩手でも英語以外の言語もどんどん多言語化を進めていきたいなと改めて思いました。今日は本当にありがとうございました。
 

閉会

木村室長

 本当に今日は貴重なお話をいただきまして、ありがとうございました。
 これをもちまして県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会を終了いたします。
 

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