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「がんばろう!岩手」意見交換会(平成27年11月24日 釜石地区)

ID番号 N41958 更新日 平成28年2月19日

日時

平成27年11月24日(火曜日)10時30分から11時50分

場所

釜石地区合同庁舎 4階 大会議室

懇談テーマ

「復興のキモは”つながり”(UIJターン、起業、まちづくり)」

出席者(敬称略)

・ 参加者(敬称略)
  神谷 未生(一般社団法人 おらが大槌夢広場)
  黍原 豊(一般社団法人 三陸駒舎)
  君ヶ洞 剛一(有限会社 ヤマキイチ商店(釜石よいさ実行委員会))
  佐藤 正一(釜石ヒカリフーズ 株式会社)
  手塚 さや香(釜石リージョナルコーディネーター(釜石地方森林組合派遣))
  中村 博充(KAMAROQ 株式会社)

・ 県 側
  知事、沿岸広域振興局長、秘書広報室長

 

開会

木村室長

 おはようございます。それでは、ただいまから県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会を開催いたします。
 本日御出席いただきました皆様方には御多忙のところ、大変ありがとうございます。本日は「復興のキモはつながり」ということをテーマに、釜石市と大槌町で様々な分野で地域の復興に向けて取り組んでおられる方々にお集まりをいただいております。
 私は、本日の進行役を務めさせていただきます秘書広報室長の木村と申します。よろしくお願いいたします。

 

知事あいさつ

懇談会の様子1

木村室長

 それでは、開会に当たりまして、知事から御挨拶を申し上げます。


達増知事

 皆さん、おはようございます。小野、岩崎両県議にもおいでいただいてありがとうございます。
 県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会と言いますのは、東日本大震災発災以来、復旧・復興にそれぞれの地域で、あるいはそれぞれの分野で活躍している皆さんの生の声を聞かせていただいて、それを県の復興を中心とした政策に反映させていこうということでやっております。復旧・復興が進むに従いまして、若者・女性活躍支援というところに重点が置かれたり、あるいは、まち・ひと・しごと創生ということが全国的に動き始め、ふるさと振興という観点にも被さってきたりということもあるのですけれども、復興の方も本格復興邁進年、本格復興期間の中間年、本年度がいよいよ後半に入って、今年度が終われば、いよいよ復興もゴールに向かっていくような時期に入ってきます。
 一方、復興の長期化の中で、仮設住宅生活がますます大変になっていくというような課題もあります。そして、広く、まち・ひと・しごと創生ふるさと振興といった観点から、復興のその先も見据えていくような取組も必要になってくるという時期でありますので、そういう中で、今、それぞれの地域分野で御活躍の皆さんにお話を伺うことは、非常に意義あることだと思うので、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
 

木村室長

 それでは、本日の懇談会の進め方でございますけれども、この後、私の方から皆様方の所属とお名前を紹介いたしまして、その後、御意見、御提言をいただきます。そして、最後に自由に御発言をいただく時間も設けたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、本日御出席の皆様を御紹介いたします。
 一般社団法人おらが大槌夢広場事務局長、神谷未生様です。よろしくお願いします。
 

神谷未生

 よろしくお願いします。
 

木村室長

 よろしくお願いいたします。
 一般社団法人三陸駒舎理事の黍原豊様です。
 

黍原豊

 よろしくお願いします。
 

木村室長

 よろしくお願いいたします。
 有限会社ヤマキイチ商店専務取締役で、釜石よいさ実行委員会委員長も務めておられる君ヶ洞剛一様です。
 

君ヶ洞剛一

 よろしくお願いします。
 

木村室長

 釜石ヒカリフーズ株式会社代表取締役、佐藤正一様です。
 

佐藤正一

 よろしくお願いいたします。
 

木村室長

 釜石リージョナルコーディネーターで、釜石地方森林組合派遣の手塚さや香様です。
 

手塚さや香

 よろしくお願いします。
 

木村室長

 KAMAROQ株式会社代表取締役社長、中村博充様です。
 

中村博充

 よろしくお願いします。
 

木村室長

 県側からは達増知事の他、沿岸広域振興局の佐々木局長が同席いたします。よろしくお願いいたします。
 なお、先ほど知事からも御紹介のありました、本日は、岩崎友一県議会議員、小野共県議会議員にも御出席いただいております。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 今ちょうど、皆様のお手元にお菓子を準備してございます。適宜、お召し上がりながら御懇談いただければと思います。
 ちょっと説明を。
 

佐々木局長

 今日、出席の君ヶ洞さんはホタテを、佐藤正一さんのところではサバを、それから総合プロデュースが中村さんということで、六次産業化の成果、キリン絆プロジェクトによりできた「釜石海まん」を今日は、4分の1カットでおやつ代わりに出させていただきましたので、御賞味ください。今、東京でしか売っていない。あとは釜石の道の駅ということなので、市販はちょっと先の話になると思うのですが、ぜひとも知事の方からも宣伝していただいて、上京するたびに、釜石にはこういうものがあるのだということで。
 

達増知事

 うまいですよね、うまい、うまい。
 

佐々木局長

 よろしくお願いしたいと思います。
 

達増知事

 はい。
 

木村室長

 では、適宜というか、自分の発言の前に食べてしまわれた方がよろしいかと思うので、よろしくお願いいたします。
 

懇談

懇談会の様子2

木村室長

 それでは、懇談に入らせていただきます。まず、1、2分程度で皆様方の方から自己紹介をお願いしたいと思います。お話しいただく順番は、先ほどと同様、神谷様から順にお願いいたします。
 それでは、神谷さんよろしくお願いいたします。
 

神谷未生

 座ったままで大丈夫ですか。
 

木村室長

 よろしいです。
 

神谷未生

 おはようございます。一般社団法人おらが大槌夢広場の事務局長の神谷と言います。よろしくお願いします。
 私は、実はIターンという部類に入るもので、生まれ出身は名古屋で、ものすごい新興住宅街で生まれ育って、地域のお祭りとかが一切ないような場所で育ったので、地域のお祭りというのはスーパーマーケットなどがやるものだとずっと思っていて、こっちに来て、本当に地域のお祭りというのをリアルにやっている場所があるのだなと思ったたぐいの人間なのですけれども、震災前までは海外で支援事業というか、発展途上国で元々、国際看護師をやっていたので、そちらで医療支援等の仕事をしていたのですけれども、震災のときにたまたま、国際NGO経由で派遣された先が大槌だったのです。それまで東京から向こうは北海道しか縁がなくて、東北というのは恐れ多いことながら一切来たことがなかったのですけれども、来て以来、何かすごく身に合うというか、元々、途上国がすごい肌に合っていたのですけれども、いい意味で人とのつながりの濃さとか、関わり方、最初はちょっとバリアが高いですけれども、一回、バリアが壊れてしまうとすごく親身になってくれるところが、居心地がいいなと思って、おらが大槌の代表になったタイミングで、実は大槌の人と結婚して、今、4か月の子どもがちょうどいるところで、元々、来たときはこちらにずっといるということは一切想定せずに、本当に支援に来て、また他の別の国に支援に行くのだろうというふうに自分の中で想像していたのが、いつの間にかここがふるさとのようになってしまっています。
 後からお話しする一般社団法人おらが大槌夢広場の活動というのはまちづくり、人づくりなのですけれども、リアルに人づくりをしてしまったので、自分の子どもがずっと暮らしていけるようなお祭りだったり、定住していきたいなという思いで今、活動させていただいています。よろしくお願いします。
 

木村室長

 ありがとうございます。
 では、黍原様よろしくお願いします。
 

黍原豊

 一般社団法人三陸駒舎の黍原と申します。出身は、私も実は愛知県で、岩手大学入学で、もうそのままずっと岩手にいるので、もう既に岩手は、人生の半分以上が岩手になります。
 震災前は、葛巻町にある「森と風の学校」にいて、達増知事さんも何度かいらっしゃっていただきましたけれども、そこで10年あまり職員をしていたのと、あと、県立児童館もやっていたりしていました。2013年の4月から釜援隊として釜石に来ました。結婚を機にというか、釜石の人と結婚したのもあってこっちに来たという御縁もあるのですけれども。
 今は2年経って、新しく社団法人を作って、古民家を拠点にしながら、馬とともに暮らす文化を再生させて、馬との触れ合いを通して子どもたちのケアの活動をしていこう、あとは、エコツーリズムの事業を展開していこうと、今、拠点作り、事業の準備をしているところです。
 岩手の地域に、すごくいい素材がたくさんあるので、それを首都圏だとか、外の人に伝えていきたいし、それをまた、地域の子どもたちにも伝えていきたいなと思って、今の活動をしています。よろしくお願いいたします。
 

木村室長 

 ありがとうございます。
 では、君ヶ洞さんお願いします。
 

君ヶ洞剛一

 ヤマキイチ商店の君ヶ洞です。今日は復興がテーマなのですけれども、自分たちは、三陸にあるホタテを中心とした海産物を販売させていただいているわけですけれども、復興云々と言うよりは、本当にこれは私の周り、関係者云々からいろんなことを言われたりすると、全然、お世辞抜きで本当に超一線級の素材がごろごろ転がっていると思うので、あとはうちらがどうやってそれを表現するか、伝えるかが勝負というか、なので、別に震災云々関係なく、これは多分うちらのずっと命題だと思っております。
 それで、うちは通信販売を中心に、今というか震災前からやらせてもらっているのですけれども、お客さんが今、全国に4万人くらいいるのですけれども、それプラスアルファ、震災後ですね、飲食店さんとか、海外とか、あと、百貨店さんの取組を強化しまして、どう販売するかというよりも一緒にどう取り組んでいくか、三陸の海産物のあるべき評価というか、そのためにいろんなことをお伝えしながら、売るだけではなくて、そういう意味では深い部分のことをもっと伝えていきたいなというふうに思っております。
 なので、たまたま、今、ちょっとずついろんなことが形になってきているのですけれども、大きなところでは海外、香港の方ですね、8月から始まったものが、今、4か月経過して高評価をずっといただいていますので、これを次は自社ということ、自社の拡充もなのですけれども、あと地域とか、三陸全体に広がっていければいいのかなと思っております。よろしくお願いいたします。
 

木村室長

 ありがとうございます。
 では、佐藤さんお願いします。
 

佐藤正一

 釜石ヒカリフーズの佐藤と申します。私どもは、復旧型ではなくて復興型として、新規事業として岩手県で最初に水産加工業を起こしました。起こしたのは、2011年の8月に登記したのですけれども、資本の3要素と呼ばれる人、お金、土地が全くゼロの状態で、実は第4次補正までグループ補助金とか、水産庁の補助金を当てにはしていたのですが、新規事業ということで残念ながら全く得られませんでした。そういった中で、釜石市と新規事業の企業立地協定を結ばせていただく中で、岩手県様にも御協力いただいた中で立ち上がったというところでございます。
 当社の設立の目的は、被災者の正規雇用、それから若者の水産加工業に対する人材の育成、それと人とのつながりを大切にしていきたいという思いで設立をいたしました。本日は「絆」というテーマですが、現在、多方面から、例えば、カタールとか日立製作所さんとか、いろんな方面から援助を受けながら何とかここまでやってきました。従業員の方もフレックスタイムを導入いたしまして、雇用は20人、平均年齢は39歳と水産加工ではとても若いのではないかと思います。地元の釜石のものを中心に首都圏に向けて、今、展開を図っているところでございます。
 それ以外には、高知工科大学さんとか、いろんなところとの連携を図りながら取り組んでいるところでございます。
 あとは文科省、それから農水省からも予算を取りながら、サバの畜養ですとか、鮮度保持の研究を進めているところでございます。
 

木村室長

 ありがとうございます。
 では、手塚様お願いします。
 

手塚さや香

 知事とは、前職のときからお話はさせていただいたことがあるので、改めましてになるのですけれども、私と岩手との縁は、新入社員で新聞社に入って、その初任地が盛岡だったというところで最初のつながりができまして、震災後はボランティアや取材で、また入るようになって、それで岩手の土地の魅力とか、あと、被災地でいろいろ交流する方々の魅力というところに惹かれて、今度は、形を変えて、釜石市の復興支援員の釜援隊のメンバーとして、今は活動しております。
 実際に私は、今、釜石の片岸にある釜石地方森林組合という所に机と椅子を置いてもらって、そこで、後で御説明させていただきますけれども、組合も津波で役員、職員が亡くなりましたので、その組織の職員のみんなと一緒に人材育成の事業とか、あと、新聞記者だったということもあるので、情報発信のサポートなどをしております。それとは別に岩手移住計画という、岩手に移住してもらって、その方々が希望すれば定住できるような活動のサポートもしているのですけれども、その中でちょうど昨日は、沿岸の釜石から陸前高田まで3日間かけて岩手への移住を考えている皆さんのツアーをしていたのですけれども、そこで昨日のお昼に行った八木澤商店の河野会長もお話の中で、何度も沿岸の人のつながりというのに御自分も支えられてきたという話をされていて、それは私も本当に全く共感するところで、なかなか東京とか、大阪に転勤していたときには得られなかった、その人のつながりがあるからこその安心感とか、そういったものが今の自分の仕事や、活動を通じて本当に得られているなと思っています。よろしくお願いします。
 

木村室長

 ありがとうございます。
 では、最後に中村様お願いします。
 

中村博充

 KAMAROQ株式会社の代表をしています中村と申します。私は、Iターンです。出身は大阪でして、前職は東京の商社で営業をしていました。半導体とか電子機器を輸入して国内のメーカーに売るという仕事をしていたのですけれども、2年半前に、黍原さんと同様に釜援隊の募集に応募して、釜石に来たというのが岩手県との最初のつながりですね。そこから、釜援隊のマネジャーとして組織運営をやっていたのと、あと釜石六次化研究会という君ヶ洞さんも入られている任意団体があるのですけれども、そこのサポートということで活動をスタートしています。
 その六次化研究会というのが、市内の5社の企業で集まって、六次化をすることで地域のために復興だとか、まちづくりに寄与したいというので集まったグループなのですけれども、その中で、地域で連携した商品開発をしたいということで、そのプロジェクトに支援として入って、キリンの絆プロジェクトから支援をいただいて、連携した商品開発と販売の体制作りというので、1年半ぐらいサポートさせていただいています。その第1弾として、「海まん」という商品を開発してというところなのですが、六次化研究会というのが任意団体でしたので、事業化、事業を継続していくに当たって、株式会社を作るという流れになりまして、その際に私が代表をさせていただくという流れになって、今、代表をしています。
 「海まん」ですね、今月の4日から発売を開始して、一番最初に新宿の伊勢丹さんで1週間販売をして、その後、市内、県内で今、販路の開拓ということで動いているというような形です。よろしくお願いします。
 

木村室長

 ありがとうございました。
 それでは、懇談に入らせていただきます。それでは、お一人3、4分程度で、今日のテーマであります、つながりということで、先ほどもちょっとお話が出ましたけれども、現在の取組ですとか課題、それから、今後の方向とか、あとは期待など、具体的にUIJターンという経験もあります、それから、具体的に起業ということもあります、そういう御経験を踏まえてお話をいただければというふうに思います。
 先ほどの順番でお二人ずつお話をいただいた後、知事からお聞きしたいこととか、コメント等を申し上げる形で進めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、初めに神谷様からお願いします。
 

神谷未生

 おらが大槌夢広場というのは、震災の後に大槌では初めて町民の人によって立ち上げられた、まちづくりのための団体になります。最初は、復興食堂等を抱えていたので、そこで割と名前が売れて、わっと世間的には知名度が広がったのですけれども、その後幾度か、ちょっと体制を変えつつやって、今は地元の人プラス私、Iターンの私ということで、4人体制でツーリズム事業をメインにして事業を進めています。最初は、国の緊急雇用の方のお金を頂いて運営していたのですけれども、そこも今年度から卒業して、完全に自主事業という形で運営できるようになったので、そこまでのサポートを本当に県なり、国なり、町の方からしていただけたというのは大変すごくありがたかったなと思いますし、それで本当に特にメンバーですね、地元のメンバーにすごい自信がついてきているというのが見えたので、3年間の助走期間というのは、ここにいる議員にもいろいろと御尽力いただいたのですけれども、良かったなと思います。
 ただ、ここに今日来ているメンバーを見てもわかるように、大槌が1人で、残り全部釜石という、大槌というとやっぱりどうしても釜石の影に隠れてしまうというか、目立たない所であったので、特にツーリズムという観光業界では、どうしても釜石だったり、他の市町村の影に隠れがちだったところを震災後、私たちがこういう事業をやっているということで、それこそ沿岸広域振興局の方からもいろいろとお力添えいただいて、県南広域振興局の方からもすごくたくさんお力添えの方をいただいて、修学旅行誘致説明会だったり、いろんな所、東京、大阪、北海道の方に呼んでいただいて、そこで発表の場を設けていただいたりということで、すごく注目を集めまして、今、他の被災地では受け入れが減っているところを、うちはガッと上がっていっているところなのです。そこは当初からなのですけれども、防災だったり、被災だけを売りにしていて、売りというのは言葉が変ですけれども、それだけにしていてはもったいないということで、私たちは被災での、御存じのとおり、町長が流されているので、大槌は。そこで、どうしても町民が覚悟を決めて、自分たちで様々なことを決断して前に進まなければいけなかったという人間的な学びを企業さんだったり、修学旅行で来る学生たちに学びとして伝えるという、防災から一歩越えた観点でのワークショップだったり、語り部を提供するということで、すごく評価の方をいただいていて、今、数がどんどん、どんどんうなぎ登りに増えていっている状況なので、今後の課題として、他の地域だったり、あとは内陸部と手を組んで、例えば今度、平泉の町長にうちの代表理事が呼ばれて、そこでちょっと組めないかということでお話をさせていただくのですけれども、岩手全体をフィールドとした呼び込み方というか、見せ方というのを新たに考えていこうかなということで、そこを今、課題というか、課題というとちょっと言葉が悪いのですけれども、どちらかというと、わくわくしながら取り組んでいるというような現状になります。なので、企業研修とかで、なかなか他の被災地での取組ではなかったのですけれども、そこは実はすごく今、ニーズが高まってきているところなので、そこら辺のノウハウだったり、いろんな自治体の方々とシェアしてその広がりを広めていきたいなというふうに思っています。
 

木村室長

 ありがとうございます。
 では、黍原さんお願いします。
 

黍原豊

 私はたまたま去年、馬と出会う機会があって、馬を使って、元々は子ども支援ということから始まったのですけれども、先ほど知事がおっしゃられたように、仮設に入っている子どもたちもたくさんいて、本当に体が凝り固まっていて、元気のない子どもたちもたくさんいる状況だったのです。たまたま去年、馬と出会って、仮設に連れて行ったら、子どもたちがすごく元気になって、動物はすごい力があるなと。
 一方、地域に目を向けると、元々、馬と暮らしていた曲がり家だったりとか、そういう文化が根付いていて、これは、それを2つ結び付ければ、地域の文化を生かしながら、それをツーリズムとして展開しながら、地域のケアも同時にできるなというふうに感じました。
 ただ、すごく一番大変だったのは、拠点がなかなか見つからなかったというのがありました。今回、こういう事業をやるということで、かなりはっきりした形でこういう使い方したいということで探していたので、何とか見つかったのですけれども、釜援隊として入った2013年4月から、せっかく地域で活動するなら、地域の中にどこかに住み込んでというか、地域に入り込んで活動していきたいと思って空き家を探したのですが、なかなか実は見つからなくて、空いていてもなかなか貸すまでにハードルがあったりとか、荷物があるとか、そういういろんなたくさんのハードルがあったのです。ただ、見ているとすごく立派な、今回、お借りした家も築90年の古民家で、梁とかもすごい、僕は専門家ではないのですけれども、本当に古民家を改修された方から見ると、本当にこんな古民家そんなにないよ、という話をしていただいたりとかして、そういうものが放っておくと結構朽ち果てている家とかもたくさんあって、本当に地域の風土とかに合った家とかが無くなっていくのは、すごくもったいないなというふうに感じました。なかなか個人で入っていくとか、そうなるとなかなか難しいので、例えば、行政さんと一緒に組みながら空き家バンクだったりとか、そういう何か公的なサポートみたいなのがあると、もう少し、そういう空き家の活用だったりとか、そういったものも進むのではないかなというふうに感じています。
 その辺をちょっと考えていきたいなというのが一つあるのと、あと今回、空き家の改修に当たって、たくさんの方たちにお手伝いをいただきながら改修をしました。延べ470人、480人ぐらいのボランティアの方に来ていただいてお手伝いいただいたのですけれども、今回、来てもらった方もいろんな方がいて、それこそつながりなのですけれども、震災をきっかけに釜石と縁ができて、それで何度も通うようになった方。それで、また最近なかなかそういうふうに具体的に体を貸して、手を掛けて、自分で関わる場所というのは、なかなか少なくなってきていて、こうやって新しい場所作りを始めたことで、その人たちが手を掛けると本当に自分のものというか、この地域は自分と本当に結び付いていく、そんな場所に変わっていくのだなというのを感じて、地域にいる側としては、地域と外とつながれる、そんな接点をもっともっと用意していく必要があるなというのがあったのですけれども、なかなかそうですね、改修に当たってもお金がかかったりとか、そういういい資源を生かしていくというのも、もちろんいろいろ民間のいろいろお知恵とかも使ってはいますけれども、せっかく岩手の文化というか、そういったものを後世に伝えていくという上では、何かいい施策というか、そういったものもあるといいのかなというふうに感じています。
 あと、2019年ラグビーのワールドカップもあるので、何か地域の暮らしであったりとか、そういったものも外から来ていただいた方にもちゃんと知ってもらうというか、本当にいいものを届けていけるような、そういうこともこの拠点にしながらですけれども、僕ら自体は全然小さな取組なので、地域も巻き込みながら、岩手県全体で岩手のいいものを外の方に知ってもらうという、そんなことが展開できたらなと考えております。なので、いろいろとお知恵をいただければと思っています。
 

木村室長

 では、知事の方からお願いいたします。
 

達増知事

 神谷さんには大槌に入っていただいて、また、定着していただいてありがとうございます。
 思えば、東日本大震災津波発災直後の大槌というのは、本当に被害も大きくて、この後どうなっていくのかというイメージがなかなかぱっとわかないくらい大変な状態だったのですけれども、その中で地元の底力ですよね、大槌の人たちの頑張りプラス様々なつながりの力ということで、震災前にはなかったような、いろんなつながりが全国的にできて、また、震災前には来なかったような人とか、Iターンとか全然思いもよらなかったような人たちに入っていただいたりして、希望が持てる状態になっていると思います。
 研修旅行や教育旅行は、県としてもやはり復興のプロセスの中、そしてさらに復興になった後にも大事な柱だと思っていまして、今年度、県は三陸総合振興準備室というのを盛岡駅真ん前というか、横というか、マリオスの中に事務所を構えて、それはやがて、三陸鉄道が宮古釜石間も結び、そして復興道路もできて、岩手三陸という地域の交流のあり方がインフラ的に大きく変わるし、いろんな可能性が広がるというのに対応して、いろいろ考えて実行しようということなのですけれども、その中でやはり教育旅行、研修旅行というのが一つ目玉だろうと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。
 あと、黍原さんは馬といういいところに目を付けていただいて、しかも実際にやっていただいて、東日本大震災の前に、ホースセラピーが大事という話は岩手県内でもあって、岩手県で県立大学の横に馬っこパークという、昔、ポニースクールだったりしていたのですけれども、そこをどう、うまく運営していくかという中で、ホースセラピーというのに注目し、最初は青少年健全育成ということだけでやっていて限界を感じていたのですけれども、もっと広くホースセラピー的にあらゆる人にとって馬と接することがいいのだということで、「風のダドゥ」というホースセラピー映画があって、それを岩手県内各地で上映会をやったりとかということもしていました。
 ワールドカップに向けても頑張っていきたいというのはグッドアイデアで、ラグビーが盛んな国々は馬文化も発達しているので、かなり馬に理解がある人たちが、選手団、応援団が来ると思うので、馬というのは非常にいい要素だと思いますので、よろしくお願いします。
 

木村室長

 それでは、君ヶ洞さんお願いします。
 

君ヶ洞剛一

 先ほどもちょっと申し上げたのですけれども、三陸の海産物のブランド化というのを本当に真剣にやっていくことが大事だなと思っていまして、多分、これはうちら世代というよりは、もう、次につなげることだと思うのです。すごく時間がかかる、これは復興と同じで、三陸のブランド化、これはすごく時間がかかると思うのですけれども、ただ、これをやるには、みんなが腹を決めないと本当にできないことだと思うのです。
 例えば、今、ホタテの浜値がすごく急上昇していて高いのですけれども、それはそれで漁師さんへの還元というか、そういう部分に関してはすごくいい部分もあるのですけれども、ただ、どうなのでしょうか、私は物に値段は付いていないと思っているのです。やっぱり、北海道の中国需要があって、それで国内の方がちょっと品物不足ということがあって、三陸のホタテの値段が上がっているということになっているのです。
 これまたおかしなことに、これは別に今年に限らずなのですけれども、岩手というのはホタテの浜値が日本一にもかかわらず、例えば、築地とか云々出している最終的な仲卸さんの販売を見ると、北海道の方が高い値段で売られているのがあったりするのです。だから、その辺がうちらも含めて、うちら市場はそんなに多くないですからあれなのですけれども、業者がどういう立ち位置でやっていくかということがすごく必要で、目先の薄利多売にいつまでもすがっているようだったら本当にだめなわけですよね。
 震災後、これが良いにしろ悪いにしろ、補助金が入ったためにお金が回っている状態なのです、今。どうなのでしょうか、数年後、私は今のホタテ業者に限らず、いろんな水産加工業、水産業者含めて3割くらいはどうなのでしょうか、考え方を変えない限り、非常に窮地に追い込まれる状態が来ると思っているのです。なので、どこかで腹を決めて、目先ではなく、そのブランドづくりも一緒にやりながら、例えば、最初から今まで業務筋に全部売っていた物を、それを10割、もう変えてくださいというのは無理ですから、1割、2割でもチャレンジしていくような環境をみんなで整えていくことが、必要なのではないかなというふうに思っています。
 でも、片一方で評価してくれる方は必ずいますので、そこを最初の小さな集まりかもしれませんけれども、それをみんなで集めていくということは非常に必要なことだと思います。それで、全体で多分できることというのは、今の段階だとすごく限られたことだと思っているのですけれども、やっぱりそれは資源管理だったり、保護だと思うのです。だから、例えば、水揚げ量で勝負する時代ではないと思っているのです。例えば、水揚げ量である程度勝負する、例えば、世の中的に世界中で考えればそれはアメリカだったり、中国とか、そういうところに任せればいいと思いますし、国内でいえば、それは北海道がある程度量がありますから、そちらの方に任せればいいと思うのです。三陸というのは質をとことん突き詰めていくものだと思っています。例えば、ホタテの水揚げ量にしても85%は北海道ですから。そして、岩手は1%なのですけれども、その1%に私はすごく希少価値を見出しているのですよね。だから、そういう発想というか、皆さんシフトしていかないと、なかなか、他とは勝負できないかなというふうに思っています。
 それで、私も首都圏のほうに行って、通信販売の中で4万人、これファンですから、この中でうちらのことを高いとか、日本一高いですということは認識していただいているのですけれども、問題は首都圏に行ったときにいろんな方と話をするときに、「岩手ってホタテあるの」みたいな感じに言われることがまだあるわけですよね。それで、海の幸だと北海道というイメージがあるのですけれども、私なんかは、例えばデパートの担当者と話をするときは、絶対に北海道のホタテよりは安く置かないでくださいと。それはきちんとうちらが説明して、担当者に納得させて置いてもらうのですけれども、やっぱりその積み重ねでしかないと思うのです。「これ、どこが違うんですか。例えば泳ぐホタテ、北海道のホタテとどこが違うんですか。」といったときに、やっぱり、そのときにちゃんとしゃべられる、自分の思いをしゃべられるということが必要だと思うのです。それをある程度、地域で共通認識で、それは全ての産物においてできれば非常にいいかなと思いますし、あとはどうなのでしょうかね、東京依存というか、築地依存がまだまだ激しい部分がありますので、そういった意味では、本当に世界に目を向けて、大事に一品一品売っていくということが今、すごく求められていることだと思うのです。
 あと、いろんな制度を本当に行政の方にもしていただいている部分が多々あって、助かる部分もあるのですけれども、販路を一緒に探してくれたり云々していると思うのですけれども、どうなのでしょう、例えば今回、ふるさと割引的なものがあって、銀河プラザ3割引きとか結構やっているじゃないですか。個人的に非常にセンスが悪いと思っているのです、あれは。もうちょっと何かないのかなという気はどうしてもしますし、安く売るって誰でもできますよね。もちろん意図があって、広く知っていただきたいとかの部分もあると思うのですけれども、ちょうど11月いっぱいまで、あれは行われると思うので、ちょうどお歳暮の時期にも被るわけですよね。そうするとプロパーで売っている商品にも多少なり影響があると思いますので、そこは全体を考えるとどうなのでしょう、もうちょっと平等にというか、公平になるような形で進めていくものもですし、あと、さっきも言ったとおりブランドをつくっていくのだったら、安さとかではなくて、違った意味で伝える努力というのは必ずしていくことが大事だと思いますし、うちらは本当に今、取り組んでいること、必ず未来に責任がありますから、本当に生きている間は、あっという間だと思いますので、次の世代につなげるようなことをやられることが、今の自分たちにとっても実はすごくメリットがあることなのではないかなというふうに思っております。
 以上です。
 

木村室長

 ありがとうございます。
 では、佐藤さんお願いします。
 

佐藤正一

 釜石ヒカリフーズです。私どもは、岩手県で初の新規事業として、水産加工業を釜石の中でも人口が1,800人という唐丹町に立ち上げました。震災後は、唐丹町にある企業は撤退していったのですけれども、そういった状況下で、海の前に建設しました。その中で、岩手県様の方には建築確認をいち早く出していただいたこと、これ、非常にありがたかったです。先ほど申した、人、土地、お金の中の土地に対して、そういった建築確認を御認可いただいたことがまずスタートでした。それ以降は、今は販路拡大や商品開発時の御支援をいただいております。設備資金面では、外郭団体の岩手産業振興センターさんの設備貸与資金というもので設備を導入いたしました。まずは、感謝申し上げたいと思っております。我々、被災地で起業いたしましたが、水産業の復興を通じて、被災者の方たちに自信と誇り、尊厳を取り戻していただいて、活性化、元気になってもらいたいなと思っております。
 先ほど君ヶ洞さんもおっしゃっていましたけれども、三陸のブランド化ということで、我々は具体的な取組として、先ほどお話した2つのプロジェクトに取り組んでおります。文部科学省の外郭団体のJSTさんという科学技術振興機構さんの方から、復興プロジェクト推進という形の中で、スラリーアイスという、高知県の高知工科大学が特許を持ったスラリーアイスを通じまして、高知ではそれをカツオに生かしながら、もう、ビジネスをやっているのですが、それを三陸の魚種を適応させまして、鮮度保持の研究をしております。
 それと、文部科学省から予算を頂戴いたしまして、これは東京海洋大学さん、あるいは水産大学校さん、あるいは岩手大学さんと一緒になりまして、サバの畜養という形で、浜値ではやっぱり50円から80円の物を何とか4倍から5倍に付加価値を付けて、一次産業者の所得も増やしたいというふうな取組をいたしております。
 実は縦軸の文科省と、農水省のこういった2つのプロジェクトが、横つながりでなっておりますので、そこら辺は注目されている点なのかなと思ってはおります。
 そういった技術とか開発したものを自社だけではなくて、やはり、地域に還元することが我々の役目であると思っております。まだ、最終段階まではいってないのですけれども、そういったデータとか、そういったノウハウについては、ぜひ地域に還元して、三陸のブランド化につなげていきたいと考えております。
 設備資金の面では、中東のカタールという国から復興支援として、カタールフレンド基金というのがありました。これも復興目的の300のプロジェクトの応募の中から、10プロジェクトぐらいしか採用されなかった中の一つに採用されまして、例えば、湾を汚さない排水処理設備とか、それから、加工設備とか、日本円で1億円近いお金を設備という形で、無償で提供していただきました。非常にありがたいと思っております。
 それとあとは、日立製作所さんについてなのですけれども、CSR、プロボノの活動で3年前からこの地域に入ってきていただきまして、例えば、漁協さんのホームページとか、中小企業向けの水産加工業向けのプログラムの制作とか、来年度からにつきましては、日立さんで持っている小学校、中学校に対する教育プログラム、こういったものを唐丹を皮切りに、釜石のほうにも御導入いただくというふうなことで話が進んでおります。
 資本金のほうも、東北共益投資基金のファンドの中から、1,300万円ほど出資いただいて、現在1,500万円まできているということで、何よりも地域の人たちが元気になっていただくということ、それから、フレックスタイムの導入をしていますので、今、子育て世代、非常に働き手が少ない中、工場の立場としては、8時5時でフルタイムで働いてほしいのですが、そこに歯止めを掛けてしまうと、どうしても幼稚園とか、小学校低学年のお子様をお持ちの方とかは働きづらいので、基本稼働時間は8時から5時までですけれども、9時から4時あるいは10時から3時という働き方も可能で、非常に生産計画は段取りをとりづらいのですけれども、それはお互いさまという形の中で協力し合う中、若い方の雇用を生んでおります。
 起業し始めてまだ5期目なのですけれども、3年連続して高校卒業の方も幸いなことに入ってきていただいているものですから、その点はまだ新規事業とは言え、魅力がある水産加工会社にしていきたいなと思っていました。
 水産加工業は3Kなのですけれども、きつい、汚い、危険というそこら辺を払拭して、逆にきれいで働きやすくて安全だという職場を目指しながら、水産加工業の復興、地元の産業振興に寄与していきたいと思っております。
 

木村室長

 どうもありがとうございます。
 では、知事からお願いします。
 

達増知事

 君ヶ洞さんの話で薄利多売はまずいというのはそのとおりで、やはり、高くても売れるように、また、より高く売れるように工夫していくのが大事なのだと思います。そういう話は、宮古のチーム漁火の人たちもやっぱり同じような考え方で、岩手全体共通する基本戦略なのだなと思いますね。
 築地市場関係者とかは、とにかく量を頼むとか、ロットの確保を最優先みたいな話をしたりもするのですけれども、あと、北海道のホタテの方が値が高くつくとかというのは、非常に素朴な情報のやりとりだとたくさんあるということが情報量が多くて、それで認知度が高まって、高い需要が出て値段が上がるという話なのですけれども、今はもう情報化の時代なわけなので、そういう量をたくさん積み上げることで、情報も多く伝えるという以外の情報の伝え方がいっぱいありますからね。
 物の値段というのは、情報が値段になっていて、それを作るのにどれだけの手間暇が掛かったかという情報が一つコストとしての要素になり、あとは、どれだけ多くの人がまた、あるいは多くなくてもいいのですね、どれだけ強い需要があるか、どれだけ欲しがられているか、ありがたがられているかという情報が、需要サイドの要因で値段が決まってきて、そういう情報の部分をうまくコントロールして、より強く求められている状態にすれば、より高く買ってもらえるようになるのだと思うのです。そういうところを頑張っていきましょう。
 佐藤さんのお話で、この高知工科大学とか、あと、カタール基金とか、日立ソリューションとか、本当にいろんなところを巻き込んでいただいて、岩手の水産加工というのを全然3Kではないのだという、そういう新しい時代、ポスト3.11、東日本大震災以降の岩手の水産加工はこうだ、というような見本を示していただいてありがたいと思います。それがまた、付加価値の高まりにもつながると思いますし、あとは、雇用を柔軟にというのは非常に大事な話で、やはり子育て中の人が、ちゃんと子育ても両立できるようにというような働き方を確保していただいているのは、人手不足時代ですからね、もう、復興の現場で人が足りないだけではなく、日本全体が人手不足構造になっていて、そういういろんなところと、人の取り合いみたいな格好になる中、やはり、人間を大事にしている労働環境、雇用条件というのが非常に大事だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 

木村室長

 それでは、次に手塚様お願いします。
 

手塚さや香

 先ほども申し上げたように、私が今やっている活動として森林組合での仕事と、あと、県内の仲間とやっている岩手移住計画という、移住、定住促進の仕事がありまして、その2つの立場と、関わりからお話をさせていただきたいと思うのですけれども、森林組合の活動に関しては、釜石というのは元々、「鉄と魚とラグビーのまち」ということで、そんなに林業が盛んだったという地域ではないのですけれども、御覧のとおり、釜石、大槌の9割が山林ということでもありますし、震災前から、今の職場のリーダーである高橋幸男参事が、本当にリーダーシップを発揮しながら若い職員も育成して、効率的な山の作業というのを進めてきたという意味では、本当に県内を代表する組合と言ってもいいと思いますし、全国からも視察が来たりしている組合でもあります。
 なので、今、具体的に私が関わっていることとしては、お手元の紙にも、ちょっと書いたのですけれども、地域の林業の担い手の育成事業ということで、この取組を通じて釜石、大槌出身で、地域で働きたいなという人たちの雇用の受け皿になりたいという気持ちもありますし、ひいては、Uターン、Iターンの人たちの受け皿にもなりたいという思いがあって、そこに、イギリスに本社のあるバークレイズグループさんが震災後、支援をしてくださって、月に1回の「釜石大槌バークレイズ・林業スクール」を実施しています。私は、毎月呼ぶ講師のブッキングというか、調整だったりとか、受講生の募集などをしています。
 次年度は、5日間合宿形式で遠方の人も参加できるようなスクールを運営しようと思っていて、その際にやっぱり、5日、6日となったときに、どこに滞在してもらうのかというのが課題です。宿泊費が高いとなると、それがちょっとネックにもなってくるので、それが仮設住宅なのか、空き家なのかわからないのですけれども、そういうところを市などとも話をしながら柔軟に対応していただいて、全国から釜石だったり、釜石の森林組合に興味のある方に受講していただきたいなと思っています。
 2つ目の林業体験を今、かなり組合として力を入れているのですけれども、なぜ、森林組合という間伐をしている組織がそういうことをしているかというと、それもやっぱり職場のトップが、人口が減っていくという大きな流れは止められないけれども、その中でも、交流人口を増やしていくことで地域が元気になるとか、その中から少しでもIターン希望者が出てくるとか、そういう効果があるだろうということで始めたところでした。
 そうしたところ、やっぱりこの地域、被災された方々が多いので、二重ローンなどを抱えて、その返済のために山を全部伐採してしまって、その後の植樹をする費用がないという方がいらっしゃるのです。その山を使って、企業の林業体験に来た方と一緒に植樹をしたりという事業が始まりました。並行して先ほど、黍原さんからもあったように、ワールドカップを控えて、組合としては釜石の木を知ってもらうために、何かお土産を作りたいなということで、まずできることからスギの枡を作り始めたのですけれども、これを職員と話している中で、これの売り上げのうちの100円を被災した山主さんの山に植樹する際の苗木の購入費に充てようという仕組みができてきて、それに賛同してくれた企業さんと来年の春には、企業の方々を連れて植樹をするというプログラムが完成してきました。
 そういう中で、先ほどホタテであったり、いろんな物のブランド化という話もあったのですけれども、少しでも釜石の材もブランド化できるように、私自身も情報発信などに関わっていきたいなと思っているところです。
 あとは、移住とか定住の関係で言いますと、私自身も県の復興応援隊の研修でお話をさせていただいたりとか、あと、私と仲間たちとで岩手にUターンとか、Iターンした人の岩手移住者交流会というのを開催してきていて、12月には大槌町でもやるのですけれども、そういうところに参加してくれた人から、やっぱり、応援隊とか私たち釜援隊も任期がある仕事をしていて、その後もやっぱり同じ地域で活動を続けていきたいな、という思いはみんな思っていますし、実際に沿岸北部で活動している人からもそういう話があったのですけれども、とは言え、今は住まいだったりとか、車だったりとか、県とか市町村から、だいぶサポートしてもらっているので、やっていけているけれども、そういうのが全部なくなって、「はい、自分で仕事を探してください。」となったときに、やっぱりそれはちょっと現実的に今の地域の雇用情勢というか、給与水準とかを考えると難しそうで悩んでいるのですよ、という話を2、3人の方から聞いています。
 それで、私たちは本当に任意団体で、2、3人でやっている活動なので、実際に企業からの採用情報を渡すということは難しいのですけれども、自分たちの仲間内でも県内にUターンしてきて、起業した人とかもいるので、そういう人たちと話しながら、もし、求人があれば「こういう人がいるので、声掛けてみるからどうですか。」と言った細かい話しかできていないのですけれども、県としてもこれだけ復興応援隊もたくさん入っている状況なので、その任期後の進路を地域の企業や団体の採用につなげていくような、そういうところのサポートがあれば、岩手にもっと、そのまま留まって活動していく人が増えるのではないかな、というところが課題として考えています。
 以上です。
 

木村室長

 ありがとうございました。
 では、中村様お願いします。
 

中村博充

 まず、簡単にまとめると、今やっていることは、地域で付加価値のある商品を生み出して地域にお金が、より落ちる仕組みを作って継続していきたいというところで、地域内の企業さんと連携して事業をするという仕組みを行っています。課題としては、とは言え、まだ、販売もし出したところですし、会社も7月にできたところなので、まずは事業継続させるにはどうしたらいいかというところが課題ですね。
 特に、この事業でやりたいこととしては、地域の連携というところなのですけれども、それぞれ本業がある事業者さんが、連携して事業をやっていくというのはすごく難しいので、そのためには、適切な役割分担、それは市内の事業者さんだけではなくて、県内だとか県外の企業だとか、人を巻き込んでいく必要があって、そういうことをやったときに、散らからないようにきちんと収束させて事業化できる仕組みというのを作らなければいけないというところですね。適切な利益配分の仕組みというのも作らないといけないというのが、難しいところかなと思っています。
 今後の展望としては、適切な情報発信は皆さんも言われているように必要だと思っていますし、あと、そうですね、この「海まん」自体で言えば、販路開拓というところで、市内の方にも食べていただいたり、県内とか県外の方にどう食べていただくか、というところのその機会を増やせるかというのが課題かなと思っています。
 というところなのですけれども、僕もIターンで釜石に来させていただいて、釜援隊として復興支援の仕事をしている中で、君ヶ洞さんだとか、そういう地域を、釜石を次の世代にどう残せるかというのを本当に真剣に考えている方たち、前向きな方たちにたくさん出会って、お金とか事業を個社の利益のためではなくて、釜石のまちを自分が担っていくという人をいかに増やせるかというのが、復興とか、まちづくりとか、継続する上で大事なのだろうなというのを思っていて、その取組に僕も覚悟を持って関わりたいというか、一緒にやりたいなというので、こういった事業をさせてもらっています。なので、絶対にこれは成功させたいので、販路開拓も、今も県の皆さんにも催事とか、岩手県の物を出すというときにお声を掛けていただいて、すごく御協力いただいていて、とても感謝をしています。それも引き続き、情報も我々の方も出すので、こういった商品を出すというのを、そういう機会というのも提供していただきたいなと思っていますし、あと、情報発信とかも特に都心の方が食品の安全性とかで、すごくお客さんが気にされているというのは、伊勢丹の方もすごくおっしゃっていて、実際に、伊勢丹で1週間催事したのですけれども、この商品の素材は国産なのか、海外産なのか、というのをすごく聞かれるのですね、3人に1人ぐらいそういう方がおっしゃっていて、魚介類は釜石だとか三陸の物、野菜も岩手県だとか、東北の物を使っていますと言うと、「じゃ、買おうかしら。」と買っていただける方も多いので、そういうところのニーズも高まってきているので、適切に情報発信すれば、すごく岩手の物というのは価値があっていいのではないかと思っています。
 移住、定住というところで言うと、Iターン者としては仕事と住まいがやっぱり重要かなと思っていて、そこが整えば、あとは、この釜石を含め沿岸部というか、釜石しか私は知らないので、釜石だけの話で言うと、いろいろチャレンジさせてもらえる雰囲気だとか、そういうものがすごくあるので、若い人はどんどん飛び込んできてくれるのではないかなと思っています。
 そのときに課題だなと思っているのは、これも情報発信で、仕事と住まいの情報というのが若い人、その情報がほしいと思っている人に届いていないのではないかなというのは思っています。家も釜石で見つけるのだってすごく難しいのですけれども、でも、地元の方とかに聞くと、あそこのアパートが何部屋空いているよ、とかという話が聞けるのですよね。でも、それが全然出てこなくて、住む所がないということで帰って来れないという人もすごく聞きますし、あと、アルバイトの情報とかも今、岩手県内では紙媒体がメインらしいのです。東京のアルバイトの情報とか発信している大手の会社の人たちと意見交換しても、都心だと、ネットとかウエブサイトで情報を見れるのですけれども、県内だと、それが見れない。大手のバイトの会社もそこに入ろうとしても、紙媒体の会社の今までの習慣があって、ネットでの自分たちのやり方というのが入れないというので困っています、という話を聞いたことがあって、そういうのが情報のマッチングというのは、結構問題なのではないかなと思っています。
 以上です。
 

木村室長

 ありがとうございました。
 では、知事のほうからお願いします。
 

達増知事

 手塚さんには森林、林業という岩手にとっての、これも一つの目玉産業であり、また、目玉生活環境でもあるのですけれども、そこに目を付けていただいて、ありがとうございます。釜石・大槌バークレイズ林業スクールですからね、非常にすごいものが立ち上がったと思うので、ぜひ、この調子で続けてほしいなと思います。
 Iターンの人たちが、だんだん今のスキームから卒業するに当たって、住む所とか、あるいは仕事とかというのは、私も県北・沿岸の方でそういう話も聞きましたし、やっぱり、そういうサポーターで来てくれた人をサポートする地元側の体制も必要なのだなと思いますね、サポーターをサポートする、お互いさまなわけなので。特に住む場所については、中村さんも指摘していましたけれども、ある所にはあるというのが、多分実態だと思うのです。ただ、なかなか普通に駅前不動産屋さんみたいなところで調べても、ないというふうになっているのではないかと思うのですけれども、やっぱり住む所の問題というのは、今、沿岸で克服すべき課題なので、やっぱり、今までやったことがないようなことをやるようにして、ミスマッチをカバーしていけばいいのだと思いますね。ちょっと前みたいに、人がどんどん出ていくのがトレンドで、アパートとか、貸し家とかというのが、守っていかないとまずい産業だったのは震災前の状態で、今はむしろ足りない状態だし、うまくやれば決して衰退産業ではなくできるのだと思うので、そこを工夫する必要がありますね。
 

佐々木局長

 釜石の場合は、新日鉄釜石が大きく土地を持っているので、あそこは不動産部もあるので、いろいろ釜石市を通してしかできないと思うのですが、やはり前向きに、新日鉄住金の方でも使ってない部屋とかですね、ただ、結構時間が経過していて古くなっているので、1棟の中で2部屋、3部屋使い続けて、他は電気が消えているという状態、わかりますよね、橋のほうから来ると。あれが非常にもったいないなと私も実は思っていまして、震災直後から。何とか新日鉄ともそういう前向きな住居の提供していただけないかな、というふうなことは課題としてありますので、何とか協力いただければ、一番の大口ですよね、何と言っても。あとは、もう廃墟となっている民家をどうにかして、手直ししてお借りするとか、多分それしかないのかなというふうな感じがしますので、これは一つ、振興局としても住宅問題は本気で考えていきたいなという思いでおります。
 

達増知事

 あと、釜石「海まん」は、だいぶ知名度は上がってきているのだと思いますけれども、いよいよ商品化されて売られるようになりましたからね、その辺の反応を見ながら、さらに効果的に知名度を高める工夫をしていければと思います。
 この北上高地から三陸沿岸というのは、昔は地質学的に北上島と呼ばれるような日本列島とは別な所で形成されて、特に南半分の方は、何かかつて南の海の方で地層が積み重なって形成されたものが、大陸移動に乗っかって、ちょうど日本列島のあたりに来たときに、日本の造山運動とぶつかって、今みたいな地形になっていて、だから、北半分では中生代の地層があるから、琥珀や恐竜の化石が出てきて、南半分のほうは、さらに古い古生代のセメントの石灰石が採れるあたりで、古生代の化石、ウミユリの化石とかが出てくるのですよね。
 そういうのが積み重なった地層なので、そういうものが川から海に流れて、湾の中でいろいろ養殖とか漁業にも独特なそういう中生代、古生代的なサプリメントをホタテとかにも与えている効果があるのではないかと思うのです。沖合で黒潮、親潮が合わさって、それで世界三大漁場の一つになっているというところもあるのですけれども、やはり、北上高地との関係で、北上高地は、だから、果物とかも、リンゴとかブドウとかもおいしくなるのは、やっぱり、そういう地質の関係があるのでありましょうし、マツタケがたくさん採れるのも地質の関係があるのかもしれません。いずれ、北上高地から三陸沿岸にかけてというのが日本の中でも、あるいは世界的に見ても非常に奇跡的に形成された地質のエリアなので、だからこそジオパークという話もあるのですけれども、それが食品産業にもうまくつながっていくといいなというふうに思いますね。
 

木村室長

 それでは、今日のつながりというテーマにつきましては、皆様方から一巡という格好ではございますけれども、いろいろお話を伺ったところであります。懇談全体を通しての御発言ですとか、ちょっと言い足りなかったなとか、あとは、知事にこの辺を確認したい等、今日のテーマにかかわらずで結構ですので、自由に御発言いただければなというふうに思います。
 どうぞ、御自由に何かございましたら。
 どうぞ。
 

黍原豊

 先ほど、馬っこパークの話の中でも青少年の育成の話が出ていましたけれども、特に復興のこの現場に入っていると、子どもたちの育成という部分がなかなか難しいというか、担い手も、関わる人も少ないし、さっき言ったケアする人のケアではないですけれども、担い手の人たちも結構長期化しているので、その辺もすごく今後重要だなというふうに非常に感じています。逆に、中長期的に見ると、子どもたちがこの地域のことを好きになって、地域で活躍できる人間になっていくことが、本当に復興にもつながっていくと思うので、何かその部分も私自身もそれをやりたいなと思っていますし、先ほどおっしゃった馬事文化というのを通して、岩手らしさを発信しながらも、そういう健全育成とか、そういうところにもつながっていくといいのかなというふうに思っています。
 あと、僕は実は、森林の学部出身なので、さっき話もあったのですけれども、森林づくり県民税の方も、そういう形でうまく三陸の沿岸の復興とか、子どもたちの育成にもつながるような形で、もう少し活用されると、もっともっと、地域のいいものというか、馬だけではなくて、この地域の資源というものが生かされるのかなと思っています。
 

達増知事

 そうですね、森林税は今度、改めてお願いするという方向で、来年の2月議会に掛かる予定なのですけれども、県民の皆さんからもいろんなアイデアを募集して、新しい使い方も工夫していきたいと思います。
 

木村室長

 その他、何かございませんか。
 どうぞ、手塚さん。
 

手塚さや香

 移住、定住の促進というところに関して、県も今年度、ポータルサイトだったりとか、移住交流体験ツアーを始めたりとか、地方創生ということもあって、新たな取組も始まったと思うのですけれども、次年度に関して、知事として、例えば、新たにこういう取組をしたいなというような構想があれば、今、差し支えない範囲で伺いたいのですが。
 

達増知事

 今やっていることのパワーアップ、グレードアップ的な感じで、2月議会にかける事業の中で、まだ、揉んでいる部分もあって、固まってないのですけれども。
 

手塚さや香

 ただ、知事の思いとして、例えば、UターンとIターンとあったり、いろいろこういう人に岩手に来てほしいなとか、こういうところをもっと拡充させていきたいな、みたいなもっと抽象的なものでもいいのですけれども。
 

達増知事

 この間、宇野常寛さんという若手評論家と、いわて若者文化祭の中で、作戦会議という格好で、どうすればそういうUターン、Iターン、岩手にどんどん呼べるかという話をし、やれることは何でもやるのですけれども、農林水産業から、トヨタの工場、ああいう自動車産業集積促進みたいなものもそうだし、あとは、漫画とか、イラストとか、あと、ゲームソフトアプリの開発みたいな、これは、一次産業からそういうスマホアプリ開発までやれることは何でもなのですけれども、やはり、全国的に、特に岩手が若者・女性活躍支援ということで、若者・女性押しなのだというのがはっきり見えるような、そういう事業とか、そういう発信をしなければだめだ、ということで意気投合したところがあって、何かそういう「若者・女性王国いわて」みたいな感じのそういう掛け声だけではなく、実態として、これはすごいなというような場を作って、そこに全国から若者・女性が、志ある人がどんどん来るようにしたいなというのを漠然と考えています。
 釜石・大槌バークレイズ林業スクールというのは、すごいと思いますよね、そういうことを何か全県的にもやりたいなと思いますね。
 

木村室長

 では、神谷さんどうぞ。
 

神谷未生

 今ちょうど、知事がお話しいただいていたのと全く同じなのですけれども、手塚さんたちの移住計画の取組は、すごくいいなと思って見ていたのですけれども、やっぱり、私が実際に最初は本当に震災復興の支援として、いわゆるお金も住む所も全部、外部団体が用意してくれた状態で来てから、では、実際に被災した人、結婚して仮設で暮らして、妊娠して子どもを産んでというプロセス、本当に住民視点で暮らしていくと、ぶっちゃけ、本当に不便だなと思う部分がすごく多くて、実際に私の場合は高齢出産になったので、大槌から宮古か大船渡まで行かないと出産できない。1週間に1回、最後の方は運転しなければいけない。産むときも当然宮古で、それで今、私の4か月の子どもは、大槌町で待機児童になっているのです。この大槌ですら待機児童が出ている状況で、さっきヒカリフーズの方が、君ヶ洞さんもおっしゃっていたのですけれども、女性の雇用という面がなかなか加工会社の方でも雇用が難しくなっているのも、私が実際に一緒に産んだ子たちもそうなのですけれども、なかなか預け先がないから働けない。私は、おらが大槌の事務局長という立ち位置で、何としてでもおらが大槌という、大槌町にとっては、とても大切な団体を継続していきたいと思いつつ、実際、預ける場所がないと、なかなか働くのもままならないという状況で、そこでIターン、Uターンの移住計画をされているところを士業だったり、看護師、保育士だったり、いわゆる教師もそうなのですけれども、士業にピンポイントでやったりすると、漠然と呼び寄せるよりもいいのかなと。そうすると予算も、ぴっと、ここで、多分、私が元々、看護師やっていたからなのですけれども、ものすごいぶっちゃけ本音を言うと、多分、給料がそこそこもらえれば、割と移動して来る層が多いと思うのです、ああいう職業の方は。割と若い女性が多いので、若い女性が居れば、大体、男性は留まるのですよ、その地に、世の流れとして。なので、そういうピンポイントでの呼び掛け方、どうしても全国的に一次産業で、農地貸しますよとか、漁師さんになりましょうみたいな一次産業だったり、あと、起業ですよね、中村さんがやられているみたいな呼び掛けが多いのですけれども、そこまで意識高い系ではない方でも、漠然と都会の暮らしに行き詰まりを感じている方というのは多いと思うので、そっち路線でやって、暮らす基盤というのを整えていくと、また、ガッと人の流れを呼び込めるのかなと。ここの4人がIターンなりで来て、そのまま岩手に定住していることからもわかるように、一度岩手に関わると、割とみんなここいいじゃんとなるのですよね、岩手は。ただ、その最初がちょっと遠いというか、あまり馴染みがないので、岩手は。その最初の一歩をうまく作り出してあげることが、何か必要なのかなというふうにすごく今、感じております。
 

達増知事

 そうですね。看護師さんは、やはり、岩手全体として足りないというところもあるので、そこは工夫しなければならないところだと思います。
 そして、具体的な子育て支援というか、そういう子育て環境の整備というのも、きちっとやるというのが大事なのだと改めて思いましたので、頑張りたいと思います。
 

木村室長

 その他。
 どうぞ。
 

佐藤正一

 水産加工業ですけれども、やっぱり、若い方たちが入ってくる中で、我々自身も賃金カーブですか、安心して生活できるような賃金というのを、モデルを作っていかなければならないのですけれども、その中で先ほど、Uターン、Iターンという言葉が出ましたので、その中で水産業、水産加工業をアピールしていただければ、非常にありがたいかなと思っております。
 地元の高校生たちも水産加工をわからない人たちも多いので、そういった部分を振興局さんを通じながら認知していただくということも、大事な活動なのかなと思います。よろしくお願いします。
 

達増知事

 そうですね、水産加工業は本当に変わったというところをもっともっと。
 

佐々木局長

 もっと、職場見学を高校と連携してやるべきだろうと。
 

達増知事

 ええ。
 

佐々木局長

 今は、復興の工事現場が多いのですけれども、水産加工現場とか、そういう所に高校生を連れていって説明していただいて、想像しているのと、多分、親の話を聞いて、親の話のイメージが全部強いのです、高校生たちのイメージというのは。あそこはつらかろう、大変だろうと。
 

達増知事

 エアシャワーとかあったりもして、自動車産業とか、あるいは半導体産業とかにも近いような感じもありますからね。
 

佐藤正一

 設備資金が必要なので、そこまでまだいってないのですけれども、それに近いようなところを目指しながら、一緒になって、水産加工あるいは水産業を盛り立てていければなと思っていますね。
 

木村室長

 ありがとうございました。
 その他ございませんか、よろしいですか、そろそろ予定時間もちょっと近いですが。
 

知事所感

木村室長

 それでは、皆さん、大変ありがとうございました。
 最後に、知事から総括的なコメントをお願いします。
 

達増知事

 大変参考になる御意見をいただいて、改めて、これはもっとやらなければならないなというところもありましたので、しっかりやっていきたいと思います。
 住まい問題対策とか、すぐにもやらなければならない、あるいはやれることがあるようなのは、すぐにも対応していきたいと思いますので、またこれからもよろしくお願いいたします。
 

閉会

木村室長

 では、皆様、本日は本当に貴重なお時間とお話をいただきまして、大変ありがとうございました。これをもちまして、県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会を終了いたします。 

このページに関するお問い合わせ

秘書広報室 広聴広報課 広聴広報担当(広聴)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5281 ファクス番号:019-651-4865
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