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「がんばろう!岩手」意見交換会(平成26年7月8日 宮古地区)

ID番号 N28118 更新日 平成27年1月23日

日時
平成26年7月8日(火曜日)10時45分から12時

場所
宮古地区合同庁舎

出席者(敬称略)
 ・参加者
  渡邊 悦子(NPO法人体験村・たのはたネットワーク いわて復興応援隊)
  山下 欽也(岩泉乳業株式会社 代表取締役社長)
  鈴木 良太(共和水産株式会社 代表取締役専務)
  近江 智春(浄土ヶ浜旅館 若女将)
  岩城  創(宮古地方農村青年クラブ連絡協議会 会長)
  椎屋 百代(新生やまだ商店街協同組合 事務局長)

 ・県側
  達増知事、桐田沿岸広域振興局副局長、東大野秘書広報室長
 

開会

東大野室長

 ただいまから県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会を開催させていただきます。
 本日ご出席いただきました皆様には、ご多忙中のところ大変ありがとうございます。心から感謝申し上げます。
私、本日の司会進行役を務めさせていただきます県の秘書広報室の東大野と申します。よろしくお願いいたします。
 

知事あいさつ

懇談会の様子1

東大野室長

 それでは、最初に開会に当たりまして、知事からご挨拶申し上げます。

達増知事

 皆さん、こんにちは。お忙しいところ、ようこそおいでくださいました。県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会、これは東日本大震災津波からの復旧・復興をオール岩手の力で進めていくという中で、特に現場で復興の最前線で活躍されている皆さん、それぞれの地域であるいはそれぞれの分野で活躍する皆さんの生の声を知事が直接聞き、意見交換も行って、そして県の復興政策に反映させていくという趣旨で行っているものであります。
今日は、伊藤、城内両県議もいらしていただきましてありがとうございます。それから、宮古市さんのほうからも来ていただきました。
 今年の3月11日で丸3年を迎え、県は今年からの3年間を本格復興期間と位置づけ、それまでの3年間は基盤復興期間、壊れたものを直し、また新しいものをつくったりする事業の規模からいって、実は、今年度、来年度、再来年度の3年間がピークになるということで、これからがいよいよ復興正念場というふうに考えています。その中で、「なりわいの再生」と復興計画の中で言っています産業再生ですね、国のほうは産業再生という言葉を使い、これが本格復興の中で非常に大事だということで、県の計画でも「なりわいの再生」に力を入れているのですけれども、国のほうでもちょうど先週、国の復興推進委員会が開かれ、私も委員なので行ってきました。産業復興、産業再生、復興戦略という特別なビジョンが示されて、市町村、県、国、行政を挙げて、なりわいの再生、産業再生に取り組んでいこうということになっておりまして、今日は、特になりわいの再生、産業再生関係で活躍の方々においでいただいていることもありまして、力強く本格復興を進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ありがとうございます。

東大野室長

 どうもありがとうございました。
 それでは、お手元に意見交換会の次第がございますけれども、ごく簡単にしか書いてございませんので、進め方を最初に説明させていただきます。この後、私から出席者の方々のご所属とお名前を紹介させていただきます。その後にお菓子とヨーグルトを準備させていただいていますので、一旦それを食べていただき、そうしないと食べる機会を失って、そのまま持ち帰りということになってしまうので、そういった時間を若干設けさせていただきます。その後、皆様から自己紹介をお願いします。一旦、自己紹介を皆さんにしていただいて、口を一旦動かしていただいて、その後でそれぞれさまざま復興についての提言とかご意見をいただくというような段取りで進めます。最後に、自由意見交換というか、さらにつけ加えてという時間をもう一回設けたいと思いますので、そのような進め方で進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、本日のご出席の皆様をご紹介させていただきます。私の正面からご紹介させていただきますけれども、NPO法人体験村・たのはたネットワークいわて復興応援隊、渡邊悦子様です。

渡邊悦子

 渡邊です。よろしくお願いします。

東大野室長

 お隣ですが、岩泉乳業株式会社代表取締役社長の山下欽也様です。

山下欽也

 よろしくお願いいたします。

東大野室長

 お隣ですが、共和水産株式会社代表取締役専務の鈴木良太様です。

鈴木良太

 よろしくお願いします。

東大野室長

 お隣ですが、浄土ヶ浜旅館若女将の近江智春様です。

近江智春

 よろしくお願いいたします。

東大野室長

 お隣ですが、宮古地方農村青年クラブ連絡協議会会長の岩城創様です。

岩城創

 岩城です。よろしくお願いします。

東大野室長

 こちらのテーブルに移りますが、新生やまだ商店街協同組合事務局長の椎屋百代様です。

椎屋百代

 椎屋と申します。よろしくお願いいたします。

東大野室長

 皆様よろしくお願いいたします。
 あと県の出席者をご紹介いたします。
 ただいま挨拶させていただきました知事、達増拓也でございます。

達増知事

 よろしくお願いします。

東大野室長

 それから、私のこちら隣に座っておりますけれども、沿岸広域振興局の桐田副局長です。

桐田副局長

 桐田です。よろしくお願いいたします。

東大野室長

 本日は皆様の窓側のお席ですが、先ほど知事からお話もあったように宮古・下閉伊地区の県議会議員の伊藤勢至議員、そして城内愛彦議員にもお越ししていただいております。よろしくお願いいたします。
 では、お手元に飲み物とお菓子をご準備いたしましたので、お召し上がりながら若干時間をとりたいと思います。お菓子とヨーグルトのゆえんは副局長がご紹介いたします。

桐田副局長

 宮古・下閉伊担当の副局長としてご説明いたします。岩泉の飲むヨーグルトは山下社長さんの自慢の逸品でありますが、これにつきましては何と2011年のモンドセレクションの金賞でありますので、世界が認めたというものでありまして、じっくりとつくったこだわりのヨーグルトということであります。それから、このすっとぎ生どらは、この文字のところに「山田のすっとぎをクリームに混ぜちゃいました」というように、山田は昔からすっとぎのお菓子をつくっている地域がありまして、そのすっとぎと生どらをつくり続けてきた宮古の日進堂さんとのコラボであります。それを仕掛けたのが山田のびはんコーポレーションさんです。山田の歴史的なすっとぎと日進堂さんが何とこれも1904年に創業されたお菓子屋さんなので、歴史と歴史がコラボしてつくった、これまた逸品だと思いますので、どうぞお召し上がりいただきたいと思います。ちなみに、すっとぎについては、すっとぎアイスとか、すっとぎロールとか関連商品もありますので、あわせてご愛用いただければと思います。

東大野室長

 売っている場所を紹介してください。

桐田副局長

 岩泉飲むヨーグルトは、岩泉の道の駅のほうまで回っていただいて、そちらで短角牛セットの昼食もとりながらお願いします。それから、すっとぎ生どらについては、大きな煙突のそばの生協のDORAがありますけれども、そちらにもありますし、それから45号線沿いを釜石に向かっていくところのホーマックのエリア内に確かお店があったのではないかと思います。盛岡では……

椎屋百代

 盛岡ではまだ扱ってないです。花月堂さんのは山田のびはんだけで取り扱っています。

桐田副局長

 そうすると貴重品のようですので、今日、盛岡からいらっしゃった方は必ず買っていただくように。マスコミの皆さんはもう既にご賞味済みですよね。

報道機関関係者

 はい。

桐田副局長

 ありがとうございます。

東大野室長

 懇談の最中も適宜召し上がっていただいて構いませんので、せっかく用意していただきましたので、ぜひ持ち帰らずによろしくお願いします。
 

懇談

懇談会の様子2

東大野室長

 それでは、進めさせていただきます。懇談に入りますが、最初に、先ほど申し上げましたが、一、二分程度自己紹介をお願います。話していただく順番ですが、私の正面の渡邊様から順にお願いいたします。
 では、渡邊さんよろしくお願いします。

渡邊悦子

 ご紹介のありましたNPO法人体験村・たのはたネットワークで、いわて復興応援隊として活動しています渡辺悦子と申します。よろしくお願いします。
 私は、昨年の4月からいわて復興応援隊としてこちらのほうに勤務しました。もともとは千葉県の出身で、こちらに来るまでは東京で勤めておりました。岩手に来るきっかけになったのは、もともとは震災後にボランティアに来ていたのがきっかけです。大槌町や陸前高田市で活動はしていましたけれども、月に1度ほど来る中で、やはりなかなか復興が進まないこと、あとは来れば来るほど地元の方とつながりが出てきたことで地元の方の何か役に立ちたいなという思いが強くなって、昨年、この復興応援隊の募集を見つけて応募しました。
 現在は、サッパ船アドベンチャーズや津波語り部ガイドのアテンド、あとは教育旅行の誘致活動などを主に担当しております。よろしくお願いします。

東大野室長

 ありがとうございます。
 それでは、山下さんお願いします。

山下欽也

 岩泉乳業の山下でございます。57歳です。子供3人なのですが、皆独立しまして、今は妻と2人暮らしでございます。
 二十数年間JAに勤務しておりまして、その際、1次産業に携わってきてございます。平成18年に縁あって今の会社に工場長として入社をしてございます。皆様ご承知のとおりでありますが、当社はスタートから大変大きな経営難に陥りまして、これからどうしようかという、そういう時期がございまして、それで地域を挙げて再生に取り組んでまいりました。5年前は、売上高で2億4,000万円でございました、従業員が約20人おりました。5年後の平成25年につきましては、おかげさまで8億5,000万円の売り上げと40人の社員を雇用できるところまで拡大をさせていただきました。そこまではいろいろ苦労もあったわけなのですが、今さらに第3工場の増設に着手いたしまして、年度内の完成を目指して取り組みをしているというところでございます。今、県外のほうを中心に営業活動しておりますが、県内、県外で約半々のところまで来ているので、次のステップでは県外がかなり増えてくるのだろうということで取り組みをしているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

東大野室長

 どうもありがとうございます。
 では、鈴木様お願いします。

鈴木良太

 共和水産の鈴木でございます。よろしくお願いします。
 主に宮古で水揚げされるスルメイカを加工して全国に出荷しております。主な商品が冷凍食品なのですけれども、「イカそうめん」や「イカのどんぶり」等を生産しております。解凍してそのまま食べられるような商品を首都圏中心に出荷しております。
 私は、仙台の大学に行ってから、国分町の飲食店で働き、その後家業を継いで約9年目ぐらいでございます。現在32歳です。震災後は、地元の若手の経営者と一緒に「宮古チーム漁火」というグループをつくって活動しております。ちょうど先々週なのですけれども、フード台北2014に行って岩手県のブースで元気に活動してまいりました。現在は、3月に藤原地区に新工場ができたので、そちらの新工場で稼働中です。よろしくお願いします。

東大野室長

 どうもありがとうございました。
 次に、近江さんお願いいたします。

近江智春

 私は宮古市で浄土ヶ浜旅館と味処海舟という飲食店をやっております近江智春と申します。知事さんとは震災前に「じゃらん」のページでウニ企画で合成でお隣同士、紙面上ではお会いしたことがあるのですけれども。
 私は、家業を継いで5年目になりますけれども、その間、震災に、私が家業に戻ってから3年目で震災が来ましたので、去年再開できたわけなのですが、こちらに呼んでいただけるというよりは、私は旅館とお店を家族のためにやっているという者でございます。あとは地元の皆さんとは宮古の歴史起こしができればいいなということで20代とか30代の皆さんと一緒に歴史起こしの活動をしております。宮古新撰組と申しまして組をなしておりますが、あとは小学校とか、幼稚園に行ってウクレレを使って皆さんとの交流、仮設にも出向いて心の交流と題して一緒に歌を歌ったりとか、演奏させていただいております。あとはみんなと夢を語り合って日々過ごしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

東大野室長

 どうもありがとうございます。
 では、次に岩城様お願いします。

岩城創

 山田町のほうで農業をやっております岩城と申します。
 主に野菜をつくっていて、ここの肩書きが宮古地方農村青年クラブ連絡協議会とあるのですけれども、通称が4Hクラブという名前で、宮古、山田の青年農家で構成されていて、メンバーが大体14名です。活動は消費者との交流だとか先進地への視察研修だとかいった活動をしております。
 私はもともと家が農家ではなくて、大学を出てからは普通にIT関係の会社でサラリーマンを5年ほどしておりまして、そこからちょっと思うところがあって海外のほうに2年ほど旅をして、その中で食べ物に対するありがたみというか、食の大切さというのを、自分の貧乏旅行だったので、その中で痛感して、そこから日本に帰ってきて食に関心が出てきて、農業というのはどういう仕事だろうというところから今は農業を始めて、一関のほうで2年ほど研修をして、山田に就農して今年で4年目になりました。
今日はよろしくお願いします。

東大野室長

 よろしくお願いします。ありがとうございます。
 では、最後になりますが、椎屋さんよろしくお願いいたします。

椎屋百代

 新生やまだ商店街協同組合の椎屋と申します。以前、3年ほど前になるかと思いますが、山田で県政懇談会を開催したときには山田町観光協会の事務局の次長としてお会いさせていただいておりました。今現在では、新しい商店街を山田につくろうということで、今、21の事業主が集まりまして、日々本設での営業に向けて準備を進めている組合でございます。この組合は平成25年のグループ補助金の採択も受けておりまして、私はその全体的なサポートとして事務局長をさせていただいております。
 山田に移り住んで約10年くらいで、もともとは九州の大分の出身でございます。今、召し上がっていただきましたこのすっとぎ生どらも今、私のほうで地元の民間会社のびはんというところで製造させていただいているもので、そこの中では私は社会貢献する部署として地域連携推進室と販売促進の2つ部門を担当させていただいて、日々いろいろさせていただいております。あとほかに山田で有志が集まって、やまだ夢プロジェクトという団体も立ち上げておりまして、先日はチャンポン笑といって岩手の盛岡のベアレンビールさんと、釜石の浜千鳥さんと、葛巻の葛巻ワインさんの3つのお酒を楽しもうということで160人の方を山田の中央公民館のほうでそういうイベントもさせていただきながら町おこしを一生懸命やらせていただいております。
 今日はよろしくお願いいたします。

東大野室長

 どうもありがとうございます。
 皆さんそれぞれご紹介いただきまして、大変ありがとうございます。
 では、本題に入ってまいりますけれども、これからさまざまご意見とかご提言をお話しいただきたいと思います。その進め方ですけれども、お一人3、4分程度でお願いしたいと思います。復興のこと、復興支援のことでふだん取り組まれていること、その中でさまざま感じられていることとか、あとこれどういうことなのだろうと疑問に思っていることでも結構です。そういったことをお話しいただきたいと思います。あとこれから皆さんこういう取り組みをしたいという お話でも結構です。そういったことをお話しいただきたいと思います。
 順番ですが、先ほどの順番で進めさせていただきますけれども、今度は2人ごとで若干区切らせていただきます。お二人お話しいただいたら、知事のほうからさまざまお聞きしたいこととか、あるいは感じていることとか、そういったことをお話し申し上げる、そんな進め方をしていきたいと思います。具体的なことや事業について、こういうこととか、あと現場の取り組み状況みたいなお話、疑問については私なり、副局長なり、あと後ろのほうに控えている人間がおりますので、そちらのほうでお答えできることはお答えさせていただくということにしたいと思います。
 それでは、渡邊様と山下様に最初にお話しいただきますけれども、渡邊様からお願いいたします。

渡邊悦子

 現在はほとんど外でサッパ船のアテンドや津波ガイドのアテンドなどを行っているのが日々の活動です。大きな取り組みとしては、今年10月末にほんもの体験フォーラムinいわてということで、全国の民泊や体験型観光をされていらっしゃる方が岩手に集まっていただいて体験ツアーや全体フォーラム、あと分科会でいろんなことを話して、共有していくツアーがあります。田野畑も早くから民泊は受け入れをしておりまして、現在は80家庭ほどの登録がございます。その中で、震災以前はもっと登録の家庭もございまして、やはり家が流されてしまって、受け入れたいけれども、受け入れられないという家庭の方もいらっしゃいますので、このフォーラムに向けて減少している家庭をどう増やしていけるのかをそのフォーラムで魅力を伝えることで一軒でも多く民泊家庭を再開していただきたいというのが今のメーンの取り組みになっています。
 実際に昨年神奈川県の高校と大学、東京の大学ですね、震災後初めて民泊の受け入れをいたしましたが、私も初めて先生たちに同行してそれぞれ家庭を回らせていただきましたけれども、やはり子供たちはすごく楽しそうに活動しているのです。たった1泊なのですけれども、次の朝に集まって解散するときには子供たちの表情というのは全く違っていて、やはり都会では経験できない。こちらでは当たり前にある、一緒に家族みんなで御飯を食べて、後片づけをして、家の仕事をしてというのをさせることの大切さ、それが後々その子たちにすごい影響を与えるというのを身をもって実感したので、ぜひこういう体験を広めていくためにも民泊の家庭を増やしていきたいなと思っています。
 あとは今年の同じく10月ぐらいですが、おかげさまで机浜の番屋群が再建の予定になります。これができることで、今まではプログラムが限られていましたけれども、新しいプログラムというのがつくれていくのではないかということで、現在は塩づくりの番屋群、あとは予定ですけれども、ダイビングができるような番屋の再建をしております。ほかにも田野畑ならではの地元の料理であったり、地元のものを使った何かつくれるものがあればそういうものを体験プログラムとして取り入れていきたいので、これも地元の方の協力なしではできないことなので、地元の方々の気持ちを最優先に考えながら一緒に話し合いをしてプログラムを増やせていけたらいいなというふうに思っています。
 田野畑自体は、北山崎や鵜ノ巣断崖などの観光資源も豊富にあるのですが、観光資源だけではすぐ見て終わってしまうことが多いと思うので、私は田野畑の魅力は人だと思っています。ですので、観光資源プラス人ということで、例えばサッパ船に乗っていただいたけれども、サッパ船の船長がよかった、サッパ船もいいけれども、その船長にまた会いたいなということで来ていただける、そういう人に会いたいから来るということが、私もボランティアをしていた中で活動に来るということよりも、後半はだんだん人に会いに来ようというふうに思うようになっていたので、田野畑の人のファンを増やしていけるようにしていきたいなというふうに思います。
 あとは提言というか、ちょっと課題かなと思っているのが、田野畑は三陸鉄道は通っておりますけれども、盛岡から来る場合、かなり交通の便で不便です。岩泉まではJRバスが通っておりますけれども、そこから先の田野畑までの足がないというのが現状でして、なかなか地域と連携、岩泉さんともお隣ですし、他地域とも連携をしていきたいなと思う中で、やはり交通の面でのマイナスがあるのかなというふうに思うので、その辺が改善されるといいなと思うのと、あとは私はいわて復興応援隊として活動をしていますが、復興応援隊は沿岸を中心に現在28名が活動しておりますが、応援隊同士で例えば何かに取り組みたい、何か新しいことを始めたいといったときになかなか集まれる機会が少ないのが現状です。やはり規定の中で規制されてしまうということもどうしてもあるので、その辺をもう少し自由に集まって話し合える機会を仕事として認めてもらえればもっと応援隊としての活動の幅も広がるのかなというふうに思っております。
 以上です。

東大野室長

 ありがとうございます。
 続いて、山下さんお願いします。

山下欽也

 本日のテーマからちょっと外れてしまうかもわからないのですけれども、今私どもで目指しているというか、頑張りたいなというのが2つほどございますので、少しそちらを紹介させていただきたいと思います。
 1つは、今県内を中心としたメーカーさんとのコラボ商品にこの3年間、力を入れてまいりまして、昨年は盛岡の浅沼醤油さんとのヨーグルトドレッシングの開発であったり、スコーレ学園さんとのヨーグルトにかけるフルーツソースの開発であったりとか、そういうことを強力に進めておるところでございます。なぜそのコラボがこの地域で有効かというと、どうしても自社開発だけでは時間もお金もちょっと不足するだろうということで、両者のいいところというか、技術の融合ができるので、非常に早い段階で商品化ができるということ、そして販売販路におきましては、新たな販路をつくることなく、両者のチャンネルでもって即販売ができるという大きなメリットがあります。今年もいろいろなところに話をかけて、またさらに新しい商品開発も進めているところであるので、これからこの地域ではそういうものも取り組みが非常に重要になってくるのかなというふうに感じております。
 2つ目でございますが、先ほど自己紹介で申し上げたのですが、なぜ今増設をするかということなのです。私どもは、今現状でもとりあえず社員には給料を払えるし、ボーナスも払えるし、借金もお返しできる状態なのですが、あえてリスクをしょいたくないなというのが実はあるのです。ただ、世の中ではTPPの問題等もございますので、管内で全部100%商品にして販売をしていくという、そういう流れをつくりたいということで、これは私もそうなのですが、町ともその部分では話が一致をしているところなのです。ですから、そういう意味からかなりの大きな額ですが、投資をして、そういう流れをつくっていきたいということで今取り組みをスタートしたところでございます。今、渡邊さんからも出たのですが、沿岸地区はどこが弱いかというと、私は月のうち半分ぐらいは営業で出ておりますので、外から逆に管内を見てみると、先ほど交通の便が悪いというのは、まさにそのとおりでございます。交通の便が悪いのと同様に物流の便も悪いです。非常にいいもの、外に出ると沿岸地区の製品というのは非常に評価が高いのですけれども、それをお届けしましょうといったときの物流の部分が非常に弱いなというのがありまして、多分、これは私だけではなくて皆さん商売やられているとそういうところにぶつかっているのではないかなと思って、私のほうは今日は提言でもないのですが、多分これ共通の問題として、今まさに皆さん考えておられると思います。特に関東、関西で商売しようとすると宅配で送ってみたりとか、そういうことがあるのですが、今年は大きな値上げもございまして、非常に苦しんでいるというのが現状なようでございますので、四国の高知のほうでは県を挙げて取り組もうかという動きも出ているようでございますので、大変難しい話ではあると思うのですけれども、ぜひそこら辺を県とも相談をしながら全体の問題として見ていただけたらうれしいかなと思います。
 以上でございます。

東大野室長

 知事、お願いします。

達増知事

 渡邊悦子さんにはいわて復興応援隊ということで田野畑に入っていただいて、どうもありがとうございます。大学生とか民泊で非常に効果があるというのは、改めてなるほどと思いました。民泊も自然に加えてあと人が魅力というのもあるのでしょうし、多分その後も手紙のやりとりとか、また来たいみたいな話になるのでしょうから、そういう人との触れ合い、体験型観光と言うのですけれども、その中で人と触れ合うようにしていくのが大事なのだなと改めて思いました。
 復興応援隊の横のつながりについては、それは県のほうでも工夫して、仕事として管内に集まったりとかあるいは旅費とかが確保できるような形とか何か工夫はいろいろできるのではないかと思いますので、相談に乗りたいと思います。
 あと机浜の復活は楽しみですよね。机浜は、私も知事になってから行って、そこからサッパ船に乗って出たりとかもし、番屋の中でホヤを割いて食べるとかもやったりして、ああいうことができるようになると全然違いますから、復活を楽しみにしたいと思います。
 盛岡からの交通アクセス、これは山下社長さんからの指摘もありましたけれども、団体旅行はバスで、団体の貸切バスで来るわけですけれども、要は個人旅とか、あとはぶらりと来たりとか、そういう場合の交通も大事ということですよね。これは、やっぱりインターネットを見て個人でぶらりと行くというのが増えるトレンドの中で、やっぱり工夫していかなければならないところだと思いますので、民間事業者さん、バスとか、あるいはそれ以外の何かあり得るのかというのは県のほうでも研究しましょう。
 そうですね、山下さんの話のほうに続けますが、物流の便も悪いということで、これは沿岸でこういう意見交換会をやり、そこに経済産業関係の商売をやっている方がいらっしゃると必ずその話が出ると言ってもいいでしょう。一つの荷物だと既存の宅配業者が高い料金でしか扱ってくれないということで、地元の人たちで1台のトラックにそれぞれまぜて乗せて安く運ぶ工夫をしているという話も聞いたことがありますけれども、なかなかそう簡単ではないところもあると思うのですが、何か地元側の工夫で、そこに業者さんとかも絡めて、バス会社もバスを暇にしているとか、運転手さんが仕事がないとか、いろいろ広く交通運輸関係の力を合わせると何かいろいろ工夫できるのではないかなという感じもするので、沿岸における物流の工夫というのは復興からさらに未来に向かう中で大きいテーマだと思うので、これも研究していきましょう。
 岩泉ヨーグルト、飲むヨーグルトもそうですけれども、あの銀色のでっかい袋に入ったものもすごい評判で、県内外で飛ぶように売れていると聞いておりますので、工場を増やしていくというのは大変すばらしいことだと思います。だんだん岩泉の牛乳だけではなく田野畑とか周りのものもどんどんうちにお任せみたいな形になってくるのではないかなというようなことを期待したいと思います。

東大野室長

 それでは、また意見交換のときにお話しいただくような形にしたいと思います。
 では、続きまして鈴木様と近江様にお話しいただきますけれども、最初に鈴木様からお願いします。

鈴木良太

 水産というか、魚屋なのでどうしても自然相手のことをやっているのですけれども、岩手県は基本的に養殖ではなくて定置網や底引き網だったり、天然物の水揚げが主流です。弊社はその魚を加工して販売しております。現在の問題は、弊社だけの問題ではないのですけれども、この三陸一帯が従業員不足というのが非常に大きな問題です。側は建ったし、設備も入ったし、魚は獲れなくはない、年々減ってはいますけれども。そうなったときに、やっぱり従業員がどうしても来なくて売り上げが戻らない。けれど仕事はある。そこで非常に経営者の方々が頭を悩ませています。やっぱり利幅のある商品というのは、このご時世ですので、なかなか難しいのですけれども、ただそういった中でももう少しでも発信を力強くやっていくことで、活路はあると感じております。弊社は昨年、インターネット販売のYahoo総合ランキングで、弊社の「真いかぶっかけ丼」という商品が第3位に入りました。これは、商品力もそうなのですけれども、自分で「イカ王子」と名乗って商品を出しました。というのが、魚屋というと若い人にいいイメージが正直なくて、とっかかりがおもしろいほうが手にとっていただけるのではないかと思いこの様なネーミングにしました。自分で好んで「王子」とつけたわけではないのですけれども、これがおもしろいなと思って、ブログ等で「イカ王子」と名乗っております。
 現在は、先ほど言った「宮古チーム漁火」というチームで、もっと地域内の連携をうまくできないか、仕事回しできないかなというので若手の経営者たちで実際に仕事回しをしています。先々週、フード台北に行きました。今週、宮古の生ウニを台北の高級レストランに出荷します。試験的ではありますが、50キロ生うにを出荷します。それを皮切りに宮古の色々な食材をもっと海外に出荷できたらと思っています。

達増知事

 「あまちゃん」もやっていたりして結構ウニというのは注目されていますよね、台北、台湾で。

鈴木良太

 そうですね、はい。「あまちゃん」も放送されていたみたいで、「じぇじぇじぇ」って言うの?とまず言われたのですけれども、私は言いませんとは言っておきましたけれども(笑)非常にウニが好評で、それ以外にも「鮮度いいね」、「美味しいね」と言って頂きました。今回のように海外向けに手軽に企業が行けるようなツールがあれば、もう少し企業さんたちが思い切り足を運べるのではないかなとは思っています。
 もう一点なのですけれども、復興して建物が建ったのですけれども、排水の問題で非常に企業の皆さん頭を悩ませております。工場を建てる時には水を取るほうに重点を置きがちなのですけれども、排水の方に非常にコストがかかります。排水は固定費で毎月来るものですから、コストアップにつながります。その問題がもう少しどうにかなれば、もっと加工施設や高次加工の意欲が出てくると思います。新規で工場を建設する際に足かせにはなっている問題ではあります。
 以上です。

東大野室長

 ありがとうございます。
 では、近江さんよろしくお願いします。

近江智春

 いろんな産業の皆さん、物流、交通機関、同じなのですけれども、観光業も総合産業になりますので、こういう地場で皆さんが、各企業さんが頑張ってくださっている工芸品、食材などなどを生かして私たちは観光業、宿屋をやっているわけなので皆さんが元気でいてくれれば私たちも一緒に頑張っていけるというところですが、交通もそうなのですけれども、公共機関だけではなくてタクシー会社さんだったりとか、公共以外のところの部分の便も悪いので、特に遠方からいらっしゃる方々は「あまちゃん」ですごいみんな町が盛り上がっていて、久慈だけではなくて宮古とか盛岡も「あまちゃん」で盛り上がっていると思って来るみたいなのですけれども、そうではないのですねということでいつも言われるのですが、さらに何ていうのでしょう、久慈市は盛り上がっているのですけれども、その周辺は意外と久慈を知らなかったりとか、久慈市内のどこに何があるというのはもちろんわからないわけで、よくお客様に言われるのはあれだけブームになってしまったのだから、久慈の人だけではなくてみんなで久慈のことを何で勉強を、岩手県で久慈を何で知ろうとしていないのかみたいなことを言われるわけなのですけれども、ネット上でポイント、ポイント的には皆さん学んでいるものの、なるほどなという助言をいつもいただくのですが、私は今からうちの宿はこれからインバウンド事業に力を入れていくわけなのですけれども、せっかく、わんこ兄弟が岩手県はかわいいキャラクターがいるので、ぜひこのわんこ兄弟を世界に羽ばたかせていってくだされば、すごい人気なので、わんこ兄弟が。なので、「じぇじぇじぇ」もいつまでも続かないと思いますから、わんこ兄弟をうまく活用していくべきなのかなと。実際に日本全体人口が減少しているとともに日本人の国内だけの観光はかなり減って、もう年々減ってきているので、人が減るとともに観光が減るということはもう海外の人を呼ぶしかないのは間違いなくて、今まで温泉地のほうに人は流れているのですけれども、復興とともに沿岸部にも海外の方を呼んでいかなければ観光業、水産業も全部かかわってくると思うのですけれども、後々人が減っていくにつれて影響が出てくるのだなというところで、復興で被災地を見に来るというだけではそうそういつまでももちませんので、今から観光というものを見詰め直して、そこの取り組みでいく必要も、被災地見学は見学としてそういうコースもありつつ、その先を見据えていかなければならないので、やはりそういう交通、物流、そのほかに発信も必要なのですが、なかなか自分の地元もそうですけれども、外へ向けての発信は苦手ですので、インバウンドをやっていくにはやはりキャラクターに一つ頑張っていただいてと思っています。
 食もすごくおいしいものばかりですけれども、漆器ものもそうですし、工芸品も誇れるものがたくさんありますので、どこでつくっているのかというのを見に来ていただくだけでも、観光として十分で、内陸も、三陸のほうも、沿岸もともにやっていけるような気がしていますので、県のPR、わかりやすいキャラクターものみたいなところをぜひもうちょっと頑張ってほしいなと思っております。
 以上です。

東大野室長 

 ありがとうございます。
 では、知事お願いします。

達増知事

 フード台北の参加の鈴木良太さん、大変すばらしいことですので、私からも御礼を言いたいと、岩手の台湾向け宣伝。特に中華航空の定期便が実現するかもということで、県としても台湾との関係を一段レベルアップ、発展させなければというところなので、そういうのは助かります。さらに、ウニを持っていくというのは非常にいいなと思います。
 インターネットでブログですか、イカ王子ということで、それもすごくいいなと思います。「あまちゃん」を見ていて、主人公のあきなどが海に潜ってウニをとり、それを弁当に加工して、そしてローカル鉄道の中で海女さんの格好をして売るとかというのは、いわゆる6次産業化という、1次産業、農林水産品をそのまま売るのではなく、まず地元で加工し、できれば販売とか、あるいはその場で食べるサービスも地元の所得になるように付加価値をつけていくというので、そういうのを僕はアマノミクスと呼べばいいと思っていて、地域資源を活用し、6次産業化などで付加価値をつけて地元の所得を高めるやり方ですね。「あまちゃん」は、6次産業化プラスインターネットで全国に発信というところがまたポイントだなと思っていて、それを見た人たちが、「おっ、これはすごい。」ということで北三陸市に押し寄せてくるという、そういうネットでの発信というのはすごく大事だなと思っています。
 従業員不足は、これは今復興全体の中で深刻な問題ということで、県も復興対策本部や、また経済雇用対策本部のほうでもできることは何でもしようということで住む場所の確保とか、復旧・復興の当初は地元に残る人たちのための雇用をとにかく確保しなければならないという発想で、地元に住んでいる人たちがまず働けるようにということに集中していたわけですけれども、実は人が足りなかった。それは、雇用がないからというのとはまた違う理由で親戚が内陸にいるからとか、さまざまな理由で離れた人が結構いて、その分、働き手が足りないということが見えてきているので、今住んでいない人にもそれは戻ってきてもらうとか、あるいは新たに来てもらうとか、そういうことが必要だなということが見えてきているのでそういう対策をこれから力を入れていきましょう。
 排水というのは、それは市の下水道のことですか。

鈴木良太

 はい、どうしても。

達増知事

 一緒に勉強しましょう。
 それから、近江さんからもいろいろお話があり、インバウンドを意識しているというのは、これは心強いことでありまして、やはり外国人観光客を沿岸のほうにも来てもらうというのが県としてもすごい大事なことだと思っていまして、これもいろいろ県としてもできること、やらなければならないことをいろいろやっていきましょう。
 外国旅行をする人たち、インターナショナルツーリスツは海が大好きです。だから、海があるということだけで、それは外国人にとってはすごい魅力になると思います。最近、聞いた話ですけれども、国際リニアコライダー、ILCの関係で多くの科学者や関係者が今、それをつくろうとしている江刺から旧大東町のあたりとか、そこの補給基地的になる奥州市とか、一関市あたりを見学に来ているのですけれども、奥州市とか一関市あたりに来て、ここは海が近いねと言うのですよ、外国から来た人たちが。国際リニアコライダーの世界のほかの候補地はスイスのジュネーブのあたりだったりとか、あとはアメリカのシカゴのあたりだったりとか、本当に海が無いところなのですけれども、それとの比較もあるのですが、奥州市や一関市に外国から来た人はそういうところでも海を意識しているということなのです。だから、ILCでその辺に住むことにした人たちでも暇があれば海に行きたいと思うでありましょうし、もっと、海に行きやすいところに住みたいと思う人も結構いるでしょうし、やはり外国人に対し海を売っていくということは、これからの岩手にとって非常に有望なテーマだと思います。
 あとは「あまちゃん」については、これは私は夏目漱石の「坊ちゃん」に匹敵する百年残る名作にできるし、しようと思っていて、「坊ちゃん」といえば愛媛県松山市みたいに「あまちゃん」といえば岩手県でも三陸の海みたいな感じで百年後にも語りぐさになるようにしていけるのではないかと思っていまして、県は今年度も結構「あまちゃん」関係の首都圏のほうでキャンペーンをやるとか、あとは主催は民間の人たちなのですけれども、8月30、31日には盛岡で「全国あまちゃんサミット」という全国の「あまちゃん」ファンが盛岡に集まるみたいな行事があって、私もそこに出たりとか、結構しつこく「あまちゃん」は引っ張っていこうと思って、私も今年の春、4月、5月ぐらいになってようやく驚いたときに「じぇ」とか「じぇじぇ」というのが普通に出るようになってきて、去年は普通に、自然には出なかったのですけれども、今からでも遅くないので、驚いたときに「じぇ」とか「じぇじぇ」というのは外国語だと思ってふだんから使うようにしていればだんだん自然に口から出るようになってきて、言うとやっぱり県外の人たちにはすごく喜ばれるので、私も使っていきたいと思っています。

東大野室長

 わんこ兄弟については、県ではしつこくあらゆる場面でポスターに入れ込んでアピールしていっていますけれども、これからも続けてまいります。

達増知事

 そうですね、外国人用の説明も充実させるといいですよね。ちゃんと漆のおわんでできているとかというような説明を。

東大野室長

 それでは、お待たせいたしました。岩城さんと椎屋さんにお願いしますけれども、最初に岩城さんからお願いします。

岩城創

 まず、農業ということに関していえば、震災以前から復興が必要な状態だったと私は認識しているのですけれども、その中でも震災後、直後というのは食べ物に皆さんが苦労して、食べ物がなかったりという中で、私も炊き出しをやっているようなところに野菜を持っていったりとか、そういうこともしていたのですけれども、そういうことを、食べ物のありがたみというのをもう少し思い出してほしいなというのを最近感じ始めていて、のど元過ぎればという感じで忘れがちになってしまうところがあると思うので、私が農業を通して外に伝えたいことというのが食べ物の大切さというのを私が農業をやったきっかけもそうでして、それを発信していきたいなというふうに思って、日々仕事をやっております。
 それで、食の大切さというところに関して、取り組みというか、今までやってきたことなのですけれども、縁があって新里中学校というところで食育に関して1日先生みたいな感じで生徒たちに講演をしたり、そういうこともやらせていただいて、そういうのはこれからも依頼があればどんどんやっていきたいなというふうに思っています。
 あとこれは去年になるのですけれども、いろいろ聞いた話だと震災後に精神的にまいってしまって鬱になったりとか、そういう方が増えているという話を聞いて、農業の持っている力というか、果たせる力というのは野菜とか米をつくって売るだけではないと思っていて、そういった障がい者の方とか、そういった精神的に鬱になった方とか、そういった方と一緒に太陽の下で一緒に畑仕事をしてというのを私も2年ほど前ですけれども、黒船カンパニーという会社の社長さんが宮古にいらっしゃって、その方の講演を聞いたのですけれども、その方は全国でニートとか引きこもりになっている方を集めて北海道に大きく畑を持って、そこでみんなで農作業をやっている方で、その方のホームページとかを見て、入ってきたときと卒業するときの表情が大きく違っていて、そういうことをやっていきたいなというふうには考えています。できればそういったニートとか、引きこもっているような方が少しでも外に出られるような仕事を農業を通してできればと思っています。
 あとは提言というか、どこの地域もそうだと思うのですけれども、農業の担い手がすごく少なくなっていて、先ほど言いましたが、宮古4Hクラブで14名の若手、20代、30代ですけれども、そこから上というのが60代とか、その間がすっぽりと抜けてしまっているような感じなので、その担い手を確保するというのを例えば盛岡だと農業人フェアとかというのをやっていて、農業をやりたい人が農業というのはどうなのだろうというので集まることなのですけれども、そういうのを沿岸とかでもあるといいのかなというふうに思っていて、最近、会った人で、農業は農学部じゃないとできないと思っていましたという人がいたので、そういう方は珍しいかもしれないですけれども、幅広く農業にちょっとでも興味ある人がいればそういう場を設けてあれば、私もそういうところで農業はこういうものですよという紹介できますし、ということでとにかく若い人を確保というか、もっと増やしたいなというのが今すごく思っているところです。
 以上です。

東大野室長

 ありがとうございました。
 では、続いて椎屋さんお願いします。

椎屋百代

 今まだ私たちの組合のほうでの本設の営業というのがまだできていない状況で、今年度着工できるかできないかというところまでやっと来たというのが現状です。グループ補助金の採択もいただいていましたので、ハード面はなかなか厳しいところはあるのですけれども、ソフト面というところでいろんな事業展開をしておりまして、コミュニティーの創出ということで市日(いちび)というのを今させていただいております。月1回、もともとは市日というのが3と8のつく日に朝市をやるというので、山田でずっと根づいていたものなのですけれども、それを昨年度から復活させようということで、月1回朝市、市日というのをさせていただいていました。来客者としてはそんなに多くない300とか400ぐらいのお客様なのですけれども、仮設住宅から無料の送迎バスを出したりとかして少しでも外に出てきていただいて、たくさん触れ合っていただくということをさせていただいていまして、去年から岩手大学の学生さんとか、先月からは山田高校の学生も参加していただいて、子供たちと触れ合ったりとか、あと自分自身たちも楽しんでやっていただいているという状況です。
 これに関しては、新しく商店街もできた際も継続してずっとやっていきたいなということで今動いているところなのですけれども、ほかにも震災語り部ガイドというのもこの組合でやっておりまして、これでもう2年半ぐらいたつのですけれども、当時は沿岸の被災地で唯一語り部をやっていなかった山田町の中で、商店主さんたちが実際に自分たちが駆け上がりながら逃げてきた場所を実際に歩きながらそのときの当時のお話とか、あと今現在山田町がこういうふうに復興に向かって動いているのだよというのを実際に見ていただくという語り部事業をさせていただいています。
 今年度3年目になっているのですけれども、環境省で主催していただいているエコツーリズムのモニターツアーに山田町は手を挙げておりまして、この中で震災語り部αと言って、行く行く先を見据えてなのですけれども、震災語り部だけではもうお客様としては飽きるといえば変ですけれども、どうしても魅力的なものというのはできてこないので、山田の魅力を一緒に絡めさせていただいて、震災語り部αということで、今、民間で企画して山田に来てもらって、山田のファンになってもらって、リピーターとしてまた来ていただくという事業展開を今年度モニターツアーで実施をする予定にしています。
 うちの組合の事業主さんのお願いとしては、最近、報道のほうでほっとしたというところなのですけれども、復興に関する補助というところで、先ほども雇用の問題が出ていますけれども、今、かさ上げがどんどん町の中心部は始まっているので、そこで仮設店舗営業していた人たちが立ち退かなければならないという状況に陥っています。そのときに引っ越し先がある方はいいのですけれども、引っ越し先がなかなか見つからない方で、どうしても人材の確保をしなければならないという段階でなかなか人材の確保というのがどのくらい新しく自分たちが本設するまでの期間、営業できないのかという、そういった不安とかもありまして、何とかそういった部分での補助をお願いしたいというところと、平成24年度にグループ補助金採択いただいていまして、下手な話、資材の高騰とあと消費税8%と上がっていまして、実際自分たちが建てようという建物の金額と見合ってない状態に陥っています。そういった部分も少し何とか資金的な補助をいただければ事業主さんたちもかなりグループ補助金で4分の1という少ない金額で再建できるのですけれども、そういった部分でもどうしても引っ越しとかいろんなところを転々として、やっと最後に自分たちの本設のところに落ちつくという状況に関してはかなりの負担があると思いますので、何とかそういった部分でお願いできないかなというところではあります。
 子供たちの観点からして、やはりJR山田線が帰ってくるかどうかというところがまだ不透明だということをずっと聞いております。山田と大槌、JR山田線、この2つの町が全く列車が動いていない状況で、子供たちが、例えば高校生が通うとなれば山田から宮古へ行くバスであったりとか、今であれば釜石方面は道の駅から釜石方面に行くバスが出ていますけれども、そこの連結がどうしてもよくないというか、せっかく山田にバスで来ていただいたお客様にとっても出発と到着時刻が一緒なのです。ちょうど道の駅山田から釜石方面に行くのが岩手県交通さんで、町内から宮古方面に行くバスが県北バスさんになるので、その部分の連結がどうしてもうまくいってないというのが実際で、私も先日体験したのですけれども、ちょうど山田町内から道の駅に到着したバスと今度道の駅から釜石に行く出発するバスの時刻が一緒なのです。ということは、1分でも県北バスさんが遅れてしまえば出発してしまうのです。では、次のバスを待つかというと1時間、2時間待たなければならないという状況に陥るので、せっかく山田に来ていただいた方であったり、学生の方であったりとかという部分ではちょっと不親切というと変ですけれども、うまくそこら辺を待っていただいて、連結がうまくいくようにしていただければなというところと、あと高校生の朝の通学とか、夜の通学のバスですね、全員が乗り切れないので、待たされているのです、実を言うと。なので、その時間だけでも何とか子供たちがスムーズに通学できるような体制づくりをお願いできないかなというところが普通に生活している中で感じるところではあります。
 以上でございます。

東大野室長

 ありがとうございます。
 知事お願いいたします。

達増知事

 岩城さんは家が農家ではなかったにもかかわらず、新規就農者として、そして4Hクラブの会長になっているというこ とで大変すばらしいと思います。そういう経歴もあるからか、農業のことだけではなくて、心のケア的な形でも農業に参加してもらえばみたいな開かれた農業のビジョンを持っているというところがいいなと思いまして、そこは大変大事だと思います。
 担い手の問題も、一方では担い手が少なくなれば1人当たりの扱う土地が大きくなって大規模化ができるみたいな話もあるのですけれども、ただ大規模化、効率化だけが農業のありようではないですからね、細々とではあるけれども、それが社会のためになるとか、地域のためになる、また自分自身のためにもなるという、兼業もまた農業においては非常にいいやり方でもあるので、そういったところをいろいろ工夫されていくことに県も一緒にやっていきましょう。
 農業は、特にいろいろTPPの関係とか、それに合わせて政府のほうで農業改革といって農協の仕組みを変えるみたいなこととかいろいろやろうとしていますけれども、県のほうでもそういう激動の中で岩手の農業をどういうふうに、まず農業をやりたい、続けたいと思っている人たちがちゃんと農業を続けられるようにということが大事ですし、また、新規にやりたい人たちにも開かれたような形というのをどうつくっていくかということを一緒にやっていきたいなと思います。
 それから、山田町はどんどん市日の復活とか、今までやっていなかった語り部ツーリズムのモニターに挑戦とか、どんどんやっていなかったことをやるようになってきて大変心強いと思います。県もどんどん応援していきたいと思います。
 バスの乗り換えは、会社が違っても乗り換えの便を図るというのは、東京でも地下鉄と私鉄とJRとかちゃんと乗りかえやすいように、あるいはもう乗りかえないで相互乗り入れみたいなことまでやるので、そういう企業同士の協力はやれとびしっと県のほうから言っていきましょう。
 JRは、3年間ずっと直すと口が裂けても言わなかったJRがここに来て三鉄が引き受けてくださるなら直すところまではやりますとようやく言ってきたので、まず直させます。その後、三鉄がやるかどうかということについては、今詰めの調整をやっているところですけれども、JRにせよ、あと地元側にせよ、鉄路復活ということではもう一致しましたので、復活はさせます。あとは、経営の仕方についても悪いようにはならないようにできると思っていますので、将来に向かっては、そこは安心していただいていいのですが、ただ、三鉄以上にひどい壊れ方をしているところとか、あと直すにしても元のとおりではなく、元よりももう少しいい鉄路に直さなければならないとかというところもあって、そんなにぱっと直るという感じでないところもあるので、その間また代替のバスのこととか、そっちをやっぱり丁寧に工夫してやっていかなければならないので、そこは県もしっかり対応していきましょう。
 私も衆議院議員時代に商工委員会とか経済産業委員会で中心市街地活性化というのは結構ライフワーク的に取り組んでいて、商店街のあり方というのはいろいろ勉強もしたのですが、アメリカ、ヨーロッパ型だと教会の前の広場に集まってきて市(いち)を立てて、だんだんそれが定着してお店になっていくみたいな感じで、公共のスペースで商売をする。だから、いざとなったらそこから移るとかは余り抵抗がないというところがあるのですけれども、それで再開発とかも結構、やりやすいらしいのですが、日本の場合は街道筋にそれぞれのお店の権利として間口は狭いけれども、奥行きが長い、そういう商店が並び、そこにいて、そこで商売ということが代々の権利みたいになって、それで近現代になって再開発とかが難しい、土地の権利の関係でというのがあるのですけれども、津波でもとのところから離れざるを得ないというのをいいきっかけにして、動く商店街というふうになってしまうわけですけれども、動きの中でほかのところでできないような思い切った消費者の皆さんに利用しやすいような商店街の構えをつくるとか、柔軟に動かせるというのはむしろメリットにできるのではないかなと思っていまして、そこをメリットにするしかないという、逆境をバネにしてというところがあるので、そこも県のほうもいろいろそういう先進事例、外国の事例も含めて山田の参考にしてもらうように頑張りましょう。

東大野室長

 皆さんからお話をお伺いして、予定している時間にはなったのですが……

達増知事

 12時の時報が今鳴り響いていました。

東大野室長

 時間になってしまったのですけれども、少しだけ皆さんからこの点もう一度ぜひ強調しておきたいとか、そういうことをお伺いしたいと思いますけれども、どなたかここのところはというのはございませんか。時間がない中でと宣言してしまって、こんな聞き方するのも大変失礼な話なのですけれども。

達増知事

 最後の岩城さん、椎屋さんは復興をしっかりやりつつも、さらにその先のことも念頭に置いて、復興ツーリズムだけではない、さらにその先もというような、これは全ての地域、全ての分野そうだと思います。本格復興というのは、復興を本格化させるピークであると同時に、復興のその先も念頭に置いて、そのための手を打っていく時期でもあって、ここ2カ月くらい自治体の消滅というのが話題になっていまして、人口減少によって消滅可能性自治体、岩手の沿岸市町村は全部消滅可能性リストに載ってしまっているのですけれども。
 でも、復興というのはふるさとを消滅させない、ちゃんと人が住んで働いて、また学校にも通い、病院にも行ける、そういうふるさとを消滅させないということを3年間徹底的に市町村、県、国が力を合わせてやってきているので、これをしっかり進めていけば消滅しないふるさとというのができていくというふうに、そこは確信を抱いていて、むしろ今沿岸でやっているような復興のやり方を岩手全体に押し広げて、岩手のほかにも沿岸に勝るとも劣らぬ過疎地とか、消滅の危機がより大きい数字で出ているところなどにはグループ補助金とか、復興だけの特別の仕組みというのがほかのところでも使えればそこのふるさとを消滅させないことにもつながっていくと思っていて、そういう意味でもまず沿岸被災地のところでふるさとを消滅させないための流れをしっかりつくっていくことが岩手全体、また日本全体のためでもありますので、ここでうまくいけば、ではうちでもというのが日本全国で引く手あまたになるでしょうから、ぜひふるさとを消滅させない先進地域岩手三陸ということでやっていきたいと思いますので、頑張りましょう。

東大野室長

 あと不足のところは桐田副局長がここに常駐しておりますので、いろいろお話しいただいて。

達増知事

 商工労働観光関係にも詳しいので。

桐田副局長

 しっかりとお聞きして対応します。

東大野室長

 農業関係で農業人フェアのお話ございましたけれども、確かに沿岸地区で農業人フェアという発想は今までしなかったと思います。後継者というか、担い手になりそうな人が集まっているところでという発想で、沿岸地域でそういうものという発想はなかったと思いますので、戻って農林水産部のほうに話しかけたいと。発想がなかったのは確かです、私はこの前まで農林水産部にいましたので。というところも宿題として預からせていただいて、時間が不足ぎみではありましたけれども、皆さんからさまざまご意見いただいてありがとうございました。ここで持ち帰らせていただいて、知事から指示もございますので、皆さんのご意見を生かしていきたいと思います。
 本日は大変ありがとうございました。

達増知事

 これで終わりではないですし、これと全く同じ形でまた集まるというのはそう簡単にはないかもしれませんけれども、何かあればいつでもこの宮古の県のほうにも、あるいは私に直接でもいいので、言ってもらえればと思います。

 

閉会

東大野室長

 ありがとうございました。これで懇談会を終わらせていただきます。
 

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