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「がんばろう!岩手」意見交換会(平成26年6月25日 奥州地区)

ID番号 N27837 更新日 平成27年1月23日

日時
平成26年6月25日(水曜日)10時30分から11時45分

場所
奥州地区合同庁舎分庁舎

・参加者(敬称略)
 川村 庸子(岩手理系女子育成研究会 会長)
 ビル ルイス(ILCサポート委員会 委員長)
 千田 浩昭(株式会社デジアイズ 生産技術部長)
 市川 晃司(株式会社ワイヤー製作所 生産課長)
 今野 亜純(奥州市立水沢中学校3年生)
 熊谷 日和(一関市立大原中学校3年生)

・県側
 達増知事、遠藤県南広域振興局長、佐々木副局長兼首席ILC推進監、宮ILC推進課長

 

開会

東大野室長

 ただいまから県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会を開催させていただきます。
 本日ご出席いただいた皆様には、お忙しいところお越しくださいましてありがとうございます。
 本日、進行役を務めさせていただきます県の秘書広報室の東大野と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 

知事あいさつ

懇談会の様子1

東大野室長

 それでは、開会に当たりまして、知事からご挨拶申し上げます。

達増知事

 皆さん、おはようございます。忙しいところをお集まりいただきましてありがとうございます。
 特に中学生のお二人、ようこそ来てくださいました。付き添いの先生もお疲れさまであります。
 それから、県議会議員の皆さんもありがとうございます。
 県政懇談会「がんばろう!岩手」意見交換会には、ILC国際リニアコライダーをテーマに開催する会がありまして、国際リニアコライダーILCは、東日本大震災からの復興の象徴でもあり、県の復興計画の中にも位置づけられていまして、復興にも貢献する、そういうものとして取り組んでいます。また、国際リニアコライダーを岩手に建設するということに向かって取り組んでいくことは岩手県の中での科学や技術についての学びをレベルアップしていくことにもつながりますし、また、岩手県の国際化にもつながっていくと思っています。この科学や技術について学ぶことも、それから国際化、異文化交流を進めていくことも、どちらも県民の心の地平線を大きく広げて、暮らしや仕事も豊かにしていくことですので、今そういうことに関係した仕事や学びをしている皆さんの話を今日は聞いて、県の政策に役立てたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

東大野室長

 それでは、早速ですが、お手元に今日の次第をお配りしているのですけれども、具体的な進め方が書いてありませんので、最初にお話しさせていただきます。今日の懇談会の進め方ですけれども、私から最初に出席者の方々のご紹介をさせていただきます。その後、先ほど遠藤局長が申し上げたとおり、お手元にお菓子も用意してございますので、一呼吸置いていただいてお召し上がりいただくということです。その後、順に自己紹介という形でさせていただいて、一回りして、その後でさまざまILC絡みというか、そういうことも含めてご意見、ご提言をいただいて、その中で知事なり、あと具体的なものについては私どものほうでお話し申し上げることもあるかもしれませんけれども、やりとりをしていただくということです。その後、時間がありましたら補足的におっしゃりたいことや、気がついたことがありましたらご発言いただくというような段取りで進めたいと思います。終了時間の目途は11時45分、1時間と少しの時間で進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 では、最初に本日ご出席いただいています皆様のご紹介いたします。
 まず最初に、岩手理系女子育成研究会の会長さんであります川村庸子様です。

川村庸子

 よろしくお願いいたします。

東大野室長

 それから、次にインターナショナルILCサポート委員会委員長のビル・ルイス様です。

ビル・ルイス

 よろしくお願いします。

東大野室長

 それから、株式会社デジアイズ生産技術部長さん、千田浩昭様です。

千田浩昭

 よろしくお願いします。

東大野室長

 次に、株式会社東京ワイヤー製作所生産課長の市川晃司様です。

市川晃司

 よろしくお願いいたします。

東大野室長

 次に、奥州市立水沢中学校3年生の今野亜純様です。

今野亜純

 よろしくお願いします。

東大野室長

 そして、最後になりますけれども、一関市立大原中学校3年の熊谷日和様です。

熊谷日和

 よろしくお願いします。

東大野室長

 では、県からの出席者をご紹介します。
 今ご挨拶させていただきました知事の達増拓也です。

達増知事

 よろしくお願いします。

東大野室長

 それから、私の隣ですが、遠藤県南広域振興局長です。

遠藤局長

 よろしくお願いいたします。

東大野室長

 その隣ですが、佐々木副局長ですが、首席ILC推進監を兼務しております。

佐々木副局長兼首席ILC推進監

 よろしくお願いします。

東大野室長

 それから、ILCの担当課長の宮ILC推進課長でございます。

宮ILC推進課長

 よろしくお願いいたします。

東大野室長

 また、今日は県議会の議員さん方もご出席いただいています。ご紹介申し上げます。
 奥州選挙区の及川幸子議員です。

及川県議

 よろしくお願いいたします。

東大野室長

 それから、一関選挙区ですが、飯澤匡議員です。

飯澤県議

 おはようございます。よろしくお願いいたします。

東大野室長

 同じく一関選挙区、岩渕誠議員です。

岩渕県議

 よろしくお願いします。

東大野室長

 奥州市役所からは総務企画部長様がご出席いただいております。

高梨奥州市総務企画部長

 よろしくお願いいたします。

東大野室長

 それでは、先ほどお話ししたとおり、皆様のお手元に飲み物とお菓子が準備してあります。若干、時間とりますので、どうぞお召し上がりください。お菓子の紹介は局長がします。

遠藤局長

 それでは、どうぞお菓子を。今日、用意いたしましたのは、奥州市江刺区の障がい者の就労支援施設の「ワークセンターわかくさ」でつくっております焼きドーナツです。これは江刺の金札米100%の米粉を使っているものです。普通は、ドーナツですと小麦なのですけれども、米粉を使ったドーナツということでございます。なかなか食感もよろしいようです。普通は油で揚げているのですが、これは、焼きドーナツということで、油で揚げておりませんので、そういう意味では結構ヘルシーな食べ物ということです。召し上がっていただければと思います。
 今日はILCということなのですが、スイスですと円周の加速器ということですね。今度、建設しようとしているのは輪っかではなくて棒です。棒状のドーナツがありませんでしたので、輪っか型ですが、召し上がっていただければと思います。
 川村先生ですと、ここでひとつ理科のレシピを用意して何か生徒さんたちに説明するような形になりますよね。

川村庸子

 中学校2年生の教材にふくらし粉を使った分解の実験があるのですけれども、お菓子の説明などするのではないかと思うのですけれども。

遠藤局長

 にわか勉強で調べたら、ドーナツはオランダが発祥の地だとかで、それがアメリカ大陸に渡って、もともとは、輪っかの中にナッツがオランダでは載せてあったのが今はこんな形になっていると、にわか勉強で調べてきました。
 載せていたナッツが新大陸にないから、輪っかになったとか。にわか勉強ですが。

 

懇談

懇談会の様子2

東大野室長

 では、幕間を見て、それぞれ召し上がって結構ですので、進めさせていただきます。
 最初に自己紹介と申し上げましたけれども、一、二分程度で自己紹介をお願いいたします。
 お話しいただく順番は川村様から順にお願いいたします。
 では、お願いいたします。

川村庸子

 失礼いたします。昨年4月に発足いたしました岩手理系女子育成研究会の川村庸子と申します。今日は、中学生の代表お二人とも女子生徒でとても心強く思っております。
 私たちの研究会は男女の性別によるバイアスのない多様な豊かな経験を通して、新たな価値を創造し、そしてしなやかに、そしてたくましく未来を切り開く理系女子の育成のために尽力していこうということで活動しております。
 活動内容ですけれども、科学に関心を持っていただくために講演会を実施したり、それから実験講座を実施したり、それから岩手大学の男女共同参画推進室というところがあるのですけれども、そこと共同で小学校、中学校向けに理系女子向けの移動図書をしております。それで、例えば女性の研究者の伝記であるとか、それから科学読み物であるとか、それから理系進路についてのそういう内容の本を30セットずつ希望する学校に一定期間置いて読んでいただくというふうな活動を行っております。
 昨年はKEK、高エネルギー加速器研究機構の湯浅富久子先生という方に国際リニアコライダーの仕組みについて、そしてそれがどのように未来を開いていくかということについてご講演をいただきました。
また、現在、それこそ今日いらっしゃっておりますけれども、ものづくり業界で女性のリーダーで活躍しておられるグループ、なでしこ岩手の方々にも来ていただきまして、その活動の現状や、それから課題についてお話しいただきました。
 今年はこのようにリニアコライダー盛り上がっておりますので、将来、理系に進みたいなと、自分も科学者になりたいなと思う子供たちがたくさん出てくると思いますので、少しでもそのお手伝いのためにということで今年の9月20日に岩手大学工学部で女子高校生向けのプログラムで入試によく出る物理実験講座というのを開催する予定でおります。たくさんの方々に来ていただいて、活用していただければうれしく思います。どうぞよろしくお願いいたします。

東大野室長

 ありがとうございます。
 では、次にビル・ルイス様お願いいたします。

ビル・ルイス

 ここに書いてあるのはインターナショナルILCサポート委員会なのですけれども、二、三カ月ぐらい前にちょっと名前が変わって、「インターナショナル」をカットしました。なぜかというと、「インターナショナル・インターナショナル・リニア・コライダー」はちょっとおかしいなというところで、ちょっと変わりましたけれども、活動は変わりません。ちょっと日本語に自信がないので、読ませていただきたいと思います。
 ILCサポート委員会は、岩手県在住の外国人で構成されています。私たちは、奥州市国際交流協会と共同しながらILCプロジェクトで東北、岩手に来る外国人研究者や技術者、その家族のニーズを行政が民間団体、企業に届けるために協力していきます。岩手県で暮らす外国人としての豊富な経験を生かし、私たち委員会メンバーは、私たちが肌で感じてきた岩手のコミュニティが持つ愛すべきホスピタリティをILCで東北に来る方々に示すべく知識とサポートを市や県に対して提供しています。
 現在、当委員会には12人の外国人、さまざまな国から、アメリカ、カナダ、アイルランド、ケニアなどいろんなところから来ていますので、1カ所だけではない。そして、最初は奥州市の住民でしたので、現在、半分ぐらいは一関とか住田、盛岡など、奥州だけでなくて県の中にいますので、いっぱい、奥州だけではなく、いろんなところで活躍したいと思いますので、これからよろしくお願いします。

東大野室長

 どうもありがとうございます。
 では、次に千田様よろしくお願いいたします。

千田浩昭

 デジアイズの千田と申します。よろしくお願いいたします。
 私は、前沢から来ました。「はかり」をつくっている会社です、質量、重さを量る「はかり」をつくっている会社でございます。もとは寺岡岩手製作所と言っておりました、それが改名してデジアイズという形の名前になっています。会社創業は19年で疎開工場として、東京の大田区から前沢に来てそれからずっと今まで、今年で70年だったと思いますけれども、長い期間やっております。
 親会社の寺岡精工が東京にありまして、国内では製造子会社としてデジアイズ、我々だけでございます。その並びで上海とシンガポールと、あとはイギリスですね、その並びで子会社の工場があるという形になっております。子会社同士で競い合っていて、その結果、簡単な「はかり」、いわゆる台ばかりは今は中国にとってかわられております。我々は、中国から来たものを受け入れ、検査・検定をして、日本全国のお客様にお出しするという形になっております。
ILCに対して、直接何があるかはまだ見えていないのですけれども、これから岩手に世界一の施設ができるということで、すごく私もわくわくしていますし、国際交流にもなるということで非常に期待もしておりますので、ぜひとも誘致成功となればいいなと思っております。よろしくお願いします。

東大野室長

 どうもありがとうございました。
 それでは、市川さんお願いします。

市川晃司

 東京ワイヤー製作所の市川と申します。よろしくお願いいたします。
 私は今回一関市の花泉町から参りまして、本社は東京の大田区にございます。1916年に創業して、あと2年弱で創業100年を迎えるというような会社でございます。
 それで、会社の概要としましては、工場が岩手県で2カ所ございまして、1つが私が参りました花泉町の工場と、あと子会社の製造工場としまして、奥州市前沢区のほうに工場がございまして、その2店、岩手県内に工場があります。
 事業内容としましては、今、次世代の発電システムということで、イーター計画で核融合発電という実験炉をヨーロッパのほうで建設しておりますけれども、そちらで使われる超電導線への電気メッキ加工を行っていますのと、あと同じく超電導線関係でMRIですね、断面を見る医療用の機器なのですけれども、そちらでも超電導線が使われておりまして、そちらへの絶縁被覆加工というのを主に行っております。
 もともとは温度センサーとして熱電対・補償導線、あと測温抵抗体などの製造メーカーであったのですけれども、今は超電導線の絶縁被覆加工であったり、メッキ加工というところに主要事業が移ってきているというような状況でございます。
 それとILCに期待することということで、ILCの装置にも一部超電導線が使われるというお話も伺っておりまして、弊社が今まで培ってきたそういう超電導線への加工技術をこれから基礎としてILCの事業にも参画できればと考えております。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

東大野室長

 ありがとうございます。
 では、今野さんお願いします。

今野亜純

 水沢中学校の今野亜純です。昨年度の冬に日本の科学技術や宇宙の起源に興味を持って科学体験研修に行ってきました。研修ではKEKなどに行き、実際に加速器を見学したり、桐箱実験などを行いました。加速器を実際に見てみるととても大きなもので、このようなものが岩手にできると思うととてもわくわくしました。ILCが建設されると、宇宙の起源や物質のことがもっとわかるようになるので、期待しています。よろしくお願いします。

東大野室長

 どうもありがとうございます。
 では、熊谷さんお願いします。

熊谷日和

 大原中学校3年の熊谷日和です。私は、生徒会書記に所属しています。私が学校生活で力を入れているのは挨拶と、書記としての自覚を持ち、仕事をしっかりすることです。挨拶は相手からされてから返すのではなく、自分から挨拶をするように心がけています。書記の仕事はとても重要で、字を間違えないよう丁寧に常に重みを感じてやり遂げています。そして、ボランティアにも参加していきたいです。町の皆さんがもっと住みやすい環境をつくっていきたいと思っています。
 私は、ILCのことについてとても興味があり、インターネットなどで詳しく勉強しています。今日は、ILCについてもっともっと勉強して関心を深めたいと思います。よろしくお願いします。

東大野室長

 どうもありがとうございました。
 それでは知事、意見提言に移ってよろしいでしょうか。

達増知事
 はい。

東大野室長

 では、続きましてお一人、三、四分程度でILCの実現に向けまして取り組んでいること、先ほども少し皆さんお話しいただきましたけれども、今後取り組んでいきたいこと、あるいは国際化への対応、将来の夢とか希望とか、そういった内容でお話をいただきたいと思います。お話しいただく順番ですが、先ほどの順番でお二人ずつお話しいただいて、知事から重ねてお尋ねしたいこととか、所感などを述べさせていただきます。それで、具体的な県の取り組みの状況ですとかご疑問の点、具体的なことについては私なり、局長なり、副局長なりがお答えすることもありますので、あらかじめご了承いただきたいと思います。
 それでは、川村様お願いいたします。

川村庸子

 ILCがこの岩手の北上山地、国内で建設されることの場所として選定されたということで、非常に期待が高まっているわけですけれども、そのいろいろな、例えばその周辺の開発とか、そういうことにも関心が及んでいるわけですけれども、我々理系女子育成の立場で、その研究機関に直接関与できて、海外の研究者とともに研究の中枢で活躍できるそういう科学的能力と世界的視野を持った人材をぜひ育成していきたいなというか、育成するための手立てを県として考えていただけたらありがたいと思います。
 二戸出身の田中舘愛橘という人がいますけれども、日本人で初めて東大の物理の先生になって、そしてたくさんの科学者を育てました。そして、航空学とか地震学とかを研究して、そして退職してからも海外の学会などを飛び回ってキュリー夫人とかアインシュタインと同じテーブルで議論されたという人ですが、東日本大震災復興の今だからこそ、その田中舘愛橘のような科学的能力と世界的視野を持った次世代人材の育成を考えていかなければいけないと思っています。我々もそのために力を尽くしていきたいなというふうに思っています。
 1つはこの点でございますけれども、もう一つは今国際化ということで英語教育の強化、中学校の海外派遣事業とかが各市町村等で行われておりますけれども、それはぜひ進めていただきたいと思うのですけれども、諸外国の方々ときちんと議論ができたり、交渉ができたりする能力ということについてもただ単に語学力だけの問題ではなく、言語技術的な教育についても義務教育の段階からしっかりとしていかなければならないと思っています。小学校では、特にそういう教育が熱心に進められている状況にありますけれども、中学校や高校ではまだまだ知的な部分だけの勉強が中心になっている部分がありますので、言語技術の教育についても進めていく必要があるのではないかと思っております。
 それから、あともう一点ですけれども、本当にILCが建設されると将来ああいうところで働きたい、研究をしたい、宇宙の謎を解明したいというふうな夢を持つ子供たちがたくさん出てくると思います。そういう夢を持てる子供は岩手の子供たち全てに持ってもらいたいと思いますが、震災後、例えばPTSDなど心に傷を負っている子供もいます。ぜひILCの誘致の活動エネルギーと同等のこころのケアを子供たちにしていくということにも力を入れていかなければいけないのではないか、そして全ての子供たちに夢を持ってもらいたいと思います。それで、例えば各学校の養護教諭の先生を大学に派遣をし、震災後他県からたくさんの専門家がいらっしゃって支援しましたけれども、県内でこれから長期にわたってそういうケアができる専門家を育てていく手当ても必要だと思いますので、ぜひご検討いただきたいと思います。以上です。

東大野室長

 ありがとうございます。
 では、続いてビル・ルイスさんお願いします。

ビル・ルイス

 個人的に文系の大学を卒業しましたけれども、昔から科学に対してすごく大きな関心がありました。そのため、多分この委員会に選ばれたと思いますけれども、とりあえずこれについても、ちょっと書いてきましたので、読ませていただきます。
 国際リニアコライダーは、科学的に大きな進歩につながります。それが大切ですが、東北のためにまさにいいときに来ることになるでしょう。さっき、知事さんが言いましたように、復興につながるということはすごく大事です。3年前の大震災津波によって、東北は被災しました。現在でも資産、財源、人材も絶望的に困窮状態です。ILCはその全てを提供することになります。そのほかにも国際的な地域として世界中で有名になります。現在、全員はCERNのことはわかるでしょう。同じようなことを期待しています。
 最後に、すごく大事なことはこの奥州市、岩手県、そして東北全体的な教育に対して大きなプラスになります。私の下の子供はもう高校生ですので、直接私の子供には影響はないかもしれないのですけれども、いつか孫ができるかもしれない。そうでなくても、このような中学生、今の小学生にもすごく大事になりますので、やっぱり教育に大きなことを期待しています。
 委員会の活動についてちょっとお話ししますけれども、去年の3月25日に最初は6人だけで第1回のミーティングを行いました。そこでは、日本人と外国住民双方にとって暮らしやすいまちづくりをするために必要なことについて話し合いを始めました。そこで、お話しした提言書をつくり、最初は奥州市長さんにそれを手渡しました。その2カ月くらい後に知事さんのところに行って、また同じような提言書を出しましたけれども、市でできることと県でできることと、あと民間的にできることは全部違いますので、これから商工会議所とか大きな企業とか、町内会の区長さんたちのためにもワークショップとか、いろいろ計画していますので、またいつか国会まで行けるかどうかわかりませんけれども、そういう話が出ていますので、いろいろやろうと思っています。
 そして、さっき言ったように、本来は国際化がメーンのミッションなのですけれども、まだ完全に決めてないですので、誘致活動も協力しています。奥州市と奥州国際交流協会と一緒に奥州フォーユーというビデオシリーズをつくっています。それは今のところ4本はYouTubeでアップしていますので、ぜひ見てください。そのテーマは、最初は天文台の話と、それから火防災、火伏せまつり、もう一つは覚えていないけれども。一番見られているのはやっぱり蘇民祭ですけれども。蘇民祭はちょっと変わっているので、結構あれになっています。まだ編集中のもあるし、これからいろいろ計画しています。そのほかに県のためにクール北上というビデオシリーズもやりました。

達増知事

 出演していただいていてありがとうございました。

ビル・ルイス

 見てくれましたか。ありがとうございます。前沢牛はおいしかったです。問題は2口しか食っていないのです。あとはスタッフの皆さんが分けて食べましたけれども、おいしかったです。そのような活動がありましたら、我々委員会でいっぱい協力したいと思います。
 そして、さっきも言いましたけれども、奥州だけではなくて一関でも、一関に住んでいる委員もいるし、盛岡にもいます、住田とか。北上には誰もいないのですけれども、いつか北上に住んでいる人も欲しいですので、本当は奥州だけではなくていろんなところに活動したいと思いますので、何かありましたらぜひよろしくお願いします。

東大野室長

 それでは、知事から。

達増知事

 川村庸子さんからは研究に参加できるような人材の育成ということ、これは本当にそのとおりでありまして、今は教育委員会のもとにスーパーサイエンススクールでありますとか、あとは医師不足対策的な趣旨もあって、医学部を目指そうというような働きかけをしたりというのがあるのですけれども、よりILCに近い基礎科学とか、技術とか、そういったところも力入れていかなければならないと思います。
 それから、英語もそうですね、小学校がむしろコミュニケーション能力としての英語ということでいろんな工夫を授業でやっているけれども、中学校、高校は今までどおりの英語の授業という流れが強く、小学校のほうが暗記物を越えたコミュニケーション力をつける学びとしての授業が工夫されているというのは聞いていまして、小学校の成果を中学校や高校のほうにも広めたり、改めて中学校、高校の英語の授業などいろいろ工夫していかなければならないと思います。
 あと、震災後のこころのケアは本当に大事でありまして、今は岩手医大の専門家の方を頂点としたこころのケアセンターの体制はできているのですけれども、これからの時代に大事な分野でもあるので、専門家を育てるというのはこの分野もしっかりやっていかなければならないと思います。
 ビル・ルイスさんは、既に動画にも出ていただき、またILCサポート委員会からの提言を県もいただいていまして、県としてもしっかり取り組んでいきたいと思います。外国から来た人、いわゆる外国人が生活をしたり、仕事をしたりするのがやりやすい地域というのは、そうではない人たちにとっても生活しやすく、働きやすい地域ですので、最近、日本全体としてもダイバーシティという言葉で、まず企業、会社がそうやって変わっていかなければならないということで今、盛んに言われていますけれども、地域もそうなのだと思います。県も異文化交流社会として県全体を発展させるという計画、あとグローバル人材育成という計画を新しくつくったところでもあって、そういう方向に力を入れていきたいと思います。

東大野室長

 何か知事に言いたいことがあれば。

川村庸子

 ありがとうございます。

ビル・ルイス

 よろしくお願いします。

東大野室長

 では、次に千田様、市川様お願いいたします。

千田浩昭

 私からは、先ほども直接研究設備にどうこうということはないと思うのですけれども、その周辺といいますか、間接的には関係はしてくるのかなというのは思っています。実は弊社は重さを計るはかり売りから始まっているのですけれども、スーパーさん、食品流通関係にご利用いただいているのが多いです。スーパーに行くと結構多くて、魚とか肉とか白いトレーありますね、それに魚、肉が乗って、その上にラップをかけてあって、値札がついています。実は、それをやっているのは、うちの機械なのです。実は中にはかりが組み込んでおりまして、はかりがないとうちの機械ではないのですけれども、はかりがないとまずいものですからあるのですが、それがシェアの6割から7割と言われているのです。ですから、スーパーができれば、大体、裏に行くとうちの機械が大体は入っているという形になっております。
 ですから、そういった意味でもう一つ、これは今言ったのは親会社のほうで開発したものなのですけれども、もう一つよく見られるのが浄水器があるのです。これはスーパーさんに行くと4リッターぐらいの空のボトルを持っていくときれいな水がくめるという機械がありますね。実はあれもうちの開発品でして、それもうちが多分トップシェアだと思っているのです。
 それから、もう一つありまして、食品工場さん、例えばセブンイレブンさんの工場とかありますね、セブンイレブンさんができるとそこに、拠点に工場ができるのですけれども、そこに行くと実はうちの機械が結構入っている。ラベルを張る機械ですね、例えばおにぎりにラベルを張る、弁当にラベルを張る、コンベヤーなんかで品物を流しながらラベルを表と裏に張っていくという機械、そういったこともありまして、そのような形で、食品流通というのはどうしても研究者、家族含めて1万人ともいわれるタウンができると聞いていますので、そこには恐らくそういった形で我々も貢献できる部分あるのかなと思っております。
 それから、これは設備というか、研究設備に関係あるのかもしれないですけれども、電気を食うと聞いていますけれども、発電が必要になってくると思います。太陽光で発電するということになるようでしたらば、太陽光のパネルはうちはつくっていないのですけれども、実は台をつくっておりまして、メガソーラーとかいろんなところに空き地があるとよく見ますけれども、メガソーラーの台をうちでつくっているのです。そういった形で台の部分でひょっとしたらかかわれるのかなというふうに思っております。
 あともう一つだけ、これはよそさん、私どもの同業他社の話で、実ははかりが望遠鏡に使われているというのがあるのです。反射鏡のゆがみをはかりで検知して微妙に補正をかけるらしいのです。うちのではないですが、コンペチターがはかりを組み込んでいて、望遠鏡に組み込んでもらっている。もしこのILCの設備に、うちは加重センサーつくっていますので、そういったあたりでもしも協力できるところがあればいいのかなというふうには、ぼやっとしているのですけれども、思ってはおります。以上です。

東大野室長

 ありがとうございます。
 では、市川様。

市川晃司

 先ほどもお話しさせていただきましたけれども、ILCの装置の一部に超電導線を使われるというお話を伺っておりまして、私どもは超電導線というのが世の中に余り認識がない20年以上前とか、そういう時代から超電導線の被覆加工ですね、表面の絶縁被覆加工ということをやってまいりまして、近ごろではイーター計画、核融合発電に使われる超電導線へのクロム電気メッキ加工ということで、超電導線に関しては、かなり昔からそういう加工技術を積み重ねてきている会社でございますので、今回ILCの装置の中で分析をする装置であったり、あと基本的にはILCの場合はストレートの真っすぐの装置ですが、一部曲がるところというか、そういうところで超電導線を使うという話も伺っていますので、そういう中で今まで弊社のほうで蓄積してきたそういう技術を基礎として、また新しい分野の仕事として参画させていただければと考えております。
 超電導線については、実績としてはリニアモーターカーで使われる超電導線とか、あと先ほど申し上げましたMRI、あと半導体関係でも結晶を引き上げる装置なんかで超電導線のマグネットコイルを使うということがございまして、そちらの表面の絶縁加工というのをうちのほうでやっておりますので、そういう技術が地元の企業としてILCの建設に携われればということを考えております。
 以上でございます。

東大野室長

 知事お願いします。

達増知事

 ILCの建設、岩手への建設が最終的にはまだ決定していないということで、なかなか関連の事業をどう展開するかというのも決めにくいところもあるかと思いますけれども、一方ではILC建設最終決定を促す材料として、「あれもつくれる」、「これも提供できる」というようにさまざまな産業が地域にあるということが好材料になるので、ぜひぜひいろいろ工夫していただき、また発信もしていただければと思います。「あれもできる」、「これもできる」というようなことは、キャリア教育の流れの中で、地元の主に高校生ですね、卒業後、就職というときに地元にある、岩手にある企業や工場のことを余り知らないで何となく有名な県外企業への就職という意識にまずなりがちだという問題があって、県のほうでも商工会議所さんとか、いろんな関係団体とも協力しながら、岩手にこういう会社がある、こういう工場がある、こういうことをやっているというようなことを子供たち、またその親たちですよね、地域に広めようと取り組んでいて、そこは相乗効果でILCのためにもなるし、また地域のキャリア教育の推進にも資するということで、ぜひぜひそういう理解を深めていきたいと改めて思いました。

東大野室長

 それでは、長い時間待っていただきました。今野さん、熊谷さんお願いします。

今野亜純

 ILCが岩手に建設されたら、物質や宇宙の研究が進むのはもちろんなのですけれども、岩手の国際交流がもっと深まったり、研究者やその家族の方々が岩手に移住などしてもらえれば岩手の復興や国際交流にももっとつながるので、ILCは岩手県に建設されてほしいと思っています。
 私は、岩手県の人や同年代の人たちにももっとILCに興味を持ってほしいので、新聞とかのメディアで特集を組んだりとか、あとそこに行けばILCについてわかる、楽しく学べるような施設も欲しいなと思っています。夢はまだ具体的にはないのですけれども、できればILCにかかわった仕事につきたいと思っています。以上です。

東大野室長

 ありがとうございます。
 では、熊谷さん。

熊谷日和

 ILCが実現し、国際化したら観光客が増えて活発化していきます。そのためには英語の力が必要です。なので、私たちはもっと英語の勉強に励んでいかなければならないと思います。英語だけでなく、ほかの教科も必要になってくると思うので、さらに勉強してもっと積極的に活動できるようにしたいです。そして、岩手県の方々は心が温かくいい人だと思うので、観光客に対して優しく接することができると思います。そして、今後、生徒会ではILCの看板製作に協力する予定です。看板製作では、標語を募集し、採用された標語とイラストを壁画にします。私の将来の夢は、小学校のころから夢だったアナウンサーになることです。アナウンサーになって、たくさんの方々にILCのよさについて伝えていきたいと思っています。そのために、毎日文章を音読したり、動画を撮ったりしながら練習しています。私は、ILCの実現に貢献できるよう今できることをこなしていこうと思っています。以上です。

東大野室長

 ありがとうございます。

達増知事

 大変心強いですね。いいですね。ぜひその調子で勉強や、いろんな学校の活動、地域の活動などに参加してすくすく成長していってほしいなと思います。
 国際リニアコライダーに直接関係ある科学、研究の世界で活躍するというのもいいですし、アナウンサーのように直接ではなくても関係する分野で大いに活躍というのもいいなと改めて思いました。それぞれの関心や、それぞれの得意なことにあわせてこの国際リニアコライダーと自分の関係をうまくつくったり、発展させたりしていくことができると思います。そういうことを今野さんが言ったように同年代にもっと関心を持ってもらいたいというのはそのとおりで、ILCに関心を持つことでもっと自分の力を伸ばすということとか、自分の得意は何かと自分を見詰める機会にもなるし、ILCを知ることで一層自分を知り、自分を高めるということができるのだと思いますね。熊谷さんは、地域で、学校で看板をつくるということに取り組みながら、同世代でILCに関心を高めていくというのはとってもいいことだと思います。

東大野室長

 ありがとうございます。
 皆さんから一通りご意見等をお伺いいたしました。この後はさらにおっしゃりたいこと、言い足りなかったことなどをつけ加えていただくことでも結構ですし、我々のほうにこの際聞いておきたいことでも結構ですし、あと出席者の方にもう少し詳しく教えてほしいということでも結構ですし、ご発言いただく時間にしたいと思います。どなたかございませんか。
 では、口火は局長から。

遠藤局長

 先ほど、熊谷さんと今野さんのお話があって、やはり世界に1つしかつくられないILCということなのですけれども、これが東北の地に、北上山地にできる、ぜひ政府も早く決めてもらいたいと思っているのですけれども、お二方のお話を聞いていて、この岩手の地元に住んでいる若い子供たちがILCという一つのことに、地元の夢を語るときに、どちらかというと東京とか、向こうのほうのいろんな資産というか、そういうものをベースにして夢を語るというのが子供たちに多いのですけれども、岩手にできるILCを見据えてそういった関係の仕事に従事したいとか、あるいはアナウンサーになって、そういった岩手のものを広めていきたいとか、そういうパラダイムが変わるというのがすばらしいなと思って聞いていました。
 日本の国というのはどちらかというと中央、中央とずっと流れてきている中で、これまでなかなかなかったのですが、世界に1つしかないものを東北の地に建設していただくというのは、ある意味東京一極集中から東北のほうにも一つの自信を与えてくれる、震災ではない意味ですね、一つの大きな自信を与えてくれて、そこで育つ若い子供たちも世代も含めて東北に夢を持って、将来国際的な物理学者が出てくるかもしれませんし、そういった形で次の世代の子供たちに夢を与える非常に大きいインパクトのあることだなというふうに改めて今感じたところでございます。
 市川さん、千田さん、ILCの関係については、今まで誘致、建設という形でずっと流れてきていて、大体北上山地と研究者の間で決まって、そうした中で建設の中でいろんな設備とか、機械とか入っていくのですけれども、そこに地場の企業さんが参入できる余地がないかなというような形でいろいろ勉強会みたいなものが始まってきていまして、KEKのほうを視察に行ったりとか、商工会議所、工業クラブとかという形で行っているのですけれども、そういうお声がかかって一緒に行かれたというのはないですか。

千田浩昭

 私はまだないですね。

遠藤局長

 まだそこまで広がってないですか。

市川晃司

 私もなくて、ILCの説明会なんかは何度か参加させていただいたことはあるのですけれども、一部地元企業でどういうことができるかという話もその中ではありましたけれども、具体的に勉強会とか、そういうところでの参加というのはまだないです。

遠藤局長

 いろいろ動きが出てきているのですけれども、それぞれのエリアで行っていただいたりしているのですけれども、その辺、地場の企業さん方にも情報を流すような形で、参加できるような、ものを一回見ておくような形のそんな感じの取り組みを進めていきたいと思います。

東大野室長

 佐々木副局長でも、宮担当課長でも結構です。今野さんのほうからもっと知る機会、もっと知ってほしいというお話があったのですけれども、その辺これからどうしようとしているかについてお願いします。

佐々木副局長兼首席ILC推進監

 奥州市ですとか、一関市はいろんな方が説明して、県内でも知っている人が多い地域なのです。それで、おっしゃるとおり皆さんが知っている、関心を持っていろんなかかわり方を覚えて大人になっていくというのがすごく大事だというふうに思っています。特に大事なのがちょうど皆さんが30歳前後にちょうど、ILCが動き出すというところなので、研究者であればまさにちょうど脂が乗り切るというか、頑張れる世代に動き出す、あるいは違う分野でもいろんな仕事の中でかかわっていけるちょうど働く中心になっていくという世代に動きますので、特に中学生の方々というのは関心を持っていただくことが大事で、県全体としてもさまざま中学生の皆さんには、特にILCを知っていただくということで動き出しています。まだまだ少ないという感じを持たれているのかもしれないのですけれども、ILCを知っている同世代が増えるよう取り組んでいきたいと思っています。
 この岩手で何よりも世代を越えて、同じ言葉で会話ができるという環境ができているというのはすごくいいなと思っていまして、自分が小さいころなんかは、仕事は何になるというのはこの世代にはなかなかイメージできないですし、親と何かで話をするなんていうのはほとんどない。今の中学生の皆さんは、もしかすると大人世代とILCで会話ができる、そういうところが自分たちにとってすごくプラスになるような、そんな環境にもなっているのだろうと思っていますので、ぜひ中学生の皆さんには頑張っていただきたいと思いますし、我々大人も頑張らなければいけないと思っています。頑張ってください。

達増知事

 せっかくですから、川村先生から理系女子育成の観点から中学生のときにどんなふうに勉強するといいかというアドバイス、受験の準備もまず大事だとは思うのですけれども、一方で授業で教えないようなことにもどんどん興味を持つというのは特に科学の分野では大事なのではないかなと思うのですけれども、その辺の兼ね合いとか伺えればいいのではないかと思うし、あとビル・ルイスさんには英語を勉強したいということなので、中学生に英語が上手になる方法を教えていただくといいのではないかなと思うのですが。

東大野室長

 川村さんのほうから。

川村庸子

 直接、教科書の内容だけでなく、いろいろ視察に行って勉強したりされているということで、本当にもっともっと大きな視点で科学を見られるような力がつくと思っています。
大原中学校さんには6月ぐらいから図書が移動されていませんか。確か、移動図書が行っているのではないかと思うのですけれども、それで例えば宇宙についてのものとか、いろいろそういう読書を通しても勉強していただければと思いますし、あとは学校で実験をして、例えばテストができるできないという勉強の仕方だけではなくて、問題を解く過程をレポートにして先生に見ていただくとかというふうな勉強もどんどんして力をつけていただきたいと思っております。

ビル・ルイス

 とりあえず、英語を勉強するのも大事なのですけれども、ここに来る研究者たちは大体英語が共通語になりますが、それぞれの家族は必ず英語をしゃべれるというわけではないのです。ドイツから来たらその研究者は英語もできるかもしれないけれども、その配偶者や子供たちはできないかもしれない。そういうこともあるとわかってほしいですね。英語だけではなくて、1人は何語かではなくて、2つぐらいはできるとすごくいいと思います。今、不来方高校には外国語科といって英語だけでなくてスペイン語、ドイツ語、韓国語、中国語、幾つかありますので、英語だけではないとわかってほしいです。
 では、どうやって勉強するかというと、やっぱり科学と同じように教科書だけではないですね。できればいろんな外国までの修学旅行までしなくても1泊の、あれは何といいますか、遠足ではないかもしれませんが……

達増知事

 合宿。

ビル・ルイス

 そうそう、そのような環境をつくれば本当にその時間の間は英語しか使わないとか、別な言葉かもしれないけれども、そういうふうにして、実際に使わないとなかなか覚えられないのです。私は高校生のときにフランス語を勉強したかな、授業に行きましたが、現在、全然使えないです。日本語を覚えたのは、日本に来て日本人といろいろ話して、何回も間違う、これも大事です。間違えてもオーケーです。間違えても大丈夫ということはわかってほしいですね。     今もいろんな間違いが入っていると思いますけれども、それは構わないで、まず、出来る限りコミュニケーションをすべきですね。
 私はALTの仕事で生徒さんとすれ違うときに、最初はいつも「お疲れさまです」と言われたのですけれども、私はいつも「ハロー」とか「グッドモーニング」で返して、現在はほぼそういうふうに挨拶してくれるようになったので、学校のALTさんが来るときに英語で挨拶してみたり、少しでも話してみたり、この岩手は話す機会が少ないですから、あるときにつかまえてくださいということです。

達増知事

 やっぱりできるだけしゃべること、あと書くこと、特にしゃべることを多くすることがいいですよね。英語を話すネイティブスピーカーの人と英語で話す機会を増やすというのはいいですよね。

ビル・ルイス

 はい、それが一番いいです。

東大野室長

 皆さんのほうからありませんか、ぜひ。

ビル・ルイス

 もう一つ言っていいですか、どちらだったか覚えていませんけれども、今野さんだったか、熊谷さんだったか、その話で1つ思い出したのは、今出席していただいているオイカワタケヒサさん、市役所からずっと前に言われたのですけれども、ILCができたらこの辺にはすごく全国からの修学旅行のすごくいいところになります。被災地、ILC、平泉。足りないのは娯楽。けんじワールドがなくなったのはすごく残念なことです。そのような施設が近くにあればもう最高になりますので、そういうことを県でつくれるわけないかもしれませんけれども、誰かいましたら。やっぱり日本人もそうでしょうけれども、外国の研究者は遊ぶのが好きみたいですので、外国の研究者とか家族のためだけではなくて、修学旅行のためにも。やっぱり修学旅行に行くと一部は東京ディズニーランドとかにも行きますよね、そういう施設があるとすごくありがたいと思います。

佐々木副局長

 よろしいですか、企業のお二人の方に今の要素技術の分解だとか、マッピングするような技術分類だとか、そういったことを進めているのですが、企業の皆さんからはどういったことを今後動いてもらったら自分たちが参加しやすいとかというものがあったらお話しいただければと思うのですが。

千田浩昭

 県の方が来られてマッピングを見せられたのです、こういうものがあるとこういう技術が欲しいとか、表がつくられていて、それちょっと見せられていたのですけれども、展開をもっとしてほしいのです。これをするにはこういうのがあって、そのためにはこういうのが欲しいという、そういう展開がまだちょっと我々のところまでは届かない展開というか、ちょっとまだ高いレベルとまっているので、恐らくもっとどんどん展開していくともっと我々は仕事があるのかなという気はしました。
 太陽光の台の話をしましたけれども、昨日、見せられて、太陽光の発電という項目があって、その中に太陽光、バイオマス何とかというのがあって、太陽光と書いてあったので、それでさっき私は言えたのです、台という話で。これがないと出てこないです。ですから、もっと展開していって、これで絡めるところないでしょうかとなると多分、もっと出てくるのかなと思います。

市川晃司

 今、千田さんがおっしゃったことは、私もそう思いますし、あとは個人的な意見になってしまいますけれども、具体的なスケジュールとか、そういうところが決まってこないとなかなか会社としても動きづらいというところはございますので、そこが決まってくるとより現実的な話になってきますので、今後の予定も早く決まるといいかなと思っております。

達増知事
 
 東日本大震災からの復興について、国の復興庁がよく復興のステージに応じて、そのとき、そのときでいろいろやり方が違ってくるというのはよく言うのですけれども、ILCも正式な、最終的な建設の決定というところまでとか、あとそこからまた先、時間軸の中でビジョンが変化していくのだと思うのです。だから、今の段階で、今は夢を膨らませるみたいな感じのものになるでしょうし、だんだん非常に現実的な、戦略的な対策みたいな感じにもなってくるし、そういう感じで対応していくのがいいのではないですか。

千田浩昭

 もっと話し合う場があって、アイデア提案を民間も入れて、こういうことなのだ、これもあるのではないか、あれもあるのではないかというアイデアを出すような、ひとつそういう場もあったほうがいいのかなと。そうするとどんどん出てくるのではないかと私は思います。

達増知事

 それはさっきも言ったように岩手にある企業や工場の自己紹介ということにもなるので、どんどんそうやって相互理解を深めていくといいですよね。

東大野室長

 宮ILC推進課長、せっかく出席しているのですから。

宮ILC推進課長

 今、お話あったとおり、まさに加速器の要素技術の調査を実は今年度始めておりまして、今までおつき合いがあった企業様だけではなくて幅広にということで調査をして、恐らくその一環で行かれたのだと思うのですけれども、聞き取りの表もまだまだ改善の余地があると、どちらかというとものづくりのほうにかかわった内容になっているので、例えば情報系のものとか、電気関係のものなんかも丁寧にやっていかなくてはならないというような課題も出てきていますので、引き続きまたいつでもご連絡いただければお答えをさせていただきますので、進めていければいいと思っております。

東大野室長

 だんだん予定時間迫ってきていますけれども、この際ということでございませんか。

佐々木副局長

 ルイスさんに率直に言って、岩手、奥州というのは住みやすいところなのか、それとももうちょっとここがあったらいいなとか、ほかよりはずっと住みやすいところですよと思っていらっしゃるのか、どんな印象を持たれているか教えてほしいのですが。

ビル・ルイス

 私には余り聞かないほうがいいかもしれない。なぜかというと、もう20年以上ここに住んでいるので、もう大体何でも普通になりました。逆にアメリカに帰ったら困ることが多いと思います。でも、委員会として言えば、二、三年前に来たばかりの人も入っていますので、話によると一番大きな壁は言葉です。あと金融的にはクレジットカードがとれるかとか、ちょっと飲み屋に行くとお通しを出されて、注文してないのに払わなければならないのはなぜかとか、日本人には当たり前のことがまだわからない、初めてそれを見るとちょっと困るところがあるのですけれども、でも一般的にここは住みやすいところですよ。すごくいいところです。奥州は私の第二のふるさとと考えていますので、言っておくけれども、お二人よりも私は岩手長いよ。
 私は大きな病気にはなったことないのですけれども、病院関係とかもそれは問題、もう一回言うのだけれども、言葉が一番かもしれないですけれども、アメリカしかわかりませんけれども、外国としてはアメリカしかわからないのですけれども、患者さんはお医者さんに何回も質問したり、何でこうなっているのとかやるのですけれども、日本にはお医者さんは神様みたいな感じで、ただ受けるだけで、そういうところは問題になる可能性ありますけれども、私が行っているお医者さんは結構優しいですので、優しい人も結構います。全員でないといいことではない。私には住みやすいところです。

東大野室長

 ありがとうございます。
 ほかにございませんか。
 また後で思い出したら遠藤局長に全て言っていただくということにいたしまして、本日は大変ありがとうございました。では、これぐらいで懇談を終わらせたいと思いますが、最後に知事からお願いいたします。

達増知事

 お通しの話で思い出したのですけれども、できるだけ説明するようにするということが大事だと思いますね。異文化交流というのは、ただでさえわからないことが多いので、できるだけ説明をする。岩手県の人たちは無口、余りしゃべらないとか、そういう評判もあるのですけれども、一方では遠野物語のように日本中で遠野だけ、そのころ遠野で起きていることを遠野の人がしゃべって、それがちゃんと本になって出版されたりとか、あとは宮沢賢治の作品のように地元の言葉で書かれたものが出版される。あれだけ地元の言葉ばかりで書かれたものが本になって出るというのは全国的にも珍しいことですし、特に岩手県の南半分のほうには地元の言葉で地元の人がいろいろしゃべったり、書いたりして全国的に発信するという、そういう伝統もありますので、ぜひそういういい伝統を今に生かして、地元のことをどんどん発信し、説明し、世界中の人に理解してもらって、そして一緒に学んだり、仕事したり、暮らしたりできるようにしていきましょう。以上です。


 

閉会

東大野室長

 これをもちまして、県政懇談会を終わります。どうもありがとうございました。
 

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