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「がんばろう!岩手」意見交換会(平成24年4月24日 山田町)

ID番号 N5331 更新日 平成26年1月17日

懇談会の様子1

日時

平成24年4月24日(火曜日)14時00分から15時00分

場所

山田町役場

出席者

  • 参加者(敬称略)
    佐々木 千鶴子(有限会社まるき水産 代表取締役)
    椎屋 百代(山田町観光協会事務局次長)
    橋場 明彦(三陸やまだ漁業協同組合ふ化場長)
    湊 正美(カットインみなと店主、岩手県理容組合理事長)
  • 県側
    達増知事
    菅原沿岸広域振興局副局長
    稲葉秘書広報室長

開会

菅原副局長
それでは、ただいまから県政懇談会「がんばろう!岩手」の意見交換会を開催させていただきます。
本日御出席をいただきました皆様、また山田町の役場の方々にはお忙しいところをお越しくださいまして大変ありがとうございます。心から感謝を申し上げます。
私、本日の司会進行を務めさせていただきます沿岸広域振興局副局長の菅原と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

知事あいさつ

懇談会の様子2

菅原副局長
それでは、開会に当たりまして知事から一言ごあいさつを申し上げます。

達増知事
今日はお忙しいところ、この県政懇談会に参加をいただきましてありがとうございます。東日本大震災津波による被災に改めてお見舞いを申し上げます。
今日御参加いただいた皆さんには、日ごろからこの地域の産業、経済、社会に活躍いただいており、被災地の復興についてもその支援も含め大変積極的に取り組んでいただいています。山田町では、商店街、住居、鉄道、水産業、広範囲に甚大な被害を受け、町当局を初め復興に向け地域一帯となって取り組まれ、着実に成果を上げていることに敬意を表します。今日は、皆さんの復興への思い、日々の活動の中で取り組んでいること、現場での工夫、大切にしていること、活動における課題、今後の取り組みなどについて伺いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

菅原副局長
ありがとうございました。それでは、本日御出席の皆様をご紹介させていただきます。名簿に従いまして、有限会社まるき水産代表取締役、佐々木千鶴子様。

佐々木千鶴子
よろしくお願いいたします。

菅原副局長
山田町観光協会事務局次長、椎屋百代様。

椎屋百代
よろしくお願いいたします。

菅原副局長
三陸やまだ漁業協同組合ふ化場長、橋場明彦様。

橋場明彦
よろしくお願いします。

菅原副局長
カットインみなと店主、湊正美様。

湊正美
よろしくお願いします。

菅原副局長
県からは達増知事、そして秘書広報室長の稲葉比呂子でございます。

稲葉室長
よろしくお願いいたします。

菅原副局長
なお、本日は山田町の総務課長さん、それから企画財政課長さんにもお越しいただいております。

懇談

松岡局長
それでは、早速懇談に入らせていただきます。
最初に、自己紹介を兼ねるような形でもってお一人5分ぐらいをめどに現在皆さんが復興とか、復興支援のために取り組んでいらっしゃることなどをお話しいただきたいというふうに思います。前半、それで各5分ぐらいということでございますが、それでは恐縮ですが、名簿の順で佐々木さんからお願いをしたいと思います。よろしいでしょうか。どうぞ、座って。

佐々木千鶴子
私は、山田町で主に県産の養殖ホタテとかカキを全国の市場に出荷するという卸売業を主たる事業として今までやってまいりました。平成17年に父が亡くなりまして、その後の事業継承をしたという形になっております。
3月11日の震災で自宅は全焼いたしました。工場のほうはどうにか外観をとどめて建っておりましたので、これは亡くなった父がいろんな思いを込めて建てた工場だったものですから、その工場が残っているという姿を目にしたときには、この地で、この場で何とか事業を再開したいという強い思いで現在まで至っております。再開するに当たりましてはどうしても資金面の不安ですとか、原材料の調達の不安等がございましたけれども、中小企業など復旧、復興支援事業で、俗に言うグループ事業というもの、1次事業、1次のグループで宮古下閉伊地区の宮古・山田マリンプロジェクトという名前のもとに水産加工業者9名と、あと地元の生産者3名を交えてグループを結成いたしまして、それを申請いたしました。結果、8月に交付を受けまして、それで何とか建物を再建したいという思いがかないました。
その後は、設備面に関しましては、水産加工業者の生産回復支援事業というヤマト基金を11月に交付を受けまして、どうにか形をつくったということで、そこから工場の修繕や設備ができましたけれども、原材料の調達が難しいということで、何とか今できることはないかと考えまして、そこで水産加工物をつくっていこうと、今までは手がけていません新規事業の参入という形になりますけれども、原材料を北海道から調達することによって、漁師の生ふりかけという商品名でホタテの貝ひもを利用した半生タイプのふりかけをつくりまして、これを今年の2月に東京のほうで大きな商談会がありましたので、それに参加するためにここにターゲットを絞って、ここで完成度を高めて出品しようという思いでやってきました。どうにかその商談会等においてもバイヤーさんたちに評価を得たという形をとれましたので、結果が出ましたので、今現在は販路開拓に向けて邁進しております。どうぞ今日はよろしくお願いいたします。

菅原副局長
それでは、次に椎屋さんのほうから。

椎屋百代
山田町観光協会の事務局次長をさせていただいております椎屋と申します。よろしくお願いいたします。
私のほうで、協会のほうとなりますけれども、観光協会で平成22年の7月に新しく観光協会独自のホームページを立ち上げておりまして、そこから観光の発信と、あと毎日の山田の情報をお伝えするためにブログのほうを立ち上げて進んでおりました。震災後は、3月21日にブログを再開しまして、当初は私、自分の携帯から情報発信するという形をとらせていただいておりました。電話回線、あと電気も不通ということで、ブログには大変心配をされているコメントが多く入っておりましたし、あとメールのほうも、私のほうが常勤しているのが道の駅やまだのほうに常勤しておりましたので、そこでちょっと電気が使えるようになって、パソコンのほうを立ち上げていたのですけれども、そのときにいろんな方々からのコメント、心配されているコメントをいただきましたので、そこでやっぱり何かアクションを起こさなければならないかなということから自分のほうの携帯をまず使って、皆さんが無事であること、あと安否確認の情報がかなり多かったものですから、そういった方々へ少しでも安心をしていただけるような気持ちで、個人情報になってしまうのですけれども、ここの商店さんは元気ですよといった形で、大丈夫ですよという形で情報は発信してまいりました。今現在も少しそういった状況はあるのですけれども、今私のほうで伝えているのは、今復興しているお店であったり、がんばっている方々であったりという方々を支援しようということで、ブログのほうにいろんな情報を今提供させていただいております。
あともう一つは、山田町の今という写真での報告をさせていただいております。こちらも震災後3月の下旬から始めまして、大体一、二週間のペースで1回更新をさせていただいて、大体5枚ぐらいの写真を定点カメラのように同じ場所で撮らせていただいて、それをアップしております。ですので、皆さんが震災からだんだん月日がたっていくうちに家がなくなっていたのが仮設店舗が建っていくといった形で、山田の今を伝えるコーナーにはなっております。最近は抵抗はなくなったのですけれども、当初はやっぱりどうしても抵抗がありまして、なかなかちょっとシャッターを押す気持ちには正直なれなかったことはあるのですけれども、今は逆に山田町がどんどん変わっておりますので、そういったものをお伝えできるコーナーとしても今後も続けていきたいと思っております。
以上です。

菅原副局長
ありがとうございます。
それでは、橋場さん、お願いいたします。

橋場明彦
三陸やまだ漁協ふ化場長の橋場と申します。55歳、ふ化場の経験年数が33年でございます。
知事さんが20年ぐらい前にふ化場を来場されたことありまして、そのときに御案内なり説明をしたことがあります。震災当時、ふ化場が停電となりまして、発電機によってポンプアップして稚魚の飼育用水確保に努めました。避難所で飲料水が不足しているということで、ふ化場からポンプアップした水を飲料水用として供給した経緯があります。発電機の燃料も不足になりまして、避難所への水の供給をとめるわけにはいかないということで、やむを得ず飼育途中であった稚魚を放流したわけですけれども、残った燃料を飲料水の確保のために振り向けました。人命優先なことはわかるのですけれども、やはりふ化場として飼育途中で放流した稚魚が4年後にどれぐらいの回帰を示すか心配なところであります。4年後の稚魚の生産するに当たっても卵の確保が一番重要なものですから、自然との闘いで戻ってくればいいなと、そう願っているところであります。現在県内ふ化場も、織笠のふ化場もサケ稚魚を守るために施設整備など補助事業を行っておりまして、補助事業によりまして資金的な御支援は感謝しているところであります。通常ふ化放流事業に加えて自分の被災した自宅も再建しなければならないし、なれない補助事業の事務作業などいろいろな業務を同時進行しているもので、手が回らない状況であります。昨年の秋には復旧作業も何とかサケの遡上に備えることができまして、補助事業により流失した設備を整備し、何とか今年度の例年どおりのサケの稚魚の放流ができたことについては感謝申し上げたいと思います。よろしくお願いします。

菅原副局長
ありがとうございました。
それでは、湊さん、お願いいたします。

湊正美
カットインミナトの湊でございます。あわせて県の理容組合の理事長をやっているものですから、その立場からも一言。ただ、5分間の間で今までのことを集約して話しするというのは非常に大変なことだと思うのですけれども、ただ幸運にも助かったかなと。
私の店は6店舗ありまして、その中の5店舗が被災したということで、いち早く皆さんの協力を得て6月には大体全部復旧したと。ただ、ここからもちょっと見えるのですけれども、真っすぐに建っているということで、取り壊さなくてはならないのですが、勇気をいただいて、やろうかなというような気持ちに立って、ただ当初豊間根という地区に避難しておりまして、店どうなっているのかなと。その中でヒッチハイクで、車もやられたものですから、こっちのほうに来まして、それでその中で道具を見つけたということが、豊間根のほうに持ち帰って洗っていたわけですけれども、では自分としてできることは何なのかなと。私は理美容業ですから、当然はさみを持ってやるしかないなということで、仮設というか、避難場所にいっぱいいたものですから、そういった髪切ってほしいという方、女性の方、男性の方。それで、仲間とともに始めたと。ただ、組合の立場とすれば全体的にどうなっているのかという把握もしなくてはならないもので、それで最初そのあれを実行して大体把握できたということで、そこからボランティアを皆さんやりましょうということで進めてまいりました。ただ、ずっとボランティアばかりしているわけにはいかないので、そこで連合会と相談をしまして、1人やったら1,500円という形でボランティアを始めましたら、非常に皆さんが一気に元気になってくださいまして、ただ道具がない、器具がないという問題がありまして、これも連合会あるいは県内外から、小社からも含めていろんな道具の支援もいただきました。ただ、配送するというのを内陸の支部の方にお願いをしまして沿岸まで運んでいるボランティアもしてもらったということですね。それで、いろいろ連合会からの支援金も3回ほどあったのですが、合わせて30万円程度だったと思いますが、それも皆さんに直接お届けする作業も組合でやってもらったということです。それから、各種イベントをやったわけですけれども、これも厚労省の支援のおかげでいろいろ地区の被災者がみずから立ち上がってイベント、皆さんをやるのだということでマッサージとか、そういった事業をやってまいりました。非常に感謝されております。
それで、あとは復旧、復興の状態なのですが、166件やられたわけですけれども、県内で。その中で、今4月末までには多分約七、八十%は復旧するだろうと。中小機構のあれができ次第、例えば山田の場合であればほぼ100%復旧すると、そういったことで非常に感謝しております。
以上でございます。

菅原副局長
ありがとうございました。
ただいま皆様から一通り、今までのことを中心にお話をいただきましたが、知事から何か御質問等ございますでしょうか。

達増知事
グループ補助金始めいろんな補助金とか仮設店舗とか、なかなか使い勝手の課題もあったのですけれども、それぞれうまく活用されて、軌道に乗せていただいているというのは非常に心強く思います。
それから、観光協会としてホームページやブログをやっていて、被災直後に、携帯からも書き込めるということで、そういう臨機応変な情報発信ができたというのは非常によかったのではないかなと思います。
ふ化場については、本当に気の毒なことであったのですけれども、まず今年度、例年どおり水準の放流ができたということで、あとは戻ってくるかというところなのですけれども、まずやるべきことを県のほうでもしっかり支援して、やるべきことをきちっとやれるようにしていければと思います。

菅原副局長
佐々木さんにちょっとお伺いしますが、今度の被災を契機に前の卸売のほうから加工のほうにという、ある意味新分野進出みたいな形になったのですけれども、その辺の思い切りというか、その辺はどうだったのですか。

佐々木千鶴子
卸売業をして、震災前から前浜原料高次化推進事業という未利用資源の活用も含めた新しい水産加工物をつくっていくという委託事業を受けていたという経緯があったので、それに関しては全くゼロから始めたわけではないと。ただ、委託事業を受けるに当たってはさまざま許認可申請も含めて設備投資もして加工事業に参入しようという準備をしたものがほんの数カ月で全部流されてしまったという、マイナスからの出発になってしまったという思いはありましたけれども、そこで養殖のホタテでもカキでも水揚げができない状態を回復するまで待っているとなると数カ月、数年単位で事業が停滞してしまうという思いがありました。何とかしなければと、とどまることは後退につながると思っていましたので、少なくとも一歩ずつでも歩きたいという思いから、今できるのは加工品だと。原料は地元のものは使えないけれども、ないものを言っていると果てしなくない状態になりますので、あるものは何だろうと考えたとき、ホタテ貝ですと青森、北海道等に生産の能力があると、そこから原料を調達して今まで少しずつやってきた委託事業を完成させようという思いでした。

菅原副局長
ありがとうございます。

達増知事
貝ひもというのは、発災前から目をつけていたのですか。

佐々木千鶴子
未利用資源という形にはなりますけれども、ホタテ貝というのは、私の父がやっていた当初ですと殻つきのホタテをそのまま全国の市場に出荷するという形態でしたけれども、それが徐々にごみの問題ですとか、あと自宅で調理しないとかになってきますと貝柱のみの要求、需要が非常にふえてきたということで、そうなりますと周りのランですとか、ひもがこちらのほうでお金を払って処分してもらっているというような状況でしたので、これがもったいないという思いが非常に強かったので、これを……

達増知事
好きな人はお金を出してでも食べたいというものですかね。

佐々木千鶴子
何か利用できないかというのがそもそもの発端でした。

菅原副局長
椎屋さん、最初のころは非常に山田の町の人々を心配するようなアクセスがいろいろあったようですけれども、最近の山田町の今の写真アップについてどんなリアクションがありますか。

椎屋百代
山田町の今であれば仮設店舗が少しずつ建ってきていましたので、例えばそこにどんなお店が入るのかという情報を結構知りたい方がいらっしゃるのです。ですので、今度は新しい店舗、この店舗が再開したよという形でお店の人が撮れるようであればお店の人と一緒に写真を撮ったりとか、そういった形で元気だよというのを伝えるようには今しております。

菅原副局長
湊さん、お仕事柄いろんな方の愚痴やらため息やらも聞こえてくるかと思うのですけれども、生活実感として町のほうの皆さんの変化というのは感じるところありますか。

湊正美
いろいろお話を聞くわけですけれども、余り命にかかわったような話まで聞いてしまうともうなかなか大変だということもありまして、ただ皆さんが素朴に町がいつから、例えば堤防がいつから手がつくのだろうとか、あるいは山を切って、住宅の用地として確保する、いつからやるのだろうとか、そういった先に対する不安といいますか、ただ単に水が来ない場所が、値段が上がっていく、うちを建てたいけれども、どんどん上がってくる、場所がない。そういったお話が不平と不満とすればそういうのがよく聞かれることですね。

菅原副局長
ありがとうございました。

達増知事
県のほうでも今度ちゃんと表にして発表するのですよね。

菅原副局長
そうですね、県土整備部とかが中心になりますけれども、復興に向けたロードマップというような名前で、最初は大まかな流れを、時間的なものをお示ししまして、それを今度は施設ごと、あるいは市町村ごととか、そういうふうにだんだん細かいものをお示しするようなスケジュールを考えておりました。

湊正美
そうであれば非常にわかりやすくていいですね。

菅原副局長
ありがとうございました。
それでは、一通り御意見をちょうだいいたしましたが、また引き続きまして、お一人5分ぐらいということで、今度は日ごろ活動なさっている中で、こういうところがちょっと困っているのだけれどもということとか、あるいはこれから先ですね、今後復興のために取り組んでいきたいなと思っていることなどを中心にお話をいただきたいと思います。また名簿順になりますが、佐々木さんからお願いしたいと思います。

佐々木千鶴子
まず、私の場合は地元の水産業の復興で、養殖ホタテ、カキが具体的にいつごろから出荷可能になるのかというのが非常に大きな事業の根幹をなすものではあります。これに対して的確な情報が欲しいということがあります。
あと今お話に出ましたように、堤防の問題にかかわると、私のところは堤防から2メートルくらいしか離れてないところに工場が建っていますので、その堤防をどういうふうに高さですとか、幅ですとか決めていくのかという情報がなかなか入ってこないということと、あと工場前の道路のかさ上げ問題が、地盤沈下によってかさ上げがなされるであろうという話がうわさばかりが先行してしまって、今後その場で事業を継続することに対して不安があるということです。これもまた的確な情報が欲しい、あるいはこちらが相談する場合にはどこを窓口にして相談に行けばいいのかというのが、当初ですと山田町のほうに参りますと、これは町ではなく宮古市ですよと言われ、宮古市に行きますと今度、市ではなく県ですよ、国ですよと言われてしまうと、私は一体どこに行ってこの相談をしたらいいのだろうと非常に不安でした。ですけれども、それを解決するのを待っていると事業がどんどん、どんどん遅くなってしまう、開始するのが。それでもう思い切って工場も直したわけです。今後これがどういう方向性で行くのかというのは、非常にこれもまた大きな問題であります。
あと事業を継続するということは、言ってみますれば資金繰りをどうするかということに尽きるということがあるわけですよね。そうなりますと、震災前に、例えばうちの水産加工業ですと冷蔵庫、冷凍庫、製氷機等の大物の設備に関してはリースを使っていたと。それがもう震災で跡形もないのにリース料はこれから払っていかなければならないという、これは個人の住宅の方もそうなのでしょうけれども、うちがないのにローンを払っていかなければならないという、こういう問題がなかなかうまく解決策が見つからないということと、あと雇用に関してなのですけれども、ハローワークのほうに申請をしてもなかなか人が集まらない。これは一体何なのだろうと、皆さん今すぐ働かなくても生活が成り立つのか、あるいは働く意欲を失ってしまったのか、これは私が今後、先ほど販路開拓に邁進しようと思っているという中には、やはり営業面も任せるような人も欲しいですし、あと実際商品を催事等で販売して、試食販売をやりたいと思っているのですけれども、そういうものも任せることができるような人材も欲しいと思います。ですけれども、なかなか人が集まらないというのが、これどんどん、どんどん、土地もそうでしょうけれども、人件費も値上がりしないと人が集まらないのかとなると、また経営を圧迫する要因にはなるのではないかという不安はあります。
以上の点が今現在抱えている問題です。

菅原副局長
わかりました。ありがとうございます。
それでは、椎屋さんのほうからお願いします。

椎屋百代
特に協会としてすごく困っているというところでもないかなとは思っているのですけれども、今年の夏に事業として物産館を仮設店舗ながらですけれども、立ち上げようということで、今取り組みを始めているのですが、先ほどまるきさんもおっしゃっていましたけれども、うちのほうもハローワークのほうに求人をかけていてもなかなか人材のほうがまだ採用のほうにまで至ってないという現状です。
ですので、私も同じようにそういった部分、なかなか人がどうして集まってこないのかというのもありますし、今やっぱりどうしても人手不足というのは抱えている問題としては大きいところなのかなということはございますけれども、観光協会員としては今後ともに山田の情報を発信していくことが使命と、観光のほうはちょっとまだなかなか手をつけるわけにはいかないですので、それは待つとして、できることから始めようということで今動いておりますので、今後ともブログのほうは毎日できる限り新しい情報を更新していくということと、あと山田町が変わっていくというところをどんどんPRして、少しでも復興していった山田町に、また改めてお客様が来ていただけるような体制をとろうということで邁進していこうとは思っております。

菅原副局長
ありがとうございました。
それでは、橋場さんのほうからお願いします。

橋場明彦
まず、私どもふ化場、漁協にも、定置業者、漁業者含めてなのですけれども、まず復旧、復興事業自体の部材なり、職人の方々が不足している状況にあります。工期どおりに工事が進まない実情でありまして、補助事業の制約が大きいものですから、震災後の状況では、やりたくてもやれないという状況であります。大沢ふ化場、関口川ふ化場が甚大な被害受けまして、それを集約して織笠川上流に第2ふ化場を建設しようとしているのですけれども、それで部材の調達が思うようにいかないという情報が入っているもので、年度を越えてまでの工事になるかもしれないという不安なところがあります。
あとは人材含めてですけれども、回帰率向上させるために今回夢プロジェクト事業というのが釜石を中心になされて、サケについては山田湾をベースに進められるということで協力したいなと思っています。
あと町のほうから若手技術者の育成という補助事業委託を受けまして、2人ほどめどをつけまして、何とか供給してまいりたいなと。秋にはそれなりのひとり立ちしてもらって回帰率と、いい稚魚を採卵して放してやりたいなと、そういう気持ちでいます。

菅原副局長
ありがとうございます。
それでは、湊さんお願いいたします。

湊正美
実は午前中もグループ補助金の説明会に行ってきたのですけれども、どうしても基盤となるそういった企業を中心にまずやるというのは、それは当然のことだと思っています。私は多分商業者の代表で来たのだなと思っています。
山田町の中心市街地をつくるのに五、六年あるいは七、八年とも言われています。そういった補助の問題で当然先に受けられた方は当然いいとして、今後例えば五、六年たった後にそういう補助というのはないような気がするのです。でも、我々は非常に零細な企業であります。グループも組めないような、そういった企業でもあります。そんなものですから、できれば今申請しようとしても、利用する土地がないものですから申請のしようがないというのがあります、実際のところ。ですから、何とかかさ上げしてからもそういう何らかの補助があると非常にありがたいなと。そうすれば、先にいただいた方もねたまれないで済むなというような、非常に皆さんに不公平感があるというのが零細業者にとっては、そういう感も持っていることも否めないなと、そういうことも感じています。

菅原副局長
ありがとうございました。
それでは、ただいま現状あるいは今後における課題のようなことをお話しいただきましたけれども、知事のほうから何かございますか。

達増知事
これは幾つかの件はわかる人からもうすぐにでも答えてもらえばいいのではないですか。ハローワークで人が集まらないという共通の課題とか、あとはリース料というのも二重債務問題的に仕組みに当てはまるのか、あとは建設関係の部材、人材不足問題が今どんな状況なのか、あとはグループ補助とか、仮設店舗とか、とりあえずの復旧的な事業が今あるけれども、まちづくりのプロセスが進んでいくにつれて、その後さらなる追加という事業がないかというようなことについて、それぞれ。

菅原副局長
橋場さんのほうから建設の関係の部材とか、技術者が足りないのではないかという話ありました。それは公共の復旧工事とか、そちらのほうでも問題にはなっていまして、国と県と市町村が同時並行的に、幾らかずれはありますが、公共事業が随時大きな問題が発注されていくものですから、その辺は県のほうでも心配をしておりまして、あとは建設業界のほうでも、例えば生コンとか、砂利が足りないのではないかとかといったこと言われております。行政のほうでは、県が中心になりまして、それぞれの発注者の間でのそういう情報交換の場を設けておりまして、ついこの間、多分初会合ぐらいが行われたぐらいだと思うのですけれども、お伺いしてみれば、いわば民間の工事になるわけですね、ふ化場建設となりますと。そこの民間需要のところまで考慮した話し合いをしているかどうかというのはちょっと私も自信ないものですから、その辺は民間需要との兼ね合いをどう考えるかということについては、私もちょっと県の本庁のほうにもお話をしてみたいと思います。確かに公共事業をスムーズにやるためにということではやっているのですが、民間需要のことはちょっと頭になかったかなと思っております。
それから、ハローワークに求人を出しても集まらないということについてですが……

達増知事
民間のことも個人で家を直すとか、工場を建てるとかもそうなのですけれども、それぞれ大事なので、どうしても少なくなってきている資材や職人さんの一種とり合いみたいな格好になるのですが、一つはやっぱり団体を活用して漁協とか、工場でも水産加工の組合みたいなものとか、あとは理容組合もそうなのですけれども、そういったところから県なりに言っていただくと、そこできちっと相談の体制になり、今はまだそういう団体の相談のベースはできてないのですけれども、そういうところも視野に入れて、どのくらい足りないという情報も公共事業だけの情報だけでなく、そういう民間分野の足りない情報もあわせた上で公共事業については内陸もこの辺まで広げて入札エリアを広げなければならないなとか、他県からもこのぐらい入ってきてもらわなければなというようなのがわかってくると思うので、そういうのをやっていきましょう。

菅原副局長
では、今日県の復興局のほうからも職員が参っておりますので、では。

復興局産業再生課伊藤総括課長
では、今の件について何点から私のほうから答えさせていただきたいと思います。
まず、雇用の問題でございます。アンケート調査してみますと、男性については正職員として雇っていただきたいと、そういうような意見が多いのでございます。ですから、現在の状況として、正職員として雇うような雇用の数がどうも少ないやに言われてございます。その部分で、一つは雇用のミスマッチが生じている部分があるかなと。
それから、女性の方々については、パートで仕事をしたいという方々の意見が多いようでございますので、その方々については職につくポテンシャルのはあるのかなとは思っておりましたが、雇用保険の失業給付がこれまで支給された関係上もございまして、それをまだ受けている方々がいらっしゃるはずですが、6月までにかけてどんどん切れてきておりますので、ある程度雇用の量もふえてくることはあるのではないのかなと思ってございました。
また、県の中に事業型の雇用の基金がございまして、1人当たり3年間で225万円を支給できる制度がございます。これを活用していただいて、賃金に少し上乗せするような形で募集してみますとある程度求人は何とか賄えてくるのではないかなと思っております。
それから、二重債務についてでございますが、各商工会に相談センターというものがございますので、まずはここに相談していただければ、債務の買い取り等の機構というのが2つほど設置されてございますので、相談センターで相談して再検討が可能ということであれば債務の買い取り等のシステムがございますので、こういうところを活用していただければなと思っております。
それから、もう一つ、グループ補助、今後どうなるのかという話でございましたけれども、先般平野大臣が本県に来たときに、これ大船渡市でございましたが、こういう要望等もございまして、グループ補助については要望が多いので、今後とも何とか手当てしていきたいというような話はございました。ただ、これは多分当面の話だと思います。四、五年をしゃべったのではないんじゃないかなと思っておりますので、もちろんそういうところで必要性がありますれば、県としても今後も引き続き要望してまいりたいなと思っております。
以上でございます。

菅原副局長
それでは、私からですが、佐々木さんのほうから相談の窓口がなかなかわかりづらいというようなお話もありましたが、県のほうで実は振興局のほうに被災者相談支援センターという窓口を設けております。山田のほうにも3カ所にサブセンターというのを実は置いてありまして、若干PRが不足していたかもしれませんが、そこにおいでいただけますと、そこの相談員がご相談にお答えできる分にはいいのですが、もし専門的な内容のご相談であれば弁護士とか、あるいはファイナンシャルプランナーとか、建築士とか、そういった専門の相談を受ける曜日なども設けでございますので、そのあたりをご紹介したいと思います。
あとは湊さんのお話とか佐々木さんのお話の中でまちづくりとの関係でなかなか事業をどのようにこの先やったらいいかががなかなか見えにくいというようなお話があったかと思うのですけれども、私どもが押さえているところでは、山田町さんのほうの復興計画は12月にもう策定済みにはなっておりますけれども、いわゆる地区別の詳細な計画、こちらを現在詰めていらっしゃるというふうに聞いております。新聞にも載っていましたが、大沢地区とか大浦地区のアンケート見ていますと、被災を受けたところをかさ上げしてというよりは高台のほうを希望する方が多いようだとか、あるいは復興公営住宅、災害公営住宅よりは自力の自宅再建の方が多いとか、アンケートをとるごとに若干動きがあるようなのです。その辺のこともあるかと思いますが、もし山田町さんのほうで差し支えのない範囲で、今後の地区ごとのまちづくりの計画の見通しとか、その辺どんなスケジュール感になっているでしょうか。

甲斐谷山田町総務課長
私、総務課長の甲斐谷と申します。今副局長のほうからお話があったように、計画の基本線は12月に策定したわけです。今後これからの詳細については各地区を回って、個々の希望を聞いて、できるだけ合意した形で地区ごとの計画の詳細を詰めていくということで、復興推進課のほうが中心になって、今後それを詰めていくところでございます。ただ、それぞれ10人が10人いろいろな意見がありますので、この協議の進みぐあい、合意の形成次第によってずれ込んでいく可能性がございますが、基本的にはここ2年ぐらいの間で詰めていきたいような方向性を持って各地区に個々職員がそれぞれ入って詰めていくということを考えてございます。
大体私のほうからは以上のようなところです。

菅原副局長
ありがとうございました。
それでは、一応一通りはご発言をちょうだいいたしましたが、皆様からのお話、県あるいは町からのコメントございましたが、せっかくでございますので、御出席の方からこんなことはどうかなというのがもしございましたらお願いしたいと思います。
どうぞ、橋場さん。

橋場明彦
まず、お願いも含めましてなのですけれども、まずサケ漁業において、本当の震災被害は22年度の3月11日にやむを得ず放流した稚魚の回帰のことなのですけれども、これが回帰するのは平成26年、27年になるわけでありまして、次の資源を支えるために稚魚生産の卵が不足するのではないかというふうに心配しているところであります。
そこで、先の話ですけれども、そのときは県が主体性を持ってサケ増殖を守るように努めていただきたいなと、そう思います。まず、岩手県の沿岸はサケが帰ってこなければ生活できないものですから、ひとつ復興の意味もありまして、よろしくお願いしたいと思います。
あと私どもふ化場におきまして、今月の26と27日に小学生を主にした放流会を催すところであります。これを復興の第一歩としてやりたいなと、そう感じているところであります。
あと補助事業ですけれども、何せふなれなところから始まっているもので、制度の緩和なりしていただいて、現場でがんばっている我々に行政の窓口も含めてお願いしたいなと思います。

菅原副局長
いずれ補助事業等につきましては、振興局はもちろん、市町村のほうも、国のほうも皆様にわかりやすいように親切に、丁寧にご説明をしたいと思いますし、お手伝いできるところがあれば遠慮なくお申し出いただければと思います。あとは4年後のサケの回帰がご心配ということでございますが、その辺は結果を見てからの対応になるのか、それをある程度見越して準備をしておくのかというあたりがあろうかと思いますので、こちらのほうは私のほうで持ち帰りまして、一度水産振興センターのほうにこういった御意見がありましたということはお伝えしたいと思います。ありがとうございました。

佐々木千鶴子
ちょっと補助事業というか、グループ事業等を受けてきての感想なのですけれども、私たち自営業者というか、このグループ事業を受けた各事業主ほとんどが自営業者のトップでありながらも従業員と同じような仕事をしてなければ経営が回っていかなければならない、非常に小さな企業なわけですよね。そうしますと、補助事業等を申請しようとするときの書類の多さ、それを仕上げるまでに非常に労力を使うというのがもう次から次から提出しなければならない書類が多いというのをもうちょっと簡素化できないのかという思いがあるのですけれども。

菅原副局長
そこは簡素化できるものは簡素化すべきだと思っております。ただ、それぞれの書類にはそれなりにお出しいただく意味合いが実はあります。また、私どもが皆様に補助なり、助成なりする場合に、その資金というのが結局は国民から、県民からいただいている税金が回り回ってということがございますので、その辺の使い方、使い道なりがきちんとしているのかどうかということをまた説明する責任を私どもあるわけですので、その辺の兼ね合いでシンプルにできるものはシンプルにしながら、きちんと説明責任を果たせるようなところの折り合いをつけていければなと思っております。
はい。

湊正美
これからいろいろ町を直していったりすることをいろいろ説明してくださるというお話だったのですけれども、もっと素朴にとりあえず堤防を何とかしてくれないかなというような、難しい話ですけれども。そして、今何の工事をしているのだろうというのがわかれば、町民の皆さんが、今こうやって少しずつ復興していくのだという実感がわかると思うのです。それがなくて、何かわからないけれども、工事が始まって、いっぱいどこかの業者が入ってきて、これから何するのだろうと皆さんがわからない状態です。それよりも何かわかって、少しずつ復興に向けて進んでいるのだなという実感をわからせるような説明というか、この工事していますよみたいなものがあると皆さんがもっと安心するのではないかなという感じがします。

菅原副局長
わかりました。
椎屋さんのほうからお話しいただいたので私も感じたのですけれども、こんなふうに町の復旧、復興が進んでいますよということを内外にお知らせするというのは非常に励みにもなりますし、わかりやすくていいなと思いました。
今湊さんからおっしゃられたこともそのとおりだと思っております。私も日ごろ振興局の各所長たちには一歩でもいいと、小さい一歩でもいから、何かをやったらば必ずそれを発信しなさいということで報道関係の方々にもご協力を得ながら情報をきちんとお伝えするように今後とも努めてまいりたいと思います。こういう工事を始めましたという途中経過でもいいと思いますので、そこは心していきたいと思います。ありがとうございました。
それでは、一通りお話は出たかなと思いますが、あと若干時間ございますが、この際でございますでしょうか。
ありがとうございました。あとは佐々木さんのご発言で印象に残りましたのは新しい分野に挑戦するということがあったかと思いますが、今あるいろいろを生かしていくということの大切さとか、あとはふだんあるもので何となくその価値に気がつかないでいるもの、そこに価値を見出していくといったようなことも大切な視点ではないかなというふうに感じたところでございます。ありがとうございました。

知事所感

菅原副局長
それでは、最後になりますが、知事のほうから所感があればお願いいたします。

達増知事
それぞれの分野を最先端で切り開いている皆さんでありますので、話の中身も非常に具体的で、この場をそういった情報、意見交換、また解決への一歩という形に建設的なやりとりができて非常によかったと思います。いつでも県の振興局やサブセンターのほうにも気軽にいらしていただければいいと思いますし、何かあれば私に直接でも構いませんので、どんどんお伝えいただきながら、県も町や、また国とも一緒になって行政がフルセットで被災地、被災者に寄り添いながら復興を進めるというスタンスでありますし、また行政と民間、企業、団体、個人が一緒になって復興を進めていかなければならないと思いますので、がんばってまいりましょう。今日はありがとうございました。

閉会

菅原副局長
それでは、皆様、本日は大変貴重なお話をいただきましてありがとうございました。
これをもちまして、県政懇談会「がんばろう!岩手」の意見交換会を終了いたします。ありがとうございました。

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