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岩手フロンティア懇談会(平成21年10月29日)

ID番号 N5379 更新日 平成26年1月17日

懇談記録の概要版です。なお、懇談記録の詳細は、以下のページをご覧ください。

懇談会の様子1

  • 対象地域:沿岸広域振興圏
  • 日時:平成21年10月29日(木曜日)
  • 場所:大船渡地区合同庁舎
  • 出席者
    参集者
    及川 廣●(及川冷蔵株式会社 専務取締役)
    村上 芳郎(酔仙酒造株式会社 常務取締役)
    川端 学(株式会社川喜 取締役、新規就農者)
    伊藤 徳蔵(株式会社伊藤商店 専務取締役)
    下窪 廣輝(ミニ産直農家の会 会長)
    梅木 達也(しいたけ生産者)
    県側
    達増知事
    高橋大船渡地方振興局長
    若林釜石地方振興局長
    田山宮古地方振興局長

「地産地消や販路開拓などによる一次産業の振興」をテーマに、沿岸地域で農業や農林水産物の加工・販売などをされている方々と知事が懇談しました。

出席された方々の主な発言内容

及川廣●

及川冷蔵という魚屋をやっていて、市場に揚がったものを買い付けて、主に原魚のまま冷凍して出荷しているが、自社で製造する加工食品も手がけている。
それとは別にインターネット通販をしているが、魚だけでなく野菜やお菓子など岩手のものをまるごと送れる店にしたいと考えている。こだわって有機栽培や無農薬で農業をやっていて、自分で食べるには多くとれるが普通に売るほどの量ではないという方たちの産物を販売させていただければ、その方々のお役にたてるのではないかと思っている。

村上芳郎

日本酒と焼酎を主に造っていて、原料は一部の契約栽培を除いてほとんど県産米を使っている。お客様のニーズに合ったお酒を模索している中で、アピオスという栄養価に富んだ農産物と出会い、これを原料に東北初の本格芋焼酎が造れないか研究している。
アピオスを栽培しての焼酎作りは、この地域の休耕田の活用や新たな特産品の創出、障がい者の方々に雇用の場が提供できるかもしれないということで、その研究に取り組んでいる。

川端学

釜石で生麺中心に製造販売していて、岩手県の原料に付加価値をつけて関東市場の高級デパート・スーパーなどに販売している。お客様からの要望もあり、耕作放棄地で地元産のソバの栽培に取り組んでいる。
販売先については、釜石沿岸地区中心でルートセールスしていたが、紹介された東京の個人スーパーで実演販売を、採算的に大変苦しかったが、岩手の資源にこだわり化学調味料を使わずに、地道に泥くさく続けてきた結果、東京での売り上げが伸びた。

伊藤徳蔵

年間通して海藻を主体とした製品の販売、旬の素材を冷凍して原料としての販売をしているが、サンマのみりん干しやイカの塩辛なども加工して販売している。振興局水産部のかけ渡しで、養殖昆布をロープごと全部買い取る契約栽培を始めて2年目になり、漁師さんには非常に喜んで前向きに取り組んでいただいているが、問題点も浮かび上がったのでお互いに勉強しながらいいものをつくっていきたい。
販売先は、最近では大手量販店というよりは小規模な店舗とか、いろいろ親身になってやっていただける顔の見えるお客さんとの連携を進めている。

下窪廣輝

ミニ産直を2つつくった。はじめの田老道の駅「やませの丘」では、海産物と地魚に主力を置き、売り上げを伸ばすことだけ考えていたが、まちの中の買い物難民というのが目に付いてきたので、宮古のまちの中に小さな産直を出した。ここでは、山間地の担い手後継者のためにも、何とかうまくやっていこうと思っている。
まちの中の産直では、安心、安全を看板に入れて、普及センターと一緒に勉強しながら低肥料のものを継続して提供したところ、虫食いのものが売れるようになった。

梅木達也

シイタケ専業で34年になるが、生産量と単価が不安定であるという問題点があり、何とかしなければということで直接消費者に売る手だてというものを真剣に考えるようになってきた。宮古地方のシイタケを地域ブランド化に結び付けたいと、生産者と振興局が取り組んでいる。
自分でつくったものを自分で食べるのが最大の安心、安全で、つくった人が直接消費者に売るのがその次だと思うので、本当の自然食品である原木シイタケを、顔の見える範囲内で販売してやっていけるように進めていきたい。

知事から

  • 岩手の地域資源、すぐれた海の幸、山の幸を発掘し、また育成して全国で勝負できるような希望を持ってやられていることは大変素晴らしいと思うし、その売り方、販路をいろいろ工夫されていることや、担い手を引っ張ってきたり育てたり、その可能性を開いているところが、頼もしいし素晴らしいと思った。
  • それぞれの活躍、エッセンスがよくわかって大変参考になった。また、皆さん方も参考になったのではないかと思う。このメンバーで第2回、3回という予定はないが、同じ方向に向かう同士であるから、さらなる発展、充実目指して頑張っていきたいと思うので、よろしくお願いしたい。

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