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いわてグラフ3月号(第741号)テキスト版

ID番号 N21985 更新日 平成29年8月23日

表紙

いっしょに育む 希望郷いわて マガジン
いわてグラフ 2014年3月号
第741号 平成26年3月1日発行(年5回発行)
表紙  県立宮古工業高等学校機械科津波模型班
未来に継ぐ、防災の大切さ

2ページ

今月の表紙
継ぐ(つぐ)

先輩から後輩へ受け継がれる防災への思い

県立宮古工業高等学校 機械科 津波模型班

宮古工業高校機械科津波模型班は、平成17年度から3年生の課題研究として、「津波模型」を製作しています。これまでに宮古市田老地区や山田町など10基を製作し、現在は、釜石市の模型を手がけています。  
生徒を指導する山野目弘(やまのめひろし)先生は、「震災は大きな被害をもたらしましたが、それ以前から小さな津波によって養殖などの水産施設に被害が起きていました。沿岸にある工業高校として、津波模型で被害を予測したり、防災に生かしたりすることができるのではと考えたのが、模型作りの始まりでした」  
被害の予測には、正確な模型が必要と、等高線入りの地図や航空写真を基に、ベニヤ板や紙粘土で製作。津波に見立てた水を流し、実際の津波と同じような状況を再現します。  
荒矢芳樹(あらやよしき)さん(3年)は、「県内外の小・中学校やイベントでの実演を行っており、すでに90回を超えています。実際に津波がどのように浸水してくるのかを知って、避難経路を考えるなど、防災に生かしてもらいたいです」と言い、津波による人的被害が軽減されることを願っています。  
今年1月、3年生から2年生への「津波模型の伝達式」が行われました。震災から得た教訓と共に、防災への思いが、先輩から後輩へと受け継がれていきます。

[写真キャプション]機械科津波模型班の生徒たち。津波防災意識を高めるための実演会などの活動が認められ、昨年9月に「防災功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しました。
[写真キャプション]「現在製作中の釜石市の模型。
 

目次

いわてグラフ2014年3月号 第741号 
平成26年3月1日発行(年5回発行)
03 特集 震災から3年 復興実施計画の進捗状況
10 未来ヘキラリ駆ける人
12 復興に向けてできることをひとつずつ!
13 県施設のイベント情報   アンケート・プレゼント
14 岩手県からのお知らせ・災害関連インフォメーション
16 いわての魅力~世界遺産・平泉~  

3ページ

今年は“本格復興推進年” 県民ひとつとなって進んでいきましょう

3月11日、あの東日本大震災津波から、3年が経ちます。 大震災津波で貴い命を落とされたかたがたに、謹んで哀悼の意を表します。
また、応急仮設住宅等で不自由な生活を送られているかたがたをはじめ、被災者の皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
そして、岩手の内外から復興を支援いただいている大勢の皆さまに厚く感謝いたします。  
昨年まで、「安全」「暮らし」「なりわい」の3つの原則に基づいて復興の基盤づくりに全力で取り組んできました。その結果、災害廃棄物の処理に完了の目途が付き、建設予定の災害公営住宅のうち約6割の用地を取得して事業が進み、水産業の水揚げ量は平年の約7割まで回復しています。三陸鉄道も全線が復旧します。  
また、昨年は、三陸ジオパークが日本ジオパークに認定されたこと、国際リニアコライダーの国内建設候補地が北上山地に一本化されたこと、「あまちゃん」が全国のお茶の間をにぎわせたことなど、岩手の力が大いに高まりました。  これからは、これまでの成果を土台として、被災者一人ひとりが安心して生活を営むことができ、将来にわたって持続可能な地域社会の構築を目指す「本格復興」に取り組む期間です。  
その1年目となる今年は、「本格復興推進年」です。県の復興計画に掲げる復興の目指す姿、「いのちを守り 海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造」を実現するため、一人ひとりが復興に参画し、県民がひとつとなって進んでいきましょう。
岩手県知事 達増拓也  

4ページから9ページ

特集
震災から3年 復興実施計画の進捗状況

復興実施計画第1期の歩み

「復興加速年」と位置付けた平成25年。社会基盤の復旧・整備、安定した暮らしに向けた支援など、本格復興につながる取り組みが急ピッチで進められています。

安全の確保 

まちづくりと一体となった道路・鉄道の早期復旧・整備が進んでいます。 

災害廃棄物の処理 

●災害廃棄物は、昨年12月末現在で、525.3万トンのうち506.1万トン、96.3%の処理が終了し、今年度中の完了を目指しています。
[写真キャプション]山田町船越地区災害廃棄物処理の様子 

交通ネットワークの整備 

●三陸沿岸道路と東北横断自動車道釜石秋田線が、全線で工事着手され、早期全線開通を目指しています。
●三陸鉄道が今年4月に、北リアス線・南リアス線の全線で運行を再開します。
[写真キャプション]昨年10月13日に開通した三陸沿岸道路の普代道路(延長4.2キロ)。所要時間の短縮・走行安全性の向上、地域間の連携強化が図られるものと期待されます。  

放射線に関する対策 

●生活空間の放射線量を県内10カ所のモニタリングポストで24時間体制で常時監視しているほか、県内の公園などでもサーベイメーターによる測定を毎月行っています。
●県内産の農林水産物や、学校給食の食材などについて、計画的に放射性物質濃度の検査を行っています。国の基準値を超えた場合、当該市町村や出荷団体に対し、出荷の自粛を要請しています。
●風評被害対策として、県産品の魅力を消費者に向け発信するなど、販売機会の拡大に取り組んでいます。 

待ち望んだ全線再開 三陸の復興の一翼を担う

[写真キャプション]三陸鉄道 代表取締役社長 望月正彦(もちづきまさひこ)さん
 三陸鉄道は3カ年の復興計画が予定どおりに進み、今年4月5日に南リアス線の吉浜-釜石間、4月6日に小本-田野畑間で運行が再開し、全線で運行再開となります。  
震災後、運休により減少した運賃収入を補うために、オリジナルグッズを販売したり、「震災学習列車」や「お座敷列車」を運行するなどしてきました。  
望月正彦社長は、「鉄道は地域の足であり、地域の活性化に必要。その思いで社員と共に全線運行再開を目指してきました」と話します。今後は、駅を中心としたまちづくりにも力を入れ、地域振興と三陸の観光の一翼を担っていきたいと意欲を見せています。
[写真キャプション]昨年、クウェート政府からの支援を活用して投入された新車両。4月の運行再開を機に、さらに5両の新車両が投入されます。  

なりわいの再生 

水産業、農業、商工業の再建、観光の活性化に向けた取り組みが行われています。
[写真キャプション]陸前高田市脇之沢漁港では、カキの出荷最盛期を迎え、出荷作業が行われています。

漁船、養殖施設の復旧・整備

●漁業活動の早期再開に向けて、漁船の漁協による一括整備を進め、漁船の数は7割ほどまで回復しています。
●養殖施設の復旧整備が進み、養殖生産量が回復してきています。

サケふ化場、アワビ等種苗生産施設の復旧・整備 

●さけふ化場の復旧整備と放流経費への支援に取り組み、稚魚放流数は9割ほどまで回復しています。
●アワビ等種苗生産施設の復旧整備が進み、ウニは平成26年度、アワビは27年度には震災前を上回る種苗放流体制が整います。 

魚市場、水産加工場などの復旧・整備

●魚市場や製氷・貯氷施設、冷凍・冷蔵施設、加工処理施設の復旧・整備を支援し、水産加工業の被災事業所の約8割が事業を再開しています。 

漁港の復旧 

●県管理漁港31漁港全てで本格復旧工事に着工し、4漁港の復旧が完了。平成25年度内に8漁港の復旧を目指しています。 

商工業の復旧・復興

●岩手県産業復興相談センターおよび、株式会社東日本大震災事業者再生支援機構では、二重債務問題の解決を図るため、236事業者に対し支援を決定しています。(平成26年1月24日時点)
●「あまちゃん」放映を契機とした県北・沿岸地域への誘客に取り組みました。引き続きPRを展開していきます。

岩手の漁業を守るため最善を尽くす

[写真キャプション]下安家漁業協同組合 参事 島川良英(しまかわよしひで)さん
 下安家サケ・マスふ化場の島川良英参事は、津波が施設を押し流していくのを見ながら、復旧・復興に向けた計画を立て始めたと話します。「岩手の漁業を守るためにも、秋サケ漁に間に合わせなければと思いました」と島川参事。「資材不足などの厳しい状況の中、施設を早く稼働させるために、組合員と力を合わせ修繕に励むと同時に、以前よりも良い稚魚を多く育てられるように、設備の改善も行いました」  
現在は震災前と変わらない数の稚魚を放流しています。今年は震災の年に放流したサケが川に戻る年。1匹でも多くのサケが戻ってくることを期待しながら、たくさんの稚魚を放流できるよう、飼育管理に取り組んでいます。
[写真キャプション]復旧した飼育池。ここで育った稚魚たちが、おおむね4年後に回帰して、県内のサケ漁に多くの水揚げをもたらします。 

暮らしの再建 

災害公営住宅や医療施設などの暮らしを支える施設の整備に全力で取り組んでいます。 

住宅の整備・再建

●災害公営住宅については、昨年12月末現在で323戸が完成し、1,163戸が工事中。平成28年度までにおおむね6,000戸の完成を目指しています。
●自宅が全壊した被災者世帯などに対し、持ち家による住宅再建を支援する被災者住宅再建支援事業が行われています。また、沿岸各地では、住宅再建相談会を開催しています。  

医療・社会福祉施設などの整備 

●被災した医療施設の修繕や移転新築、医療機器の再取得など、診療再開のための支援を継続しています。また、被災地における医療従業者の確保のための各種事業を実施しています。
●被災した高齢者福祉施設の修繕や移転整備、備品の再取得などを支援し、多くの施設が運営を再開しました。
●被災した保育所や児童館などの修繕、移転整備などを支援しました。現在も施設の早期復旧に向けた取り組みを進めています。
●居住環境の変化に対応した介護予防や介護サービスを円滑に提供するため、リハビリテーション活動の支援、地域包括支援センター業務の支援を行っています。
[写真キャプション]洋野町八木防災センター隣に、新しい子育ての拠点として今年開所した、町立八木保育園。 

雇用の場の確保 

●震災などで仕事を失った方に対し、次の職を見つけるまでの短期の雇用・就業機会を創出する「緊急雇用創出事業」を行いました。
●産業の振興と雇用の創出を一体として行う「事業復興型雇用創出事業」では、県内の事業所による、被災者の長期・安定的雇用の支援を継続しています。
[写真キャプション]企業や店舗の営業再開や業務拡大などにより、雇用の場が増えています。(大槌町・株式会社伊藤商店、塩蔵ワカメ製造の様子) 

被災者の支援

●生活支援相談員による応急仮設住宅や在宅の被災者に対する生活相談をはじめ、安否・見守り活動を継続しています。また、複雑多様化するニーズに対応し、円滑な支援を行うため、各市町村や社会福祉協議会,民生委員との連携に力を入れています。
●今後本格化する災害公営住宅への転居に伴う新たなコミュニティづくりやニーズに対応した支援をしています。高齢者の生きがいづくりや訪問交流活動を行い、高齢者による社会活動を促進しています。
●各地に被災者相談支援センターを設置し、生活再建や法律問題などさまざまな相談に応じています。  

こころのケア 

●こころのケアセンターでは、地域の関係機関と連携しながら、こころの健康に関する相談や訪問、住民への健康教育、人材育成などを行っています。
●スクールカウンセラーの配置に加え、巡回型カウンセラーを11名に増員し、ケアや相談を行っています。 

教育 

●昨年12月現在で18の公立学校が自校以外を使用しています。多くの学校は、平成27年度内の移転復旧の完了を目指しています。
●県内全ての公立学校で、震災津波の体験から得た3つの教育的価値(【いきる】【かかわる】【そなえる】)を育てる「いわての復興教育」に取り組み、岩手の未来を担う人材を育成しています。
[写真キャプション]山田町で平成25年度内の完成に向けて移転新築が進む、町立船越小学校。新たに防災学習室を設けるなど、災害に強い学校を目指しています。 

暮らしの基盤となる災害公営住宅の建設が進行中 

[写真キャプション]岩手県県土整備部 建築住宅課総括課長 澤村正廣(さわむらまさひろ)さん
 平成23年度は、被災者の当面の住まいを確保するために応急仮設住宅が建てられましたが、昨年度から恒久的な住まいである災害公営住宅の建設が行われています。現在、県整備2850戸、市町村整備3188戸、合計6038戸の建設が予定されています。  
「地域や被災者のニーズを取り入れた災害公営住宅の設計・建設を行っています。例えば野田村の門前小路第2地区では、一部木造2階建てで計画しましたが、被災者からの要望もあり全て平屋建てに変更し、高齢者が安心して暮らせる間取りとなっています」と県土整備部建築住宅課の澤村正廣総括課長は話します。  
県内では、平成26年度に約1500戸、平成27年度に約2800戸の完成を予定。「工事用資材や人材の確保など課題はありますが、工事が円滑に行われるよう、関係部署などと連携をとって進めていきます」と澤村総括課長。今後も被災者が安心して暮らせる、良質な災害公営住宅を整備し供給していきます。
[写真キャプション]釜石市平田に完成した災害公営住宅。鉄筋コンクリート7階建で、1LDKから3DKまで整備。車いすに対応した部屋もあります。
[写真キャプション]野田村の門前小路第2地区の災害公営住宅。今年2月から入居が始まっています。 

復興実施計画第2期に向けて 

県の復興実施計画では、平成23年度から25年度までの3年間を「基盤復興期間」と位置付け、緊急的な取り組みや復興に向けた基盤づくりを行ってきました。平成26年度からは「本格復興期間」に歩みを進めます。被災者が1日も早く安定した生活を取り戻すことができるよう、本格復興に向けた取り組みを力強く進めていきます。  

本格復興への取り組みを力強く推進

平成26年度から28年度までを期間とする復興実施計画(第2期)においては、これまでの取り組みの成果と課題を踏まえ、「『安全』の確保」、「『暮らし』の再建」、「『なりわい』の再生」の3つの原則に基づく「本格復興」の取り組みを強力に推進していきます。  
また、地域の社会経済の持続的な発展のため、長期的な視点に立ち、将来にわたって持続可能な、新しい三陸地域の創造を目指す「三陸創造プロジェクト」の具体的な取り組みも同時に進めていきます。  

安心して生活でき、将来にわたって持続可能な地域社会を目指して 

これまでの取り組みの成果を土台とし、「被災者一人ひとりが安心して生活を営むことができ、将来にわたって持続可能な地域社会の構築を目指す『本格復興』」の実現を目指しています。そのため、地域の社会経済活動の基盤となる復興まちづくり、被災者の生活の安定と住宅再建、水産業をはじめとした地域産業の再生に向けた取り組みを力強く進めていきます。  
取り組みを進めるにあたっては、地域の住民一人ひとりが主役となって、若者・女性などをはじめとした地域社会の担い手の参画や多様な主体との連携、地域資源を発掘・活用することで地域社会を持続させていくことが重要と考えています。第2期は、「参画」「つながり」「持続性」を重視し、復興の取り組みを進めていきます。

三陸創造プロジェクト

 東日本大震災津波により甚大な被害を受けた三陸地域の早期の復旧、復興はもとより、長期的な視点に立ち、多くの人々をひきつけ、多様な人材が育まれる、将来にわたって持続可能な新しい三陸地域の創造を目指す取り組み。三陸らしい個性豊かで競争力のある産業を構築する「さんりく産業振興」プロジェクトや、三陸ジオパークなど三陸地域の魅力向上に取り組む「新たな交流による地域づくり」プロジェクトなどを進めていきます。 

安全の確保 

まちと暮らしを守る防潮堤の建設が進む
宮古市高浜地区海岸
[写真キャプション]岩手県沿岸広域振興局 土木部 宮古土木センター 復興まちづくり課 主査 福沢義之さん
 宮古市高浜地区では、復旧延長976・1メートル、高さT・P(注 T・Pとは、全国の標高の基準となる海水面の高さ 注終わり)10・4 メートルの防潮堤の復旧工事が行われています。現在、南側482メートルが施工中で、平成27年8月の完成を目指しています。防潮堤は人命を守るために必要な高さを備え、津波による洗掘を防止する対策や地盤の液状化対策を施しています。  
宮古土木センターの福沢義之主査は、「工事用資材や人員を確保しつつ、関係部署と調整し工事が滞りなく進められれば」と話します。今年3月には北側494・1メートルが着工し、平成27年度の完成を目指しています。
[写真キャプション]高浜地区の防潮堤工事現場。既設の防潮堤を覆うように新しい防潮堤が造られます。

なりわいの再生 

地域の再生を目指し新たな商店街づくりに意欲
おおふなと夢商店街
[写真キャプション]おおふなと夢商店街協同組合 理事長 伊東修さん
 大船渡市では、JR大船渡駅周辺を災害に強くにぎわいのある中心市街地とするまちづくり計画が進められています。この整備計画に伴い、約30軒の仮設店舗が集まる「おおふなと夢商店街」では、本設店舗の建設に向け準備を進めています。現時点でこのエリアへの入居を希望しているのは、隣接する大船渡屋台村、プレハブ横丁を合わせると50~60事業者。おおふなと夢商店街協同組合の伊東修理事長は「物販や飲食店がまとまれば、利便性の高い商店街になるのでは。被災地での新しい商店街づくりを成功させるよう、事業者同士で力を合わせていきたいです」と意欲を見せ、平成28年度中の本設店舗建設を目指しています。
[写真キャプション]新たな商店街づくりに積極的に取り組んでいる「おおふなと夢商店街」の人たち。 

暮らしの再建 

垣根を越えた連携で被災者の見守り活動を継続
地域コミュニティ復興支援機関・団体等連絡会議
[写真キャプション]釜石市復興推進本部生活支援室長 大久保孝信さん
 釜石市では、平成24年度から応急仮設住宅を巡回している復興支援機関や団体が集まり、月1回の連絡会議を開いています。参加しているのは、市の保健福祉部や県、社会福祉協議会、NPO法人など11団体。釜石市復興推進本部生活支援室の大久保孝信室長は、「応急仮設住宅から災害公営住宅への引っ越しや、自力再建する方が増え、地域コミュニティが変化してきています。それに対応するためにも、垣根を越えた連携や見守り活動、情報交換が必要。それが被災者の暮らしを守ることにつながります」と語ります。見守り活動を継続することで地域力を高めることができるとも期待されています。
[写真キャプション]連絡会議では、被災者が抱えている生活や福祉の問題についても話し合われます。
 

10ページから11ページ

未来ヘキラリ 駆ける人

いわての「これから」に向 かって進む人たちをご紹介!

漁業体験を通して海のすばらしさを広めたい

佐々木商店 代表
佐々木学(ささきまなぶ)さん
陸前高田市出身。カキの養殖に従事。生産者の顔やカキの養殖現場を知ることで、カキを身近に感じてもらおうと漁業体験ツーリズムを企画。陸前高田市のカキを通じて、さらに、三陸の海の魅力も知ってほしいと活動しています。
 陸前高田市脇之沢漁港の沖合に広がるカキの養殖棚。親子三代にわたり、カキの養殖に携わる佐々木学さんは、震災後、ボランティアで訪れた人のひと言が今でも忘れられないと言います。
 「陸前高田でもカキを作っていたんですねと言われて、ショックでした。私たちが育てたカキは、陸前高田を出ると、三陸産と表記されることもあり、カキの産地として知られていなかったのです」
 もっと陸前高田のカキを知ってもらうためにどうすればいいのかと佐々木さんは考え、昨年から漁業体験ツーリズム「浜の繋がりズム」を開始。内容は、漁具の手入れや養殖棚を見学したり、漁船から奇跡の一本松を紹介するというもの。
 「カキの養殖現場を知ってもらい消費を拡大することが狙いですが、まずは海のことを知ってもらいたいのです。震災で海が怖くなったという人もいます。でも、海の良さを知ってもらうことで、怖さが薄らげばと思うのです。それに、観光客が訪れれば、浜の活気も戻るでしょう」と佐々木さんは話します。
 さらに、知名度アップのため、春先まで育てた大ぶりのカキを「雪解け牡蠣(かき)」と名付け、ブランド化を目指しています。
 「今年は、農家や飲食店と連携した漁業体験ツーリズムを考えています。午前中はカキの養殖作業の体験をし、午後は農家で野菜の収穫、そして夜は飲食店でカキと野菜の料理を味わうというものです」と佐々木さん。他業種と連携した新たな挑戦が始まっています。
[写真キャプション]
カキの養殖棚で説明する佐々木さん。これまで約100名の体験者を受け入れています。 

岩手の木材の良さを広く知ってもらいたい

大野ふるさと公社 木工職人
富張菜々子(とみはりななこ)さん
 岩泉町出身。岩手大学農学部卒業後、岐阜県立森林文化アカデミーで2年間、家具作りなどの基礎技術を習得。平成24年に大野ふるさと公社に入社し、同公社が運営する「おおのキャンパス」の木工房で職人として勤務。
 森林が多い岩泉町で育ち、子どものころから木に興味があったという富張菜々子さん。「木に携わる仕事をしたい」と岐阜県立森林アカデミーに入学し、1年が経とうとしていた頃に震災が起きました。1週間後に帰省した富張さんは、小本地区の状況を見て言葉を失ったと言います。地元のために何かをしたいと思った富張さんは、夏休みを利用して友人と田野畑村で木工のワークショップを企画。
 「仮設住宅に住むかたがたが何を必要としているのかを伺って、踏み台としても使える椅子や、表札をみんなで作りました」
 ワークショップを通じ、住民のかたとふれあうことで復興に対する思いを感じ、もっと地域のために役立ちたいと思った富張さん。岩手で働くことを決意し、卒業後は、大野木工を手がける大野ふるさと公社に入社。県産材にこだわった、良質な製品作りをしていることも、富張さんには魅力でした。
 現在、主に携わっているのは、木工ろくろを使った器作り。ろくろに設置した木材を回しながら、ろくろ鉋(かんな)という道具で削り、一つずつ器を仕上げます。昨年秋には、富張さんの努力が認められ、製作者の証である焼印を押すことが許されました。
 「もっと上手になりたいと思うと同時に、製品に対する責任も感じました」
 現在の目標は、岩手の木材の良さ、木が持つぬくもりを広く知ってもらうこと。「県産材を使うことは、地域の活性化につながります。それが復興に役立てば」との思いを胸に製作に励んでいます。
[写真キャプション]
製作者の焼印が押される大野木工。富張さんの印は、名前にちなみ、菜の花がデザインされています。

12ページ

復興に向けてできることをひとつずつ!

自分たちが暮らす地域や、岩手の未来のために、各地で復興に向けて活動している人たちをご紹介。

大船渡市

大船渡・おもてなし隊

気仙の風習「落ち着き」で大船渡に訪れる方々をもてなしたい
 大船渡・おもてなし隊は「感謝を込めて自分たちができるおもてなしを」という思いから、気仙の風習「落ち着き」を取り入れた「おちつきプロジェクト」という活動をしています。支援で全国から訪れるボランティアをはじめ、「大船渡で落ち着きを体験してみたい」というかたがたに対して、市内の寺院、公民館などの場所を借りて料理や踊りなどでおもてなしするものです。
 「落ち着き」とは古くから気仙地方に伝わる「冠婚葬祭の際、来客のもてなしに餅やうどんをごちそうする風習」のこと。無事、到着されたお客さまに「まずはおなかを落ち着けてください」という意味が込められています。「おちつきプロジェクト」では、地元の魅力を知ってもらいたいと、餅やうどんのほか旬のものや地元の伝統料理をプラスしたお膳でお客さまをもてなします。「また大船渡にお越しいただけるきっかけにもなれば」と隊員の志田裕子(しだゆうこ)さんは話し、おもてなしの工夫を続けています。
[写真キャプション]「三陸大船渡」の踊りでおもてなしをする隊員たち。
[写真キャプション]おもてなし隊の皆さん。県外のみならず県内のかたたちにも、落ち着きお膳でおもてなしします。 

盛岡市

学校法人龍澤学館MCL専門学校グループ

「喜んでもらいたい、笑顔でいてほしい」その思いを活動に込めて
 学校法人龍澤学館が運営する5校で構成されるMCL専門学校グループでは、学生たちが中心となって「自分たちができること」を考え、ボランティア活動を行っています。震災直後から、福祉やコンピュータ技術など、学生たちが各分野で学んでいることを生かし活動を続けています。
 同学館本部事務局長の龍澤尚孝(たつざわなおたか)さんは、「学びは、地域社会で生かされてこそ意味があります。彼らの熱意とパワーあふれる取り組みをこれからも継続し、地域に恩返しができれば」と、学生たちを見守ります。
 盛岡医療福祉専門学校で、活動に参加する2年生の鶴田恵理(つるたえり)さんは、「少しでも喜んでいただきたいと、仮設住宅でお茶会などの交流会を開催してきました。昨年は大掃除のお手伝いをしようということになり、仮設住宅に住むご年配のかたのお宅に伺いました。活動を通したつながりを大切に、これからも皆さんの力になりたいです」と意欲的です。
[写真キャプション]山田町仮設住宅の大掃除に励む盛岡医療福祉専門学校の学生たち。
[写真キャプション]盛岡情報ビジネス専門学校の学生は「もりおか復興推進しぇあハート村」で、さまざまな方へのパソコン講座を行っています。

13ページ

県施設のイベント情報

 県立図書館 [盛岡市]

企画展「いわての歴史シリーズ6 いわてに生きる(3) 川をゆく」
2月21日(金曜日)から 4月13日(日曜日) 午前9時から午後8時
内容 当館所蔵古文書などから、「川」に関する資料を展示。自然の恩恵を受け、川に寄り添い生きてきた岩手の人々の姿を紹介。
料金 無料
盛岡市盛岡駅西通1-7-1
問い合わせ019-606-1730
http://www.library.pref.iwate.jp/ 

県立美術館[盛岡市]

「アートフェスタいわて2013-岩手芸術祭受賞作品・推薦作家展+岩手県美術選奨受賞者作品展-」
3月1日(土曜日)から23日(日曜日)午前9時から午後6時(入館は午後5時30分まで)
内容 平成25年度岩手芸術祭美術展受賞作品や岩手県美術選奨受賞者の作品を紹介。
料金 一般500円、高校生・学生350円、小学生・中学生200円
盛岡市本宮字松幅12-3
問い合わせ019-658-1711
http://www.ima.or.jp/ 

県立博物館[盛岡市]

テーマ展「比爪 -もう一つの平泉-」
3月15日(土曜日)から5月11日(日曜日)午前9時30分から午後4時30分(入館は午後4時まで)
内容 奥州藤原氏第2の拠点「比爪(ひづめ)」(岩手県紫波町)。比爪は平泉に匹敵する都市か。考古学資料を中心に、その実像を紹介。
料金 入館料:一般300円、学生140円、高校生以下無料
盛岡市上田字松屋敷34
問い合わせ019-661-2831
http://www2.pref.iwate.jp/~hp0910/ 

ふれあいランド岩手 [盛岡市]

アクアダンス
3月18日(火曜日)・25日(火曜日)午前12時から12時45分
内容 水中でリズムに合わせて楽しく身体を動かして、心肺機能や筋力、持久力を向上させましょう。
対象 障がい者、高齢者、一般、学生
料金 障がい者・高齢者は無料、一般420円、学生220円
定員 20名(申込不要)
盛岡市三本柳8-1-3
問い合わせ019-637-7444
http://www.fureailand.jp/ 

県北青少年の家[二戸市]

スケートキッズ感謝デー
3月21日(金曜日・祝日) 午前10時から午後5時
内容 自由滑走のほか、スケート教室を実施。
対象 中学生以下の子ども(無料)
二戸市仁左平字放森61-35
問い合わせ0195-23-9511
http://sposhin.echna.ne.jp/ 

いわて子どもの森[一戸町]

「とり+かえっこ」
3月21日(金曜日)から23日(日曜日)午前10時から午後3時(オークション午後2時から)
内容 家でねむっているおもちゃをポイントに換えて、好きなおもちゃと“かえっこ”。おしごとゲームコーナーでもポイントがもらえます。
料金 無料
一戸町奥中山字西田子1468-2
問い合わせ0195-35-3888
http://www.iwatekodomonomori.jp/ 

アンケートプレゼント

被災地応援! 沿岸地域からうれしいギフトをお届けします。アンケートにお答えいただいた皆さまの中から抽選で合計8名様(A3名・B5名)にプレゼント。お好きな商品をひとつ選んでご応募ください。(1)~(4)に対する回答と、住所・氏名・年齢・職業・電話番号・ご希望商品のアルファベット記号(AまたはB)をお書き添えの上、はがき、ファクス、電子メールでお送りください。
送り先
  •  はがき 郵便番号020-8570(住所不要) 岩手県広聴広報課「いわてグラフ3月号・読者アンケート」係
  •  ファクス 019-651-4865
  •  電子メール kouhou@pref.iwate.jp
応募締切 平成26年3月29日 当日消印有効
当選発表 商品の発送(4月下旬頃)をもって代えさせていただきます。
A
サヴァ缶(6缶セット)国産サバのオリーブオイル漬け缶詰
3名様
「東の食の会」、「三陸フィッシャーマンズ・プロジェクト」、「岩手県産株式会社」による共同プロジェクトから生まれた商品。Cava?(フランス語で「元気?」の意味)で岩手からおいしさと元気を発信します。
問い合わせ 岩手県産株式会社 電話019-638-8161
B
ラフぷる~ん(せっけん)
5名様
陸前高田市の雑貨店「Laugh(ラフ)」が「神田葡萄園」のブドウ果皮から抽出したエキスを使用して開発。寒天のように柔らかく、ポリフェノールも含まれた無添加せっけんです。
問い合わせLaugh 電話0192-47-4760 

いわてグラフについてアンケートにご協力ください。

1 記事は分かりやすかったですか?(番号で回答)
(1)非常に分かりやすい (2)分かりやすい (3)普通
(4)分かりにくい (5)非常にわかりにくい
(注)(4)または(5)の方は、どのような点が分かりにくかったか、参考までにお教えください。
2 今回の企画で興味をもったものは何ですか?
3 県政で興味のあるものは何ですか?(番号で回答)
(1)地域防災 (2)医療・福祉 (3)雇用 (4)産業振興 (5)その他(     )
(注)(5)その他の方は、興味のあるものをお書きください。
4 本誌へのご意見・ご要望がありましたら、ご自由にお書きください。
(注)ご記入いただいた個人情報やアンケートの内容につきましては、厳正な管理のもとで取り扱い、アンケート集計、プレゼントの発送にのみ利用させていただきます。

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岩手県からのお知らせ

臨時福祉給付金詐欺にご注意ください

給付をよそおった「振り込め詐欺」や「個人情報の詐取」にご注意ください。ご自宅や職場などに、県、市町村、厚生労働省の職員などをかたった電話がかかってきたり、郵便が届いたら、迷わず、お住まいの市町村や最寄りの警察署にご連絡ください。詳細は、厚生労働省のホームページから。
臨時福祉給付金 検索 

いわて花巻空港の平成26年上期ダイヤのお知らせ

いわて花巻空港の定期便のダイヤが平成26年3月30日から改正されます。札幌線(最短55分)、名古屋線(最短70分)、大阪線(最短85分)、福岡線(最短115分)のほか、沖縄、宮崎(大阪乗継)や高知(名古屋乗継)も利用できます。
いわて花巻空港は、釜石自動車道「花巻空港IC」から車で3分。駐車場(1,150台)は無料です。ぜひ、“岩手の空の玄関口”いわて花巻空港をご利用ください。
問い合わせ 県庁空港課  電話019-629-5911 

記帳・帳簿等保存制度の対象者拡大

個人の白色申告者のうち前々年分あるいは前年分の事業所得、不動産所得または山林所得の合計額が300万円を超える方に必要とされていた記帳と帳簿書類の保存が、平成26年1月からは、これらの所得を生ずべき業務を行う全ての方(所得税および復興特別所得税の申告の必要がない方を含みます。)について必要となりました。
記帳・帳簿などの保存制度や記帳の内容の詳細は、国税庁ホームページ(http://www.nta.go.jp)に掲載されていますので、ご覧ください。
問い合わせ 最寄りの税務署にお尋ねください。 

全国で21年ぶりの完全国体開催決定!!

平成28年の第71回国民体育大会冬季大会の本県開催が決定しました。これにより、希望郷いわて国体は、冬季大会と本大会の全競技を岩手で開催する完全国体となります。各大会を県民みんなで盛り上げましょう。
  • 希望郷いわて国体 冬季大会 平成28年1月から2月(予定)
  • 希望郷いわて国体 本大会 平成28年10月1日から10月11日
  • 希望郷いわて大会(第16回全国障害者スポーツ大会) 平成28年10月22日から10月24日
問い合わせ 希望郷いわて国体・希望郷いわて大会実行委員会事務局(国体・障がい者スポーツ大会局)  電話019-629-6292 

「ケロ平」のイラストデザイン使ってケロ!

平泉の柳之御所遺跡から出土した「平泉のカエル戯画」をモチーフとして誕生した県の新しい公認キャラクター「ケロ平(けろひら)」のイラストデザインを提供しています。ぜひ、皆さんご活用ください。利用にあたり、私的に利用する場合などを除き、事前に申請いただく必要があります。詳しくは、県のホームページをご覧いただくか県庁政策推進室までお問い合わせください。
ケロ平 検索
問い合わせ 県庁政策推進室
電話019-629-5195、019-629-5508 

児童・生徒親子向けのILC講演会を開催!

日時 3月23日(日)午後2時開演
場所 岩手教育会館(盛岡市) 
テーマ ILCと宇宙と宮沢賢治
講師 渡部潤一氏(国立天文台)、藤本順平氏(KEK)、近衛はな氏(女優・脚本家・詩人)
参加申込 県のホームページから ILC講演会 サイト内検索
問い合わせ 県庁政策推進室  電話019-629-5203 

災害関連インフォメーション

災害に備える家庭内備蓄のススメ

災害はいつ起こるか分かりません。災害が発生したとき、支援物資が届くまでには数日間かかるといわれています。災害の発生に備え、家庭でも家族構成に合わせて3日分の物資を備蓄しましょう。
【備蓄品の例】
飲料水(1人1日リットル)、食料(主食・副食)、医薬品、下着類、懐中電灯、ラジオ、電池、マッチ・ローソク、カセットコンロ(ガスボンベ)、軍手、携帯トイレ、石油ストーブなど。
食料品など賞味期限があるものは、定期的に点検し、更新しましょう。
問い合わせ 県庁総合防災室
電話 019-629-5155 

被災者住宅再建支援事業について

東日本大震災津波により、岩手県内の自宅が全壊などの被害を受けた方が、県内に住宅を建設または購入する場合に補助が受けられる「被災者住宅再建支援事業」の実施期間を、平成30年度まで2年間延長することとしました。
申請方法など、詳しくは、住宅を建設または購入する市町村の窓口へお問い合わせください。
問い合わせ 住宅を建設または購入する市町村 

震災により元の住所地から転居している方へ

「全国避難者情報システム」への登録をお願いします。
登録方法 現在お住まいの市町村にご連絡下さい。※過去に登録した方も、引っ越しなどで住所を変更された場合には、その都度、転居先市町村での登録をお願いします。
登録すると、地元市町村からの復興まちづくり情報や、現在お住まいの市町村からの支援情報などの提供を受けられます。
各沿岸被災市町村では、被災された方の転居先の把握が課題となっています。登録にご協力ください。
詳しくは県公式ホームページから。
全国避難者情報システム サイト内検索
問い合わせ 現在お住まいの市町村 

事業者向け税制特例(産業再生特区)

県では、震災により被害を受けた事業者などを支援するため、東日本大震災復興特別区域法に基づき「岩手県産業再生復興推進計画(産業再生特区)」を策定しています。一定の要件を満たす場合に、県の指定などを受けることにより、法人税額の特別控除など税制上の特例を受けることができます。
  1. 機械などを取得した際の税制特例
  2. 被災雇用者などに係る税制特例
  3. 開発研究用資産に係る税制特例
  4. 新規立地促進税制
  5. 地方税(固定資産税など)の減免
問い合わせ 県庁復興局産業再生課
電話019-629-6931 

放射線影響対策のお知らせ No.5

県では、市町村と連携して県産農林水産物、野生山菜や野生きのこなどの食材検査を行っています。野生山菜を採りに行かれる際の留意点をお知らせします。

野生山菜を採りに行かれる際の留意点

県では、野生山菜について、全市町村を対象とした検査や市町村からの依頼に基づく検査などを行っています。検査により一般食品の基準値(100ベクレル/キログラム)を超えた品目については、市町村を単位に国の出荷制限指示などが行われています(平成26年2月12日現在、10市町の10品目)。来年度も引き続き全市町村の検査を予定しています。山菜採りの際は、県ホームページ掲載の検査結果を参考に、お出かけになる地域の状況を確認してください。また、出荷制限となっている地域の対象品目は採取を控えましょう。
出荷制限の品目がある地域
盛岡市、花巻市、北上市、奥州市、平泉町、一関市、遠野市、住田町、陸前高田市、釜石市

国の出荷制限指示・県の出荷自粛要請の状況(平成26年2月12日現在)

  • コシアブラ 盛岡市、花巻市、遠野市、北上市、奥州市、住田町、釜石市
  • ゼンマイ 奥州市、一関市、住田町
  • ワラビ 奥州市、一関市、陸前高田市、平泉町
  • セリ 奥州市、一関市
  • タケノコ 奥州市、一関市、陸前高田市
  • コゴミ 花巻市、陸前高田市
  • タラノメ 一関市
  • ミズ 一関市
  • フキ 奥州市
  • サンショウ 奥州市
[問い合わせ]
野生山菜
 〇放射性物質濃度測定
  県民くらしの安全課  電話019-629-5322
 〇出荷自粛要請など
  林業振興課 電話019-629-5771
農林水産物
 農林水産企画室 電話019-629-5621
全般 総務室 電話019-629-6815 

県職員の給与等のあらまし

県職員の給与については、県議会における予算や給与体系の審議、県人事委員会の給与勧告などを通じて明らかにされておりますが、県民の皆さんに、より一層のご理解をいただくため、そのあらましをお知らせします。

1 給与費の状況(平成25年度普通会計予算)

職員数A 20,313人
給与費 給料 88,044,304円 職員手当 47,231,813円 計B 135,276,117円
一人当たり 給与費B/A 6,660円
(注1)知事・議員などの特別職の職員や非常勤の職員に支払われる給与、共済組合、公務災害補償の負担金などは給与費には含まれていません。
(注2)職員手当には、退職手当および児童手当は含まれていません。

2 給与(平成25年4月1日現在)

一般行政職の初任給、平均給料月額および平均年齢の状況
大卒初任給 172,200円
高卒初任給 140,100円
平均給与額 335,109円
平均年齢 43歳9月
特別職の給料等の状況
給料月額 知事1,240,000円(1,054,000円) 副知事960,000円(864,000円)
期末手当 6月期 1.375月分 12月期 1.525月分  計2.90月分
(注)平成25年4月1日現在、給料について、知事は15%、副知事は10%の減額を行っています。( )の額は減額後の額です。

3 職員定数

○部門別職員数の状況と主な増減理由(各年4月1日 単位:人)
 一般行政部門 平成25年4,153 平成24年4,039 114人増 復旧・復興業務の増など
 特別行政部門 平成25年15,027 平成24年15,289 262人減 児童、生徒数の減少など
 公営企業等部門 平成25年4,911 平成24年4,888 23人増 看護体制の維持による増など
 合計 平成25年24,091 平成24年24,216 125人減
 
詳細は県公式ホームページの「人事課」のページをご覧ください。
問い合わせ 県庁人事課  電話019‐629‐5079 

震災からの歩み 主なもの

〈平成25年11月中旬から〉
[被害状況] ●死者5,107人(災害関連死434人を含む) ●行方不明者1,142人(うち死亡届の受理件数1,124人) ●家屋倒壊数25,705棟 ●応急仮設住宅等入居者数33,699人 (1月31日現在)
 
11月
18日    三陸沿岸道路尾肝要(おかんよう)普代道路起工式
        大槌町屋敷前(源水)地区災害公営住宅完成
12月
19日    いわて三陸復興フォーラムin名古屋開催
        久慈市久喜地区、釜石市花露辺地区、釜石市大石地区災害公営住宅完成
1月
30日    野田村米田・南浜地区の高台移転用地分譲契約締結調印式
        野田村門前小路第2地区、釜石市平田地区災害公営住宅完成
2月
6から7日  「いわての復興を自治の進化に」第1回シンポジウム開催 

広聴広報のご案内 

 ご意見・ご提言はこちら
  • 手紙・はがき 郵便番号020-8570(住所不要) 岩手県広聴広報課
  • 電子メールkoucho@pref.iwate.jp
  • 電話019-629-5110 受付時間 午前8時30分から午後5時(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
  • ファクシミリ019-651-4865[24時間受付] 

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いわての魅力 世界遺産・平泉

義経北行伝説の地と平泉

平泉から北へ 義経の足跡が残る三陸
奥州藤原氏とつながりの深い源義経。兄・頼朝のために数々の武勲(ぶくん)を立てましたが、次第に関係が悪化していき、頼朝の追討を受け、平泉の高舘で自刃し、短い生涯を終えました。しかし、義経は密かに平泉を脱出し、北へ逃れたという伝説が残されています。県内各地に、北へ向かう義経一行が滞在したといわれる寺社や屋敷が多くあります。宮古市の黒森神社には、3年3カ月にわたり滞在し、「大般若経」を写経し祈願した伝説が残っています。
また、普代村の鵜鳥(うのとり)神社にも、義経が七日七夜にわたって、海上安全、武運長久(ぶうんちょうきゅう)などを祈り、その後、藤九郎森長に命じ社殿を建立し、祭典を執り行うように命じたという言い伝えがあります。この神社に伝わる「鵜鳥神楽」は、毎年正月から3月にかけて、三陸各地を巡行します。鵜鳥神楽は、黒森神楽と毎年交互に北廻りと南廻りで神楽を披露していました。しかし、震災で神楽衆を受け入れていた神楽宿の大半が被災し、鵜鳥神楽は巡行を自粛していましたが、今年から本格再開。復興への祈りを込めながら、舞を披露しています。
[写真キャプション]1、「陸中沿岸地方の廻り神楽」として、県の無形民俗文化財に指定されている鵜鳥神楽。 2、民家が神楽宿となり、鵜鳥神楽を支えています。 3、普代村にある鵜鳥神社。 4、宮古市の黒森神社。「九郎森」が「黒森」に転じたといわれています。 

追加による世界遺産登録を目指す資産を紹介します。

達谷窟【たっこくのいわや】
平泉とその周辺には、奥州藤原氏の前の時代にも、いくつかの寺院が建立されています。達谷窟は延暦20年(801)、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が蝦夷討伐(えみしとうばつ)の戦勝記念と仏の加護への感謝を込めて毘沙門堂(びしゃもんどう)を建立、京都の鞍馬寺(くらまでら)にならって108体の毘沙門天(びしゃもんてん)を祭ったことが始まりとされています。源頼朝が鎌倉への帰路に参拝したという記録も残っています。境内西側の岩壁には、大きな仏像(磨崖仏(まがいぶつ))が刻まれています。
 
いわてグラフ 第741号 平成26年3月1日発行(年5回発行)
企画・発行 岩手県秘書広報室広聴広報課
岩手県盛岡市内丸10番1号 電話 019-629-5283
編集・印刷 山口北州印刷株式会社
いわてグラフは516,000部作成し、県内全世帯に配布しています。1部当たりの単価は、約18円です。

このページに関するお問い合わせ

秘書広報室 広聴広報課 広聴広報担当(広報)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5283 ファクス番号:019-651-4865
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