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いわてグラフ7月号(第727号)テキスト版

ID番号 N8840 更新日 平成26年1月17日

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いっしょに育む希望郷いわてマガジン
いわてグラフ2011年7月号 727号
平成23年7月19日発行(年4回発行)
がんばろう!岩手 つながろう!岩手

表紙の子どもたち
宮古市立愛宕小学校の1・2年生の児童たち。校庭に仮設住宅が建てられていますが、児童たちは元気に教室や体育館で遊んでいます。

コンテンツ

2 岩手県東日本大震災津波復興計画
復興へ!!新たな一歩を。
4 復興に向けて
できることをひとつずつ!
6 災害関連インフォメーション
7 岩手県からのお知らせ
8 平泉の文化遺産、世界遺産登録に!

広聴広報のご案内

  • 県公式ホームページhttp://www.pref.iwate.jp/
  • 岩手県広聴広報課Twitter(ツイッター)http://twitter.com/pref_iwate
  • いわてモバイルメール・メールマガジン配信中!
  • 県政テレビ「いわて希望のちから」
    IBC岩手放送・テレビ岩手・岩手朝日テレビ・岩手めんこいテレビで放映中!

ご意見・ご提言はこちら!

  • はがき:郵便番号020-8570(住所不要)岩手県広聴広報課
  • 電子メール:koucho@pref.iwate.jp
  • 電話:019-629-5110(平日 午前8時30分から午後5時)
  • ファクス:019-651-4865

企画・発行 岩手県秘書広報室広聴広報課
岩手県盛岡市内丸10番1号
電話:019-629-5283
編集・印刷 株式会社 盛岡博報堂

みんなで力を合わせて復興へ進んでいきましょう。

3月11日に発生した大地震とそれに伴う巨大津波によって、多くの尊い命と財産が奪われました。大変心が痛みます。犠牲になられたかたがたへ、改めて心から哀悼の意を表します。
避難生活を余儀なくされたかたがたをはじめ、被災地の方々は、今もなお大変不自由な思いをされていることと思います。県では、「人命が失われるような津波被害は今回で終わりにする」という決意のもと、「いのちを守り 海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造」を目指す姿とし、復興を進めていきます。
6月29日には、「平泉の文化遺産」が、ユネスコ世界遺産に登録されました。
仏教の考え方に基づいて造られた平泉は、あらゆる生命を尊び共に生きるという理念を私たちに伝えています。
この度の大震災には、日本全国、そして世界中から多くのご支援をいただきました。復興への道のりは決して平たんではありませんが、支援への感謝とともに、平泉の理念を胸に刻み、みんなで力を合わせて、この危機を乗り越えていきましょう。
岩手県知事 達増拓也

震災からの歩み

東日本大震災津波の概要

  • 3月11日 地震発生(午後2時46分頃)岩手県災害対策本部設置
    自衛隊に災害派遣要請
    県内全域停電 沿岸市町村と連絡取れず
  • 3月12日から 沿岸市町村へトラック便による物資輸送開始
    岩手医大、日赤、他県派遣の医療チームによる巡回診療
    自衛隊、消防、警察、災害派遣医療チームDMATによる人命救助の開始
  • 3月13日から 県、市町村及び県外応援の保健師チームを派遣
    県内全市町村避難者数最多54,429人(3月13日現在)
  • 3月19日 応急仮設住宅着工 激甚災害指定
  • 3月19日から 沿岸市町村に燃料の供給
  • 3月26日から 被災者を内陸に一時移送(5月9日までに2,032人)
  • 4月11日 災害発生1ヵ月 黙祷及び「がんばろう!岩手」宣言の発表
    第1回岩手県東日本大震災津波復興委員会を開催
  • 4月25日 岩手県東日本大震災津波復興本部、復興局の設置
  • 5月2日 沿岸市町村全ての公立小中学校、県立高校が再開
  • 5月6日 天皇皇后両陛下が被災地を御見舞
  • 5月25日から26日 秋篠宮同妃両殿下が被災地を御見舞
  • 6月6日 常陸宮妃殿下が被災地を御見舞
  • 6月9日 岩手県東日本大震災津波復興計画 復興基本計画案策定
  • 6月21日 県内全応急仮設住宅着工済

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特集1 岩手県東日本大震災津波復興計画

復興へ新たな一歩を。

この6月、県は東日本大震災からの復興を進めるために、「岩手県東日本大震災津波復興計画・復興基本計画(案)」を策定しました。被災者一人ひとりに寄り添う復興を中心に据え「ふるさと岩手・三陸の創造」に向けた歩みが始まっています。

[写真キャプション]
1枚目「美味しい海の幸をお届けするため、新たな仕入れ先を開拓して店を続けています」釜石市・菊鶴商店 右から菅原さんと植田さん
2枚目「まずは仮設住宅に入れて一安心。早く復興計画を決めてもらい、次のことを考えたい」岩泉町小本 箱石義郎さん、旦(あき)さん
「がれき撤去を通して地域に雇用を生むように、住民の側に立った施策を望みます」 宮古市・中三機械 平山正章さん
3枚目「今はみんなでワカメの種付けをやっています。新しい船が届くのが待ち遠しいです」大船渡市・南浜ワカメ組合 村上吉雄さん
4枚目「鍬ケ崎にあった店も家も流されました。ようやく新しい店を構え、再出発しました」宮古市・さとう衣料店 佐藤邦彦さん、育美さん

一日も早い復興を目指して!!
誰もが安全に暮らせる「ふるさと岩手・三陸の創造」

津波によって、尊い命が二度と失われないために、そして「安全に、暮らし、働くことができる地域社会」を少しでも早く取り戻すために、県では「岩手県東日本大震災津波復興計画・復興基本計画(案)」を策定しました。
この計画(案)は、被災者の皆さんに寄り添って、一人ひとりの「安全」を守り、「暮らし」の再建と「なりわい」の再生を支援するもの。県民の皆さんや企業、NPO、関係団体など、みんなが一つになって復興に取り組むための指針であり、県全体が大震災を乗り越えて、力強く復興するための施策の方向や具体的な取り組みを示す計画です。
復興の目指す姿は、「いのちを守り 海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造」。津波対策を始めとした安全で安心な防災都市・地域づくりを進めるとともに、「ふるさと」の復興や人間本意の復興を実現しようという考え方に基づいてまとめたものです。
計画(案)は、「岩手県東日本大震災津波復興委員会」などにおける専門的な審議や、市町村等の意見などを踏まえながら策定しました。今後、この計画(案)について、パブリックコメントや地域説明会を実施し、県民の皆さんの意見をさらに反映しながら計画をまとめていきます。
お問い合わせ:県庁復興局企画課 電話:019-629-6945

岩手県東日本大震災津波復興計画・復興基本計画(案)(平成23年度から30年度)

[目指す姿]いのちを守り 海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造
[3つの原則][10分野の取組]

「安全」の確保

津波により人命が失われることのない多重防災型まちづくりを行うとともに、災害に強い交通ネットワークを構築し、住民の「安全」を確保する。
1 防災のまちづくり 2 交通ネットワーク

第1期 3年間(平成23年度から平成25年度)[基盤復興期間]
  • がれきの早期撤去
  • 多重防災型のまちづくり計画等の策定
  • 防潮堤等の公共土木施設の復旧・整備
  • 復興道路の整備、鉄道の復旧
第2期 3年間(平成26年度から平成28年度)[本格復興期間]
第3期 2年間(平成29年度から平成30年度)[更なる展開への連結期間]
  • 多重防災型まちづくりの推進
    [海岸保全施設]
    防潮堤、湾口防波堤等の防災設備の整備と機能の長期間維持。
    [まちづくり]
    職住に配慮した安全な住環境の整備。
    津波防災を考慮した土地利用計画の策定。
    交通網や避難施設と連動したまちづくり。
    [ソフト対策]
    安全に避難できる避難計画の策定とともに、震災の経験や教訓を語り継ぐ防災文化の醸成。
「暮らし」の再建

住民それぞれの生活再建を図り、生命と心身の健康を守るシステムの再構築や、地域コミュニティ活動への支援により「暮らし」を再建する。
3 生活・雇用 4 保健医療・福祉 5 教育・文化 6 地域コミュニティ 7 市町村行政機能

第1期 3年間(平成23年度から平成25年度)[基盤復興期間]
  • 仮設住宅の早期建設など住環境の整備
  • 雇用の創出、再就職に向けた職業訓練の拡充
  • 仮設診療所の整備など保健医療・福祉提供体制の整備
第2期 3年間(平成26年度から28年度)[本格復興期間]
第3期 2年間(平成29年度から30年度)[更なる展開への連結期間]
  • 避難機能やコミュニティに配慮した複合型集合住宅の整備
  • 雇用創出への支援
  • 医療機関の整備支援(高台への移転等まちづくりと連動した整備・災害対応機能の強化)など
  • 地域コミュニティ再生に向けたプラン作成、実践活動への支援
「なりわい」の再生

生産体制の再構築、復旧・基盤整備、金融制度面の支援を行うとともに、地域特性を生かした商品やサービスの創出等で経済を活性化し、「なりわい」を再生する。
8 水産業・農林業 9 経済産業 10 観光

第1期 3年間(平成23年度~25年度)[基盤復興期間]
  • 漁協による漁船等生産手段の一括購入、共同利用システムの構築支援
  • 復興支援ファンド等による二重債務問題解消に向けた支援
  • 企業再生を支援する体制の整備
第2期 3年間(平成26年度から平成28年度)[本格復興期間]
第3期 2年間(平成29年度から平成30年度)[更なる展開への連結期間]
  • 共同利用システムの活用や協業体の育成などを通じた担い手の確保・育成支援
  • 加工機能の集積や企業間連携等による高生産性・高付加価値化を実現する流通(魚市場)・加工体制の構築など
  • 地域に根ざした中小企業等の経営安定化の支援や牽引役となる産業の集積
三陸創造プロジェクト
復興を象徴し、世界に誇る新しい三陸地域の創造

詳しくは「いわて復興ネット」をご覧ください。
ホームページ:http://www.pref.iwate.jp/~hp0212/fukkou_net/

皆さんの暮らしを守るため、緊急的な取り組みを進めています。

「安全」の確保
がれき撤去や防潮堤の復旧を進め、一日も早く安全な環境を実現します。

津波により発生したがれきの撤去は、復興に向けた最大の急務。県では迅速に実行計画を定め、撤去したがれきについては、3年をめどに適切な分別方法により処理します。処理にあたっては、県外施設も活用し、広域的に処理を進めていきます。現在は、市町村と協力しながら仮置場までの撤去を行っており、処理施設での本格的な処理は秋以降から開始する予定です。
一方、河川海岸沿いの防潮堤なども大きな被害を受けた箇所が11カ所もありました。高潮などにより浸水しないように、盛土や捨石、土のう積みなどの応急工事を行っており、すでに7カ所の工事を終了しています。

「暮らし」の再建
きめ細かな「こころのケア」と雇用の創出に取り組んでいます。

地震や津波により精神的負担を抱えている被災された住民の方々に対し、県内外からの派遣によるこころのケアチームが、避難所の巡回などを行い、相談や診察等の活動を展開しています。
今後は、長期的なケアも見据え「こころのケアセンター(仮称)」の設置や相談・診察拠点の整備など、きめ細かなケアを行う体制づくりを進めていきます。
一方、暮らしの再建のために、雇用創出にも取り組んでいます。県では、沿岸地域を中心に約1万人以上の雇用を生み出す事業を進めています。例えば、仮設住宅の入居者や在宅避難者に対し、福祉や生活支援のサポートをする臨時職員を採用するなど、少しでも多くの人が働ける環境を整えていきます。

「暮らし」の再建
住民交流のために集会所の設置に取り組んでいます。

被災者の生活再建のために、県では13,833戸の仮設住宅を建設。入居者の要望に応じて、スロープを設置するなどしています。しかし仮設住宅は、避難所に比べて生活の様子が見えにくいため、被災者の孤立化が心配されます。
そこで住民の交流を図るために、50戸以上を建設する団地には「集会所」を、それ以外の団地にも「談話室」をできる限り設置するよう計画しています。また、高齢者のデイサービスや生活支援サービスを提供する拠点や、グループホーム型の仮設住宅についても市町村と協議しながら、積極的に整備を進めています。

「なりわい」の再生
漁船や定置網の購入・修繕費補助で、立ち上がる漁業者を手厚くサポートします。

東日本大震災津波によって壊滅的な被害を受けた、岩手の水産業。しかし、このような状況の中でも、いち早く「漁船の共同利用システム」を導入して漁を再開する漁協もあり、復興に向けて多くの漁業者が立ち上がっています。
このような動きをサポートし、水産業を再生するために、県では「共同利用漁船等復旧支援対策事業」を行っています。これは漁協や漁連などを対象とし、津波によって流失・損壊した漁船・定置網の新規購入や修繕費用を補助するもの。一刻も早く漁が再開し、一人ひとりの収入に結び付くように、漁業者の活動をしっかり支援していきます。

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復興に向けてできることをひとつずつ!

震災から4カ月。前を向いて動き出した沿岸部の人たちがいます。被災者の人たちを支援する内陸部のサポーターがいます。自分のために地域のために、そして岩手の未来のために。各地で始まっている、復興への一歩をご紹介します。

復活の薪 大槌町
がれきの中から地域の希望を取り戻し、新たな産業をつくり出す

大槌町吉里吉里地区では、廃材から作った薪を販売する「復活の薪プロジェクト」に取り組んでいます。始まりは、震災でライフラインが断絶する中、避難所に薪ボイラーの入浴施設が開設された時のこと。がれきの中から燃料用の廃材を集めていたところ、「この薪を売ったらどうか」とボランティアが発したひと言がきっかけでした。
材料を拾い集め、釘を外し、薪にして袋詰めするまで、被災住民が自ら行います。1袋10キロ入り500円。注文は全国から相次ぎ、海外へも広がっています。収益は現金または地元限定の商品券で参加者に支払われます。
事務局長の芳賀正彦さんは「何かできる!という喜びと、働いて生産する喜びを味わっています。1人でも多くの被災者に参加してほしい」と話します。事業として継続させるため、人工林の間伐にも着手。「山を手入れすれば、海の水が良くなるし、山でしいたけを栽培したり酪農をすることもできる。三陸の海と山を守ることが、町を元気にし、やがて自分たちに豊かさをもたらします」と話す芳賀さんは、このプロジェクトに地域の再生をかけています。

[写真キャプション]
「復活の薪」のメンバーの皆さん。中央はリーダー役の芳賀正彦さん。廃材の釘を抜き、一つひとつ薪にしていく。

綾里漁協 大船渡市
地域の生き残りをかけて次世代に続く漁業の新たな挑戦

津波で多くの船を流失し、養殖施設や定置網の保管庫もすべて破壊された大船渡市三陸町の綾里漁協。佐々木靖男組合長は「漁業は船が命。一隻でも多く取り戻すため、被災後すぐに船の回収を進めました」と話します。保有する611隻のうち、215隻は修理をすれば使用可能。大型船3隻も回収できたことから、まずは定置網漁の再開に向けて、動き出しました。
漁の妨げとなるのが、海に沈むがれきの山。定置網を設置しても破れる恐れがあるため、懸命に撤去作業を進めています。「7月から漁を始めました。魚をとって豊かな海をアピールすれば、必ず地域は活気づきます」と、佐々木組合長。
また、11月には天然アワビを復活させ、来春にはワカメを収穫。1年後には、ホヤ・ホタテの養殖施設の7割を復旧させるのが目標です。
地域の中心である漁業を衰退させてはいけないと、早採りワカメ「磯一番」と「恋し浜ホタテ」のブランド化に取り組んできた綾里漁協。漁業で生きていくための新たな挑戦が、今、始まろうとしています。

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連日作業を続ける綾里漁協の漁師さんたち。定置網漁の再開に向け、がれきの撤去作業が続く。

はまなす亭 洋野町
多くの励ましに支えられ再開を決意。もう一度種市の味わいを全国に

津波で1階が流出し、取り壊しとなった洋野町の「種市ふるさと物産館」。館内に食堂「はまなす亭」を備え、ホヤ料理が人気の観光スポットでした。物産館を運営する庭静子さんは、ホヤの塩辛や薫製、創作料理で知られる食の匠。震災直後は喪失感が大きく、前を向くことができなかったと言います。
「たまたま冷凍庫が一つだけ見つかって、中に蒸しウニが入っていました。これは店をやれってことなのかな、と思って」。再開を待って励ましてくれるお客様のこと、長年支えてくれた従業員のこと、いろいろな思いを胸に、庭さんは再起を決意。その一歩は、自宅に新たな加工場を造ることでした。
庭さんの意欲を知った起業支援団体は、全国に一口5万円の支援を募集。復興したら商品で返す「出来たら送ってね便」という仕組みで資金を支援しました。6月には加工場が完成し、今、ネット販売の再開に向けて準備中です。「震災で店を失いましたが、人の優しさをこれほど有り難いと思ったことはありません。みんなに支えられているんだと改めて感じましたね」。多くの励ましを糧に、庭さんは今日も笑顔で働いています。

[写真キャプション]
顧客に送るホヤの塩辛づくりに励むスタッフたち。加工場をつくり再始動した庭静子さん。

岩手県立大学・学生ボランティアセンター
「お茶っこサロン」をきっかけに、新たなご近所付き合いを築く

見知らぬ人同士が入居する仮設住宅では、隣人との付き合いに不安を抱く人が少なくありません。そこで県立大学の学生ボランティアセンターでは、新たなご近所付き合いを築くため、集会所で「お茶っこサロン」を開催しています。
これは入居者同志の交流を広げたり、子どもたちの遊びをサポートするもの。学生たちは住民とのふれ合いを通してニーズを聞き取り、次のボランティア活動に生かそうと考えています。夏休み期間は他県の大学生と一緒に活動するほか、団地単位で夕涼みサロンなどの企画も検討中です。

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サロンで住民と交流する学生たち。

いわてゆいっこ
顔の見える息の長い支援で被災者に寄り添う心の通ったサポートを

支援する人、される人ではなく、人と人、心と心の付き合いを大切にしたい。そんな思いで活動する後方支援グループ『いわてゆいっこ』は、被災者と密な関係づくりをしながら継続的な支援を行っています。活動内容も幅広く、物資の提供、内陸避難者の支援、被災地でのボランティア活動、復興に向けた住民会議の支援など多岐に渡ります。
現在、支部は花巻・北上・盛岡・大槌・横浜の5拠点。支部間で物資のやり取りをしたり、情報を共有するなど、ネットワクークのメリットを活動に生かしています。今後は、被災地のニーズに柔軟に対応しながら、仕事などに結び付く新たな支援も考えています。

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震災直後は炊き出しなどで被災地を支援。

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温かい支援や応援が国内外から寄せられています。

震災直後から、自衛隊、警察、消防、海上保安庁、海外救援隊、国や地方自治体、医療関係、民間会社、NPO、ボランティアのかたがたが被災地に駆けつけ、人命の救援、被災地の復旧・復興活動に取り組んでいただいています。
また5月6日には、天皇皇后両陛下が被災者の方々をお見舞いするために来県されました。御訪問されたのは、避難所となっている釜石市立釜石中学校と宮古市民総合体育館。両陛下は、「お体はどうですか」などと、一人ひとりに励ましのお言葉をかけてくださいました。
天皇皇后両陛下、秋篠宮同妃両殿下、常陸宮妃殿下の御訪問をはじめ、国内外から岩手を応援する声や温かい支援が寄せられています。各界から多くの人が訪れ、物資の支援や炊き出しはもちろん、励ましのコンサートやスポーツ教室などを開催してくださっています。たくさんの皆様方の励ましに応えるためにも、前を向いて一歩一歩進んでいきましょう。

災害関連インフォメーション

熱中症にご注意を!

気温が高い、湿度が高い、急に暑くなった日は、特に熱中症に注意が必要です。熱中症は、症状が重くなると死に至る可能性もあることから、予防が大切です。

熱中症予防のポイント

  1. こまめな水分・塩分の補給
  2. 扇風機やエアコンなどを利用した室内温度調整 
  3. 涼しい服装や保冷剤などによる体の冷却
  4. 外出時の日傘、帽子の着用や休憩

熱中症の症状 

めまい、汗がとまらない、頭痛、吐き気、体がだるい、けいれんなど

熱中症かな?と思われるときは

  1. 風通しのよい日陰など涼しい場所へ移動 
  2. 衣類をゆるめ身体を冷やす 
  3. 水分・塩分を補給
  4. 「意識がぼんやりしている」、「自分で水を飲めない」などの場合は、直ちに医療機関を受診してください。

熱中症にかかりやすい高齢者、小さいお子さんについては、周囲のかたがたが注意深く見守るようにしましょう。

節電を気にするあまり健康を害することがないよう、決して無理をせず適度にエアコンなどを使用し、熱中症を予防しましょう。

火葬費用の精算について

今回の震災で、県内で被災されたかたの火葬費用の精算を行います。

  • 対象
    1 今回の震災の際に亡くなったかた 2 沿岸の被災市町村にいたかたで、震災後に亡くなったかた 3 震災前に沿岸の被災市町村で亡くなり、3月11日以降に火葬されたかた
  • 対象期間 
    3月11日から5月10日までの火葬分(震災で3月11日に亡くなったかたはこの限りではありません)
  • 対象経費 
    棺、骨つぼ・骨箱、火葬場使用料、遺体輸送費、遺体の保管料
  • 精算額 
    対象経費のうち、必要と認める額
  • 必要書類申請書、火葬報告書・火葬費明細書、火葬許可証の写し、火葬場使用料の領収書、葬祭業者からの領収書・費用明細書、通帳の写しなど振込口座のわかるもの
  • 受付期間
    11月30日まで
  • 受付窓口
    県庁県民くらしの安全課[郵送・持参]
    郵便番号020-8570(住所不要)
    電話:019-629-6876(平日 午前9時から午後5時)
    県内各保健所(盛岡市保健所除く)[持参](平日 午前9時から午後5時)

災害時のこころの相談窓口のお知らせ

災害などのショックな出来事を体験した後、私たちのこころとからだにはさまざまな変化が起こります。
体に起こる変化 眠れない、イライラする、誰とも話す気になれない、不安、怖い体験を何度も思い出す、体の調子が悪いなど。
これは、日常とかけ離れた大変な出来事に対する正常な反応です。しかし、心身の苦痛が強すぎたり、長く続く時は、医師や保健師などに相談しましょう。
電話での相談も受け付けています。

災害時ストレス健康相談窓口(県精神保健福祉センター)

電話 019-629-9617
受付時間 午前9時から午後5時(土曜日、日曜日、祝日も可)

災害後のこどものこころ電話相談室(東京都立小児総合医療センター)

電話:0120-556-465
対象 高校生までのお子さんとそのご家族
受付時間 月曜日から金曜日 午前9時30分から午後4時30分

応急仮設住宅へ入居されている皆さまへ

仮設住宅を住みよい環境にするため、追加工事の要望を受け付けています。

追加工事の内容
  1. 玄関へのスロープの設置 
  2. 身体状況に応じた改修、手すりなどの追加 
  3. 畳敷きへの変更
受付先 

各市町村の応急仮設住宅担当窓口へ8月中をめどにお知らせください。ただし、工事までには時間を要する場合があります。(3は団地ごとに希望をまとめて実施します。)工事の内容によっては、ご要望どおりの対応が出来ない場合もあります。

県に寄せられた義援金・寄付金の使いみち

  • 県に寄せられた義援金・寄付金額(6月30日現在)
    【義援金】14,258,913,647円 【寄付金】5,620,339,282円
  • 義援金 住宅が全壊・半壊したかた、ご家族が亡くなった、行方不明であるかたに支給しています。
  • 寄附金 被災者の生活支援や住宅の再建、中小企業が資金貸付を受ける際の保証料補助、ワカメ、ホタテなどの種苗の生産や購入を支援
    学校施設などの復旧、児童・生徒の修学支援、教育の充実、いわての学び希望基金積立金など

また、義援物資についても、多くの皆さんにご協力いただいています。ありがとうございます。引き続き、皆さんのご支援をよろしくお願いします。

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岩手県からのお知らせ

お願いします

夏の節電に取り組もう!

震災により、電力供給量が大幅に落ち込んでいます。この夏は、「平日の使用電力15%削減」を目標に、一人ひとりが節電に取り組みましょう。
家庭の節電対策メニュー

  1. 室温28度を心がける。
  2. 「すだれ」や「よしず」などで窓からの日差しを和らげる。
  3. 無理のない範囲でエアコンを消して、扇風機を使う。
  4. 冷蔵庫の設定を「強」から「中」に変え、扉を開ける時間を減らし、食品をつめこまない。
  5. 日中は照明を消し、夜間も照明をできるだけ減らす。
  6. テレビは省エネモードに設定し、必要な時以外は消す。
  7. 便座保温・温水のタイマー節電機能を利用する。
  8. リモコンの電源ではなく、本体の主電源を切る。長時間使わない機器はコンセントを抜く。

お問い合わせ:県庁環境生活企画室 電話:019-629-5271

応援しよう

2011 熱戦再来 北東北総体が開催!

「北の空 君に無限の可能性」のスローガンのもと、7月28日(木曜日)から8月20日(土曜日)まで、北東北4県で平成23年度全国高等学校総合体育大会が開催されます。本県では、7市町で全29競技中9競技10種目が行われます。

  • ハンドボール7月29日(金曜日)から8月3日(水曜日)
    花巻市総合体育館ほか
  • レスリング8月1日(月曜日)から4日(木曜日)
    八幡平市総合運動公園体育館
  • ウエイトリフティング8月3日(水曜日)から6日(土曜日)
    江刺中央体育館
  • ホッケー8月3日(水曜日)から7日(日曜日)
    岩手町ホッケー場ほか
  • 陸上競技8月3日(水曜日)から7日(日曜日)
    北上総合運動公園北上陸上競技場
  • 弓道8月4日(木曜日)から7日(日曜日)
    岩手県営武道館
  • ボート8月6日(土曜日)から9日(火曜日)
    花巻市田瀬湖ボート場
  • 体操(体操のみ)8月7日(日曜日)から9日(火曜日)
    一関市総合体育館
  • 水泳(競泳・飛込)8月17日(水曜日)から20日(土曜日)
    盛岡市立総合プール

ホームページ:http://www.pref.iwate.jp/~hp0908_1/
お問い合わせ:県庁スポーツ健康課内岩手県実行委員会事務局 電話:019-629-6188

ご利用ください

県産材を使った家づくりを支援

高い省エネ性能を備え、一定量以上の県産材を活用した住宅の新築・増改築を行う場合に、住宅ローンの利子額の一部を助成しています。助成額は、新築の場合で最大30万円(増改築は最大10万円)です。この他にも、住宅エコポイントや減税制度など、住宅の新築・増改築の支援制度を活用できます。この機会に、県産材を活用した木造住宅の新築・増改築をご検討ください。
お問い合わせ:県庁建築住宅課 電話:019-629-5934

「デジタルライブラリーいわて」公開

県立図書館には、古絵図や古文書など、岩手の歴史に関する貴重な資料が数多く保管されています。普段は専用の書庫で管理されていますが、これらの保存と活用を目的として、今年5月に「デジタルライブラリーいわて」をホームページ上に公開しました。ご家庭のパソコンから岩手の歴史を物語る資料に触れていただくことができますので、ぜひご活用ください。
ホームページ:http://www.library.pref.iwate.jp/dli/index.html
お問い合わせ:県立図書館 電話:019-606-1730

離職者対策資金貸付制度のご案内

企業の倒産や事業の不振・縮小、雇い止めなど、事業主の都合により離職したかたに対して、生活資金の融資を行っています。融資限度額は100万円、融資利率は年0.75%(別途年1.2%の保証料が必要)です。なお、融資の際は原則1名の連帯保証人が必要となります。
お問い合わせ
県庁雇用対策・労働室
電話:019-629-5586
東北労働金庫岩手県本部
電話:0120-1919-62(フリーダイヤル)
または東北労働金庫県内各支店

心の病気のときも適切な受診を!

心の不調を感じたら、早目に日中の診療時間内に精神科医を受診するのが一番ですが、もし、夜間・休日に医療が必要な心の不調を感じたり、また、家族がそのような症状だったら、「県精神科救急情報センター」に電話で相談しましょう。なお、精神科のかかりつけ医がある場合は、まず、かかりつけ医に相談しましょう。
県精神科救急情報センターの受付内容
夜間・休日の緊急的な精神医療相談
相談内容に応じて助言や医療機関の紹介
受付時間24時間(土日・祝祭日を含む)
お問い合わせ:県精神科救急情報センター 電話:019-624-6791

募集しています

警察官B、警察事務職員募集

受験資格
警察官B 17歳以上29歳未満(大学卒業、卒業見込みを除く)
警察事務II種 19歳以上26歳未満
警察事務III種 17歳以上21歳未満(大学卒業、卒業見込みを除く)
申込期間 8月1日(月曜日)から31日(水曜日)
お問い合わせ:県警察本部019-653-0110または最寄りの警察署

アンケートプレゼント

岩手の豊かな自然や人が育んだ県産品は安全・安心で高品質!! アンケートにお答えいただいた皆様の中から抽選で合計10名様にプレゼント。お好きな商品を1つ選んでご応募ください。左記の(1)~(4)に対する回答に、住所・氏名・年齢・職業・電話番号・ご希望商品のアルファベット記号(AまたはB)をお書き添えのうえ、はがき、ファクス、電子メールでお送りください。

送り先

  • はがき
    郵便番号020-8570(住所不要)
    岩手県広聴広報課「いわてグラフ7月号・読者アンケート」係
  • ファクス:019-651-4865
  • 電子メール:kouhou@pref.iwate.jp

応募締切

平成23年8月31日(水曜日)当日消印有効

当選発表

商品の発送(平成23年9月下旬頃)をもって代えさせていただきます。
Aきんいろあんぱん(4個入)5名様
平泉町産の幻の小麦「コユキコムギ」と自家製天然酵母で作った、きんいろあんぱん。黄金色に焼き上がった生地の中には、餡がたっぷり。噛みしめるほど、小麦本来の甘味が広がります。
お問い合わせ:毛越寺門前直売あやめ内 [きんいろぱん屋] 電話:0191-48-3135(平泉町)
Bさるなしロール(1個入)5名様
軽米町の特産「さるなし」は、栄養価が高く、ビタミンCも豊富。この果汁を使った甘酸っぱいクリームを、ふんわり生地で包みました。冷やすとさらに美味しく召し上がれます。
お問い合わせ:軽米町産業開発 電話:0195-46-4222(軽米町)

いわてグラフについてアンケートにご協力ください。

  1. 記事は分かりやすかったですか?(番号で回答)
    (1)非常に分かりやすい (2)分かりやすい (3)普通 (4)分かりにくい (5)非常に分かりにくい
    (注)(4)または(5)のかたは、どのような点が分かりにくかったか、参考までにお教えください。
  2. 今回の企画で面白かったもの、興味をもったものは何ですか?
  3. 県政で興味のあるものは何ですか?(番号で回答)
    (1)医療 (2)福祉 (3)雇用 (4)子育て (5)その他()
    (注)(5)その他のかたは、興味のあるものをお書きください。
  4. 本誌へのご意見・ご要望がありましたらご自由にお書きください。

1~3については必ずご記入ください。
ご記入いただいた個人情報やアンケート内容につきましては、厳正な管理のもとで取り扱い、アンケート集計、プレゼントの発送にのみ利用させていただきます。

いわてグラフについて
震災の影響により、広報紙の規格などを変更しております。今年度の発行は年4回とし次号は9月の予定です。

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平泉の文化遺産世界遺産登録に!

世界遺産登録は私たちの希望。
平泉の理念を新しい岩手の道標に!

6月29日、パリのユネスコ本部で開催された第35回世界遺産委員会において、平泉の文化遺産が世界遺産に登録されました。達増知事は、世界に向けて感謝の気持ちと、復興に向かう決意を示した「東北復興平泉宣言」を発表しました。

東北復興平泉宣言

平泉の文化遺産が、ユネスコ世界遺産に登録されました。平泉町、岩手県、そして東北の私たちにとって、大きな喜びであり、誇りです。
東北は、3月11日の東日本大震災津波によりとても大きな被害を受けました。日本全国、そして世界中から多くのご支援をいただいたことに対し、心から感謝いたします。
11世紀、東北では激しい戦乱があり、多くの命が犠牲となりました。奥州藤原氏の初代清衡公は、荒廃した国土を復興し、戦乱の無い平和な理想郷を実現するために、この地にこの世の浄土を創ろうとしました。こうして、平泉の文化遺産が築かれていきました。
仏教の考え方に基づいて造られた平泉は、素晴らしい寺院や庭園を残すとともに、あらゆる生命を尊び共に生きるという理念を私たちに伝えています。
私たちは、平泉の理念を胸に、東北の災害からの復興に取り組みます。そして、平泉の文化遺産を、将来にわたって守り伝えていくことを誓います。
平成23年7月3日
岩手県民を代表して
岩手県知事 達増拓也

東北・北海道初の世界文化遺産に

2008年の「登録延期」から3年。推薦書を改定し再推薦を行い、平泉の文化遺産は「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」として、この度世界遺産に登録されました。
登録が認められたのは、奥州藤原氏4代の御遺体・首級が眠る金色堂のある中尊寺、仏の世界を表したとされる浄土庭園のある毛越寺など、「浄土世界」を表した5資産。平泉の核である浄土思想に基づき、現世に仏国土(浄土)を創造した独特の事例であることが認められました。
震災によって大きな痛手を受けた岩手にとって、この世界遺産登録は大きな希望となるもの。県民の皆さんと力を合わせながら、「平泉の価値」を世界にアピールしていきます。

平泉が掲げた理念を、復興の道標に

11世紀の東北は、長い戦乱によって多くの命が失われ、国土は荒廃していたといいます。そこに新たな理想郷づくりの志に燃え、東北の中心に拠点を築いたのが奥州藤原氏・初代清衡でした。振り返ればそれは、震災から復興へと立ち上がる今の岩手の姿に重なります。
争いのない平和な地域をつくり、人と自然が共生できる理想郷をつくること。「平和」と「共生」を掲げた平泉の理念は、東北全体の復興の象徴であり、私たちが目指すべき新たな県づくりにつながっています。
人と人の絆を大切にし、互いに支え合い、共に生きる岩手へ。自然の力を生かし、美しい海と共生する岩手へ。平泉の理念を復興の道標として、新しい岩手を、一緒につくっていきましょう。

世界遺産 平泉

世界遺産に登録された5つの構成資産をご紹介します。

中尊寺

奥州藤原氏の初代清衡が12世紀初めから四半世紀をかけて造営した寺院。境内には、金色堂、金色堂旧覆堂、経蔵等の国宝及び重要文化財がある。

毛越寺

二代基衡が12世紀中頃に造営に着手、三代秀衡の時代に完成した寺院。日本有数の浄土庭園があり、
特別史跡と特別名勝の二重指定を受けている。

観自在王院跡

毛越寺の東に接する基衡の妻が建立したと伝えられる寺院の跡。阿弥陀如来の極楽浄土を表現した浄土庭園が造られていたと考えられている。

無量光院跡

三代秀衡が12世紀後半に建立した寺院の跡。西方に金鶏山、園池に浮かぶ島に仏堂と拝所を設けた空間構成は、浄土庭園の発展した形態。

金鶏山

浄土思想に基づいて、平泉の空間設計の基準ともなった信仰の山。中尊寺と毛越寺のほぼ中間に位置し山頂には経塚が設けられていた。


いわてグラフは516,000部作成し、県内全世帯に配布しています。1部当たりの単価は、約13円です。

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秘書広報室 広聴広報課 広聴広報担当(広報)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
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