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いわてグラフ6月号(第732号)テキスト版

ID番号 N8835 更新日 平成26年1月17日

表紙

いっしょに育む 希望郷いわて マガジン
いわてグラフ 2012年6月号 第732号 
平成24年6月15日発行(年5回発行)
未来行きのレールに、夢を乗せて。

[写真キャプション]
三陸鉄道株式会社北リアス線運行部 運転士候補生 小松翔さん

特集1 未来を描ける岩手をつくる いわて復興元年予算
特集2 いわての食卓を守るために 放射性物質をしっかりチェック!

2ページ

夢(ゆめ)
今号の表紙
地域を支える鉄道マンとしてふるさとに貢献したい

三陸鉄道株式会社運転士候補生 小松翔さん

大船渡市出身の小松翔さんは、三陸鉄道入社2年目の19歳。入社日は2011年4月1日、東日本大震災津波発生後の大混乱の最中でした。
入社して半月ほどは、大船渡にある南リアス線運行部でガレキ撤去に従事。その後北リアス線に配属され、車掌業務や駅の業務をこなしながら、運転士になるための研修を受けています。
北リアス線は今年4月1日、田野畑駅~陸中野田駅間の運転が再開。地域の足として利用されてきた三陸鉄道の全線復旧に向けて、また一歩、力強く前進しました。
「この路線を頼りにしてくれる人たちの暮らしを支えたい。先輩たちが地域の人に頼られ、感謝されているのを見ると、『いつか僕もそういう鉄道員になりたい』と思います」と、小松さん。
少しはにかんだ笑顔の奥に、「地元に貢献したい」という熱い思いを秘めています。

[写真キャプション]
1枚目 田野畑駅の利用者の皆さんと。車を持たない人にとって、鉄道は大切な交通手段のひとつです。
2枚目 トレードマークの車輌カラーは通称「トリコロール」。列車は今日も三陸の絆を紡ぎます。
3枚目 三陸鉄道久慈駅前には、「つながろう三陸! つなげよう三鉄!」のメッセージが掲げられています。
4枚目 三陸鉄道久慈駅の運賃表は、気仙沼までつながったまま。全線復旧の夢がかなう日まで、三鉄の思いはひとつです。

目次

第732号 平成24年6月15日発行(年5回発行)
03 特集1 未来を描ける岩手をつくる いわて復興元年予算
08 特集2 いわての食卓を守るために 放射性物質をしっかりチェック!
10 岩手にキラリ いま、輝く人
12 復興に向けてできることをひとつずつ!
13 県施設のイベント情報、アンケート・プレゼント
14・15 岩手県からのお知らせ、災害関連インフォメーション
16 いわての魅力 世界遺産・平泉

3ページから5ページ

特集1 未来を描ける岩手をつくる
「いわて復興元年予算」

県は、平成24年度を「復興元年」と位置づけ、被災者一人ひとりに寄り添い、地域の復興を力強く後押しするための予算を編成しました。震災からの復旧・復興、さらにはその先にある「希望郷いわて」の実現に向けて、新たな歩みが始まります。

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綾里漁業協同組合 小石浜青年部

ふるさと岩手の復興を力強く推進します。

[写真キャプション]
(写真右上から時計回りに)釜石市に住む家族、小本浜漁港の漁師、大槌町消防団の皆さん、シープラザ釜石の海産物商店の夫婦。

「復興計画」と「いわて県民計画」の推進を着実に!

今年度は、東日本大震災津波からの復旧・復興、さらには、その先にある「希望郷いわて」の実現に向けて、本格的なスタートの年となります。
被災者が希望を持って、ふるさとに住み続けることができるよう、「復興計画」に掲げた「『安全』の確保」「『暮らし』の再建」「『なりわい』の再生」の3つの原則に基づく取り組みを迅速に実施していきます。さらに、県の総合計画である「いわて県民計画」の第2期アクションプランも実質的にスタートします。岩手の未来へ向け、この2つの計画に基づく取り組みを着実に進めていきます。

過去最大の予算を確保し復旧・復興を全力で!

大震災津波からの復興のためには、災害復旧事業費や、さまざまな支援に要する経費など、多額の財源が必要です。県は、国の財政支援を活用しながら、平成22、23年度に、過去に例のない回数・規模の補正予算を編成してきました。
平成24年度当初予算は、「いわて復興元年予算」と位置づけ、震災復興に要する経費を最大限取り入れた結果、当初予算としては過去最大規模1兆1183億円となりました。
被災者一人ひとりの復興を後押しし、地域の復興の流れを加速させるための積極的な予算となっています。

予算規模の推移[当初予算ベース]単位:億円
平成20年 6,584
平成21年 6,588
平成22年 6,988
平成23年 6,953
平成24年 11,183 6,532+震災対応分4,652
(注1)表示単価未満を四捨五入しているため、内訳は合計と一致していません。
(注2)平成23年度は、当初予算が骨格予算のため、当初予算と第4号補正予算の合計額(実質的な当初予算額)となっています。

復興の歩みを進めながら岩手の未来を創造

「復興計画」では、長期的な視点に立ち、世界に誇る新しい三陸地域の創造を象徴する取り組みとして「三陸創造プロジェクト」を掲げ、国際リニアコライダーの東北誘致や、自立・分散型のエネルギー供給体制の構築に向けた取り組みなどを推進することとしています。
大震災津波からの復興は、岩手全体の復興でなければならないとの認識のもと、県民の皆さんと共に、内陸地域と沿岸地域が一体となった、オール岩手による取り組みを進めていきます。

今年度の主な取り組み

大震災津波からの復旧・復興に全力で取り組むとともに、いわて県民計画に掲げる「希望郷いわて」の実現に向けた施策を進めていきます。

いわて県民計画 

仕事
  • ものづくり産業の基盤形成と産業集積の促進、地域の特色や資源を生かした産業の振興
  • ジョブカフェなどによる若年者・離職者の就職支援
  • 農林水産業の核となる経営体の育成、6次産業化などの推進による高付加価値化 など
暮らし
  • ドクターヘリの導入などによる地域の保健医療体制の確保
  • 県内の障がい児療育の拠点となる「県立療育センター」の整備
  • 「新しい公共」の拡大と定着に向けた仕組みの構築による地域コミュニティの再生・活性化 など
学び・こころ
  • 地域を担う人材を育成するキャリア教育の推進
  • 世界遺産平泉の理念の普及に向けた取り組み
  • 平成28年に開催される「新しい岩手型国体」に向けた準備 など

復興計画

「安全」の確保
  • 防潮堤など津波防災施設の復旧・整備や自主防災組織の育成強化などによる「多重防災型まちづくり」の推進、防災拠点施設への再生可能エネルギー導入支援
  • 復興道路をはじめとする道路ネットワークの構築、三陸鉄道の全線運行再開に向けた取り組み
  • 学校、公共施設などの放射性物質の除染の実施 など
「暮らし」の再建
  • 災害復興公営住宅の整備、住宅再建に向けた各種支援制度の創設及び充実
  • 事業復興型雇用創出事業などを活用した雇用の場の創出
  • 「いわての学び希望基金」を活用した奨学金の給付 など
「なりわい」の再生
  • 漁船や養殖施設、共同利用施設などの復旧・整備
  • 被災した中小企業の施設の復旧への補助、二重債務問題の解消に向けた取り組みによる中小企業などの事業再開支援
  • 「いわてデスティネーションキャンペーン(注)」の実施とその効果の維持・拡大に向けた誘客事業の展開 など
    (注)県やJRなどが協力して行う日本最大規模の観光キャンペーン。デスティネーション(目的地・行き先)とキャンペーン(宣伝)の造語。
三陸創造プロジェクト
  • 国際リニアコライダーの東北誘致に向けた取り組み
  • 自立・分散型エネルギー供給体制の構築に向けた取り組み など

6ページから7ページ

復興計画に基づく具体的な取り組みをご紹介します。この他にも、さまざまな取り組みを進めていきます。

「安全」の確保
安全で安心な日常生活を支えるために 防災のまちづくりに取り組みます。

災害に強い安全で安心な暮らしを支えるためには、津波防災施設や道路・橋りょうなどの復旧・整備、すばやく避難できる仕組みづくりなどを連携させた「多重防災型まちづくり」を進める必要があります。
湾口防波堤が倒壊するなど大きな被害を受けた釜石港や、宮古市の金浜海岸では、本格復旧に向けた工事に着手しました。
また、地域内で互いに助け合うための中核となる、自主防災組織の育成や、実践的な訓練の実施などを進め、地域防災力を強化していきます。
こうした施策を適切に組み合わせながら、人命と暮らしを守る安全で安心な防災都市、住民主体の新しいまちづくりを進めています。

〈災害に負けないために〉
施設をつくる(防潮堤・防波堤の整備など)+ひとを育てる(自主防災組織の育成強化)
多重防災型まちづくり

「暮らし」の再建
住宅再建費用の補助や奨学金制度を設置 被災者の生活立て直しを支援します。

  • 住宅ローンなどの利子を負担
  • 新築や購入の費用を補助
  • 被災住宅の補修・改修への補助
  • 被災宅地復旧への補助

被災者の皆さんが1日でも早く安定した生活に戻れるよう、住宅再建などに対する支援をしていきます。
県は市町村と共同で、被災者生活再建支援制度の対象者に、新築や購入の費用として最大100万円を上乗せして補助しています。
また、住宅ローンの負担を軽減するため、金融機関からの借り入れに対する利子補給や、被災住宅の補修・改修、被災宅地の復旧に対する補助などを行っています。
詳しくはお住まいの市町村へお問い合わせください。

「いわての学び希望基金」

震災によって親を失った子どもたちや、家計が急変し、経済的に厳しい状況におかれた子どもたちが、自らの希望に沿った学校を卒業し、社会人として独り立ちするまで、息の長い支援をしていきます。

学生から大学生(専門学校生含む)までの奨学金

県庁教育企画室 電話:019-629-6108

未就学児童への給付金 

県庁児童家庭課 電話:019-629-5461

いわての学び希望基金への寄付 個人のかた

県庁税務課 電話019-629-5144 法人・団体のかた
県庁復興局総務課 電話:019-629-6922

「なりわい」の再生
地域に根ざした産業を再生させるため 被災地の水産業や中小企業を積極的に支援します。

沿岸地域の基幹産業である水産業を復旧・復活させるためには、漁業と流通・加工業を一体として再生させることが大切です。昨年度に引き続き、養殖施設や漁船などの整備に対して支援していきます。
水産加工業をはじめとし、沿岸地域の商工業も非常に大きな被害を受けています。そのため、事業所や設備などを失い、事業を再開できない中小企業者を対象に、建物、機械などの整備に要する経費を補助するとともに、二重債務問題の解消に向けた取り組みを行っていきます。
また、被災した中小企業者の再建を支援するため、商工会やいわて産業振興センターなどの支援機関が行う専門家派遣などの経費を補助していきます。それぞれの支援機関が連携し、中小企業者のニーズなどの情報共有を図り、最適な支援を行うことができる体制を整えることで、地域経済の復興と雇用の創出を進めていきます。

[写真キャプション]
1枚目 工場が被災したものの、生産を再開した釜石市の水産加工業者の作業 
2枚目 岩泉町でのわかめの収穫作業

三陸創造プロジェクト
世界唯一の大規模研究施設 「国際リニアコライダー」の東北誘致に取り組んでいます。

国際リニアコライダー(ILC)とは、世界中の研究者が協力し、世界にひとつだけ建設しようと計画している大規模研究施設。全長31キロメートルから50キロメートルの地下トンネル内に加速器などの装置を設置し、質量の起源や時空構造、宇宙誕生の謎の解明を目指します。
ILCの建設には、活断層がなく岩盤の硬い地域が適しています。建設候補地は、国内では東北の北上山地と九州の脊振山地の2か所、国外ではアメリカやヨーロッパにもあります。ILCが建設されると、学術や経済、産業、まちづくりなど、あらゆる分野に大きな効果が期待できます。県では、震災からの復興の象徴として、ILCの東北誘致に取り組んでいます。

[図]ILCができると、新産業、新しい雇用、学術都市、地下実験ホールができるイメージ

8ページから9ページ

特集2 いわての食卓を守るために放射性物質をしっかりチェック!

毎日のご飯を、安心して食べられるように。放射性物質に関するこれまでの岩手の検査状況、新しい基準値の考え方、今後の検査などへの取り組みについてご紹介します。

これまでの県の取り組み

県では、県内で生産される安全な農林水産物を安心して食べていただけるよう、放射性物質の検査を実施してきました。昨年度は、牛肉、乾しいたけの一部を除いて、国の暫定規制値を下回る値となっています。暫定規制値を超えた県産食材は流通を未然に防ぐなど、安全・安心に努めてきました。

新しい基準値でさらに「安全」へ

今年4月、より安全に配慮した食品中の放射性物質の新基準値が施行されました。これまでの暫定規制値でも健康に影響はないと言われてきましたが、新基準値は、食品の国際基準を作成している国際的な政府間機関コーデックス委員会の指標にのっとり、さらに厳しいものとなっています。
新基準値では、食品から受ける年間被ばく線量の上限が、5ミリシーベルトから1ミリシーベルトに引き下げられました。そして、年齢や性別ごとに摂取量などから被ばく線量の上限値を求め、その最小値よりさらに厳しい値=1キログラムあたり100ベクレルを、「一般食品」の基準値としています。
「乳児用食品」・「牛乳」は、子どもへの配慮から、一般食品の半分である1キログラムあたり50ベクレルに。「飲料水」はWHOの基準を踏まえ、1キログラムあたり10ベクレルとしています。
これまでの県の検査結果では、原木生しいたけ、山菜、川魚などの一部の県産食材を除いて、ほとんどの食品が新しい基準値を下回っています。(5月15日現在)

普段の食生活で気をつけることは?

昨年度、主に県南部を対象に15歳以下の子どもたちの内部被ばく健康影響調査を実施しました。調査結果について、緊急被ばく医療の専門家などからなる有識者会議で検討したところ、これまでと同様の食生活を続けても、健康に影響が及ぶとは考えにくいとの判断に至りました。
当県における放射性物質の内部被ばくによる発がんリスクは、喫煙や高塩分食、野菜不足などによるリスクと比べ極めて低いと考えられます。発がんリスクを低減するためには、食事を含む正しい生活習慣の維持や改善に努めることが効果的と考えられます。

新しい基準値の考え方

年間線量の上限を年間5ミリシーベルトから年間1ミリシーベルトに引き下げ
「食品からの線量の上限値 1ミリシーベルト/年」から飲料水の線量を引き、一般食品に割り当てる線量を決定。
年齢や性別ごとに、体格や食べる量、代謝などを基に「限度値」を算出。

 

限度値の一覧

年齢区分等

限度値

1歳未満

男女 460

1歳から6歳

男 310、女 320

7歳から12歳

男 190、女 210

13歳から18歳

男 120、女 160

妊婦

160

最小値

120

(単位:1キログラムあたりのベクレル)

 

限度値の最も厳しい値をさらに下回る1キログラムあたり100ベクレルが全区分の基準

  • シーベルト 放射能による人体への影響の大きさを表す単位
  • ベクレル 放射性物質が放射能を出す能力の大きさを表す単位

放射線セシウムの新基準値

食品群

基準値

一般食品

100

乳児用食品

50

牛乳

50

飲料水

10

(単位:1キログラムあたりのベクレル)

  • 食品の区分を変更
  • 一般食品は1キログラムあたり500ベクレルから1キログラムあたり100ベクレルに引き下げ(野菜類、穀類、肉、卵、魚など)
  • 乳児用食品・牛乳は子どもに配慮し、一般食品の半分の1キログラムあたり50ベクレル
  • 飲料水は、すべての人が摂取し、代替がきかず、摂取量が多いことから1キログラムあたり10ベクレル

計画的な検査で安全・安心

農林水産物 検査の対象を追加

県では、県内で生産される米、野菜、果実などの農産物、原乳や肉類などの畜産物、海産魚や川魚などの水産物、しいたけなどの特用林産物について、放射性物質の検査を計画的に行っています。
今年度は、昨年度よりもさらに検査対象を拡大し、国の定める基準値を超えた場合は出荷自粛を要請するなど、県産農林水産物の安全性の確保に努めます。

流通食品 計画的な検査を実施

県では、県内全域に流通している店頭の食品から、毎月10品目程度を選び、放射性物質の検査を実施します。対象は、流通量の多い食品、主要な農産物が中心となります。また、この条件に関わらず、これまでの放射性物質検査で高い値が報告された食品については、必要な検査を行います。
基準値を超えた食品が見つかった場合、食品衛生法に基づいて回収・廃棄命令など必要な措置を講じるとともに、迅速な情報公開に努めます。

学校給食 より安全・安心な学校給食の提供に向けて

県では、安全な給食を提供するため、県立学校に測定機器を整備するとともに、市町村が測定機器を導入する際の補助金制度を設けるなどの支援を行っています。
また、市町村などが給食で使用する予定の食材を事前に測定した場合において、もし国の定める基準値の2分の1以上の値が検出された際には、あらためて県が食材の放射性物質濃度の精密な検査を行い、基準値を超えた食材が給食に使用されることのないようにしています。
今後も、より一層の安全・安心な学校給食の提供に向けて、県と市町村で連携を図りながら取り組んでいきます。

[写真キャプション]
ゲルマニウム半導体検出機に、この日の検査対象である「水」を入れ、放射性物質を検査する様子。多種類の放射性物質を同時に検査することができます。(県環境保健研究センター)

検査結果の見方について

「不検出」とは? 放射性物質の濃度が、検出できる限界(検出下限値)を下回っていた場合、検査結果は「不検出(<数値)」と記載されます。()内の数値が検出下限値で、実際の濃度は、これよりも低いことを意味します。

放射性物質に関する相談窓口

[食品の新しい基準値・流通食品] 

県庁県民くらしの安全課 電話:019-629-5322

[農林水産物] 

県庁農林水産企画室 電話:019-629-5622

[学校給食] 

県庁スポーツ健康課 電話:019-629-6193

[全般に関すること] 

県庁総務室 電話:019-629-6815
 

10ページから11ページ

岩手にキラリ いま、輝く人

今、キラリと輝く人にスポットを当て、いわての「これから」を明るく照らす ふるさとの底力をシリーズで紹介します。

生産者と消費者をIT(注)でつなぐ仕掛け人

(注)「情報技術」のことで、コンピュータやデータ通信に関する技術の総称。

ウェブで被災地応援 工藤昌代さん

地域に活力をもたらすような事業がしたい。盛岡市でウェブサイトの企画・開発・制作を手がける企業、株式会社ホップスを経営する工藤昌代さんは、地域貢献を軸に、新しい発想での情報発信に取り組んでいます。
事業を通じて県内の生産者と交流を深める中、東日本大震災津波が発生。「インターネットを活用している会社として、できることは何だろう」と考え続けた工藤さんは、「YELL NIPPON(エールニッポン)」というサイトを立ち上げました。被災地で立ち上がり、販売を再開した生産者と、商品を買うことによって支援したいという人をつなぎ、その経済活動を応援することが目的です。
「会社を始めた頃は、社会貢献なんて大それたことは自分にはできないし、やろうとも思っていませんでした。でも、できることからやればいいんだと、次第に気づきました」と工藤さん。これまでの活動が評価され、今年1月には、旺盛なチャレンジ精神で革新的な事業を推進する経営者に贈られる「東北アントレプレナー大賞」(東北ニュービジネス協議会主催)を受賞しました。
「岩手にはさまざまな魅力があります。県民の皆さんが、ひとつでいいのでそれを見つけて発信すれば、やがて地域を盛り上げる大きな力になるのでは」と話す工藤さん。岩手を元気にしたいという思いはますます強まります。

[写真キャプション]
1枚目 工藤昌代さん[株式会社ホップス代表取締役] 盛岡市出身。1996年、「有限会社ホップス」を設立(2004年に株式改組)。東北の逸品を発掘し、紹介するショッピングサイト「まがりや.net」ほか、DTP(出版物の原稿作成や編集、デザイン、レイアウトなどの作業をコンピュータで行うこと。)、プログラム開発などを手掛けています。
2枚目 パソコンでウェブサイトをチェックする工藤さんと、「まがりや.net」店長の鎌田智代さん。
3枚目 被災地で新たな一歩を踏み出した生産者や事業者を取材し、その経済活動を応援する沿岸応援プロジェクト「YELL NIPPON(エールニッポン)」。

全力プレーで岩手を元気にしたい

プロバスケットボール選手 澤口誠さん

岩手初のプロバスケチームとして、昨年秋からbjリーグ(「日本プロバスケットボールリーグ」の通称)に参入した「岩手ビッグブルズ」。そのチームの主軸を担うのが、釜石市出身の澤口誠選手です。
中学まで釜石で育ち、盛岡南高校を卒業した2010年、「秋田ノーザンハピネッツ」に入団。高卒ルーキーながらオールスターゲーム出場を決めるなど、その活躍ぶりが注目されていました。しかしシーズン終盤の3月11日、東日本大震災津波が発生。甚大な被害を受けた故郷に胸を痛めながらも、プロ選手として試合に出場する日々を歯がゆく感じていたと言います。
シーズン終了後の昨年6月、澤口選手は、新規参入することとなった「岩手ビッグブルズ」への移籍を発表。「岩手の選手として、バスケで地元を元気にしたい」という、悩み抜いた末の決意によるものでした。
「いちばん心に残っているゲームは12月10日、宮古でのホーム初勝利。岩手のみんなにやっと勝ち試合を見せることができてうれしかった」と澤口選手。10月に開幕する次のシーズンに向け「もっと強いチームになって岩手を盛り上げたい。試合を見に来てくれた人に、勇気や希望を持ってもらえるよう全力で戦う」と、闘志を燃やしています。

[写真キャプション]
1枚目 澤口誠さん[岩手ビッグブルズ所属] 釜石市出身、1991年生まれの20歳。盛岡南高校を卒業後すぐにプロデビューし、即戦力として活躍。2011年、bjリーグに新規参入した岩手ビッグブルズに移籍。
2枚目 試合の合間を縫って、県内各地のミニバスケットチームや中学バスケ部などを対象とした、バスケットクリニック(講習会)を開催。子どもたちにとっては、プロの技を学べる貴重なチャンスです。
3枚目 クリニックの「教え子」たちとの記念写真。試合の応援に駆けつけてくれることもあるとか。

12ページ

復興に向けてできることをひとつずつ!

前を向き歩き出した沿岸部の人たちがいます。そのかたがたを支援する内陸部の人たちがいます。自分のため、地域のため、そして岩手の未来のために。各地で始まっている復興に向けての一歩をご紹介します。

大津波語り部&ガイド 田野畑村

「語り部」として、多くの人に 津波の恐ろしさと感謝の思いを伝えたい

「NPO法人体験村・たのはたネットワーク」が企画する「大津波語り部&ガイド」。被災地を訪れるツアー客を特に被害の大きかった羅賀・島越の両地域に案内し、大津波の体験と教訓を語ります。
「津波を思い出すのは、正直、胸が苦しい。それでも生き残った私には『伝える』という役割が残っているのかもしれません」と、語り部のひとり、工藤房子さん。時々声を震わせながら、壮絶な経験を語ります。「被災地に心を寄せ、足を運んでくれる人たちに励まされます。私にできることで、感謝の気持ちを伝えたい」 語り部としての切なる思いが、聞く人の胸に強く響きます。

[写真キャプション]
島越地区の語り部、早野くみ子さんと工藤房子さん。駅舎もプラットホームもなくなった島越駅には、宮沢賢治のレリーフだけが残されています。

鵜住居児童館 釜石市

児童館が地元に帰ってきた 子どもたちの元気な声が、地域も元気にする

津波で流失した釜石市鵜住居児童館が、今年3月、同地区に戻ってきました。震災後は離れた場所で開館していましたが、地元に帰ってきた鵜住居小学校の仮設校舎の完成を追いかけるように、隣地に移転。子どもたちの放課後の居場所として利用されています。
室内には広々とした遊び場があり、全国から届いた本やオセロ、野球盤などのオモチャも用意。安心して子どもを預けられる場所を身近に利用できるようになったことは、働くお父さん、お母さんの仕事の張り合いにもつながります。子どもたちの元気な声が響く児童館。その笑顔が、周りの大人も元気にしてくれます。

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学校が終わると「ただいま!」と次々やってくる子どもたち。保護者が迎えに来るまで、宿題や読書、積み木遊びなど思い思いに過ごします。

復興支援学生寮(シェアハウス) 盛岡市

安心して勉強できる環境を整え 学生の新生活を応援

進学のため被災地域から盛岡市へ転入してきた大学生や専門学校生を対象に、シェアハウス(シェアハウスとはひとつの住居を複数人で共有すること)を無償で貸し出す支援が行われています。盛岡市が独立行政法人都市再生機構から無償で借り受けた住宅を提供し、学生の暮らしをサポート。日中は支援員が常駐し、入居者の相談や建物の管理にあたっています。
現在、9人の学生が2~3人ずつ共同生活。みんなで家事を分担しながら、充実した日々を送っています。「将来は地元に戻り、復興の支えになりたい」と力強く抱負を話してくれました。

[写真キャプション]
「1人じゃないから心強いし、親も安心して送り出してくれた」と学生たち。周辺住民とのふれあいの機会もあり、地域の人たちに見守られながら学生生活を送っています。

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県施設のイベント情報

県立美術館[盛岡市]

アール・ブリュット・ジャポネ展
  • 6月12日(火曜日)から9月2日(日曜日)
  • 内容 岩手県生まれの9名を含む63名の作家たちによる、自由な発想と創造の喜びに満ちた作品を紹介。
  • 料金 一般800円(650円)、高校生・学生500円(400円)、小中学生300円(250円) ()内は前売料金及び20名以上の団体料金
  • 所在地:岩手県盛岡市本宮字松幅12-3 電話:019-658-1711

県立図書館[盛岡市]

企画展「いわて郵便ことはじめ」
  • 6月15日(金曜日)から7月22日(日曜日)
  • 内容 盛岡など県内10数か所に郵便取扱所が設置された、明治5年7月の郵便制度全国実施から140周年にあたることを記念し、所蔵図書で郵便の歴史を紹介。
  • 料金 無料
  • 所在地:岩手県盛岡市盛岡駅西通1-7-1 アイーナ4階 電話:019-606-1730

県立博物館[盛岡市]

企画展「土偶まんだら」
  • 7月14日(土曜日)から8月19日(日曜日)
  • 内容 ユニークでミステリアス!岩手の多彩な土偶と全国各地の有名な土偶を比べ、土偶の謎を考えよう!
  • 料金 一般300円、学生140円
  • 所在地:岩手県盛岡市上田字松屋敷34 電話:019-661-2831

滝沢森林公園[滝沢村]

定例森の観察会(植物の不思議探検隊)
  • 6月17日(日曜日)、7月15日(日曜日) 午前10時から12時
  • 内容 森の香りを深呼吸! 白い花も香っています。森林公園、野鳥の森の動物や植物について、専門の指導員がご案内します。
  • 対象 児童・一般
  • 料金 無料
  • 申込 当日
  • 所在地:岩手県滝沢村字砂込1533-1 電話:019-688-5522

御所湖広域公園漕艇場[盛岡市]

第24回湖上フェスティバル 「カヌー・ボート無料体験祭り」
  • 7月29日(日曜日) 受付 午前9時45分から午後2時40分
  • 内容 カヌー30分体験、ボート15分体験、船上見学
  • 着替え、タオルなどを持参してください。
  • 対象 子どもから大人(カヌー体験の1人乗りは小学校4年生以上)
  • 料金 無料
  • 申込 当日
  • 所在地:岩手県盛岡市繋字除キ4-1 電話:019-641-1129 [公益財団法人岩手県スポーツ振興事業団]

視聴覚障がい者情報センター(アイーナ)[盛岡市]

要約筆記者養成講習会(前期課程) 受講生募集
  • 7月21日(土曜日)から平成25年1月13日(日曜日)午前10時から午後4時
  • 全13回(毎月2回程度。主に土曜日)
  • 内容 聴覚障がい者に話の内容をその場で書いて伝える、要約筆記者を養成。
  • 対象 県内に住む18歳以上のかた
  • 料金 無料(テキスト代実費)
  • 申込締切 7月12日(木曜日)
  • 所在地:岩手県盛岡市盛岡駅西通1-7-1 アイーナ4階 電話:019-606-1743

アンケートプレゼント

被災地応援! 沿岸地域からうれしいギフトをお届けします。アンケートにお答えいただいた皆さまの中から抽選で合計8名様(A5名・B3名)にプレゼント。お好きな商品をひとつ選んでご応募ください。下記の(1)から(4)に対する回答と、住所・氏名・年齢・職業・電話番号・ご希望商品のアルファベット記号(AまたはB)をお書き添えの上、はがき、ファクス、電子メールでお送りください。

  • 送り先 はがき 〒020-8570(住所不要) 岩手県広聴広報課 「いわてグラフ6月号・読者アンケート」係
  • ファクス:019-651-4865
  • 電子メール:kouhou@pref.iwate.jp

応募締切 平成24年7月13日(金曜日)当日消印有効

当選発表 商品の発送(8月上旬頃)をもって代えさせていただきます。
A 復興応援釜石ラスク(ごま・シュガーバター・ホタテ味各種10枚入り) 5名様
岩手限定の新スイーツ「釜石ラスク」。サックサクの食感とやさしい甘さが楽しめる釜石の新銘菓です。オリジナルの「ホタテ味」は、お酒のおつまみにも好評。売上の一部が釜石市に寄付されます。
お問い合わせ:釜石ラスク 電話:0193-55-4132
B 宏八屋いちご煮(2缶セット) 3名様
青みがかったアワビの煮汁に浮かぶウニを、朝もやのなかの野いちごに見立てて名付けられた「いちご煮」。三陸の伝統料理であるウニとアワビの潮汁を、家庭で気軽に楽しめます。
お問い合わせ:宏八屋 電話:0194-65-5111

いわてグラフについてアンケートにご協力ください。

  1. 記事は分かりやすかったですか?(番号で回答)
    (1)非常に分かりやすい (2)分かりやすい (3)普通(4)分かりにくい (5)非常にわかりにくい
    (4)または(5)の方かた、どのような点が分かりにくかったか、参考までにお教えください。
  2. 今回の企画で興味をもったものは何ですか?
  3. 県政で興味のあるものは何ですか?(番号で回答)
    (1)地域防災 (2)医療・福祉 (3)雇用 (4)産業振興 (5)その他()
    (5)その他のかたは、興味のあるものをお書きください。
  4. 本誌へのご意見・ご要望がありましたら、ご自由にお書きください。

ご記入いただいた個人情報やアンケートの内容につきましては、厳正な管理のもとで取り扱い、アンケート集計、プレゼントの発送にのみ利用させていただきます。

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岩手県からのお知らせ

今夏も節電に取り組みましょう!

今夏も全国的に電力需給が厳しいことが予想されます。特に、電力使用のピークとなる午後1時から4時までを中心に、節電に取り組みましょう!
節電のポイント

  • エアコンを使用する場合には、室温28度を心がけましょう。(「よしず」や「すだれ」などを利用して、窓からの日差しを和らげることもエアコンの節電につながります!)
  • 日中は不要な照明を消しましょう。
  • 使用しない電気機器のプラグを抜きましょう。その他の取り組み例は、下記の経済産業省ホームページをご覧ください。

お問い合わせ:県庁環境生活企画室 電話:019-629-5271
「今夏の節電メニュー」で検索

クマによる人身被害にご注意ください。

山菜採りなどでツキノワグマに襲われるケースが多発しています。以下の点に注意してクマに遭わないよう気を付けてください。

  • 鈴・ラジオなどで音を出しながら行動する。
  • 沢沿いなどでは音が消されるので特に注意する。
  • 早朝・夕方の入山は避け、複数で行動する。
  • 残飯は放置せず密封して持ち帰る。
  • クマよけスプレーなどを活用する。
  • 地域のクマ情報に注意する。

お問い合わせ:県庁自然保護課 電話:19-629-5371 または最寄りの広域振興局保健福祉環境部

家畜の飼養状況・衛生管理状況の報告

鶏、あひる、うずら、きじ、だちょう、ほろほろ鳥、七面鳥を飼育する方は、家畜伝染病予防法に基づく飼養状況などの報告が必要です。報告期限は6月15日(金曜日)となっていますが、お済みでない場合は、速やかにご提出ください。
お問い合わせ

  1. 中央家畜保健衛生所 電話019-688-4111(盛岡市、宮古市、八幡平市、雫石町、葛巻町、岩手町、滝沢村、紫波町、矢巾町、山田町、岩泉町、田野畑村)
  2. 県南家畜保健衛生所 電話0197-23-3531(大船渡市、花巻市、北上市、遠野市、一関市、陸前高田市、釜石市、奥州市、西和賀町、金ケ崎町、平泉町、住田町、大槌町)
  3. 県北家畜保健衛生所 電話0195-49-3006(久慈市、二戸市、普代村、軽米町、野田村、九戸村、洋野町、一戸町)

岩手県労働者等生活安定支援資金

東北労働金庫と連携して、100万円を限度額とする生活資金の融資を行っています。

離職者対策資金貸付金(注)原則1名の連帯保証人が必要
  • 対象 事業主都合により離職した方
  • 融資利率 年0.75%(別途保証料年1.2%必要)
育児・介護休業者生活資金貸付金
  • 対象 育児・介護休業期間中または復職後6ヶ月以内の方
  • 融資利率 年1.0%(別途保証料年0.7から1.2%必要)

お問い合わせ:県庁雇用対策・労働室 電話:019-629-5585 東北労働金庫岩手県本部 薛0120-1919-62 または東北労働金庫県内各支店

こころの健康相談に関するお知らせ

こころの相談電話

電話:019-622-6955
相談時間 午前9時から午後4時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)

ひきこもり相談

電話:019-629-9617
電話・面接相談のほか、ひきこもり状態にあるかたが集い語り合う場「小さな集まり」を開催しています。

遺族交流会(こころサロン)

電話:019-629-9617
大切な方を自死で亡くされた遺族のかたがたの交流会を開催しています。
開催日時:原則毎月第2日曜日 午後1時30分から3時10分
場所:アイーナ

アルコール家族教室

電話:019-629-9617
アルコール依存の問題がある方のご家族を対象に、アルコール問題の正しい知識と対処法を学びます。

  • 前期:4月から8月
  • 後期:10月から2月 
    いずれも毎月1回(全5回)
うつ病家族教室

電話:019-629-9617
うつ病の方のご家族を対象に、病気の理解と対応の工夫を共に考えます。

  • 前期:4月から7月
  • 後期:9月から12月 
    いずれも毎月1回(全4回)

お問い合わせ:県精神保健福祉センター 電話:019-629-9617

災害関連インフォメーション

災害弔慰金の支給 

東日本大震災津波の災害により亡くなられたかた・行方不明のかたのご遺族に、市町村が災害弔慰金を支給しています。

支給額
  • 生計維持者が死亡された場合 500万円
  • 生計維持者以外の方が死亡された場合 250万円

津波や建物の倒壊など震災により直接死亡していない場合でも、震災が原因で亡くなられた、いわゆる「災害関連死」として判定された場合は「災害弔慰金」が支給されます。

「災害関連死」の事例
  • 避難所生活など環境の変化により体調を崩して死亡した場合
  • ライフラインの停止により十分な医療行為や介護行為を受けることができなかったため死亡した場合 「災害弔慰金」を支給されていないご遺族の方は、被災の際に居住していた市町村にお問い合わせください。

お問い合わせ:被災時に住んでいた市町村役場

沿岸地域の地価動向

被災地域では、地価上昇や投機目的の買占めなどが懸念されています。そこで、沿岸12市町村25地点の地価の鑑定評価や買占めなどの情報を収集する短期地価動向調査を実施しています。平成23年度第2回短期地価動向調査(平成24年1月1日基準日)では、継続的な地価上昇のおそれや復興の妨げとなる土地の買占めなどは認められませんでしたが、復興計画の推進に伴い、今後も地価上昇などの可能性があるため、平成24年度も四半期ごとに調査を実施します。調査結果は、県公式ホームページで随時公表しますので、土地取引の価格指標としてご活用ください。また、引き続き、土地取引情報の提供を受け付けておりますので、高値取引を持ちかけられたり、復興事業予定地の買占めなど悪質な土地取引に関する情報をお持ちのかたは、県庁環境保全課までご連絡ください。

お問い合わせ:県庁環境保全課 電話:019-629-5269 
県ホームページ「地価動向」で検索

岩手県産業再生復興推進計画(産業再生特区)

東日本大震災津波からの復興と産業再生の推進を図ることを目的として、震災により被害を受けた事業者や、復興推進に取り組む事業者を支援するため、東日本大震災復興特別区域法に基づき「岩手県産業再生復興推進計画」(産業再生特区)を策定しました。これにより、新規投資や被災者雇用など、一定の要件を満たす場合に、法人税額の特別控除など税制上の特例を受けることができます。

対象となる産業 

ものづくり産業、医療薬品関連産業、情報サービス関連産業 、木材関連産業、エネルギー関連産業、観光関連産業、食品関連産業、水産関連産業、農業及び関連産業

対象区域 

県内各市町村内の「復興産業集積区域」として指定された区域 詳しくは、県庁復興局産業再生課までお問い合わせください。
お問い合わせ:県庁復興局産業再生課 電話:019-629-6931
県ホームページ「産業再生特区」でサイト内検索

震災からの歩み〈平成24年3月中旬から〉

[被害状況]
死者4,671人
行方不明者1,222人(うち死亡届の受理件数1,140人)
家屋倒壊数24,877棟(5月16日現在)

  • 3月11日 東日本大震災津波岩手県・陸前高田市合同追悼式
  • 3月15日 静岡県島田市が震災廃棄物の受け入れを正式表明
  • 3月17日 宮古港災害復旧事業着工式
  • 3月28日 「地域こころのケアセンター」を設置(久慈、宮古、釜石、大船渡地区)
  • 3月31日 県管理漁港(31か所)全てにおいて、本格復旧工事に着手 県内設置の支援事務所を閉鎖(関西広域連合、静岡県)
  • 4月1日 三陸鉄道 陸中野田~田野畑間運転再開 「発達障がい沿岸センター」を釜石市に開設
  • いわてデスティネーションキャンペーン(注)スタート(6月30日まで)
    (注)県やJRなどが協力して行う日本最大規模の観光キャンペーン。デスティネーション(目的地・行き先)とキャンペーン(宣伝)の造語。) 
  • 4月17日 群馬県中之条町が震災廃棄物の受け入れを正式表明
    厚生労働省が、応急仮設住宅の供与期間の1年間延長を認めると発表
  • 4月21日 種市南漁港で、今年度ウニ初出荷
  • 4月24日 「いわて障がい福祉復興支援センター」を盛岡市に開設
  • 4月28日から 県内各地でゴールデンウィークイベント復活
  • 5月8日 ドクターヘリ本格運航開始
  • 5月11日 2012年養殖ワカメ最終入札 今年の出荷量14,078トン(例年の7割程度)

広聴広報のご案内

県政情報やいわての魅力を配信中

県公式ホームページ http://www.pref.iwate.jp/
岩手県広聴広報課Twitter(ツイッター) http://twitter.com/pref_iwate
岩手県広聴広報課Facebook(フェイスブック) http://www.facebook.com/pref.iwate
メールマガジン(毎週金曜日配信)
県政テレビ「いわて希望の一歩」

  • IBC岩手放送 毎週月曜日 午後7時55分から8時
  • テレビ岩手 毎週月曜日 午後9時54分から10時 [再放送火曜日 午後6時54分から7時]
  • 岩手めんこいテレビ 毎週水曜日 午後9時54分から10時 [再放送日曜日 午後5時25分から5時30分] 
  • 岩手朝日テレビ 毎週木曜日 午後11時10分から11時15分

皆さんのご意見・ご提言をお待ちしています。

  • 手紙・はがき:〒020-8570(住所不要)岩手県広聴広報課
  • 電子メール:koucho@pref.iwate.jp
  • 電話:019-629-5110 受付時間 午前8時30分から午後5時(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
  • ファクス:019-651-4865 [24時間受付]

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いわての魅力 世界遺産・平泉

平安絵巻を優雅に彩る 気仙船大工の「技」

平泉・毛越寺の浄土庭園に、平安絵巻の情趣を添える「龍頭鷁首船」。穏やかな水面を優雅に進むこの船、実は今年春の完成を迎えるまでに、大きな試練を乗り越えてきたのです。
江戸時代からの和船技術を受け継ぐ気仙の船大工集団「気仙船匠会」が、この船の製作を依頼されたのは2010年のこと。ところが東日本大震災津波で作業場が被災し、船体に使う材木が流失。新造船の計画は、途切れてしまったかに見えました。
しかし、平泉の世界遺産登録をきっかけに、計画が再浮上。「地元の技で作ってこそ、船は復興の希望となる」と、毛越寺はあらためて、気仙船匠会に造船を依頼したのです。
世界遺産登録で注目を集める平泉。全国各地、世界各国からたくさんの人が訪れるこのまちの魅力を、気仙の伝統の技が支えています。

[写真キャプション]
1枚目 5月3日に開催された「春の藤原まつり」で、毛越寺・大泉が池に浮かべられた「龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)船」。奥ゆかしい平安絵巻を彩る船は、龍の頭と鷁(げき=想像上の鳥)の首を持つ2隻1対。平安時代には龍頭鷁首船の上で演奏される雅楽を楽しんだと言われています。
2枚目 「世界遺産に関わる仕事ができて光栄」と話す、会長の新沼留之進さん(右)と、棟梁の小松新一さん(左)。

世界遺産 平泉

毛越寺 もうつうじ

奥州藤原氏によって造られ、浄土を地上に表現したと伝わる庭園がよく知られています。大泉が池に、築山や遣水、荒磯風の石組みなどが配されたこの景観は、平安時代に書かれた日本最古の庭園技術書『作庭記』に基づいて造られており、学術的にも貴重な存在。800年あまりを経た今も、変わらない美しさで私たちの心に安らぎを与えてくれます。


いわてグラフ 第732号 平成24年6月15日発行(年5回発行)
企画・発行 岩手県秘書広報室広聴広報課 岩手県盛岡市内丸10番1号 電話:019-629-5283 編集・印刷 山口北州印刷株式会社

いわてグラフは516,000部作成し、県内全世帯に配布しています。1部当たりの単価は、約18円です。

このページに関するお問い合わせ

秘書広報室 広聴広報課 広聴広報担当(広報)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5283 ファクス番号:019-651-4865
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。




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