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いわてグラフ6月号(第737号)テキスト版

ID番号 N8830 更新日 平成29年8月29日

表紙

いっしょに育む 希望郷いわて マガジン
いわてグラフ
2013年6月号
第737号
平成25年6月1日発行(年5回発行)
仲間と共に目指す未来へ
[写真キャプション]種市高校 海洋開発科 潜水実習の様子
特集1
世界が期待するILCを東北に
国際リニアコライダー計画
特集2
平成25年度「いわて復興加速予算」
復興の歩みを加速

2ページ

今月の表紙 仲間 なかま

「南部もぐり」の伝統を受け継ぎ仲間と共に未来へ 

県立種市高等学校海洋開発科

港湾土木や沈没船の引き揚げ作業、海洋調査研究などの分野において、世界で活躍している「南部もぐり」。種市高校には、この技術を習得できる「海洋開発科」があります。
「南部もぐりは、明治時代に確立されたヘルメット式潜水技術。土木に関する知識と技術を兼ね備えたダイバーとして、世界からも注目を集めています」と科長の吹切重則先生。全国唯一の学科だけに県内外から生徒が集まってきます。3年の田村孝太さんは、盛岡市内の中学を卒業後、同校へ。将来はもちろん、南部もぐりを志望。港湾土木に携わり、活躍していきたいという夢があります。また、高校では、仲間との信頼関係を学んだと田村さんは語ります。
「実習は3人1組のチームで行います。水中での作業は危険が伴うため、僕が潜水している間、2人は常に水上から異常がないか見守ってくれる。だから安心して潜れるんです」
同校は、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の主人公・アキが通う高校のモデルになりました。「これを機会に南部もぐりに興味を持ってほしい」と吹切先生。生徒たちは、伝統と技を受け継ぎ、プロフェッショナルへの道を歩んでいます。
[写真キャプション]実習船「種市丸」と海洋開発科の生徒たち。東日本大震災では、船長をはじめ4名の職員が種市丸を沖へ出し、津波から船を守りました。
[写真キャプション]陸上とダイバーの通話手段は無線が中心。水中ではジェスチャーがメインとなるので、コミュニケーション力が必要。
 

目次 

第737号 平成25年6月1日発行(年5回発行)
03 特集1
世界が期待するILCを東北に
国際リニアコライダー計画
08 特集2
平成25年度「いわて復興加速予算」
復興の歩みを加速
10 未来ヘキラリ駆ける人
12 復興に向けてできることをひとつずつ!
13 県施設のイベント情報、アンケート・プレゼント
14 岩手県からのお知らせ、災害関連インフォメーション
16 いわての魅力 世界遺産・平泉

3ページ

特集1 世界が期待するILCを東北に 国際リニアコライダー計画

東北から生まれる未来 

国際リニアコライダー(ILC)は、世界最大の高エネルギー電子・陽電子加速器のことで、世界の素粒子物理学研究の最先端施設です。
ILCは規模が大きいことから、世界各国の協力により世界でただ一つだけつくられることが、研究者の間で合意されています。
施設の運用・研究が始まると、世界中から研究者や技術者が集まり、学び、働く、国際都市になっていくでしょう。
また、研究から生まれる数多くの最先端技術は、あらゆる分野の産業を創出し、大きな経済効果が期待できます。
それは岩手から東北全体へと広がることでしょう。
岩手県では、東日本大震災からの復興の象徴として、ILCの東北誘致に取り組んでいます。

4ページから7ページ

特集1 世界が期待するILCを東北に 国際リニアコライダー計画 

ILCとはどんな施設なの? 

東北の復興と再生に結びつくといわれるILCは、どのような研究施設で、東北につくられるとどのような効果が生まれるのでしょうか。
[図キャプション]ILCの地下構造イメージ (C)Rey.Hori/KEK 

ILCとは? 

International linear Collider(国際リニアコライダー)とは、全長31キロメートルから50キロメートルの地下トンネルに建設される大規模研究施設のこと。大型の線型加速器としては、世界最高・最先端の電子・陽電子衝突型加速器です。世界中の研究者が協力し、「世界に一つだけ」建設しようという計画が進んでいます。

ILCのしくみは? 

地下約100メートル、全長31キロメートルの地下トンネル内で、電子と陽電子を光速に近い速度まで加速させ、正面衝突をさせます。すると、宇宙誕生から1兆分の1秒後の状態がつくり出されます。「ほんの一瞬」だけビッグバンが再現され、質量をつかさどる「ヒッグス粒子」をはじめとして、さまざまな粒子があらわれます。
これらの粒子を観測することにより、どのようにして宇宙が生まれ、物質が生まれたのかという、人類が長年抱いてきた謎の解明に挑むことができます。また、加速器技術の応用範囲は、医療・生命科学から新材料の創出、情報・通信、計量・計測、環境・エネルギー分野まで多岐にわたると考えられています。

ILCでわかること 

スイス・ジュネーブ近郊のセルン研究所に「LHC」という世界最大の加速器があります。周長27キロメートルの円形加速器で、昨年7月、ここで「ヒッグス粒子」が発見され大ニュースとなりました。LHCもILCもヒッグス粒子を調べるための加速器ですが、大きな役割の違いがあります。LHCは複合粒子である陽子と陽子を衝突させます。一方、ILCは素粒子である電子と陽電子を衝突させて新たな素粒子をつくるので、反応が分かりやすく、ヒッグス粒子の詳しい特性を知ることができます。

ILC研究所ができると 

誘致が実現すれば、世界中からILCを建設する加速器の研究者、各種技術者らが東北に集まってきます。また、研究が始まれば、3000人近い研究者とその家族が暮らすようになり、多文化が共生する国際都市が東北につくられます。私たちの身近なところに国際的な「知の拠点」が形成され、最先端の研究を見られることは、子どもたちの知的好奇心を刺激し、夢を与えることにもなるでしょう。

加速器とは? 

電気を帯びた粒子を加速する装置のことです。身近な製品などにも加速器が使われています。
加速器の使用例
ブラウン管、電子顕微鏡、陽電子放出断層撮影(PET)、粒子線照射装置(がん治療)など
[写真キャプション]PET(陽電子放出断層撮影)画像提供 鳥取市立病院
[写真キャプション]超伝導加速空洞ユニット内部(C)Rey.Hori/KEK

用語解説 
  1. 陽電子:電子の反粒子のこと。陽電子は電子と逆のプラスの電荷を持っている。
  2. ビッグバン:宇宙の初めに起きたとされる大爆発のこと。ビッグバン理論は今から約137億年前に起こった爆発(ビッグバン)によってこの宇宙が始まり、引き続く宇宙膨張の中で、素粒子や原子、分子、星、銀河が創られたという理論。
  3. ヒッグス粒子:水が海を満たすように宇宙を満たしていて、素粒子に質量を与えると考えられている粒子。ビッグバンの直後にあらゆる素粒子は質量を持っていなかったが、宇宙が膨張し冷えた段階でヒッグス場の海が形成され、素粒子はその海の抵抗を受けて動きにくくなり、その動きにくさが質量につながったと考えられている。
  4. 素粒子:物質を構成する最小単位、それ以上分割できない粒子のこと。
なぜ岩手なの? 

ILCの立地条件は人工振動がなく、活断層のない硬い安定した岩盤を有すること。その条件を満たすのが北上山地で、奥州市と一関市にまたがるエリアが建設候補地となっています。50キロメートルと広大な花崗岩で活断層もなく、安定した岩盤です。
また、東北の中核都市・仙台や、大船渡港などの重要港湾からのアクセスもよいことから、建設候補地となっています。
[図キャプション]地下約100メートルに、31キロメートルから50キロメートルにわたり建設。(C)Rey.Hori/KEK

ILCのことがよくわかるQ&A 

質問:
本当に岩手に来るの?
回答:
アメリカのシカゴ、スイスのジュネーブ、日本では北上山地と九州の脊振山地が候補になっています。現時点では、日本が有力視されています。
質問:
それはいつなの?
回答:
建設候補地の評価や日本政府の意思決定後、政府間協議が行われ、岩手に誘致が決定すると、建設が始まり、2020年代後半に稼働することが想定されます。
質問:
その施設は安全なの?
回答:
ILCの規模は大きいものですが、施設としては、日本国内にある大小約1400台ある加速器と同じ。どの施設も安全に運転されています。
質問:
自然への影響はないの?
回答:
ほとんどが地下施設ですが、貴重な動植物の生息地を避けるとともに、自然環境の調査を行い、影響は最小限にとどめます。
質問:
地震には耐えられるの?
回答:
固い岩盤の地下約100メートルにつくられるため、揺れの影響は小さくなると考えられています。また、地震が起きればすぐに運転がストップするようになっています。
質問:
ビッグバンなんて怖そう。大丈夫なの?
回答:
ビッグバンの状態を再現するといっても小さな場で、生じるエネルギーも小さなもので、すぐに消滅してしまいます。
質問:
そんな大きな施設で電力は大丈夫なの?
回答:
ILCの運転に必要な電力は23万キロワットとされますが、今の電力供給でも十分に間に合うと確認されています。また、電力消費が大きい時期には運転が停止されます。
質問:
研究はいつまで行われるの?
回答:
セルン研究所は運用開始から約60年がたち現在も稼働しています。ILCは、第1期(31キロメートル)で20年間、さらに将来にわたって運用が見込まれます。

東北復興につながるILC 

世界中から最先端テクノロジーが集結されるILC。
さまざまな分野での技術革新がもたらされ、多方面での経済的波及効果が生まれます。
それは、東北全体へ及び、東日本大震災からの復興と再生につながります。 

希望ある東北づくり 
  • 関連産業の立地
  • 新しい産業の創出 
  • 東北の経済活性化 
  • 子供たちの科学への夢を育み、県民に希望を与える 
最先端の科学技術の研究拠点に 

ILC計画の実現は、最先端の科学と技術力を結集して、宇宙誕生の謎に挑むもの。数千人にも及ぶ優秀な人材が世界中から集まり、東北が基礎科学の研究拠点になるため、教育環境も向上し、人材育成にもつながります。 

新産業の創出 

国際学術研究都市、大学などを拠点として加速器関連産業が集まることにより、材料工学、遺伝子工学、医療・創薬、スーパーコンピュータや計量計測器、情報通信、建築土木など、さまざまな分野で東北における新産業の創出が期待されます。

経済的波及効果 

ILCの建設・運用期間(約30年間)を通じた経済への波及効果は、約4.3兆円に達し、雇用創出は約25万人になると見込まれます。波及効果は、東北にとどまらず、全国に好影響を及ぼすと想定されます。 

夢がふくらむILC 期待の声
最先端の科学技術の研究拠点として、豊かなふるさとに 
NECネットワークプロダクツ株式会社 一関工場長  橋本 雅男さん

建設・運用は約30年間と長期にわたるので、NECは未来を創造する企業として何ができるのか考えています。例えば、情報通信技術を扱う企業ならば、さまざまな観測データを安全性の実証につなげられるのではないかと思います。
岩手県は再生可能エネルギーの活用に力を入れているので、エネルギー関連施設などの研究機関を設置し、相乗効果がもたらされることを期待しています。

岩手大学 理事・副学長 工学博士 岩渕 明さん

岩手大学には工学部があるので、地質調査や装置開発などの分野で貢献できると考えています。世界から研究者や技術者が集まる国際都市づくりに向け、インフラ整備を含めた都市計画に携わることも可能でしょう。それらに関わることで、学生のグローバル化や研究力の向上にも期待しています。
岩手県や地域と連携し、貢献できるように、今から取り組みを始めています。 

一関市企画振興部政策推進監 小野寺順子さん

世界的な研究施設ができることにより、子どもたちも地元に誇りを持ち、大きな夢を描き一人でも多く世界で活躍する人材が誕生してくれることを願っています。
また、世界各国から研究者とその家族が訪れ、住むことになります。自分が外国を訪れたときに何を望むだろうと想像しながら、受け入れについて考えていきたいと思います。
世界が集い世界に羽ばたくまちになるよう取り組んで参ります。 

ILCを東北に 私たちも期待しています。 
NPO法人イーハトーブ宇宙実践センター 理事長 大江昌嗣さん 

奥州市は日本の宇宙科学発祥の地。ILCが誕生することで最先端科学の地となるでしょう。ここで育った子どもたちが、未来のリーダーとして成長することにも期待しています。

久慈市立長内中学校 3年 大向幸子さん

ILC誘致が沿岸部の復興につながればうれしいです。将来は物理学者になりたいという夢も持つようになりました。

奥州市国際交流協会 会長 佐藤剛さん 

国際的なコミュニティが形成され、多文化共生の環境が生まれると予想されます。外国のかたがたに対して暮らしやすい環境をつくりたいです。

インターナショナルILCサポート委員会 委員長 ビル ルイスさん、遠藤ペルリタさん 

初めて来日する外国人も増えるでしょう。海外と日本のつなぎ役となるべく体制づくりを進めています。 

一関市大東町大原自治公民館等連合会 会長 菅原五三男さん

地域産業の活性化だけでなく、医療体制の充実にも期待します。広い分野で次世代に夢をつなげる施設となるでしょう。 

県立一関第一高校 3年 千葉桃子さん

科学の世界的な拠点が日本にできたら刺激的だと思います。物理や化学が好きな仲間が増えることを願っています。 

釜石商工会議所女性会会長 金野恭子さん

釜石は鉄の町であり、ものづくりの町。最先端の技術が集まることで、技術力が高まり、地域活性化にもつながるのではと期待しています。 

ILCの建設スケジュール 

ILC計画は、研究者による国際推進組織が推進しています。
2012年まで 国際共同設計チームによる各建設候補地の条件を考慮した工学設計
2013年から ILC計画推進組織が日、米、EU政府などに設計案を提示 建設候補地の評価や政府間協議 建設地決定
2010年代後半 建設開始
2020年代 稼働開始
[図キャプション]ILCを核とした国際学術研究都市
研究所キャンパス 陽電子の方向 加速器トンネル 実験ホール、衝突点 電子の方向

8ページから9ページ

特集2 平成25年度「いわて復興加速予算」復興の歩みを加速

県では平成25年を「復興加速年」と位置づけ、過去最大規模の当初予算を編成しました。
県民一人ひとりが復興の歩みを実感できる取り組みを加速させていきます。
[写真キャプション]水揚げでにぎわう港(宮古市魚市場)
[写真キャプション]災害公営住宅(野田村門前小路第一地区)
[写真キャプション]東北横断自動車道釜石秋田線(江刺田瀬IC)
[写真キャプション]復旧工事中の港湾(岩泉町小本浜地区)
[写真キャプション]災害用防災林の植樹(普代村・普代小学校)
[写真キャプション]全線運行再開を目指す三陸鉄道(大船渡市・盛駅) 

復興の基盤づくりを加速させ本格復興へ 

県が定める「復興計画」では、最初の3か年を「基盤復興期間」として、緊急的な取り組みや復興の基盤づくりを集中的に行うこととしています。今年度はその最終年度です。本格復興につながる取り組みを加速していくため、県では、今年度当初予算を「いわて復興加速予算」としました。予算の規模は1兆1517億円。震災対応に要する経費を最大限取り入れた結果、当初予算としては過去最大規模となりました。
今年度は、「復興計画」に基づき、災害廃棄物の処理、防潮堤の整備などのまちづくり、復興道路や鉄道などの交通ネットワークの整備、災害公営住宅の建設や住環境の整備、水産業をはじめとした産業の再生や雇用の確保などの取り組みを一層加速させて、基盤復興の総仕上げをしていきます。さらに、「復興計画」と軌を一にした「いわて県民計画」を着実に推進し、復興の土台づくりを迅速かつ力強く進めていきます。国、市町村などの関係機関や県民の皆さんと力を合わせて、ふるさと岩手の再生に全力を上げていきます。 

予算規模の推移[当初予算ベース] 

平成21年 6,588億円
平成22年 6,988億円
平成23年 6,953億円
平成24年 11,183億円(6,532億円+震災対応分4,652億円)
平成25年 11,517億円(6,356億円+震災対応分5,161億円)
平成23年度は、当初予算が骨格予算のため6月現計予算額(平成23年度は、当初予算と第4号補正予算の合計額(実質的な当初予算額))となっています。
表示単位未満を四捨五入しているため、内訳は合計と一致していません。

「希望郷いわて」の実現に向け将来を見据えた取り組みも推進 

本格復興に向けた取り組みとともに、岩手の将来を見据えた中長期的な取り組みも行います。国際リニアコライダーの誘致、三陸の海の資源を活用した新産業の創出、三陸ジオパーク構想の推進、新たな産業分野であるデジタルコンテンツの振興などを本格的に進めていきます。
また、先駆性や独自性の高い取り組みを進めるため、「希望郷創造推進費」を設けるなど、予算の組み替えや部局横断的な新規事業の立ち上げなどを行いました。
岩手のあるべき未来に追いつく復興を進め、「希望郷いわて」の実現を目指していきます。

復興計画 

3つの原則に基づき、東日本大震災津波からの復興を推進、スピード感を持って取り組んでいきます。 

安全の確保 
  • 平成26年3月までの完了に向けた災害廃棄物の処理
  • 三陸鉄道の平成26年4月全線運行再開に向けた取り組み
  • 被災地における太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入促進 など 
暮らしの再建 
  • 災害公営住宅の早期整備と住宅再建のための助成
  • 被災者の生活再建に向けた相談・支援の充実
  • 沿岸地域における安定的な雇用の場の創出 など 
なりわいの再生
  • 原発事故により風評被害を受けている県産農林水産物のブランド化推進
  • まちづくりと連動した商店街の構築・活性化によるにぎわいの回復
  • 被災地における起業のきめ細やかな支援 など
三陸創造プロジェクト 
  • ILCの東北誘致に向けた取り組み
  • 三陸ジオパークの認定に向けた取り組み
  • 洋野町沖で進める洋上風力発電の事業化に向けた取り組み など 
いわて県民計画 

県民一人ひとりが共に支え合いながら、いきいきと働き、安心して暮らし、楽しく学んでいくことのできる希望あふれる社会を実現していきます。 

仕事 
  • 自動車関連産業のさらなる振興に向けた技術開発支援や供給体制の構築支援
  • 農林水産物の生産のみならず、加工・販売も行う6次産業化の推進と販路拡大の支援
  • ニホンジカやイノシシなどの鳥獣による農作物被害の拡大防止 など
暮らし 
  • 地域に必要な医師の養成・確保
  • 災害医療・救急救助に携わる人材の育成
  • 障がい児療育の拠点となる県立療育センターの整備 など
学び・こころ 
  • 生徒一人ひとりの進路実現と国際的に活躍するグローバル人材の育成
  • 「平泉の文化遺産」の世界遺産追加登録に向けた取り組み
  • 「希望郷いわて国体」「全国障がい者スポーツ大会」の開催準備、選手の育成・強化 など
広域圏の取り組みなど 
  • NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の放映を生かした誘客
  • 地域資源を生かした特色ある地域づくり
  • 映画、音楽、ゲーム、アニメなどのデジタルコンテンツ産業の振興や、スポーツと地域間交流・観光を組み合わせたスポーツツーリズムの推進 など

10ページから11ページ

未来ヘキラリ 駆ける人

いわての「これから」に向 かって進む人たちをご紹介!
 

漁業の魅力を伝えながら大槌の復興をリードする

新おおつち漁業協同組合 副組合長
阿部 力さん 

大槌町出身。ワカメ、昆布、ホヤ、ウニなど養殖水産物の生産に従事。漁業の新しい可能性と魅力を地元から伝え続けることが復興につながるとして活動を展開中。ロックコンサートやイベントも主催運営しています。
「“まだ2年”という表現もあるけれど、漁師たちにとっては“もう2年”。これからは、被災地だからではなくて、良質でおいしいから三陸の水産物を買いたいと言ってもらえるようにしていかなくてはならないと思うんです」と語る阿部力さん。
祖父の代から漁師をなりわいとし、大槌の海と共に生きてきた阿部さんは、現在、新おおつち漁業協同組合の副組合長として、地域の復興をリードするさまざまな活動を展開しています。
主な展開として、従来の流通による販売のほか、インターネットなどによる通信販売や、大槌町の特産品をセットにした商品を産地直売所で販売するなど、新しい方法を試みています。
また、イベントも有効な手段と考え、震災の翌年6月に開催された「おおつち ありがとうロックフェスティバル」では、水産物の販売や大槌の味を紹介するなど、三陸の魅力を伝えるとともに、まちの復興にも積極的に取り組んでいます。
「販売手段を増やすことや多くの人と関わることによって、大槌の海産物の良さを全国に知ってもらう機会が広がります。それはこの町や漁業に興味を持ってもらうことにつながると思うのです。漁師である自分たちは、漁業の力で地元の復興と活性化を考えていきたい。漁業の可能性や魅力を、自分たちの言葉で表現し続けることが大事だと捉えています」と阿部さんは語ります。
阿部さんたちの熱い思いに後押しされて、復興のスピードもさらに加速していきそうです。
[写真キャプション]大槌町赤浜が活気づくのは午前7時ごろ。早朝4時に出帆した漁船・妙法丸は、約3時間から4時間かけて沖合に仕掛けた養殖場からワカメを水揚げします。

ユニークで大胆な丼で久慈を元気な街に!

株式会社街の駅・久慈 企画スタッフ
柏木 美子さん 

久慈市出身。道の駅くじやませ土風館「土の館」の誘容業務全般、「地場食材レストラン山海里」のメニューの開発などに携わっています。昨年は、参加者数650名以上となった「リアス街コンフェス」の企画・運営も行いました。
大きな器を三陸の海に見立て、アワビやウニ、マグロ、焼鮭などを盛りつけ、2匹のボタン海老で海女の脚を表した「海女丼(写真上)」。昨年11月の発売以来、道の駅くじ「やませ土風館」の名物として注目を集めています。このメニューを企画したのが、柏木美子さん。これまでに「琥珀丼」や「開運丼」を企画し、どれも人気メニューとして定着しています。メニューを考案するときに、いつも大切にするのはストーリー性。
「例えば、琥珀丼ですが、一見すると海鮮丼です。しかし、丼の中にはウニ、久慈産ほうれん草、岩手県産和牛のステーキが地層のように隠れています」
地層に見立て、琥珀を発掘する気分で味わえる工夫がされています。これで、琥珀に興味を持ち、琥珀採掘体験へ行った観光客もいるとか。
「商品をきっかけに、久慈にも興味を持ってもらいたい。それでまちが元気になれば」
その想いは、東日本大震災後にさらに強くなったと言います。震災後、観光客が激減したとき、「やませ土風館」を支えてくれたのは、地元の人たちだったからです。
久慈は、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の効果もあり、観光客でにぎわっています。柏木さんは、「久慈の魅力を全国に知ってもらうチャンスは今!」と、新企画を立案中。
「放送が終了しても、来年も再来年も久慈に来ていただけるような仕組みや、おいしい食をスタッフみんなで作り上げていきたい」
柏木さんとスタッフの久慈愛にあふれた情報発信はこれからも続きます。
[写真キャプション]「いらっしゃいませ!」と、笑顔とまごころで出迎えてくれる街の駅・久慈のスタッフ。海女さん姿で登場するなど、訪れた人を楽しませてくれます。

12ページ

復興に向けてできることをひとつずつ!

自分たちが暮らす地域や、岩手の未来のために、各地で復興に向けて活動している人たちをご紹介。 

野田村
やませの郷食の技研究会 

食の匠たちの新たな取り組み
伝えたい、広めたい久慈地域の味
久慈地方の「食の匠」21名で構成される「やませの郷食の技研究会」。郷土料理を通して、久慈地域の食文化や魅力を多くの人たちに知ってもらいたいと活動を行っています。その一環として、1月に郷土料理レシピ集「伝えたい久慈の味」を発表。3年前からレシピ化に取り組み「かんぴょうのくるみ和え」や「イクラの琥珀寄せ」「イワシの三平汁」など久慈地域の海・山・里の料理が30品収録されています。「まめぶ汁のほかにもおいしい郷土料理もあることを知ってもらいたい。このレシピを飲食店などでも活用してほしいですね」と会長の新山幸子さん。また、食べにきてもらうことが東日本大震災からの復興や地域の活性化につながると話します。
やませの郷食の技研究会の伝承活動やレシピ集への問い合わせは久慈農業改良普及センター(電話:0194-53-4989)へ
郷土料理や食文化の発信・伝承活動をしている、県の認定を受けたかた。
[写真キャプション]たかきび粉の団子を小豆汁に入れた「うきうきだんご」と、1丁の豆腐で8杯分つくれる「八杯汁」。
[写真キャプション]「郷土料理は、家庭の味であり母の味。子や孫へも伝えたい」と新山さん。それが地域の文化の継承にもつながります。

普代村
「ふだいの昆布で村おこし!」プロジェクト 

菓子から味付け肉まで
昆布を素材にした新商品で村おこし
優良な昆布の産地として知られる普代村。現在「ふだいの昆布で村おこし!」というキャッチフレーズとともに、特産の昆布を素材にした新商品が続々と誕生しています。開発に携わるのは、水産加工業・精肉店・製菓店など、地域をけん引する5社のリーダーたち。普代村と協働で、昆布粉末を生地に練り込んだ菓子、海産物を小分けにパッケージした加工食品、味付け肉など、さまざまなタイプの食品を企画・開発。いずれも、地元のアンテナショップをはじめ、県内外の産地直売所で取り扱われ好評を得ています。
昆布の旨みと栄養、そして普代村の未来がたっぷりつまった新商品が地元ブランド品として、地域の復興を後押しする力となることに大きな期待が寄せられています。
[写真キャプション]麺類や菓子、タレなどに加工された昆布商品。商品のネーミングがユニークなのも特徴。
[写真キャプション]「ふだいの昆布で村おこし!」プロジェクトのメンバー。下川原商店・三船製菓・越戸商店・マルサ嵯峨商店・上神田精肉店の若きリーダーたち

13ページ

県施設のイベント情報

県立美術館 [盛岡市] 

東日本大震災復興支援「若冲が来てくれました プライスコレクション江戸絵画の美と生命」
前期 6月16日(日曜日)まで開催、後期 6月18日(火曜日)から7月15日(月曜日) 前期と後期とで一部作品入替あり。
内容 江戸絵画の世界的コレクターであるプライス氏のコレクションから伊藤若冲らの作品を紹介。日本が誇る絵師たちの作品を、楽しく親しみやすい切り口で紹介。
料金 一般・学生800円(前売りおよび団体料金650円)、高校生以下無料(高校生は要学生証呈示) 6月16日まで、県立美術館総合受付にて後期用の前売券を販売。
所在地:盛岡市本宮字松幅12-3
電話:019-658-1711
ホームページ:http://www.ima.or.jp/

県立図書館[盛岡市] 

企画展「岩手の選挙ことはじめ」
6月7日(金曜日)から7月21日(日曜日)午前9時から午後8時
内容 明治の自由民権運動の時代から、昭和初期の男子普通選挙開始まで、岩手の選挙の歴史を所蔵資料で紹介。
所在地:盛岡市盛岡駅西通1-7-1
電話:019-606-1730
ホームページ:http://www.library.pref.iwate.jp/ 

ふれあいランド岩手[盛岡市]

初心者手話教室
6月20日(木曜日)、6月27日(木曜日)、7月4日(木曜日)、7月11日(木曜日)、7月18日(木曜日)、7月25日(木曜日)、8月1日(木曜日)、8月8日(木曜日)午後6時30分から8時
内容 手話を学んでみたい方を対象に、簡単な手話から指導します。
料金 800円(テキスト代として)
申込期間 開催日の1カ月前から定員15名に達するまで
所在地:盛岡市三本柳8-1-3
電話:019-637-7444
ホームページ:http://www.fureailand.jp/ 

県立博物館[盛岡市] 

企画展「いわての光る生きものたち 大震災からの復興の光」
6月29日(土曜日)から8月18日(日曜日)午前9時30分から午後4時30分
内容 光るバクテリアやミミズ、ホタルや深海魚など、光る生きものの美しさに触れ、その進化をたどりながら、発光生物を取り巻く岩手の自然も紹介。
料金 一般300円、学生140円、高校生以下無料
所在地:盛岡市上田字松屋敷34
電話:019-661-2831
ホームページ:http://www.pref.iwate.jp/~hp0910/ 

青少年活動交流センター[盛岡市] 

いわて親子・家庭フォーラム
7月15日(月曜日)午前10時30分から午後4時30分
内容 くぼたまさと工作ショウ、くぼたまさと工作教室、くぼたまさとによるおとなのための研修会を開催。
料金 無料
申込期間 6月1日(土曜日)から7月5日(金曜日)
所在地:盛岡市盛岡駅西通1-7-1 アイーナ
電話:019-606-1763
ホームページ:http://www.aiina.jp/seishounen/

県民の森 森林ふれあい学習館フォレストアイ[八幡平市] 

春の緑化まつり
ヒメボタルウォッチング
7月4日(木曜日)から7日(日曜日)午後7時30分から8時30分
内容 ヒメボタルの生態と生育する環境を学ぶ
料金 300円
申込 要予約。当日午後4時まで。
所在地:八幡平市松尾寄木1-515-5
電話:0195-78-2092
ホームページ:http://kenminnomori.com/

アンケートプレゼント 

被災地応援! 沿岸地域からうれしいギフトをお届けします。アンケートにお答えいただいた皆さまの中から抽選で合計13名様(A8名・B5名)にプレゼント。お好きな商品をひとつ選んでご応募ください。(1)から(4)に対する回答と、住所・氏名・年齢・職業・電話番号・ご希望商品のアルファベット記号(AまたはB)をお書き添えの上、はがき、ファクス:、電子メールでお送りください。
送り先 

  • はがき 郵便番号020-8570(住所不要) 岩手県広聴広報課 「いわてグラフ6月号・読者アンケート」係
  • ファクス:019-651-4865
  • 電子メール:kouhou@pref.iwate.jp

応募締切 平成25年7月5日(金曜日)当日消印有効
当選発表 商品の発送(8月中旬頃)をもって代えさせていただきます。

A
くじっこ海女ちゃんプリントせんべいボックス(プラスチョコ4袋付き) 8名様
岩手久慈っこ本舗のオリジナルキャラクター「くじっこ海女ちゃん」の心の和むような可愛らしさが好評の人気商品。チョコレートをせんべいに塗って食べるのがオススメです。
問い合わせ 岩手久慈っこ本舗 電話0194-61-1877
B
天然ほやラーメン(3食分) 5名様
洋野町のお食事処「はまなす亭」の人気メニュー「ほやラーメン」のお土産セット。天然ホヤの旨みが染みたスープは絶品。同店自慢の味を、家庭で味わうことができます。
問い合わせ はまなす亭 電話0194-65-2981 

いわてグラフについてアンケートにご協力ください。 

(1)記事は分かりやすかったですか?(番号で回答)
(1)非常に分かりやすい (2)分かりやすい (3)普通
(4)分かりにくい (5)非常にわかりにくい
(4)または(5)のかたは、どのような点が分かりにくかったか、参考までにお教えください。
(2)今回の企画で興味をもったものは何ですか?
(3)県政で興味のあるものは何ですか?(番号で回答)
(1)地域防災 (2)医療・福祉 (3)雇用 (4)産業振興 (5)その他()
(5)その他のかたは、興味のあるものをお書きください。
(4)本誌へのご意見・ご要望がありましたら、ご自由にお書きください。
ご記入いただいた個人情報やアンケートの内容につきましては、厳正な管理のもとで取り扱い、アンケート集計、プレゼントの発送にのみ利用させていただきます。

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岩手県からのお知らせ

6月は鍵かけ実践推進月間です。 

県内では、住宅や車、自転車に鍵をかけないで盗難の被害に遭う割合が全国平均に比べて非常に高くなっています。
ごみ出しなど短時間の外出や少しの間、車を離れるときでも鍵をかけましょう。自転車やバイクは2つの鍵をかける二重ロックにするとより安心です。
鍵かけは、今すぐみんなができる防犯対策です。家族や地域で声を掛け合い、鍵かけを習慣づけましょう。
問い合わせ 県庁県民くらしの安全課
電話:019-629-5331

クマによる人身被害にご注意ください。 

山菜採りや山際に近い農地での作業中などにツキノワグマに襲われるケースが多発しています。
以下の点に注意してクマに遭わないよう気を付けてください。

  • 鈴・ラジオなどで音を出しながら行動する。
  • 沢沿いなどでは音が消されるので特に注意する。
  • 早朝・夕方の入山は避け、複数で行動する。
  • 残飯は放置せず密封して持ち帰る。
  • 地域のクマ情報に注意する。

問い合わせ 県庁自然保護課
電話:019-629-5371
または最寄りの広域振興局保健福祉環境部

住宅建設補助制度のお知らせ 

住みたい岩手の家づくり促進事業

住宅ローンの利子額の一部を助成します。
主な条件
省エネ性能を備え、一定量以上の県産材を使用し、融資を受けて行う木造在来工法住宅の新築・増改築を行う場合
助成額
融資額の1%(新築で県産材30立方メートル以上使用の場合、最大40万円) 

地域優良賃貸住宅供給促進事業 

民間事業者が、計画の認定を受けて建設する場合に補助します。
主な条件
新築の場合5戸以上、各戸25平方メートル以上で、一定の耐火・バリアフリー・省エネ基準を満たし、被災者や子育て、高齢者などの世帯が入居する賃貸住宅を建設する場合
助成額
災害復興型を建設の場合、建設費の5分の1(対象費上限は1戸当たり1,000万円)
震災により被災された方向けの補助制度については、お住まいの市町村へお尋ねください。
問い合わせ 県庁建築住宅課
電話:019-629-5934

「第3回いわてマンガ大賞」作品を募集します! 

県では、若手漫画家の育成と岩手の魅力発信を目的として、「第3回いわてマンガ大賞」コンテストを開催します。
今回は、ジャンル不問の「いわてマンガ大賞」の作品に加え、「平泉カエルキャラクター」のイラストも募集します。
募集方法、期間など詳しくはホームページから。
問い合わせ 県庁政策推進室
電話:019-629-5508

災害関連インフォメーション 

被災者の方のための専門家相談会

震災により被災された皆さんを対象に毎月専門家による相談会を開催しています。お気軽にご利用ください。
開催日時 毎月第3土曜日  午前10時から午後5時
場所 もりおか復興支援センター
専門家相談(1世帯1時間程度) 

行政書士 
  • 相続や遺言書のこと
  • 被災後の法的な手続きのこと など
ファイナンシャル・プランナー 
  • 仮設住宅を出た後の住まいのこと
  • 住宅ローンや生活設計のこと など

申し込み先電話019-654-3521
もりおか復興支援センター
当日予約無しで来所された場合、お待ちいただくことがあります。
問い合わせ 県庁生活再建課
電話:019-629-6926 

確定拠出年金特区制度のお知らせ 

県が国から認定を受けた「岩手県確定拠出年金特区に係る復興推進計画」により、東日本大震災発生日に確定拠出年金(企業型又は個人型)の加入者であった方が、一定の要件を満たす場合に、60歳到達前に中途脱退し、脱退一時金を請求できるようになりました(平成28年3月31日まで)。
請求できる方の要件や請求先など、詳しくは県公式ホームページから。

岩手県被災家屋等太陽光発電導入費補助金について 

県では、被災家屋の修繕などに併せて新たに太陽光発電システムを導入(県内設置に限る)する場合、導入費用に対し、補助金を交付しています。
補助金額 1キロワットあたり30,000円(ただし、電力需給開始日が平成24年度の場合には48,000円)
補助対象の条件 

  • 平成24年4月1日以降に設置が完了したもの
  • 太陽電池の最大出力が10キロワット未満のもの
  • 被災者が修繕や新築を行う建物に設置するもの

詳しくは県公式ホームページから
問い合わせ 県庁環境生活企画室
電話019-629-5349または019-629-5326

適正な価格での土地取引 

震災後、沿岸部の一部においては、地価が上昇している地域もあり、引き続き復興事業の妨げとなる投機目的の土地の買占めや不当な高値での取引を防止する必要があります。
土地を売買する際は、地価調査などの公的評価の価格を参考にして、適正な価格での土地取引にご協力ください。
また、土地取引についてお困りのかたは、市町村の土地利用担当(企画担当など)や、不動産鑑定士などの土地の専門家に相談してください。
調査地点ごとの価格や土地取引の動向など詳しくは、県公式ホームページから
問い合わせ 県庁環境保全課
電話:019-629-5268

放射線影響対策のお知らせ No.1 

県民の皆さんの安全の確保や不安を取り除くため、放射性物質などの測定を行っています。平成24年度の主な結果をお知らせします。

県内の放射線量(空間線量率) 

県内の公園、庁舎など55地点を毎月測定した結果、ほぼ全ての地点で国の除染基準(毎時0.23マイクロシーベルト)を下回りました。国の指定を受けて除染を実施している一関市、奥州市、平泉町内の28地点の平均は、測定を始めた平成23年6月から低減傾向にあります。
一関市・奥州市・平泉町の28地点の空間線量率の平均(地上1メートル平均)
平成23年6月 毎時0.24マイクロシーベルト
平成25年3月 毎時0.13マイクロシーベルト

県産食品 

検査総数の約99%が国の基準値を下回りました。米、麦、大豆、野菜、果物、畜産物、原乳から国の基準値を超える放射性物質は検出されていません。
県産食品の検査状況(平成24年度)
検査総数 25,276件
基準値以下 25,016件、98.97%
基準値超過 260件、1.03% 原木しいたけ、乾しいたけ、野生山菜、野生きのこ、野生鳥獣肉など
検査件数、基準値超過件数は厚生労働省集計数値(平成25年3月末現在)を掲載

子どもの内部被ばくの健康影響 

平成23年度に引き続き調査した結果、有識者会議において「尿中の放射性セシウムの量は減少し、生涯累計の内部被ばく線量(預託実効線量)も0.01ミリシーベルト未満であり、放射性セシウムの健康影響は極めて小さいと考えられる」と評価されました。
[問い合わせ]
県内の放射線量
環境保全課 電話:019-629-5356
県産食品
農林水産物 農林水産企画室 電話:019-629-5621
流通食品 県民くらしの安全課 電話:019-629-5322
健康影響 医療政策室 電話:019-629-5472
全般 総務室 電話:019-629-6815

震災からの歩み(主なもの) 

〈平成25年3月中旬から〉
[被害状況]死者5,062人(災害関連死389人を含む・3月31日現在)行方不明者1,150人(うち死亡届の受理件数1,129人)家屋倒壊数24,928棟(4月30日現在)
3月
11日 東日本大震災津波岩手県・大槌町合同追悼式
15日 洋野町八木港災害復旧工事完了
23日 三陸沿岸道路・宮古中央インター線開通
25日 野田村門前小路第1地区の災害公営住宅完成
27日 釜石市上中島地区の災害公営住宅完成
30日 大船渡市田中東団地の災害公営住宅完成
31日 東日本大震災に係る県内の全災害対策本部廃止
4月
1日 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」放送開始
3日 三陸鉄道・盛駅・吉浜駅間運行再開
18日 久慈市で集団移転用地造成工事着手
19日 「うまっ!いわて観光キャンペーン」スタート
5月
8日 被災した子どもの心のケアを行う「いわてこどもケアセンター」開所

広聴広報のご案内 

ご意見・ご提言

  • 手紙・はがき:郵便番号020-8570(住所不要) 岩手県広聴広報課
  • 電子メール:koucho@pref.iwate.jp
  • 電話:019-629-5110 受付時間 午前8時30分から午後5時(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
  • ファクス:019-651-4865[24時間受付]

今年の夏はいわて北三陸に行こう! 

北三陸には、北限の海女の里として知られる久慈市・小袖海岸のほか、「さんてつ」の愛称で親しまれる三陸鉄道など、思わず「じぇじぇじぇ」と驚く発見が満載です。この夏もたくさんの観どころ、食べどころ、遊びどころで皆さんをお迎えします。 

久慈市内近郊の主なイベント(予定)

7月 北限の海女素潜り(7月から9月)、舟渡海水浴場海開き(中旬)、久慈みなと・さかなまつり(下旬)
8月 北限の海女フェスティバル(上旬)
9月 久慈秋まつり(19日から22日)
素潜り実演などが行われる小袖方面に向かう道路は、道幅が狭いことから、マイカー規制が行われていますので、臨時路線バスやタクシーなどのご利用をお願いします。
規制期間 10月末までの土曜日・日曜日・祝日(9時00分から16時00分)
規制区間 舟渡海水浴場から小袖海岸から久喜漁港付近
臨時路線バス 規制時間中、30分おきに運行します。
JR久慈駅[発] 9時00分 9時30分 10時00分 10時30分 11時00分 11時30分 12時10分 13時00分 13時30分 14時00分 14時30分
小袖海岸[発] 10時30分 11時00分 11時30分 12時00分 12時30分 13時30分 14時07分 14時30分 15時00分 15時30分 16時00分
JR久慈駅~小袖海岸の所要時間は約30分、片道運賃は380円です。
駐車場 有料駐車場や無料の臨時駐車場(久慈市役所、中町イベント広場、久慈地区合同庁舎、県立久慈病院)をご利用ください。
問い合わせ 社団法人久慈市観光物産協会 電話:0194-66-9200
観光遊覧船原則として土曜日・日曜日・祝日、玉の脇港から小袖港の間を片道約20分かけて1日4往復します。玉の脇港には、駐車場があります。
玉の脇港[発] 9時00分 10時00分 12時00分 14時00分
小袖港[発] 11時00分 13時00分15時00分  16時00分
運賃は大人が片道1,000円、往復1,500円。小人(12歳以下3歳以上)が片道700円、往復1,000円。身体障がい者・知的障がい者割引あり。
悪天候などにより欠航となる場合があります。
問い合わせ 株式会社ヒカリ総合交通 電話:0194-52-3333

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いわての魅力 世界遺産・平泉 

久慈琥珀と平泉

古代の有力者も魅せられた「久慈琥珀」 

国内最大の琥珀の産地である久慈地方。久慈琥珀は、今から約8500万年前の地層から産出され、宝飾品などの加工に使われている琥珀の中では世界最古と言われています。琥珀は、樹木の樹脂が土の中に埋もれて化石になったもの。そのため、古代の昆虫や植物などが自然に入り込んだ、希少な石もあります。
『仏説無量寿経』という経典では、仏国土は金、銀、瑠璃、珊瑚、琥珀、シャコ、瑪瑙などの宝でできているという記述もあり、中尊寺金色堂に安置された藤原清衡公の棺には、久慈産とみられる琥珀の数珠が入っていたと言われています。
また、奈良県を中心とした有力者の古墳からも、久慈琥珀を使った勾玉やなつめ玉などが数多く出土しています。交通手段が発達していない時代に奈良まで運ばれた琥珀。琥珀を運んだ道は「アンバー・ルート」などと呼ばれ、当時の久慈琥珀の重要性を物語っています。
[写真キャプション]「久慈琥珀博物館」にある琥珀製モザイク画「黄金の華・金色堂」。1998年にロシアから来日した琥珀芸術家によって製作されました。古くから、琥珀は宝飾品のほか、お守りやお香としても使われています。
[写真キャプション]久慈で産出された琥珀の原石。中生代白亜紀後期のものです。
[写真キャプション]通称「くんのこほっぱ」とよばれる琥珀採掘場。久慈琥珀は、中生代白亜紀後期の恐竜時代に属する地層から発掘されます。

追加による世界遺産登録を目指す資産を紹介します。 

柳之御所遺跡【やなぎのごしょいせき】 

奥州藤原氏が、仏教に基づく理想世界の実現を目指すための政治を行った場所と考えられている遺跡であり、歴史書『吾妻鏡』に記された「平泉舘」の跡と推定されています。儀式に使われた多量のかわらけ(素焼きの土器)や中国産の白磁などが出土していることから、政治・行政の中心的な場所であったことや、奥州藤原氏の高い経済力を示す重要な文化遺産です。現在は、史跡公園として整備・公開されています。

いわてグラフ 第737号 平成25年6月1日発行(年5回発行)
企画・発行 岩手県秘書広報室広聴広報課
岩手県盛岡市内丸10番1号 電話:019-629-5283
編集・印刷 山口北州印刷株式会社
いわてグラフは516,000部作成し、県内全世帯に配布しています。1部当たりの単価は、約18円です。

このページに関するお問い合わせ

秘書広報室 広聴広報課 広聴広報担当(広報)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5283 ファクス番号:019-651-4865
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。




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