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※【災害関連】 水害時の衛生対策と消毒方法について

ID番号 N48364 更新日 平成28年10月1日



更新情報・お知らせ


  • 9/30(金) ポスター「インフルエンザや風邪、感染性胃腸炎、そして食中毒にご注意を!」及び関連情報のリンクを掲載しました。
  • 被災後の厳しい生活環境では、疲労やストレスなどで体調を崩す方が多くなります。秋から冬にかけて流行する感染症に特に注意が必要です。
  • 被災地の感染症に関するリスクは常に変化しています。正しい知識を持ち、正しく対処しましょう。


 

 このたびの台風の被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
 河川の増水による床上浸水、床下浸水等の被害の後は、破傷風やレジオネラなどの感染症や、食中毒、消化器系感染症などのリスクが大きく高まります。
 今後の復旧・復興作業の実施に当たっては、特に次のポイントに注意しましょう。

水害時の衛生対策と消毒方法

消毒薬の使用方法

消毒対象

消毒薬

調整方法

使用方法

手指 ・石けんと流水
・手指消毒用アルコール
  (1) 汚れを石けんで洗い、流水で流す
(2)(可能なら)清潔なタオルなどで手指を乾燥させた後、アルコールで消毒する
食器類
  注)
流し台
浴槽
次亜塩素酸ナトリウム
塩素系漂白剤
(市販の家庭用ハイターやブリーチの原液濃度は約5%)
0.02%に希釈する
・ペットボトルのキャップ1杯(原液5mL)を水1Lに希釈する(0.025% になる)
・製品のキャップ1杯(原液25mL)を水6L(10Lバケツの6 割まで水をいれる)に希釈する
(1) 食器用洗剤と水で洗う
(2) 希釈した消毒薬に5分間漬けるか、消毒薬を含ませた布で拭き、その後、水洗い・水拭きする
(3) よく乾燥させる
消毒用アルコール ・希釈せず、原液のままで使用する (1) 洗剤と水で洗う
(2) アルコールを含ませた布で拭く。
・70%以上のアルコール濃度のものを使用する
・火気のあるところでは使用しない
熱湯消毒  80度の熱水に10 分間漬ける
・食器の消毒に使用する
・熱水は、有効・安全・経済的な消毒方法
・汚れを洗い流してから行う
10%塩化ベンザルコニウム(逆性石けん 0.1%に希釈する
・ペットボトルのキャップ1杯( 原液5mL)を水500mLに希釈する
(1) 泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させる
(2) 調整した液を浸した布などでよく拭く
家具類

堅い表面
  注)
次亜塩素酸ナトリウム
塩素系漂白剤
(市販の家庭用ハイターやブリーチの原液濃度は約5%)
0.1%に希釈する
・ペットボトルのキャップ2杯(原 液 10mL)を水500mL に希釈する
・製品のキャップ1杯(原液25mL)を水1Lに希釈する(0.125%になる)
(1) 泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させる
(2) 調整した液を浸した布などでよく拭く
(3) 金属面や木面など、色あせが気になる場所は、水で2度拭きをする
消毒用アルコール ・希釈せず、原液のままで使用する (1) 泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させる
(2) アルコールを含ませた布で拭く。
・70%以上のアルコール濃度のものを使用すること
・火気のあるところでは使用しない
10%塩化ベンザルコニウム(逆性石けん 0.1%に希釈する
・ペットボトルのキャップ1杯( 原液5mL ) を水500mL に希釈する
(1) 泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きしてから、十分に乾燥させる
(2) 調整した液を浸した布などでよく拭く
井戸水 清掃   (1) 汚水を汲み出して,井戸の中に溜まっている堆積物をさらい出す
(2) 浅井戸の場合は新しい砂利を井戸底に引きつめる
(3) 飲用する前に水質検査を受ける
浄化槽 清掃    ・浄化槽のバクテリアが死滅するため,消毒薬は流さない
・使用前に保守点検業者に相談する

注)塩化ベンザルコニウム、アルコール、次亜塩素酸ナトリウムの使い分けについては、以下を基準として考える。
・汚染の程度がひどい場合、長時間浸水していた場合は、できるだけ次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を使用する。
・対象物が、色あせ、腐食などにより次亜塩素酸ナトリウムが使用できない場合は、アルコール、塩化ベンザルコニウム(逆性せっけん)を使用する。

注)消毒薬を取り扱うときは、ゴム手袋を着用すること。


 

1.浸水後、自宅に戻ったときは1.浸水後、自宅に戻ったときは
 
【一般的注意事項】
 ・ガス漏れがないことを確認した後、戻りましょう。
・停電でない場合、電気系統は安全が確認できるまでブレーカーを切りましょう。
・プロパンガスボンベ、車のバッテリーなど危険物を見つけたら、近づかず、消防や市町村役場等に相談しましょう。

【感染症をはじめ健康を守るための注意事項】
・洪水後、数日して自宅に戻るときは、屋内にカビが発生している可能性があります。素早くドアと窓を開放し、30 分以上換気した後、家に入りましょう。
・清掃が終わるまで、お子さんやペットは室内に入らないようにしましょう。

2.清掃を行うときは
・室内を乾燥させるため、できる限り、ドアと窓を開放します。
・けがを防ぐために厚手のゴム手袋、ゴム長靴、ゴーグル、ほこり対策のマスクをつけて、清掃に当たります。
・堅い床、壁、金属部分、調理台、シンクなどは水と石けん(洗濯石けんや食器用洗剤)で洗い流し、泥や破片を取り除きます。
・高圧洗浄機は効果的に洗浄できますが、その際は、マスクを着用し、換気に気をつけましょう。
・浸水して洗うことのできない家具(カーペット、布製ソファーなど)は撤去します。
・可能な場合は扇風機を使い、乾燥を促します。
・浸水した衣類、布類は熱水で洗濯するか、80℃の熱水に10 分以上漬けた後に洗濯し、乾燥させます。
・清掃作業終了後はしっかり手を洗い、シャワーを浴びましょう。
・清掃時に着ていた服は、汚れていない服と区別して洗濯しましょう。

3.消毒を行うときは
・消毒薬は、必ず泥や汚れを取り除いた後で使用します。清掃が不十分だと、効果を発揮できません。
・洗浄や拭き取りで十分汚れを除去して乾かした後、消毒します。
・消毒は、希釈した次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)塩化ベンザルコニウム(逆性せっけん)を使用します(表参照)。
食品を取り扱う場所やお子さんが遊ぶ場所はしっかりと消毒しましょう。

●消毒に関する一般的な注意事項
・消毒薬は色々な濃度のものが市販されているので、効果が発揮できるよう、希釈倍率に注意しましょう。
・消毒薬は布に含ませるか、薬液に漬ける方法で使用します。※スプレーは薬品のミストを吸い込んでしまう恐れがあるため、避けましょう。
・消毒薬の容器等に記載されている使用上の注意をよく読んで使用しましょう。
・消毒薬は使用するときに希釈します。作り置きした消毒薬は十分効果が発揮できません
ゴム長靴とゴム手袋を着用します。消毒薬が肌についたらすぐに大量の流水で十分に洗い流しましょう。洗い流しましょう。

●次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を使用するときの注意事項
・「まぜるな危険!」他の消毒薬と混合してはいけません。
・ゴム製の手袋・長靴、ゴーグル、マスクをつけて作業します。
・次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を希釈又は使用するときは、顔や腕への水はねに注意しましょう。
・室内で使用する場合は窓を開放してよく換気し、蒸気を吸い込まないようにしましょう。
・家庭用の塩素系漂白剤は、原液の濃度が5%です。必ず希釈して使用します(表参照)。
・次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)は時間とともに原液の濃度が低下します。開封後数か月以内の製品を使用するか、使用期限内にある未開封の製品を使用しましょう。

【具体的な衛生対策】
家屋などが浸水した場合、次のように洗浄と衛生対策を行います。

● 床上浸水の場合
室内は、食事や睡眠など生活を行う場所のため、泥や汚れを十分に取り除いた後、消毒をします(表参照)。
・水が引いた後、濡れた畳や家の中の不要な物を片付けます。
・汚れた家具や床・壁などは、水で洗い流すか、雑巾で水拭きします。
・食器類や調理器具などは、水洗いして汚れをきれいに洗い流します。
・食器棚や冷蔵庫などは、汚れをきれいに拭き取ります。(水没した家電の再通電時には、感電等の事故に十分注意しましょう。)

● 家の周囲や床下浸水の場合
・土砂等を取り除いた後、水道水で洗い流し、しっかり乾かすことが重要です。(床下の湿気で家の基礎や土台・床組などに影響が出る場合があります。)
・汚泥や不要なものを片付けます。
・庭木や外壁についた泥は、水で十分に洗い流します。
・床下換気口のごみを取り除き、床下の風通しを良くします。
・床下はスコップや流水で汚泥を取り除いた後、雑巾などで水気を取り、扇風機などで強制的に乾燥させます。

4.食中毒・感染症の予防のために
・受水槽は、安全と衛生を点検・確認してから使用しましょう。
・水に浸かった食品や、停電で温度管理できなかった冷蔵・冷凍食品は廃棄しましょう。
・自家栽培した野菜の生食は避けましょう。
体調に異変を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。
・食事の前やトイレ、清掃作業の後などは、「石けん」と「流水」で「しっかりと」手を洗いましょう
・井戸水は、水質検査を受けて安全を確認してから使用しましょう。
・10年以内に破傷風ワクチンを受けているか、確認しましょう。(医療機関に相談を。)


岩手県
いわて感染制御支援チーム(ICAT)
出典:日本環境感染学会 暫定版ガイダンス(‘16.09)
監修:岩手医科大学感染症対策室 

関連リーフレット、ポスター

水害時の衛生対策と消毒方法

ct-poster_v100

influenzav100

noro-virus_leaflet

このリーフレット「ノロウイルス感染を予防しましょう!」の「0.1%次亜塩素酸ナトリウム溶液」を作る説明では「バケツの水2リットルに対して漂白剤のキャップ2杯=約40m」と記載しています。
 一方、リーフレット「水害時の衛生対策と消毒方法」(裏面)には「キャップ1杯(5mL)を水500mLに希釈」と記載しています。
 ← この「5mL」のキャップは「ペットボトルのキャップ」であり、上記「漂白剤容器のキャップ」(1杯20mL)とは容量が異なります。御注意ください!


 

【 環境生活部 県民くらしの安全課作成資料】

syoku_kurashian

添付ファイル

※リーフレット、ポスター再掲

関連リンク

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保健福祉部 医療政策室 感染症担当
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