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年頭における知事訓示

ID番号 N5229 更新日 平成26年1月17日

とき:平成21年1月5日(月曜日)
ところ:知事室(テレビ中継)
対象者:全職員

皆さん、明けましておめでとうございます。

昨年、岩手県は、6月の岩手・宮城内陸地震と7月の大きな地震に見舞われましたが、岩手県民と県職員が底力を発揮し、「がんばろう!岩手」運動が盛り上がりました。

経済では、農林水産業、ものづくり産業、観光関連産業のそれぞれにおいて発展の体制づくりが大きく前進しました。原油や飼料の価格高騰があり、そして世界金融危機に伴う経済情勢の悪化が生じていますが、こうした激しい逆風を迎え撃つ基礎は既にできています。

昨年12月の岩手県緊急雇用対策本部の設置と、本日の雇用対策・労働室の設置により、雇用対策を一層強化する体制も立ち上がりました。また、昨年は、岩手県文化芸術振興基本条例と環境王国宣言により、21世紀に岩手が進むべき基本的方向性を明示することができました。オリンピックやパラリンピックで県人選手が活躍し、スポーツや文化で若い世代の全国的、国際的な活躍が見られた年でもありました。

私にとっては、1年の始めから終わりまで皆さんとともに働き抜いた初めての年でした。多事多難の年ではありましたが、県民、そして県職員のたくましい力を強く感じることができ、私は誇りに思います。

一方、県の予算執行にかかわる不適切な経理処理や補助対象とならない用途への執行があったことについては、それぞれの所属において再発防止に向け、事務執行のあり方を確認し、適切な事務処理を徹底すべきことはもとより、職員一人ひとりにおいてもこうしたことについての十分な自覚を持ち、県民に信頼される県政の推進に全力で取り組んでほしいと考えています。

このほど、皆さんから意見をもらいながら、岩手県職員憲章を策定しました。この職員憲章は、新年を迎えて新たな気持ちで仕事を始めることができるよう、今日からイービエントに掲示しています。以下の5か条から成るものです。

第1に、常に県民の視点、立場に立ち、現在、そして未来の「県民全体の利益」を考え行動すること。
第2に、創意工夫を凝らし、柔軟な発想で、「新たな課題に果敢に挑戦」すること。
第3に、職員間の自由なコミュニケーションを通じ、「明るく、いきいきとした職場」をつくること。
第4に、「規律」を重んじ、県民から信頼されるよう、「公正、公平」に職務を遂行すること。
そして、第5に、地域社会の一員としての「自覚」と県職員としての「誇り」をもって、「誠実」に行動すること。
この5か条を私たちの共通の信条として日々の業務に当たっていきましょう。

さて、私たちが今直面している危機の本質ですが、一言で言えばグローバル化が独り歩きして、世界中で個人が人間としての本当の主体性と自由を失っているということでありましょう。日本は、バブル経済の膨脹と崩壊、そして湾岸危機の発生以来、グローバル化に対応できないまま20年近くになろうとしていますが、今回の世界金融危機はグローバル化にうまく対応してきたかに思われたアメリカ、EU、中国などの新興国もまた、グローバル化に振り回される側であったことを白日の下にさらしました。だれもがグローバル化に対して主体性を失い、振り回されることで、今やグローバル化はだれも望まないルールを人々に強いる非人道的なシステムになりました。この人類的な危機を克服するためには、人道的なあるべきグローバル化の新しい仕組みをみんなでつくっていかなければなりません。どんなシステムにすべきなのか、その答えは中央政府が教えてくれるわけではなく、欧米先進国に学べばよいというものではありません。かつて答えがあったところに今は答えはありません。

しかし、絶望することはありません。本当に必要な答えは私たちのすぐそば、人々の暮らしや仕事の現場にこそあり、地域に、地方にこそあるのです。岩手の自然、岩手県民の歴史、そして今それぞれの県民が直面している個別の課題についてよく見聞きし、分かること、そこに私たちがなすべきことの答えがあるはずです。本当のグローバル化は地方においてこそつくられるものなのです。

60年前のうし年の元旦、高村光太郎の詩「岩手の人」が発表されました。「岩手の人沈深牛の如し 両角の間に天球をいだいて立つ かの古代エジプトの石牛に似たり 地を往きて走らず企てて草卒ならず ついにその成すべきを成す」。うし年は岩手の年です。平成21年、西暦2009年の今年は、強烈な逆風に向かい、岩手という牛がひるむことなく突き進んでいく、そんな年にしていきましょう。

それでは、健康にはくれぐれも気をつけて、それぞれの持ち場や立場でベストを尽くしてください。良い年になりますように。

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