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年頭における知事訓示

ID番号 N51869 更新日 平成29年1月4日

とき:平成29年1月4日(水曜日)
ところ:宮古地区合同庁舎(テレビ中継)
対象者:全職員

【訓示】

 平成29年、2017年の年頭に当たり、訓示を行います。
 
 東日本大震災津波の発災から6度目の新年を迎えました。
 職員、そして、全国の自治体等からの応援職員の皆さんの尽力により、復興に向けての歩みが着実に進められています。
 昨年は、災害公営住宅の整備や、被災事業所の再生、被災者の方々の心と体のケアなど、被災地=復興地の安全、暮らし、なりわいを支える復興事業に取り組み、復興フォーラムなどを通じて、県内外とのつながりや情報発信にも力を入れてきました。
 また、8月末の台風第10号により、甚大な被害を受けた地域の住環境の整備や、地域産業の再生など復旧・復興事業が進んでいます。
 今年も復興とふるさと振興にしっかり取り組んでまいりましょう。
 
 昨年は、天皇皇后両陛下はじめ多くの皇室の方々をお迎えし、復興のシンボルとして、東日本大震災津波の被災地で初めてとなる希望郷いわて国体、希望郷いわて大会を開催し、両大会を通じて、スポーツや文化の感動を広げ、復興支援への感謝を伝えることができました。
 いわて国体では、天皇杯・皇后杯ともに第2位の栄誉を勝ち取り、いわて大会では、過去最高の139個のメダルを得ることができました。
 県民の皆さんの熱い応援を力に、これまでの競技力向上や、障がい者スポーツ普及の成果が発揮され、岩手県選手団の躍動する姿は、県民に大きな感動を与えるものとなりました。
 また、伝統芸能、障がい者アートをはじめとした素晴らしい文化や、おもてなしの心による交流など、様々な岩手の良さが発揮され、本県を訪れた全国の方々から高い評価をいただきました。
 岩手のスポーツ・文化のパワーの高まり、そして、岩手が一丸となって両大会を成功させたことは、県民の自信や誇り、大きな希望につながったと思います。
 このような国体・大会の成功は、スポーツ・文化の振興をはじめ、まちづくり、経済、観光、教育、そして互いに支え合う共生社会の形成などあらゆる県政分野において未来に引き継ぐ成果、レガシーとして生かしていくべきものです。
 名実ともに全国に認知された「希望郷いわて」として、復興とふるさと振興を強力に推進する1年にしてまいりましょう。
 
 第3期復興実施計画の初年度となる平成29年度は、安全、暮らし、なりわいの各分野において、将来を見据えた、即ち復興事業の総仕上げから復興の先を見据えた地域振興に取り組んでいく重要な年です。
 今後、平成29年度に開通を予定する三陸沿岸道路「山田宮古道路」など復興道路等の整備、平成30年の宮古港と北海道室蘭港を結ぶ新たなフェリー航路の開設など、産業や流通、交流人口の拡大を支える新たな交通ネットワークの整備が進みます。
 被災者に寄り添い、災害公営住宅の整備など住環境の整備を図るとともに、心と体のケアやコミュニティへの対応、なりわいの再生などをしっかり進めながら、新たな交通ネットワークを活用した産業振興、高田松原津波復興祈念公園や震災津波伝承施設の整備推進、地域資源を生かした三陸地域の総合的振興など、復興の更なる展開につなげていきます。
 また、三陸鉄道の一貫運行という一つの節目に合わせた「三陸防災復興博(仮称)」の開催に向けて、三陸DMOセンターを中心とした準備を始めます。
 引き続き、被災者=復興者一人ひとりの復興を最後まで見守りながら、一日も早い復興を目指し、職員一人ひとりが担当する業務にしっかりと取り組んでいきましょう。
 
 さて、希望郷いわて国体、希望郷いわて大会での各競技団体のノウハウの蓄積や、チーム岩手として力を結集して取り組んだ経験などが、今後の競技力向上やスポーツ振興への大きな財産となりました。
 文化についても、開閉会式、国体・大会プラス、様々な文化プログラムに取り組んだ実績が今後に向けての大きな力になります。
 これら国体・大会の成果をレガシーとして、3月には岩手県文化・スポーツ振興戦略を策定します。そして戦略を推進するため、新年度から文化・スポーツに関する事務を知事部局に一元化してその事務を担う新たな組織として「文化スポーツ部」を新設します。
 岩手の文化・スポーツの未来には、大きな可能性が広がっています。平泉の文化遺産、釜石・橋野鉄鉱山、世界遺産登録を目指す北海道・北東北の縄文遺跡群の御所野遺跡が有する価値や理念を広く普及させていきます。
 ラグビーワールドカップ2019TM釜石開催に向けて、官民からなるオール岩手の推進体制を構築し開催準備を進め、復興をテーマに岩手全体の魅力を高め、国内外に発信する機会にしていきましょう。
 さらには、復興五輪を理念に掲げる2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けても、市町村や関係団体と連携し、事前キャンプ地の誘致や様々な文化プログラムへの参画等を通じて、岩手の復興の姿を岩手の魅力とともに国内外に発信していく準備を進めます。
 
 次に、ふるさと振興です。岩手県ふるさと振興総合戦略の施策展開を本格的にスタートさせた昨年は、官民によるオール岩手の体制で若者や女性の県内就職などを進めるため、いわてで働こう推進協議会を2月に立ち上げ、6月には「いわてで働こう宣言」を行いました。
 また、同じく6月に「イクボス宣言」を行って、9月には女性活躍推進本部会議を庁内に設置するなど、人口の社会減対策を軌道に乗せる取組を進めてきました。
 さらに今年は、岩手で働く、岩手で育てる、岩手で暮らす、ふるさと振興を力強く推進していくため、働き方改革や、若者の地元定着に向けた奨学金支援制度など産学官連携の取組、若者の出会いや結婚支援、子育て支援の充実、若者・女性の一層の活躍促進を図る取組を進めます。
 また、競争力の高いものづくり産業の振興、アパレル産業の育成や食産業の振興など地域の特性を生かした産業振興、農林水産物の高付加価値化を図る6次産業化など、一人当たりの労働生産性を高め、所得向上や人手不足への対応につなげる取組などを推進していきます。
 岩手の魅力と信頼を高めていくために、昨年デビューした「銀河のしずく」に続き、今年デビューする県産オリジナル米の最高級品種「金色の風」をはじめとする農林水産物、県産品のブランド化や販路拡大の取組、一人ひとりが物の作り手、メイカーとなるものづくりの新たな潮流、メイカームーブメントへの県民参加の促進、グローバル化の進展を踏まえた海外市場への展開、外国人観光客の誘客拡大等を柱とする国際戦略の策定と取組の強化などを進めます。
 さらには、昨年、岩手県で開催しました国際学会リニアコライダーワークショップなどにより醸成されてきた機運の高まりを発展させ、ILC国際リニアコライダーをはじめとした科学技術振興に引き続き強力に取り組みます。
 7月には、全国の知事が一堂に会する全国知事会議を本県で初めて行います。復興の御礼とともに岩手の魅力を発信する絶好の機会となります。全庁が一体となって準備に万全を期してまいりましょう。
 
 昨年7月、神奈川県相模原市の障害者支援施設で、絶対に起きてはならないような、信じられない事件が発生しました。
 この事件を受けて、昨年8月8日、知事談話として、全国障害者スポーツ大会と、それに併せて開催される文化プログラムや関連行事を通じて、全国各地から集う皆さんと、改めて、障がいのある人もない人も、お互いの個性や尊厳を認め合い、共に支え合う社会を目指すということを、この岩手の地で確認し、全国に発信していく、ということを述べました。
 いわて大会では、選手団サポートボランティア約1,200人を養成して、県内の公共施設や宿泊施設等でバリアフリーが進展しました。さらに、大会を記念したアール・ブリュットいわて展が開催されるなど、障がいを持つ方々の文化芸術活動の広がりは、共に支え合う共生社会の姿として岩手から発信できたと感じています。
 今年の秋には、医療・福祉・教育が一体となった総合的な障がい児療育の拠点となる岩手県立療育センターが、そして岩手県立盛岡となん支援学校(仮称)が完成します。
 障がいのある人もない人も、互いに支え合う共生社会をより確かなものにしていきましょう。
 
 県では、今、岩手の幸福に関する指標の策定に向けて取り組んでいます。物質的豊かさだけではない、岩手に根ざした風土や文化、暮らし、また復興の大きな力となっている地域や人とのつながり、これらにも着目して、希望を失わず、幸福を追求することができる岩手のあるべき姿を次期総合計画の策定に向けて考えていきたいと思います。
 「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という宮沢賢治の言葉が広く共有されている岩手ならではの幸福というものをともに考えていきましょう。
 そして、県職員としては、岩手県職員憲章の5つの信条、県民本位、能力向上、明朗快活、法令順守、地域意識、これらに常に立ち返りながら、自分自身、そして家族、また同僚など周囲の人々の健康にも留意をして、県民が安心して心豊かに暮らすことができるふるさと岩手の実現にがんばってまいりましょう。

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