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高田松原の復旧について~人々の原風景を取り戻す~

ID番号 N31816 更新日 平成29年6月16日

人々に守り育てられてきた高田松原

高田松原被災前
被災前の高田松原

上記写真は、被災前に撮影されたものですが、高田松原は、人々が生活するまちを背後に抱えていたことが一目でわかる一枚だと思います。

350年前の江戸時代初期には、この地には波や風を防ぐ施設は無く、潮風、砂塵や高波による被害が絶えませんでした。高田松原の歴史は、この頃に菅野杢之助が、その後、松坂新右衛門が、まちに生活する人々をこれらの被害から守るために、マツを植栽したことに始まります。

以来、高田松原は、度重なる津波で被害を受けるたびに植栽を繰り返し、世代を超えた地元住民の絶え間ない取り組みによって守り育てられてきました。

歴史を重ね、大きく育った高田松原は、「白砂青松」の景勝地、観光地としての価値を高め、国立公園や名勝などに指定されるとともに、東北有数の海水浴場となるなど、気仙地域にとってかけがえのない資産となっていきました。

このように、高田松原は、この地で生まれ育った人々にとっての原風景でした。

2011年3月11日 東日本大震災

高田松原被災後
被災後の高田松原

しかし、2011年3月11日の東日本大震災に伴う津波災害により、海岸堤防が倒壊、流失し、高田松原も壊滅的な被害を受けました。陸前高田市庁舎を含む中心市街地は壊滅し、市の7割以上が被害を受けました。

高田松原被災後
被災し、根があらわになったマツ林

高田松原復旧工事

防潮堤復旧工事については、岩手県の大船渡土木センターにおいて進められており、2014年11月28日から並行して大船渡農林振興センター所管部分においても工事がはじまっています。
 
大船渡農林振興センターが担当するのは、海岸沿いの砂浜側の第一線堤と、陸側の第二線堤の間に、マツ林を復旧する工事となります。
 
工事全体のスケジュールとしては、平成26年度から平成31年度の期間で盛土から植栽等の工事を完成させることを目指しています。植栽後、下刈や間伐等の森林整備などを含めると、高田松原が震災前と同じような光景となるには、約50年の歳月が必要と考えています。
 
工事内容は、大きく分けて以下のとおりです。
 
1、盛土
2つの防潮堤の間に、マツが充分に根を伸ばすことができる深さを確保した生育基盤を造成します。
延長約1.9km、一番広いところで幅約100mの区域に中央部での高さが平均海水面+4.25mとなるように土砂を運搬し、敷均しを行います。
 
2、管理道
植栽後の苗木の保育管理のために、管理道を設置します。
 
3、排水工
降雨時における、表面水の排水を行うために側溝を設置します。
 
4、防風工
強風から植栽木を守るため、木製の防風柵を設置します。
 
5、植栽工
海側にクロマツ、陸側にアカマツを植栽します。

高田海岸植栽直後
全ての工事が終わり、マツ苗を植栽した直後のイメージ図

高田海岸の50年後
植栽後、保育管理を行って50年後の高田松原のイメージ図

高田松原再生記念植樹会を開催しました!

 平成29年5月27日、高田松原復旧工事の施工地内において、高田松原再生記念植樹会を開催しました。

  東日本大震災津波により名勝高田松原は壊滅的な被害を受けましたが、植生基盤となる盛土の復旧工事が進み、いよいよ松原再生に向けた植樹に着手することになりました。

 今回の植樹会では、美しい高田松原が多くの人に永く愛されるよう、地域の皆様など約300名によって、2,500m2の敷地に、クロマツの苗1,250本を植栽しました。

 植栽した苗木が成長し、松林を形成するには長い年月が見込まれますが、名勝高田松原復活へ新たな一歩となりました。

あああ
植樹会開会式の様子

ううう
植樹の様子

えええ
鳥取県より苗木の受領

おおお
大きく育ってね

だだだ
一般参加者による植樹

いいい
記念標柱の建立

このページに関するお問い合わせ

沿岸広域振興局農林部大船渡農林振興センター  森林保全課 治山林道チーム
〒022-8502 岩手県大船渡市猪川町字前田6-1
電話番号:0192-27-9914(内線番号:225) ファクス番号:0192-27-8543
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。




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