知事記者会見記録

(平成18年1月30日 10時31分〜10時43分)


広聴広報課

 ただいまから記者会見を行います。
 本日は知事からの発表事項はございませんので、幹事社さんの進行によりまして皆様方からのご質問にお答えする形で進めさせていただきます。
 それでは、幹事社さん、よろしくお願いいたします。

幹事社

 本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意がありませんので、各社から質問があればお願いいたします。

記 者

 おはようございます。
 最初に、先週、中央防災会議が津波の被害想定をまとめまして、最悪の明治三陸と同じぐらいの規模が来た場合、2,000 人以上の死者が出るということで、各自治体に津波対策を早急にやるようにということでしたが、被害想定を受けた今後の津波対策についての知事のお考えをお聞かせください。

知 事

 先般、発表がありましたが、それを受けて、今後、国の方では、昨年施行されました特別措置法に基づいて2月中に地震防災対策推進地域を指定するという見込みになっています。沿岸の市町村プラスアルファで内陸の方も幾つかの市町村がその対象になる予定になっています。県でもこうした地域指定に併せて推進計画の策定に取り組んでいくことにしています。
 県も平成16年に被害想定調査をやりましたし、それから、この間の発表事項もありますので、被害想定調査に基づいて地域防災計画の見直しとか、避難所の設定を行ってまいりましたけれども、今後もさらに継続していきます。
 それから、国の地震防災対策推進地域として指定された市町村では、県としてもその地域を対象にして推進計画の策定に取り組んでいきます。被害想定の数字が出ていますけれども、最大時に県内で2,100 名の死者が予想されるということになっていたかと思いますが、そうした被害を少しでも軽減するように努めていきたいと考えています。

記 者

 少年による凶悪犯罪が全国的に相次ぐ中で、先週、盛岡でも16歳の少年が母親を殺害するという事件が起きましたが、こういった少年による凶悪犯罪を防ぐためにはどういうようなことが必要なのか所感と併せてお願いします。

知 事

 先週、殺人事件が起きたわけですが、高校生がその犯人だということでして、凶悪事件の低年齢化ということが言われているわけですけれども、本県でもこうした事件がついに起きたかという意味で衝撃を受けています。あの事件そのものについては、今捜査中で、家庭内でどういうことがあったのか、いずれ捜査の進展によって明らかになると思いますから、捜査の中でそういったことを明らかにしていただきたいと思います。一般的に凶悪事件の低年齢化ということに対しては、今回の場合には教育現場にいた生徒ですけれども、そうでない有職少年の場合もありますし、ケースは様々だと思います。家庭、学校で対応できる場合もあると思いますが、そういった場合には学校、それから、やはり地域での対応ということに尽きるのではないかと思いますが、なかなか原因、対応が様々で難しい場合が多いと思います。それぞれケース・バイ・ケースですから、一般論で言うのはなかなか難しいと思います。少年法などの規定も以前に比べたら随分改正されましたが、そういったところで、後で立ち直らせるための矯正の仕組みをうまく働かせるとか、あるいはもちろん未然にそういった犯罪の芽を摘むようなことは、むしろ地域などで、何か犯罪につながるような行為を見たら声がけをするとか、全体での対応がやはり必要になってくるのではないか、またそういうことが求められているのではないかと思います。今回は、特に親を殺したということで、刑法も変わりましたけれども、昔で言うとまさに典型的な尊属殺人であり、かつては死刑か無期しかないぐらいの大変な重い罪でしたから、それが高校生だということなので大変衝撃を受けますが、いずれにしても捜査の中で今回の事件の原因が明らかになることを待ちたいと思います。

記 者

 先週、団塊の世代へのアンケート調査を行った結果が発表されまして、それによりますとNPOの活動などに興味がないと答えた人が7割近くいるなど、一般的な団塊の世代のイメージと違うような結果が出ているのですけれども、このアンケートを踏まえて、今後の団塊の世代への対策で、どのような考えなのか教えてください。

知 事

 基本的にどういう意識でいるのかを探ろうということで行った調査なので、その内容をよく分析するように言っておいたのですが、NPOの活動とか、起業、要するに仕事を起こす起業などとか、ああいう形で答えていると、かなりハードルが高いような問いになっていますが、あまりハードルを高くするとなかなか腰が重くなるようなところもあるので、率直なところどの程度の活動であれば、そういう皆さん方が腰を上げることができるかとか、そのあたりをもっと探る必要があり、あの調査自体の数字をもっと深く分析する必要があると思っています。今後どうするかはその上でのことになりますけれども、いずれにしても大量にリタイアされる人が出てきますが、知識とか経験を豊かに持っている皆さん方ですし、一般的には、何かの形で社会に関わっていきたいという意識を持っていると言われていますから、それに対してうまい接点を見つけていくことが大事だと思います。具体的な対応については、一般的にはふるさと回帰でこちらの方に戻ってきてもらうような運動を進めることもやりたいと思っていますが、どういう手法でどういう形でそれを実現するかについては、もう少し詰めたいと思っています。

記 者

 昨日行われました二戸市長選挙と洋野町長選挙の結果についての受けとめ方と新しい首長さんに対して期待されることをお願いいたします。

知 事

 いずれも政治経験、あるいは首長経験のある方が当選されたわけですが、両方とも合併によって新しい体制をこれからどう築き上げていくか、また、市、あるいは町をどのように引っ張っていくかということが、当面の課題だと思いますので、今までの経験をもとに新しいまちを引っ張っていっていただければと思います。二戸市も、洋野町とも、当面合併の枠組みは決まっていますが、その次またどういう形で行財政を強化していくかということが問われると思いますので、次のステップに向けて体制をしっかりと築き上げていく段階ではないかと思います。この任期の間に備えを是非やっていただきたいと思います。両方とも激戦でしたから、あまりしこりが残らないように融和を図っていただければと思います。

記 者

 二戸の方は前の県議の方が落選されて、洋野は元の県議の方が今度当選されたのですが、そのあたりの感想はありますか。

知 事

 これは地域の皆さん方のご判断ですから、いずれにしても、あとはあまりしこりが残らないようにしていただければと思います。激戦でしたから、そのあたりを特に当選された方は気をつけていただくといいのではないかと思います。

広聴広報課

 他になければ、以上で記者会見を終わらせていただきます。 




次の定例記者会見は2月6日(月)の予定です。


  
                  (作成:広聴広報課)