知事記者会見記録

(平成18年1月23日 10時33分〜10時49分)


広聴広報課

 ただいまから記者会見を行います。
 本日は知事からの発表事項はございませんので、幹事社さんの進行によりまして皆様方からのご質問にお答えする形で進めさせていただきます。
 それでは、幹事社さん、よろしくお願いいたします。

幹事社

 本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意がありませんので、各社から質問があればお願いいたします。

記 者

 よろしくお願いします。大雪の影響について2点質問させていただきます。
 まず、1点目は、県の当初予算で除雪費用を10億円余り計上していましたけれども、先週までにもう既に20億円の支出が決まっているということですが、2月補正予算でどのように対応していかれるのか。それから、補助金の増額とか、市町村への補助などを国に要請していく考えがおありかどうかという点についてお聞きしたいと思います。

知 事

 大雪については、2月補正での対応と考えていますが、予算額は今後の積雪の状況も見ながら考えたいと思っています。昨年のクリスマスの時期から例年にない形でたくさん降りましたけれども、今少しペースがダウンしているようです。従来ですと、これからが本格的な降雪時期ですので、ある程度それも考慮しながら考えたいと思います。2月に入ってから2月補正予算の内容について協議するので、その時点での積雪状況を見ながら予算額については考えたいと思います。昨年はたしか全体で28億円になったと思いますが、昨年よりも増えそうな状況ですので、2月に入ってからの段階で、予算額については考えます。
 それから、あとは国に対しての要望はもう既に全国知事会での対応、それから、北海道・東北地方知事会で国に対して要望しています。国でも除雪に対しての対応をそれぞれの省庁でとっていますけれども、国で今後の積雪状況も踏まえて、できるだけ対応をしっかりとってもらいたいと思います。

記 者

 関連ですけれども、大雪の被害は、現在、県内でおよそ2億5,000 万円ぐらいに上っていて、これからさらに増えることが予想されているということですけれども、これについて県として何か支援策をお考えでしょうか。

知 事

 今考えているのは、共済などに入っているものについては、できるだけ早期に対応してもらうように要請するということ、あとはそれ以外に何ができるか検討中なので、これから内容を見て考えたいと思っています。全体としては現在、検討中であり、それから、支援すべきものについては、関係機関に要請中です。例年にない形で春先からの農作業などに影響が出ても困りますので、ハウスの倒壊など大分起きていると聞いていますが、状況を把握して、対応をどうするか検討します。

記 者

 ちょっと肉の話をしたいと思います。
 県肉牛生産公社の清算に伴って、短期の貸付金は放棄するという方向で最終調整が進んでいると思います。正式には来月の頭に決まるかと思うのです。前回の特別委員会で畜産課が話しているわけなのですが、簡単に言ってしまえば事実上、税金投入ということになるかと思うのですけれども、こういう清算スキームで問われてくるのはやはり経営責任、それから監督責任ということだと思うのですけれども、県肉牛生産公社の赤字拡大の部分については、現時点でその辺どのようにお考えでしょうか。

知 事

 現時点では、清算についてのいろいろな議論があるのですが、まだ県肉牛生産公社での議論、それから、県内部での議論を経る必要があると考えています。債権放棄についてもその選択肢もあるのですが、最終的にどうするかは、なお検討が必要であり、公社とか関係者と協議を進めるというところが今現在の状況ではないかと思います。その上で、当然、県民の理解が得られるかということを考えなければならないので、一応平成17年度中に公社を解散するということは県出資法人等改革プランで決めていまして、そのスケジュールで動いているのですが、基本は、前に有識者の検討委員会などでも整理してもらいました。子牛の供給までは本来の業務だったわけですが、肥育まで随分手を広げたりしました。それが妥当だったかどうかということが問われています。結果として、いろいろなことをやってうまくいかなかったわけです。優良な子牛を供給するというのは、税金でやるべき事業と整理されていますが、それはそれでいいと思うのですけれども、業務内容についてよく整理する必要があると思います。まだ検討中ですから、関係者の中でどういうスケジュールで、どういう方向でやるのか、その時に県民の理解を得るためにどうするのかということですが、現実に公社の経理状況等はもう明らかになっているわけですから、今後、関係者の理解をいただくために相当努力が必要だと思います。コストが一番低くなるような清算の方式をとりたいと思っているので、もう少し議論いただきたいと思っています。
 それから、その過程で当然公社の関係する人たちの責任問題等も議論されるのでしょうけれども、それはやり方を選択した上での議論だと思っています。

記 者

 もう一つ肉のことをお聞きしますけれども、例のBSEでアメリカ産牛肉の再禁輸ということになったわけなのですけれども、常々生産県である岩手県からしても、消費者の立場からしてもきちんとやってくださいよという話は何度もこの記者会見の場でも知事も話しておりましたけれども、改めて今回こういう形で再禁輸になったということについてご所感があればお願いしたいのですが。

知 事

 今回、検査体制が不備だったということが原因だと言われていますので、これからアメリカ側の検査体制を厳しく問うていただきたいです。しばらく輸入が停止されるわけですから、その後どうするのかわかりませんけれども、検査体制が確立されないと次の輸入ということにはつながらないと思います。大変ずさんな形で行われたという印象がやっぱり否めないです。アメリカの検査体制をもう一度政府間でよく協議をしてほしいと思います。
 いずれにしても、米国産の牛肉輸入については、今回一度こういう事態になりましたから、今までのようなレベルでのアメリカ側からの保証では多分済まないと思いますので、もっと確実なものが出てこないと輸入は再開してほしくないと思います。

記 者

 盛岡の産婦人科の脱税事件の関係でちょっとお伺いしたいのです。まず産婦人科という、今かなり足りないところの医師がああいう事態を引き起こしたということについてどのように見られているかという部分と、あと県として、患者の対応ですとか、あるいはそこに通っていた、あるいは通おうとしていた患者さんなどについて今後どのように対応策を考えているのか、そのあたりをお願いします。

知 事

 脱税事件ですので、詳細はこちらもわからないところがあるのですが、当然、有力な証拠を得て地検の方で調べていると思います。本来、医師としてあるまじきことですから、そこは厳しく地検の方でも調べていただきたいです。
 それから、患者の皆さんとの関係ですけれども、県医師会とこの関係を早急に相談して、今いる患者さんについてはいろいろ転院の措置とかをとりました。それから、これから来るであろう人たちに対しては、県医師会と盛岡市医師会の方で相談窓口を設けることになっていますので、仮に瀬田医師のところに行こうとしていた方が、次にどこに行ったらいいかわからなかったり、いろいろ相談がある方は、県医師会、盛岡市医師会の相談窓口にご相談していただきたいと思います。医師会で誠実に対応していただけると思いますので、混乱はないようにいたしたいと思います。

記 者

 エコパーク平庭高原ですが、この施設整備の検討で、当初より大分縮小する方向で検討すると伺っているのですが、現時点で知事のご判断はどういうふうに思っていらっしゃるのか。昨年12月には17億円ぐらいの計画を示されていたのがその1カ月ぐらいでかなり減額になったというふうに聞いているのですが、そのあたりの進め方はどうだったのかということをお伺いします。

知 事

 まず、今、内部で検討しており、全体では予算が組めない状況なので、いろいろな事業について縮小できるものは縮小する方向で検討しています。地元にも縮小を打診している段階であり、最終的にどうするのかはまだ検討中です。時期をずらして、とにかく何らかのものをつくりたいと思います。ですから、地元の皆さん方のご意見も聞きながら予算の仕上がりの時までに検討するつもりです。来年度は、あの部分についての工事はあまりなくて、再来年度事業がほとんどですが、ただ早目にご相談しておかないと、来年度やることについても関係してきます。来年度予算でも計上するのですけれども、平成19年度はどうするかということで今ご相談しています。
 その内容については、1年ぐらい前に示しているのではないかと思います。それから、予算の縮小については最近示していると思いますけれども、全体の計画はもっとずっと前に示していると思います。現下の予算状況等も鑑みて、それから、特に平成19年度以降の見通しも考えたうえで、エコパーク平庭だけではないですけれども、他の事業も含めて相当圧縮をしなければいけないと考えています。特に年末ぐらいからそういった事業が幾つか出てきています。予算編成期間中にまたよく関係する皆さん方ともご相談していきたいと考えています。

記 者

 関係するかもしれませんが、20日ごろに地方交付税の配分額が示されるような話を聞いていたのですが、今時点で、岩手県の場合はどうなっていますでしょうか。

知 事

 全国財政課長会議があり、そこで指示伸び率が示されたので、大体どういう額になるかという見通しはつきつつあるという状況です。全国どこも厳しい状況です。今、一層の予算の圧縮を各部局に指示して、取りまとめをしていますので、来年度予算についても相当厳しい内容になるということは避けられないと思っています。

記 者

 前年度対比の数字みたいなものは。

知 事

 今、予算を積み上げていますので、2月の段階ではきちんと出します。現在、作業中と考えていただければと思います。

広聴広報課

 他になければ、以上で記者会見を終わらせていただきます。 




次の定例記者会見は1月30日(月)の予定です。


  
                  (作成:広聴広報課)