知事記者会見記録

(平成17年10月3日 10時32分〜10時49分)


広聴広報課

 ただいまから記者会見を行います。
 本日は知事からの発表事項はございませんので、幹事社さんの進行によりまして皆様方からのご質問にお答えする形で進めさせていただきます。
 それでは、幹事社さん、よろしくお願いいたします。

幹事社

 本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意がありませんので、各社から質問があればお願いいたします。

記 者

 ミツバチ大量死の補償をめぐる問題について2点お尋ねします。
 まず、養蜂組合では県の責任も追及するという形で3,000 万円の補償を求めていらっしゃいますけれども、県として何らかの責任を感じて補償に応じるお考えがあるのかどうか。それから、再発防止策について何かお考えがあればその点をお聞かせください。

知 事

 これは、養蜂業者の皆さんと農地で水稲栽培やっている方との間でどういうルールづくりするかを決めていく必要があると思うのです。どこでミツバチが飼育されているかがわからなかった可能性がありますし、水稲の耕作者の方にとってみれば、今後もまたそういうことが起こる可能性があります。
 養蜂業者にとってみても、カメムシの防除のための農薬散布だったのだと思いますけれども、いつどの時点でそういうことがされるか、お互いになかなかわからない関係になっていましたので、そこをどういう形でお互いが理解し合うかという、そのルールづくりがまず急がれるのではないかと思います。
 それから、今回のことについては、農薬が関係している可能性が大変高いということが言われているようですけれども、養蜂組合から県の方にも回答が求められているのですが、どのような形でお答えするかを検討しています。水稲耕作者と養蜂業者の両当事者が、適正なルールを話し合うことが大事だと思いますが、県がそれを上手に仲介しなければいけないと思っています。

記 者

 昨日の八幡平市長選でもともと知事と親しい間柄にあるお二人が選挙をされて田村さんが当選されたわけですけれども、その所感についてお願いします。

知 事

 八幡平市が合併してスタートする時点でのリーダーを決めるということなので、これから旧3町村の融合を十分に図っていただいて、新しいまちづくりの方向性を力強くリードしていってもらうことを新しい市長さんには期待しています。
 特に、あの地域は農業が基盤ですが、観光も非常に比重が高い地域ですから、第1次産業と観光をうまく結びつけて、新市の発展につなげていってほしいという期待感が大変大きいです。市の名前も全国的に知名度のある名前を冠して、知名度という点では遜色ない立派な名前になっていますから、それもうまく生かして大勢の方を地域に呼び込むような市政運営をしていただきたいと同時に、そういう新しい船出に対しての期待感が市長さんに大きく寄せられているのではないかと思っています。

記 者

 先週の常任委員会で県立高校の学級減とこまくさ幼稚園のことで県の方針と異なる請願が採択されましたが、これについてどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

知 事

 今日の本会議で採択されると思うので、教育委員会の方でどういう対応をするかは、これからよく検討されると思いますから、その判断を尊重することになると思います。内容はまだこれからということになると思います。

記 者

 今の2つの請願採択について関連でお聞きします。確かにその対応というのはこれから教育委員会で話し合われるべきものというふうに認識しておりますけれども、今回採択に至った背景としましては、やはりその進め方について不信感というものが現場の方では非常に強いというふうに受け止めているのですけれども、従前の高校再編の前期のものにしても、今回にしても教育委員会がこのところ共通して指摘されているのが進め方ということだと思うのですけれども、これについて現場の方からいろんな声が出て、結果としてはこういう採択に至るという過程についてはどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

知 事

 進め方は、地元の受け取り方もあると思いますし、教育委員会の考え方もあると思います。教育委員会の方でどういう手順をとったかについては、詳しくは聞いていないのですが、一般論でいえばやはり丁寧にやる必要があると思います。本会議場で教育委員会も説明をしていましたけれども、できるだけ丁寧にやる必要があります。
 それから、廃止や統合を迫るような内容ですと、ある種痛みが伴うので、そういう手続き的なところに反対の理由が集約されるようなことがありますので、例えば、地元として、これからどうやって生徒数を増やす努力をしていくのか、そういうある種建設的な提案のようなものが地元からあれば、もっと教育委員会とともに話し合いをして、学校を盛り立てる方向につながっていくのだろうと思います。地元の方からそういう提案も期待したいところですが、いずれにしても手続き自体についてはできるだけ丁寧にやる必要があるのではないかと思います。

記 者

 県理容美容訓練協会の補助金不正受給問題について2点お伺いします。
 先週、法人に対する行政処分と刑事告訴等を見送るという方針が県の方から示されたのですけれども、問題発覚以来、知事の厳正な対処というか、不正の根深さを考えて厳しい対応をするというお考えを示されていたと思うのですけれども、今回の判断についての知事の評価をお伺いしたいです。
 2点目は、改めてお聞きしたいのですけれども、ここ5年ほどでこの種の職業訓練関係の補助金の不正受給が2度目なのですけれども、再発防止策と内部的な処分についてお考えがあるかどうか、この2点をお願いします。

知 事

 県理容美容訓練協会の関係ですが、協会から改善の考え方が示され、除名処分等を始め一連の処分等があったこと、それから、不正受給した補助金の返還がなされたこと等がありましたので、そうしたことを含めて協会のサイドの計画内容を審査して、今回の我々の措置に至ったということです。今後も協会のそうした再建策が確実に実施されているのかどうか、実地調査等をして確認していきたいと考えています。
 大事なことは、これから協会自体が在職者の訓練に切りかえていくことですが、協会側もその考え方を示されているので、是非、実行していただきたいと思います。
 それから、内部処分については、職員の職責は従来の考え方の中でしっかりとやっていたということが確認できましたので、処分にはつながらないと考えています。

記 者

 内部処分のところで従来の対応をしっかりとやっていったということなのですけれども、今回、県の判断が示されたのは、これまでやってこなかった実地調査を随時実施するというようなことであり、言い換えれば、これまで現場をよく見ていなかったということと同じことだと思うのですけれども、しっかりとやっていたという評価でしょうか。

知 事

 今までの職責の範囲内ではしっかりとやっていたということです。処分の場合にはそれを越えた職務の懈怠行為とかがないと今までは処分していません。今後は県が新たに実地調査等をやっていきますので、それに欠けるところがあればもちろん処分ということになってくるのでしょうけれども、今回のことについては特に処分は考えていないということです。

記 者

 日曜日に岩手日報の記事で小沢一郎さんが知事の任期について改めて発言されていました。何度かこの会見でもお話に出ていると聞いていますけれども、改めて知事のお考えをお聞かせいただきたいです。

知 事

 ちょうど私の任期が折返し地点をちょっと過ぎたぐらいのところですが、これから任期の課題を解決するため、全力投球をあげるつもりです。次の選挙でどう対応するかというのは、また時期が来たら判断する必要がありますけれども、いずれにしてもそれはかなり先の話ということです。

記 者

 あともう1点なのですが、先日、ダイエーが閉店を明らかにされて、盛岡のサティも閉店ということで大分、中心市街地の問題がクローズアップされていますが、県も入って対策会議をやられているようですが、盛岡駅の周辺の開発で大分まちの様相は変わっているかと思うのですけれども、それとリンクして中心市街地をどうしていくのかという点について知事の考えを伺いたいです。

知 事

 ダイエー自体については、雇用の問題等もあるので、再就職先あるいは別のダイエー店での継続雇用する等も含めて、雇用関係の皆さん方の場に県も加わってスムーズな再就職先の確保に努めていきたい。
 それから、南インターのところのサティもそうですけれども、大きな核店舗が空いた場合に、そこをどう埋めるかという問題があるので、これは主として地元の商業者等が中心になって考える話だと思います。競合するところがどういうふうになるのか等も含め地元の商業者等が中心になって、盛岡市とよく相談して今後の跡利用を考えていただきたいと思いますが、必要であれば当然そういう中に県も入って、決めた方向がうまく進んでいくように後押しをしていきたいと思います。
 中心市街地の問題と郊外型の店舗のバランスの問題がよく議論になりますが、特に郊外店の進出については、今のまちづくり三法の対応では不十分だと思います。まちづくり三法の改正が議論されていますが、県の方でもそうしたまちづくり三法の見直しの中で大型店の進出について秩序が保たれるような一定のルールに向けた実効ある法律になるように国に提案したり、国とよく相談したりして、まちづくり三法のより良い制度構築に向けて県も関わっていきたいと思っています。そのために、内部に検討組織をつくっていますから、そこで国へのいろいろな提案なり、国の情報の収集などを進めていきたいと思っています。

記 者

 先ほどの質問に関連してなのですけれども、日曜日の岩手日報の記事に関してなのですけれども、小沢一郎さんは来年の夏までに候補者の擁立を決めたいというふうにおっしゃっているようですけれども、知事としては4選に出馬するかどうかという時期についてはどのあたりで表明するお考えでしょうか。

知 事

 まだ全然考えていないので、時期はまだわからないです。わからないというか、今のところはしかるべき時期ということで、要は何もまだそこのところは考えていないので、時期も答えられないという感じです。いずれ来年には考えなければいけないとは思っていますけれども、ちょっと時期は未定ということです。

記 者

 浅野知事だと2カ月くらい前でしたけれども。

知 事

 浅野さんは、本当は9月頃とか本人は言っていましたけれども、さすがに総選挙に入ってしまったので、お盆明けにしました。私の場合はどうするか、時期も併せて考えることになると思います。

広聴広報課

 他になければ、以上で記者会見を終わらせていただきます。  




次の定例記者会見は10月11日(火)の予定です。


  
                  (作成:広聴広報課)