知事記者会見記録

(平成17年9月5日 10時29分〜10時42分)


広聴広報課

 ただいまから記者会見を行います。
 本日は知事からの発表事項はございませんので、幹事社さんの進行によりまして皆様方からのご質問にお答えする形で進めさせていただきます。
 それでは、幹事社さん、よろしくお願いいたします。

幹事社

 本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意がありませんので、各社から質問があればお願いいたします。

記 者

 まず一つは、今日、新聞に載っていましたが、県競馬組合がソフトバンクとインターネットの馬券販売を連携して行うということで近く合意に達するということなのですが、これについてお聞かせください。
 もう一つが、久慈市に青森県の大規模な造船工場が進出するということですが、雇用状況も県内でも特に悪い地域ですし、県として期待する点があれば教えてください。

知 事

 まず、1点目の県競馬組合の関係ですけれども、これについてはまだ申し上げられる段階ではありませんので、恐縮ですけれども、その段階になったら申し上げます。
 それから、2つ目の北日本造船については、今、お話がありましたとおり、県北、沿岸地域は雇用情勢が大変厳しい地域です。特に、久慈地域は県内でも一番雇用状況が厳しいので、雇用面で大変大きな期待もあります。それから、北日本造船を含めて日本の造船業界がかなり活況を呈していますので、北日本造船も今後、さまざまな新たな需要を創出するのではないかといったことを期待しています。地元からの雇用のみならず、資材関係などの動きも期待しています。
 県北、沿岸地域の中で、特に久慈地域にはこれまで今回のような大規模な新規立地が見られなかったこともあり、お隣の八戸から移ってきますが、私どもとしてもこういうケースを大いに期待していきたいと思っています。

記 者

 広域圏・地方振興局の再編については、かねてより議論があったところですが、今、県議会の方にも説明していると思いますけれども、どういった見直しなのか、今後のスケジュール等も含めてお教えいただければと思います。

知 事

 広域圏については、以前、素案ということで県の考え方を発表していました。当然、素案ですので、市町村の意見をいただきながら、その中で合理的な理由があるものについては、市町村と調整していきたいと申し上げています。ですから、その過程の中で、市町村からいただいたものの中から、我々としても合理的な理由があるというものについては、現在、見直しの検討を行っています。
 市町村の意見を聞いていないのではないかという話など、内容だけでなく、手続き的なことで市町村からもいろいろ話がありましたが、私どもはやはりきちんとオープンな形で市町村から意見をもらって、理屈のあるものは取り入れたいと話していましたので、県北の広域圏については、盛岡、二戸、久慈地域で構成していましたけれども、今回、その結果として、二戸、久慈地域と盛岡地域とを分けた方がいいのではないかということで、4つの広域圏に変更するよう、現在、内部作業をしている段階です。案自体は、検討を一層深めて、今月中には再編案という形でまとめたいと思っています。
 それで、今申し上げました広域圏のくくりをそういう形で変えるということですが、もう少し詳しく言いますと、先ほど八戸の北日本造船の話もありましたけれども、久慈、二戸地域と盛岡地域については、お隣の県の八戸都市圏の影響とか、今後、八戸都市圏をどういうふうに捉えるかということで、確かに産業的に全体を盛岡も含めて大きなくくりにすることも可能ですし、盛岡の消費動向とか、購買力を考えて、久慈、二戸地域を一つにまとめるというのも一つの考え方なのですが、地元の方からもより八戸とのつながりとか、八戸の影響ということを多くあげる声もありましたし、畜産や園芸などの農業のウエートがそもそも高いという特色を持っているのですが、そういったものを八戸都市圏との交流でさらに振興していくことをより強く出していこうということで今回分けています。
 盛岡地域が久慈、二戸地域と異なる点は、盛岡地域が第3次産業のウエートが高いことです。さらに、盛岡地域については、岩手大学とか、県立大学とか学術研究機能がありますから、そういう学術研究機能の集積を生かして新産業を創造するという観点をより強く出していきたいと考えています。
 それから、久慈、二戸地域については、先ほど言いましたように畜産や園芸を中心とした農業のウエートがそもそも高いので、八戸都市圏との結びつきを強めていくということで、理屈としてもそういう形での整理ができますし、それから地元の意向にも久慈、二戸地域と盛岡地域を分離するということが沿う形になりますので、くくりを見直そうと考えていますが、まだこれも方向性ですので、再編案として集約したわけではありませんが、その方向で、現在、内部で検討しているところです。その途中経過については、今日、議会に報告することにしていますが、再編案として集約化するにはもう少し時間をいただき、今月中には再編案として集約したいと考えています。それから、地方振興局の再編については、特に変更は考えていません。

記 者

 合理的な理由については取り入れるというようなお話がありましたけれども、市町村長との懇談を伺っておりますと、県南部の方からは、結びつきということで言いますと、特に両磐地区の市町村長は若干の違和感を持たれているわけなのですけれども、これについてはあまり合理的でないといいますか、取り入れるお考えはないということでよろしいのでしょうか。

知 事

 産業の状況や今後の発展の動向を考えると、むしろ両磐地域も、胆江地域、あるいは花巻、北上地域と一くくりにした方が産業としての集積の可能性が高いと私どもは判断しています。これは、自動車を中心とした産業だけではなくて農業についても同じような考え方を持っていますので、そちらの方については現状のままで考えていきたいということです。

記 者

 本日、県議会では、政和会と社民党で統一会派を結成するという運びになっております。政和会につきましては、長年、知事を全面的にバックアップしてきたという経緯があるわけですけれども、統一ということで、交渉会派を維持するということになったことについて、知事としてのご所見を伺えればと思います。

知 事

 先般、政和会の方が来られて、現在、協議をしているという話がありました。その際に、統一の理念については、方向性で従来の社民党の会派の皆さん方の理念で共有できるところがあるということと、それから、県議会で言うと民主が第1会派、自民が第2会派ですが、民主、自民だけでない第3極が必要であるという2つの理由は当然そういう理由もあるであろうということで申し上げました。ですから、県議会の中で、5人以上だと特別の取扱いがありますので、その中で、議員の皆さん方が判断されることですから、そのことはそういう形で受け止めたわけですけれども、会派として、第3極として、今後それにふさわしい活動をしていただくよう期待を申し上げておきました。

記 者

 今まで政和会に関しては、知事も選挙の時に応援なさったりしている経緯があると思います。政治的にも以前の県競馬組合への融資の時にも、唯一初めから支援しているのですが、社民党はその立場を異にする場面が多々あったというふうに思うのですけれども、知事を支える会派としての政和会が今まであって、今回、統一になるということで、知事として何か期待する部分の変化というのはありますか。

知 事

 県議会の中でそういう第3極があるということが、県議会での議論を多様化するということではないでしょうか。
 それから、社民党の政策とどういう形で理念を共有されるか、これは議員の皆さん方の判断ですから、これはこれでむしろそういう理念を大いに強調されて、県議会で存在感を示していただきたいと期待しています。

広聴広報課

 他になければ、以上で記者会見を終わらせていただきます。  




次の定例記者会見は9月16日(金)の予定です。


  
                  (作成:広聴広報課)