知事記者会見記録

(平成17年5月9日 10時31分〜10時54分)


広聴広報課

 ただいまから記者会見を行います。             
 最初に知事からの発表事項があります。
 その後、幹事社さんの進行によりまして、皆様方からのご質問にお答えする形で進めさせていただきますので、よろしくお願いします。
 それでは、知事、お願いします。  

知 事

 おはようございます。私の方から岩手県企業局がちょうど今年で創立50周年を迎えますので、その記念事業を実施することとしていますので、その内容について発表します。
 お手元に資料が配付されていると思いますが、趣旨は企業局が昭和30年10月に電力局として発足して以来、県の公営企業の一翼を担ってきたわけですが、今年の10月でちょうど50周年という節目の時期を迎えますので、これまで企業局が果たしてきた役割を県民の皆さん方にご理解をいただく機会とし、そしてまた今後につなげていくということで記念事業を実施するものです。内容としては、記念イベントを開催したり、地域への貢献活動、記念式典の開催、記念誌の発行、こういったものを予定していますが、記念イベントにつきましては発電所施設の見学会などを予定していまして、小学生を対象としたものと、一般の方を対象としたものとそれぞれ企画をしています。説明を小学生向けなどに非常にわかりやすくしたり、工夫をしたいと思っています。
 地域貢献活動につきましては、水源涵養や環境保全ということを目的で県内で行われる植樹活動への苗木提供を行いたいと考えています。今年度は22地区の植樹活動を対象とする予定としています。これから県内各地域でちょうどこういう緑のグリーンシーズですので、そこへの提供ということです。
 それから、記念式典は10月11日に、盛岡市内のホテルで開催予定ということとしています。
 あと記念誌等についてはそこに書いているとおりですので、ご参照いただければと思います。
 私の方からの発表事項は以上です。 

広聴広報課

 以上で知事からの発表を終わります。
 以降の進行につきましては幹事社さんにお願いします。
 それでは、よろしくお願いします。

幹事社

 本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意がありませんので、各社から質問があればお願いいたします。 

記 者

 岩手競馬に関してなのですけれども、今シーズン1カ月が経ちました。売上げですが、昨年に比べると13%減の39億円ということなのですが、まず第1点目、一月たっての売上げというものをどのように捉えていらっしゃるかという点です。
 第2点目としては、1年間の目標というものがあるのですが、それを達成するためにどのような今後対策をとっていかれるかということを改めてお願いいたします。

知 事

 競馬の関係です。売上げですけれども、1カ月の状況を見ていまして、対前年よりは減る予想をしていました。特に県外のテレトラックでの発売、例えば十和田などで非常に落ち込んでいます。県内については、そこそこの売上げになっているところもあるのですけれども、特に県外のテレトラックでの売上げが非常に落ち込んでいるということで、これは大変懸念される状況ですので、特にそうした売上げが大幅に落ち込んでいるところの営業活動を強化したいと思っています。昨年度末に競馬継続について様々な議論がありまして、予算等県議会で随分審議をしていただきました。そういったことがあって、特に県外について、営業活動にやはり遅れをとっていたことは否めません。ですから、特にそうした県外での営業活動を強化したいと思いますし、来週から盛岡で開催になるわけですけれども、特に県内のファンの皆さん方の掘起こしといったようなことを今後引き続きやっていかなければいけないと思っています。
 入場人員については、それなりの人員が確保されていますし、それから1カ月間見て、それぞれの地域での強弱なども出てきていますので、そういったことをよく分析して今後の売上げ増に結びつけていければと思っています。ばん馬大会などに随分大勢の皆さん方が集まっていただいたりとか、これから時期、時期にいろいろなイベントも計画していますけれども、そうしたイベントなどについてもさらに工夫が加えられないかどうか検討していきたいと思っています。
 それから、勝ち馬投票券の売上げの増以外の例えばテレトラックの売却、賃貸などの交渉等も継続的に進めていますので、それについてはいろいろ問合わせもありますけれども、引き続き鋭意やっていきたいと思っています。

記 者

 それに関連してなのですが、イベントにも工夫が加えられないかということですが、具体的にどのような対応を……

知 事

 新たなイベントの開催ができるかどうかとか、お客さんに好評なものはもう一回やれないかとか、1カ月やっていろいろ反応も出てきていますので、よく考えて今後のイベントなども考えていく必要があるのではないかと思っています。とにかくやはり本場に来てもらうのが一番大事だと思うのです。関連の施設等に足を運んでいただくのが今の段階では大変大事だと思います。インターネット発売などまだ具体的に手がついていませんので、やはり足を運んでもらう必要がありますので、できるだけ話題性のあるようなものを考えられないかどうか、どういうファン層で、どういう人たちがそういうものに来ているのか、1カ月間見ていてある程度つかめているところもあるようですから、そういったものを今後どういうふうに展開していくのかいろいろ検討を加えていく必要があるのではないかと思っています。

記 者

 その競馬に関連してなのですけれども、今おっしゃられたのが足を運んでもらうということなのですが、昨年度までの傾向を見ていますと客は来ていても1人当たりの単価は低いというのが問題にあがっていましたけれども、それに対しては何か考えられていることはあるのでしょうか。

知 事

 単価はそれぞれの皆さん方の購買意欲、本人、本人の気持ちにかかるところですから、具体的な購入金額については、今年は新しい馬券の勝ち馬投票券の種類を増やす準備もまだできていませんから、すべて来年からになっていますので、今ある仕組みの中でどれだけのことがやれるかということが中心になってくるのだろうと思います。そうすると、少し昨年よりもお客さんの数が増えていますけれども、やはりそういった離れていった人たちをできるだけまず増やしていくということがやはり一番大事なことではないかなと思います。そこが一番基本ではないかと思います。
 それから、あとは新しいファン層の開拓です。離れていった人たちを呼び戻す、それから新しいファン層を開拓するというところが基礎にあって、その上で魅力あるレースだとか、それから勝ち馬投票券の種類を3連単とか、3連複の導入ですとかにつながってくるのではないかと思います。ただ単にお客さんの数を増やすだけではなくて、それぞれ今おっしゃったように購入金額を増やしていくだとか、それ以外のイベントでのことを考えたりとか、それからテレトラックの売却、賃貸といったことも考える必要があります。とにかく一月やってみて、そこで見られる傾向をよくまた分析して来週から今度は盛岡開催の方につなげていければと思っています。

記 者

 先週、紫波の方で山林火災がありまして、8年前にも起きたところがまた焼けてしまったということで、かなり関わっている人たちは落ち込んでいると思うのですけれども、これについての何か対策等々考えられていましたか。

知 事

 ちょうど今お話があったように、平成9年にあったところで、まだ木が6年生から8年生ぐらいで、余り育っていないところがまた同じような被害に遭っているような形になります。まず、所有者の皆さん方にいろいろ調査し、意向を確認する必要があると思いますから、そういったところから始めていきたいと思っています。土砂がああいった地域で流れて、またそういった災害を引き起こしたりといったようなことがないように、いずれにしても緑を取り戻さなくてはいけないわけで、再植林していかなければならないのですけれども、保険に加入している人たちがどのくらいいるかとか、どういった制度が適用になるのかといったようなことをこれから詰めていかなければならないと思うので、まずそういったことから始めていきたいと思います。玉山も同じなのですけれども、玉山の方は面積はかなり限られていますけれども、紫波の方が2度、ダブルで被害に遭っているので、余計そういった森林所有者の人たちの意向確認とか、それから現状把握がまず大事だと思いますから、5月いっぱいそれに当たりたいと思っています。

記 者

 県立病院移転後の跡地についてお伺いします。平成20年度開院予定の北上と花巻厚生病院の統合病院の跡地なのですけれども、いずれも中心部にありまして、移転後は中心市街地の活性化の観点から見ても大きな問題になると思います。財政難の折、地元の自治体が買収したり、あるいは医療局単独で維持することも難しいと思うのですけれども、県として何らかの対策は考えているのかという点と、いつ頃までにその跡地利用の目途を立てるのか、もし現時点でお考えがあればお聞かせください。

知 事

 今の段階ではちょっと何とも言えないです。どういうふうに地元の自治体が考えるかだと思います。まず地元の自治体で跡地利用をどう考えるかが一番優先されるのだろうと思いますけれども、跡地ですから有効活用をできるだけされるようにしていくのが原則だと思いますが、今のこの時点で、あの地域で地元ないし医療局を含めてどういう考えであるのか、ちょっと把握していません。地元自治体からご要望が寄せられているのかどうか、ちょっとまだわからないです。私自身も直接まだ具体的な話はお伺いしていませんので、ちょっとわかりかねます。

記 者

 火事の話に戻ります。ちょっと細かい話なのですが、当日火事があった時に高速自動車道が通行止めになりまして、それに並行する盛岡和賀線も通行止めになりました。県のホームページでは、道路災害情報のページがあって、そこに緊急通行規制情報というページがあるのですが、このページは県民にせっかく情報伝達手段があるので知らせるべきだと思うのですが、この日は情報が載っていなくて、盛岡地区の最終更新日時は3月8日でストップしたままになっていました。どこまで大きな影響があるかというのは今からちょっとわかりかねますけれども、せっかく広報手段があったのにも関わらず、そういう情報の伝達がいま一つうまくいっていなかったという実態があったのですけれども、これについての知事の考えとか、もし対策どうとるべきだったかというお考えがあればお聞かせください。

知 事

 ちょっとそれは今初めて聞いたので、もし3月8日の更新で最後であれば、せっかく今お話があったような、緊急時ですから、できるだけ早くそういったもので交通規制の状況等をお伝えすべきですから、そこは反省点ですね。どういうふうな状況だったのか、県の組織でいえば県土整備部の方で担当しているのだと思うのですが、そちらの方に聞いて、次に何かこういったような場合があった時に情報伝達として生かせるようなやり方を考えたいと思います。

記 者

 この前、JR西日本でご存じのとおり大事故が起きまして、北側大臣が新型のATSを設置してはどうかという話が出ているわけなのですけれども、岩手としては三鉄及びIGRを抱えて、県としてはどのように対応していきたいかと考えているかをお聞かせください。

知 事

 列車の運行について、安全第一で当たっていかなければならないわけで、従来から県が関わっています鉄道については安全を第一にしてやってきておりますが、今回のこの事故を契機としてもう一度その点を会社全体として徹底をし、確認をしています。今お話になりました新型のATSですね、ATS−Pの設置をどういうふうにするかは国土交通省の方で区間とか、それから場所を決めてこれから具体的に考えていかれるようですから、私どもは今現有の施設の中で安全最優先にしてやっていますし、それに則って今後もしっかりとやっていきたいと思います。国土交通省の方でそういった安全性の観点から、また新たなそういう設置の基準等をつくられるのであれば、それを十分に見た上で対策を考えていきたいと思っています。
 昨日のテレビを見ておりましたら、対象区間などを明確にした上でそうした新型のATSを設置をするところをもっと増やしていくようなお考えのようですけれども、まだ具体的にどういう方向で考えておられるのか、これから具体論を詰めていかれるのだろうと思いますから、間違いなく鉄道事業者の方にいろいろな情報が来ると思いますけれども、私どももそういった今回の事故を契機とした国の方針については十分に注視していきたいと思っています。

記 者

 市町村合併、新しい新法が施行されて1カ月経ちましたけれども、まだ総務省の方から指針とかは示されていないのですけれども、知事が合併協議会の設置を勧告できるということが新法の中であるのですけれども、知事のこれに対するスタンスというのをちょっとお聞かせしてほしいのと、あと1点、岩手競馬のことに関して売上げが13%減ということについては、知事は予想の範囲内だったのでしょうか、それとも悪いなという感じだったのでしょうか、もう一度お聞かせください。

知 事

 まず、市町村合併の方ですけれども、この対応については総務省の指針もあると思いますし、それからあと県内の地元の市町村、特に、町村の皆さん方との意見交換などもこれから行っていかなければならないと思っていまして、県としてどういうスタンスでこれに対応するか、検討中という段階です。しばらく検討に時間がかかると思います。
 それから、勧告ですけれども、これはなかなか微妙なところでして、今の法律に書いている勧告がどれだけ効果があるのかという話もありますし、そもそも論があるのですが、今のところ、これについてはニュートラルですね。いい方向につながっていくのであれば考える必要もあるのかと思いますけれども、余り強権を振りかざすのも確かに問題はありますし、やはりそういった勧告が必要な条件というのもあると思うのです。一概に否定するものではありませんけれども、法律の規定によって勧告しても、さらにそれから先に進めるかどうかというところも問題がありますし、よく慎重に考えなければいけないなと思います。ただ、総体としては、特に合併を指向している町村などで相手との状況が難しい時に、県がやはりもっと積極的に関わっていく必要があるのではないかと、これは前から申し上げているところですけれども、そういう思いもありますので、その新法の中での合併について県がどういう形で取り組んでいくかはよく考えていきたいと思います。
 それから、競馬の売上げのところですが、できるだけ売上げが増えることを期待していますし、299 億円の売上げを達成する目標にしているのですが、それを期待していますし、是非そこに持っていきたいと思います。月別にどうだということまでは事前にそれこそ考えているわけではありませんので、いずれにしても初めの1カ月でいろいろな競馬についての議論があった直後の1カ月なので、営業活動はこれから展開するつもりですが、まず1カ月の結果を冷静に受け止めて、それでよく分析して次につなげていくことが今は大事ではないかなと思っています。

広聴広報課

 他になければ、以上で記者会見を終わらせていただきます。  




次の定例記者会見は5月16日(月)の予定です。


  
                  (作成:広聴広報課)